怪獣島のど自慢大会、開催!




呉爾羅「くぅ~、ちょっと気分が・・・んっ?」
ラゴス・ゴジラ「ど、どうしたんだよ、あんた。」
Jr.「喧嘩腰になるのはいけませんよ、バトラさん!」
「‐」ゴジラ『・・・よくわからないけど、そのたいどはよくないぞ。』
バトラ「外野は黙ってろ!って言うかお前、ゴジラの癖にビビってんのかよ?」
「‐」ゴジラ『おれ、なにもしてないのに・・・』
スペース「何を怒っているのかは分からんが、落ち着け。」
ジラ『バイオレンスなのは駄目!もっとクールに、落ち着いて!』
バトラ「だから、外野は・・・!」
「‐」ゴジラ『・・・でも、「ゴジラのくせに」ってことば、なんかはらが立つ。』
バトラ「だったらなんだよ?」
「‐」ゴジラ『・・・お前とけっとう、する!』



そう言うやバトラと「‐」ゴジラは舞台裏を後にし、林の中へと消えて行った。
それから間も無く、林の木々がなぎ倒される音がひっきりなしに聞こえ、段々と遠ざかって行く。



メガギラス「これは心に染みる曲だった!最後に感動的なものを聞かせて貰ったぞ~!これぞa new legend!a new hero!」


「VS」ゴジラ――・・・後ろが騒がしいな。


メガギラス「さて、そろそろベスト・オブ・のど自慢を・・・」
ラゴス・ゴジラ「おい、大変だ!」
「VS」ゴジラ「どうした?」
ラゴス・ゴジラ「バトラってのと、チャイルドパパが決闘を始めたんだよ!」
「VS」ゴジラ「なっ?」
機龍「なんでも、バトラはあのゴジラがなでなでして貰ったのが許せない・・・だって。」
「VS」ゴジラ「な、なでなで?」
スペース「と言うわけだ、抜けた二人を連れて来るまで、結果発表は待ってくれ!」
メガギラス「えっ・・・わ、分かったが・・・早めに頼むぞ?」
「VS」ゴジラ「あの過保護野郎が・・・!」
ラゴス・ゴジラ「いこう、アニキ!」
スペース「ああ。」
呉爾羅「お、俺も行く!」



突然の結果発表の中断に、会場は再びざわめき立った。
「VS」ゴジラ、ラゴス・ゴジラ、スペース、呉爾羅が今なお全てを破壊する二人を追い、残りの選手が舞台裏から出て来る。



バラン「どうも変な空気になって来たな・・・」
ラドン「さっきゴジラ、チャイルドのパパって言ってたような・・・」
チャイルド『えっ、とうちゃん!?』



バルグザーダン「待たせてる間、どうする?」
Jr.「ずっと静かなのも、村人の不安を煽るだけですし・・・」
ジラ『じゃあ、その間にアンコールしないかい?みんなも聞きたいだろ!僕の歌!』
村人「「「お、おー!!」」」
ジラ『それじゃあ歌うのは、「We're All TO Blame」!』






(以降、第三弾17ページまでと同じ展開です。)
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好釦