怪獣島のど自慢大会、開催!




メガギラス「さっ・・・さて、心がなんだか清くなった所で、次に行ってみようー!」



「VS」ゴジラ「18番、『地上の星』だ。」



バラン「さてと。もう最後のようだが、拙僧も見学させて貰うかな。」
チャイルド『ねぇねぇ、おじさんもばらんさんなの?」
バラン「せ、拙僧はまだ25だぞ、坊や。それより、なんでそんな事を?」
チャイルド『ぼくがいたところにも、ばらんさんがいるんだ。でも、ぜんぜんちがうね。』
バラン「世界は広いからな。それにしても同族がまだいるなんて、嬉しいなぁ。」
ゴロザウルス「そういえばあんた、どうしてまたいきなり?」
バラン「まぁ、シンの出産祝いと、故郷が恋しくなったからかな。何十年振りに故郷に帰るって岩屋の民に言ったら、一斉に止められてな。そりゃもう、岩屋村が拙僧の故郷みたいなもんだから、説得するの大変だったんだぞ?」


ゴロザウルス――だからあんたは、本当の故郷で陰薄なんだよな・・・



「VS」ゴジラ「燕よ、地上の星は~、今何処に、あるのだろう~・・・」



バトラ「うっ・・・いつの間にか気絶してた思ったら・・・あっ、あいつのせいだな!しかも歌ってやがるし!ほんと古臭いのしか歌わねぇよな、あいつ。」
「‐」ゴジラ『まぁいいじゃん。あっ、そういえばバトラって、レオのお父さんなんだっけ?』
バトラ「そりゃ、当たり前だけどよ・・・それがどうした?」
「‐」ゴジラ『いや、レオママにあたまをなでなでされたんだけど・・・いつもああなのか?』
バトラ「・・・はぁ!?お前今、なんてった!?」
「‐」ゴジラ『いや、レオママにあたまなでなでされたんだけど・・・」


バトラ――頭なでなで、だとぉ!!
俺も最近やって貰ってないのに、なんで会ったばっかのこいつがやって貰ってんだよ!?
くぅ~、この野郎っ!
俺とレオ以外に、頭なでなでされるなんて・・・絶対許さねぇ!



妻への溺れるまでの愛から、バトラは心の中で渦巻く嫉妬の思いを眼光に込め、それを「‐」ゴジラに向ける。



バトラ「・・・おい、俺と決闘しろ。」
「‐」ゴジラ『けっとう?』
バトラ「俺とバトルしろって事だ!モスラになでなでして貰ったなんて、モスラとレオが許しても俺はお前を許さねぇ!」
「‐」ゴジラ『な、なんでだよ。おれだって、びっくりして・・・』
バトラ「うるせぇ!いいから来いよ、軟弱野郎!」
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好釦