各異世界概説

‐本シリーズ独自設定‐



・「招待」

本シリーズにおける、異世界の怪獣達による交流の事。
大まかな流れは招待主達が開催する世界・場所・メンバーを決め、「招待」状を参加メンバーに送って参加の有無を決めた後、開催日に指定の場所に集合して「光の柱」と称される、招待主が作った次元を超えるエレベーターで開催世界へ向かい、指定の時間まで交流を楽しんだ後、エレベーターで元の世界に帰還する・・・と言うもの。
一応参加は自由だが、「招待」の目的によっては絶対参加になる場合もあり、開催世界の怪獣には当然ながらエレベーターは無いので、自力で開催場所に向かう必要がある。
また、開催世界出身の怪獣なら「招待」されていなくとも参加は可能。
ただし「招待」終了後も異世界に留まる、勝手に異世界に行くなどの不正行為があった場合は対象者は直ちに元の世界に送還され、当分の間「招待」されないペナルティがある他、度合いによっては時空間の修復の為にその世界自体が「招待」に参加出来なくなる事もある。
「招待」と言う形にしているのも、時空間の崩壊を防ぐ為。



・招待主

名の通り、「招待」を行う者達。
その誰もが三次元の遥か上層に存在する「高次元領域」から全ての異世界を俯瞰(ふかん)し、自在に次元干渉を行える超然的な存在であり、異世界の怪獣達の事情に異常なまでに精通している。
基本的に「招待」の動向を見守っているだけだが、時に「招待」に介入したり、「招待」と関係ない場で怪獣に助けの手を差し伸べる場合もある。
メンバーは一切不明だが、各世界から最低一人は選ばれているとされ、招待主の正体を知ったとしても罰は無いが、基本的に他言厳禁。
「招待」を行う目的も未だ判明していないものの、そのどれもが怪獣達にとって何かしらプラスに働いている点は共通している。



・モスラ姉妹

第一弾の際にシン・インファント・モスラが考案した、異世界モスラ一族連合の通称。
正式名称は「絶対無敵最強可憐美女モスラ姉妹」(命名者・シン)。
「招待」参加済みの女性モスラ一族達を姉妹として見なしているのが特徴で、義理ながらどのメンバーもそれぞれが本当の姉妹のように接している。
姉妹の順位は大体が年功序列だが、最年長のシン(140歳)より上の者はシンのさじ加減と姉妹達の協議によって決まっている。
また、男性のモスラ一族はアジマの発案で「メンズ組」として、別に分けられている。
更に「特別顧問」として、ハルナのパートナーである妃羽菜遥がいる。発案者はレオ。


現在の姉妹順

長女・アイレナ(「人」)
次女・「VS」モスラ(「人」)
三女・アロナ(「UW」)
四女・シン(「怪」)
五女・ハルナ(「‐」)
六女・レオ(「人」)
七女・チハヤ(「UW」)
八女・セラフィ(「獣」)
九女・イシュタル(「怪」)
十女・アジゴ(「人」)

「メンズ組」一覧
バトラ(「人」)
最珠羅(「人」)
アジマ(「人」)
ヒタム(「UW」)



・「同志」の集い

第五弾頃から存在する観念で、モスラ姉妹と同様の異世界のバラン一族の連合名。
メンバーは「‐」バラン、護国バラン、僧バラン、アンバー、フレア、シナト。
名前の由来は第二弾ラストで「‐」バランと護国バランがお互いを「同志」と呼び合ったからで、今もメンバー間で「同志」と呼び合う事がある。
全バラン一族の集結が「‐」バランの悲願であり、番外編3ラストで描かれた怪獣界の地球での「招待」にて、全員集合が実現した。



・人類撲滅同盟

第五弾にて触れられた、人間嫌いの怪獣達が結成した同盟。
メンバーは「VS」ゴジラ、スペースゴジラ・ラゴス・キング、ゴジラ・レッド、「‐」バラン。
だが、人間好きのゴジラ達が即座に結成した「反人類撲滅同盟」の存在、メンバーに信頼している人間やお目付け役がいる事から今や形骸化しているが、メンバーとしてはまだ現役扱いであり、人間嫌いな怪獣に関連させて単語だけが使われる事がある。



・悪しき怪獣達

各異世界の悪役(ヴィラン)怪獣達が結託した組織の総称。
「KAIJU」の本拠地である異世界・アンティヴァースを拠点にし、代表者として数名が組織を統括している。
全体的に個人主義気味・自分勝手なメンバーが多いのと、各々が自分の欲望・目的を満たす為に行動している都合で組織としてのまとまりは薄いが、利害の一致や信頼関係によっては「DG連合」のように徒党を組む事があり、最終的な目的は「ある存在」を現世に降臨させる事らしい。
その過程や目的の為に怪獣や人間が巻き込まれる事も少なくなく、第六弾以降は「招待」への介入・妨害も増加している事もあって、招待主及び怪獣達にとって看過出来ない存在となっている。
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好釦