史上最大のラジオ番組「ゴジラジオ」! in京都
「‐」モスラ『さて、盛り上がって来たところでそろそろ東京の会場との中継の時間になりましたわ。もうじきすれば・・・』
志真『・・・京都のゴジラさーん?薬は注射より飲むのに限るの、ゴジラさ~ん?』
「‐」ゴジラ『おっ、しまか!おーい!』
志真『繋がったな。おい、ゴジラ!そっちはどうだ?』
「‐」ゴジラ『いつもみたいにやれてるぜ。ってか、おれちゅうしゃの方がにがてなんだけど・・・』
「‐」モスラ『もう、立派な父親が言う台詞ではありませんわよ?遥、人間側の盛り上がりはどうですか?』
遥『何だか変なお悩み相談みたいなのが多いけど・・・こっちも盛り上がってるよ。その様子なら、怪獣側も盛り上がってるみたいね。』
「‐」バラン『一つ爆破予告を思わせる不穏な御便りは有ったが、私達が居る以上は問題は無いで有ろう。』
瞬『お前達の方は毎回、何かしらのトラブルが起こるな・・・』
「‐」ゴジラ『なぁなぁ、聞いてくれよ!こっちはまず・・・』
バァン!
ブラウニー「ケー!!
よお、モスラ一族にトカゲ二匹。あのお便りがイタズラだとでも思ったか?だから約束通り来てやったぞ!」
「‐」ゴジラ『デスギドラのフランキーだな、お前!やるってならあいてになるぞ!』
ブラウニー「がくっ!・・・ブラウニーだ!このバカトカゲが!今年はオレ、誕生!20周年!だってのに、どいつもこいつもそれを忘れて騒ぎやがって!ケー!ムカつく!」
「‐」バラン『其れが此の愚行の本当の理由だな?実に自己中心的な理由だ。』
「‐」モスラ『それに、貴方みたいな本当はゲル状でマグマでスライムみたいなギドラモドキより、レオやイシュタル、お姫サマことセラフィのメモリアルイヤーの方がいいに決まってますわ。』
「‐」ゴジラ『えっ、お前そんなにぐちゃぐちゃなのか?』
ブラウニー「うるさい!なんかむず痒くなる名前ばかり出しやがって・・・!とにかくここでお前らを燃やして、今日をオレ様記念日にしてやる!」
「‐」モスラ『言いたい事はそれだけですのね?カウントダウンも近いですから、さっさとやられて下さいな?』
「‐」バラン『私に向かってトカゲと言う罵倒を浴びせた事を、冥土の底で侘び続けるのだな!』
「‐」ゴジラ『いくぜ!バラン、モスラ!』
ブラウニー「かかって来い!ケー! 」
同刻、鍵島・・・
バラゴン『あっ、そこのサムライさん。ハロウィーンは終わりましたよ~?』
???「・・・」
バラゴン『・・・うーん、だんまりさんか~。まあいいや、俺っちはバラゴン。貴方の名前は?』
???「・・・ゴジラ。」
バラゴン『おおっ!新しいゴジラさんか~!こりゃゴジラさんもよろこ・・・って、どっちもゴジラさんか。なんかややこしいなぁ・・・なんかあだ名とか無かったですか?』
???「・・・レジェンドと呼ぶ者もいる。」
バラゴンーーレジェンド、「伝説」って意味だね。
確かに背も凄い高いし、背中に背負ってる超長い刀も似合ってるし、伝説って名前にも納得がいくかっこ良さだな~。
は~あっ、俺っちもあれぐらい背があれば・・・
レジェ「・・・?」
バラゴン『・・・あっ、すみません。じゃあこれからはレジェンドさん、って呼びますね。それで、Youは何をしにここへ?』
レジェ「・・・ムートーの駆逐。」
バラゴン『ム、ムートン?』
レジェ「・・・」
バラゴン『えっ、あっ!行かないで下さいって!冗談で言ったわけじゃないですから・・・』
レジェ「・・・」
バラゴン『と、とりあえずそのムートーってのは知らないですけど、この島にも貴方と同じゴジラがいるんですよ。』
レジェ「!」
バラゴン『今は野暮用でいないですけど、そのゴジラの息子みたいな感じの子もいて・・・もし起きてたら、ちょっとだけ相手して欲しいんです。お願い・・・できますか?』
レジェ「・・・案内を頼む。」