怪獣島のど自慢大会、開催!
その後、「‐」ゴジラとバトラの場外乱闘騒動を経て、いよいよ結果発表となった。
ジラのライブアンコール、バランの愛歌(ラブソング)とが続き、一番盛り上がる筈のこのタイミングですっかりやる気を削がれているメガギラスだったが、司会だけは全うしようと、何とか結果発表に移る。
メガギラス「さ、さて、歌は気にするなと言うようなプログラムも一部あったが・・・今回のベスト・オブ・のど自慢の発表だ!」
ゴロザウルス「今回は予想不可能だな・・・まぁ、スペースかジラってのが妥当か。」
チャイルド『ぜったい、とうちゃんだよ!』
ラドン「そうだね、チャイルド。でも、Jr.さんとバルのデュエットも凄かったし・・・」
マンダ「全ては、神のみぞ知ると言うわけじゃ。」
呉爾羅「勝つのは俺達の怪獣マーチだ!」
ジラ『悪いけど、アンコールを貰った僕だって負けないよ!』
メガギラス「今回のベスト・オブ・のど自慢は~っ!トオッ!バランだ!」
呉爾羅・ジラ「『え、ええっ!?』」
バラン「おお、拙僧か!いやいや、天晴れ!」
呉爾羅「なんでだよ!あんなガサガサする歌しか歌ってないのに!」
メガギラス「それはだな・・・乱入と言う演出と、あえて読経でのど自慢に挑むと言うチャレンジ精神、そして一般投票が判断材料だ・・・すまないが、苦情は受けられない。」
呉爾羅「えぇ~っ!」
バルグザーダン「しょうがないさ。バランの愛歌、地味に良かったし。」
メガギラス――はぁ、実はその場のノリで決めたなんて言えねぇ・・・
投票も同数でバラン選手とジラ選手が並んでいたが、俺のレゾン・デートル(存在意義)を奪った、あのライブを許すわけにはいかないからな・・・!
ラゴス・ゴジラ「今回は自信あったんだけどな。残念だぜ。」
スペース「だが、バランが全て奪って行った感はあった以上仕方ないな。」
メガギラス「ちなみに、場外乱闘をした君達二人は失格だ!」
「‐」ゴジラ『そ、そんな・・・』
バトラ「な、なんだと!」
「VS」ゴジラ「そもそもお前、歌ってないだろ。」
バトラ「それはお前が邪魔したからだろうが!」
機龍「優勝は逃しちゃったか。やっぱり、ロード全13章を歌った方が良かったかな?」
Jr.「いやいや、そんな事されたらのど自慢大会の時間が潰れるって・・・」
ジラ『あんなに盛り上がったのに、悔しい!次こそ、「お魚天国」で優勝してやるからね!』
ラゴス・ゴジラ「・・・あっ!そろそろ移動した方がいいよな、アニキ?」
スペース「そうだな・・・お前達、これから連れて行きたい場所がある。オレとゴジラに着いて来てくれ。」
「‐」ゴジラ『分かった。いくぞ、チャイルド。』
チャイルド『うん!』
ラドン「僕とバルも、一緒に着いていくね。マンダさん、ゴロー、それじゃあここで。」
ゴロザウルス「おう!乱闘さえしないでくれたら、いつでも大歓迎だ。次会えるのを、楽しみに待ってるぜ!」
マンダ「良い旅をの。」