4×4×4







惨劇から少し経ち、怪獣達も段々と会話が弾むようになって来た。



機龍「そういえば、俺達案外共通点が多いよな。例えばあそこのゴジラ組とか、君達モスラ組とか。」
「‐」モスラ『そうですわね。あと、次世代組もありますわ。』
スペース「それに、ゴジラ族だけに絞っても7人だ。いくら同族でも、この数は多すぎるな。」
「‐」バラン『ふっ、どうやら私だけが場違いな様相だな。』
機龍「でもまぁ、冷静年長組って事で大丈夫だと思うよ。今の俺も厳密にはゴジラって言えないし、バランだけよそ者にするのは嫌だしな。」
「‐」バラン『心配要らん。不用と罵られる事なぞ昔からずっとだ。だが・・・その気遣い、感謝するぞ。』



Jr.「メカゴジラにスペースゴジラ・・・でも俺、本当にゴジラを名乗っていいのかな・・・」
チャイルド『じゅにあさん、ぼくも「ごじら」だけど、ちょっとまえにやっとねっせんをだせるようになったくらいなんだ。だから、じゅにあさんは「ごじら」だとおもうよ。』
Jr.「えっ・・・?」
「‐」ゴジラ『お前、おれよりとししたなのに、何か感じがちがうんだよな。こう、なんて言うか・・・そう、「おーら」がちがうかんじ。』
チャイルド『じゅにあさん、きっとつらいことがいっぱいあったからだよね・・・?』
Jr.「・・・死ぬような思いなら、何度もして来たよ。だけど父さんはいつだって凄くて、強くて。だから、余計にそう思うんだろうな。」
「‐」ゴジラ『気にすんな、お前はお前なんだ。しばられる事なんてねぇ。そんだけりっぱなんだから、むねはって「俺はゴジラだ!」って、言えばいいんだ。』
Jr.「俺も、ゴジラ・・・」
チャイルド『とうちゃん、なんだかかっこいい・・・!』
「‐」ゴジラ『なんだよチャイルド、そのいつもはかっこよくねぇみたいな言い方。』
Jr.「いや・・・別の世界にもこんな立派なゴジラがいたんだって、思いました。本当に、ありがとうございます。」
「‐」ゴジラ『まぁ、おれのともだちのことばだけどな。早くいちにんまえになれるように、がんばれよ。』
チャイルド『がんばって~!』
Jr.「・・・はい!」



シン「ねぇねぇ、こんなにモスラ族がいるんだから、あたしとレオとモスラ、それにイシュで四姉妹とかやってみない?」
レオ「それ、面白そうです!是非やりましょう!」
イシュタル「じゃあ、わたしは四女!」
レオ「私が三女、ですね。」
「‐」モスラ『では、わたくしは次女ですわね。』
シン「あたしはもちろん長女で決まり!これで『絶対無敵最強可憐美女姉妹』の完成ね~!!」
レオ「あの、シンさん。それ、やけに長くないですか?」
シン「まぁまぁ、気にしないで♪と言うか、ほんとにあたし達って似てると思うのよ。ほら、例えばモスラって髪がイシュと、服の色のイメージがあたしに似てると思うわ。」
「‐」モスラ『そちらの親子と半分ずつ似ているなんて、本当に姉妹みたいですわね。』
イシュタル「あっ、そういえばさっきJr.に聞いたんだけど、レオって様々な形態に変化出来るんだよね?」
レオ「うん。基本は『鎧・エターナル』なんだけど、じゃあまずは『グリーン』で・・・」
イシュタル「か、髪の色が緑に変わった!」
シン「いいな~、あたしもやりたいな~!」
「‐」モスラ『ふふっ、形態変化が出来るのは、レオだけではなくってよ♪わたくしは「アクア」体になりますわ!』
イシュタル「羽衣が青色になった~!すご~い!」
シン「コスチュームチェンジみたい!こっちも可愛い~っ!!」
レオ「流石ですね、モスラさん。なら今度は『レインボー』で・・・!」
「‐」モスラ『わたくしも次は「ファイヤー」体ですわ!』
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好釦