ゴジラ7・7‐怪獣軍団、都会へ行く!‐







そして、遂に怪獣界の者達が帰る時がやって来た。
彼らは行きに到着した時と同じ、林の前の野原で光の柱が来るのを待ちつつ、最後の最後まで会話を続ける。



「‐」モスラ『今日はわたくし達の世界に来て下さって、ありがとうございました!シン!イシュタル!次はレオ親子も一緒ですわよ!』
シン「もちろん!その時は絶対!みんなで『古都』を回るんだから!」
フェアリー『フェアリモ、ゼッタイマタ来ルカラネ~!』
イシュタル「ねぇねぇ!わたし、遥もモスラ姉妹に入れちゃおうって思うんだけど~!」
「‐」モスラ『わたくしは反対致しませんわよ♪それでは、ごきげんよう~!』



チャイルド『らどんにいちゃん・・・つぎ、いつあえる?』
ラドン「それは僕も分からないけど・・・僕だって、チャイルドにまた会いたいって気持ちは君に負けないくらいなんだよ。だから、僕達は絶対会えるよ!」
バラゴン『じゃあ、指切りしたらどうかな~?そうしたら神様が早く会わせてくれるかもしれないよ~。』
チャイルド『うんっ!ゆ~びきりげんまん!うそついたらはりせんぼんの~ますっ!』
ラドン「ゆび、きった!バラゴンさん、ありがとうございました!またお会いしましょう!あと、じゃあね!チャイルド!」
バラゴン『また来てね~!』
チャイルド『じゃあね~っ!らどんにいちゃ~んっ!!』



ラゴス・ゴジラ「もうちょっといたいけど、そろそろアニキが寂しがってる頃だし、帰るかぁ・・・」
「‐」ゴジラ『かえったらスペゴジに、きょうの事をたくさん話してくれよ!』
ラゴス・ゴジラ「モチのロンだぜ!瞬の事を知ったらアニキ、絶対人間を好きになってくれる!バランもそう思うよな!」
「‐」バラン『然うだな。只、御前の話力で何処まで伝わるかが疑問だが。』
僧バラン「本当に同志はその瞬なる人間を好いているのだな。志真の言う通りだ。」
「‐」バラン『う、五月蝿い!矢張り、同志としての資格は剥奪した方が良いか!』
僧バラン「口が滑っただけだ。そういきり立つな。ところで、先程言っていた『この世界で出会った同志』がいるとは本当なのか?」
「‐」バラン『事実だ。名はアンバー。我々とは多少違う進化をした、白い雌のバランだ。』
僧バラン「雌?つまり、おなごのバランと言う事なのか!?それは会いたくて仕方がないぞ!」
ラゴス・ゴジラ「おぉ!じゃあ、前にラゴス島で会ったバランを入れて、バラン兄弟が出来る日も近いな!」
「‐」バラン『然う言う事だ・・・又会おう。同志よ。』
僧バラン「もちろんだとも!それではチャイルド親子に同志よ!達者でな!」
ラゴス・ゴジラ「次は絶対、アニキも連れて来るからな~!じゃあな~!」
「‐」ゴジラ『あぁ!おれ、ずっとまってるから!また来てくれよ~!』
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好釦