小説
14:41
「『空想』と言う名の、ビッグバン!」
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今日はバレンタインですが、僕には無関係なので全く無視して(笑)、先週公開した「GENOCIDE」の解説やらフォローやら諸々を、ひたすらに書いて行きます。
ですがあまりに長くなり過ぎたので、今日は執筆の経緯や作品自体の解説と、「‐」シリーズ・「GREATEST」関係のキャラについて書く事とし、「G」クロキャラや小ネタ関係については次回にしようと思います(汗)
本編を読まれた事前提で書くのと、あれから多少加筆修正をしていますので、既に読まれた方もなるべく先に本編を読まれてから、あと長文が大丈夫な位時間の余裕がある時に、下に進んで下さい。
まず、本作を書いた経緯諸々を。
本作は昨年の「ゴジラ-1.0」公開前、何かアブジェ界隈と結び付けた小説を書けないか考えていまして、その時は茶番SSSくらいの規模で考えていたのですが、公開前日に「アブジェ界隈で「マイナス」と言えば、「-1」をかけて死者蘇生をやったレリックだろう!」と、「「-(マイナス)」って「‐(ハイフン)」と読めるよね?」と思い付き、「‐」シリーズとレリックを軸にした、復活怪獣軍団との戦いを描く作品にする事にしました。
ですが、流石にオリジナルの「‐」シリーズの世界に、宇多瀬編10周年記念作品「龍神」にて安らかに「殺された」レリックを出すのは無理があるので、「GREATEST」世界(平行同位体)のレリックが同世界を襲う・・・と言う展開にし、必然的に「GREATEST」の続編になるのならと、「G」クロのあれこれも多種多様に盛り込む事に。
ちょうど世界観を共有する「擬人怪獣シリーズ」の影響によって、「GREATEST」世界は時空間の境界がゆるゆるになっている・・・と言うこじつけが出来たので、バガン降臨や「G」クロキャラの客演にあまり無理の無い状況が作れましたし(後述の通りそれによる問題は幾つか発生しましたが)。
更に本作の切欠になった「ゴジラ-1.0」よりマイゴジを登場させる事で、「ゴジラ-1.0」の最速二次創作作品をも目指し、とにかく早く書き終わる・取捨選択をきちんとする目的から、「書きたい所だけ書いて繋ぎ合わせて公開する」手法を「ダイジェスト」と名付け、密かに書き進めていました。
・・・が、色々あったり取捨選択がちゃんと出来なかった結果、結局完成まで約三ヶ月掛かってしまい、「ゴジラ-1.0」公開記念としては今更感が出たり、「アブジェ15周年非公式記念作品第二弾」とするつもりが「「G」クロ15周年非公式作品」になったりしてしまいました。
どうもスランプ中の僕は、作品の完成が見えてブーストが掛かるまでダラダラとしてしまう悪癖がありまして・・・加えて、新登場の怪獣達の鳴き声を新たに考えたり、登場済怪獣の鳴き声をコピペするのに時間を取られた、と言う点もあるのはあります。
ただ、後述のように完成が遅れた事で盛り込めた・プラスに働いた点も様々あったり、久々に20ページクラスの中編小説、しかも何ページかは最大文字数4000文字カツカツのボリュームで書けたりしましたので、一概に悪かったとも言えない所もあるのですが。
ほぼ全てのページに何かしらのサプライズ要素を入れるように心掛けたものの、最大のサプライズの一つである鳳朱夏からいきなりゴジラへの「応援」をするように言われた場面は、驚いたか流石に呆れたかもしれませんが・・・約1ページ使ってゴジラへの声援(エール)と言う名のパワーアップを描いたくらいに、このシーンは本作において重要であり、皆様の中で本作や「超ゴジラ」と言う存在を特別にして貰いたいと言う思いや、今まで「‐」シリーズや「G」クロを応援して下さった皆様への感謝を込め、皆様の存在そのものが「勝利の鍵」になる・・・と言うシチュエーションを、賛否覚悟で取り入れました。
要は劇中で朱夏が言っている通り、「プリキュア映画のミラクルライト」「ヒーローショーの観客の声援」と全く同じです。「応援上映」も入るでしょうか。
ちなみに「ダイジェスト版」としていますが、本編の行間を補完した完成版を書く事は恐らくありませんf^_^
志真達は東京湾の何処にいるんだとか、スマホが普及していない約10年前にどうやってグループ通話をしているんだとか、「G」クロキャラ達はどう言う経緯でバガン一斉攻撃時に合流したんだとか・・・正直、あえて展開を省略する事で無理やり成立させている所が幾つかありますので(汗)
このような問題点も少なくありませんが、僕としては「GUARDIAN」以来の「やりきった」感の強い大作、以前から書きたいと思っていたとにかく沢山怪獣が出て来る「大怪獣バトル」な作品を書けましたし、作品の勢い・熱さやエンタメ・オールスター要素なら「GREATEST」にも負けないものが出来たと思っていて、意外と自信作だったりします。
何より、「G」クロ・「ゴジラ-1.0」へのリスペクトや「‐」シリーズの総決算が出来た点でも、「書いて良かった」と本当に思えた作品です(^^ゞ
なお、「G」クロ世界における本作の時事列ですが・・・
・「龍神」での「G」クロ世界のレリックの最期を、反物質世界を介して「GREATEST」世界のレリック(バガン)が観測。ジェノサイドゲームを実行に移す。
↓
AWACS編第六章内作品「The ending of a hero」でパレッタ達が地球を去った直後、反物質世界でバガンが行動を起こした事をチェリィが察知。パレッタには黙って、反物質世界から「GREATEST」世界へ行く。
↓
パレッタが隼薙(アーク)・弦義、それとナースデッセイ号をダシに巻き込まれる形で一樹と共に「ディメンション・タイド」を使い、反物質世界からチェリィを追う。朱夏の「因果」により、無事「GREATEST」世界に到着。
↓
瞬の願望の具現化により、各「G」クロキャラ達が自分の意思で「GREATEST」世界へ乱入。朱雀は颯霊剣の導きで、魏怒羅は華墨編第六章で呉爾羅(白夜)との決着を終えて黄天と分離し、最珠羅・婆羅護吽と共に「G」の宇宙を去る(予定)、その最中で半ば巻き込まれた形。
↓
バガンを倒し、各キャラ帰還。数日後に「The ending of a hero」ラストページと繋がる。
・・・と言う感じ、でしょうか?整合性はかなぐり捨て、とにかく出したいキャラを出しましたのでf^_^
一応各キャラは超未来編をベースにしているものの、未来編のキャラのソウ・ネウがいたり、「龍神」で消滅したガラテアが銀河と一緒にいたり、ヤマト・ハワード(ネクスト)はいつの時代から来たのかはっきりしない状態だったりしますが、どう言う事なのかは・・・ご想像にお任せします(汗)
あと、バガン(レリック)が「バガンとしての姿は五次元以上の存在を、その世界にとって最も合理的な姿として観測した結果」、と語っていますが、これは「龍神」において「次元の狭間を通過するのに最も合理的な姿」としてアニゴジギドラの姿でレリックが顕現した理屈と同じで、以前アブジェ男組でリモート飲み会をした際に宇多瀬さんが「「G」の宇宙ではギドラとして顕現しただけで、別の世界ではその世界にとって最も合理的なまた別の姿として顕現するかもしれない」、と話していたのを聞き、「『GREATEST』世界ではバガンが、反物質世界ではモスラが最も合理的な姿だった」、と解釈して採用したものです。
他で例えれば、華墨編に登場する異世界よりの存在である魏怒羅達がこれに当てはまり、本家で言えば「ゴジラSP」での「『破滅』と言う特異点が『ゴジラ』と言う形となった」、と言う設定も殆ど同じです。
ここからは、各キャラ・怪獣について色々と書いて行きます。
◇「‐」シリーズ
・志真、ゴジラ(超ゴジラ)
「GREATEST」ではレン・ガメラとのW主役扱いでしたが、本作では正真正銘の主人公にしました。
彼らが主人公だったからこそ、マイゴジとの共闘や声援(エール)と言う「力」からの超ゴジラ登場がスルリと行けました(^^)d
改めて、どちらも主人公らしさが出せたかと。
また、「全てを超越した」事を視覚的に表す為に超ゴジラの咆哮と、超ゴジラ化時の志真・ゴジラの叫びは、あえて文字サイズを大きくしてみました。
超ゴジラ自体はゴジラファンならもはや説明不用だと思いますが、バガンと同じサイズに超巨大化し、天上で激しい肉弾戦を繰り広げる展開は「トランスフォーマー スーパーリンク」での巨大オメガグランドコンボイVSユニクロンの(俗に言う「大きさの概念を取り払うのだ」)、超越放射熱線は「ふたりはプリキュア MaxHeart」仕様のキュアブラック・ホワイトが放つ天下の宝刀「プリキュア・マーブルスクリュー・マックス」のイメージです。
・瞬、バラン
本作最大のサプライズの一つ・ラゴウの艦長になってアイヴィラを倒したり、「G」クロキャラを引っ張り出す要因を作ったりと、瞬は名脇役と言えますね。
その分、バランはヒジュラスが相手だったのもあって単独撃破が出来ずしまいと、やや割を食っている所はありますが・・・擬人怪獣シリーズではお馴染みのアンバーを交えてのトライアングル要素が出せたり、以前やりたかったと書いた「氷菓」コラボがさりげなく実現したりと、影薄では無かったと信じています・・・!
なお、終盤で瞬がラゴウからむささびに乗り換えていますが、これは緊急時の為にラゴウの甲板下の格納スペースにむささびを格納しており、バガンの元にワープ後にむささびで再出撃し、バランと合流した・・・と言う流れでイメージしています。要は東映ワープです(笑)
・遥、モスラ、小美人
黄龍(ガイア)が再登場するならと四神関係者達より黄龍と絡んでいたり、怪獣達の「心」を取り戻す事を願ったり・・・と、遥の正統派ヒロインムーブは相変わらず。
ガイアとの絡みは本作で絶対にやりたかったシチュエーションの一つなので、黄龍が遥の説得で「ガイア」となってバガンに立ち向かうシーンは、本作随一のお気に入りシーンですね。
モスラも形態変化を使いこなしてカマソッソを単独撃破したりと、「‐」モスラらしい活躍をさせられました。
ちなみに小美人は終始遥の側にいるように見えますが、インファント島から「結晶」を通じて会話している設定です(これは「勾玉」を使って遠くから会話している巫子達も同じ)。
・チャイルド、バラゴン
出番は短いながら、怪獣体としては凄く久々の登場で、「ゴジラ5・5」繋がりで当てたラゴネークと力を合わせて立ち向かう・・・と言うシチュは、正しく「‐」シリーズらしい場面に出来たと思います。
惜しむらくは、ゴジラと一緒のシーンが書け(ねじ込め)なかった事でしょうか(エールは送りましたが)。
・ラドン兄弟
再生怪獣軍団を登場させると決めた時、真っ先に動向及び活躍が決まった二体です。
最初は敵の手先として暴れるも、自我を取り戻して味方になり、最後まで活躍する・・・黄龍(ガイア)と並んで、王道の復活劇ですね。
恐らく原典では因縁のあるメガギラス達との対決に加え、僕色に染め上げた(?)ラドンであるクリムゾンラドンも再登場&大活躍させられましたし、ラドン兄弟がただの対戦怪獣では無い事もあり、「‐」怪獣復活勢の代表に出来ました。
ちなみに、いち早く「心」を取り戻した理由は・・・特に考えていません。「決して絆を諦めない」結果とでも(汗)
ただ、ラドン兄弟が「心」を取り戻した事が遥の願望に繋がる、と言う流れは展開として良かったかと思います。
・東、西、イース、ウェイス
東・西は下記の南野の存在もあって、相変わらずな役回りと言う感じですが(笑)、不意に思い付いたイース・ウェイスのニューヨークでのキングギドラ一派との戦闘突入は、少ない出番ながら良かったと思います。
「インゲージ(交戦)」や「FOX2(ミサイル発射)」の台詞は、Aさんに書いて頂いた短編「アメリカの空~2人の空戦~」から引用しています・・・またAさんご本人は恥ずかしがってそうですがf^_^
・悟藤雪菜、南野みなみ、北大路
ラゴウと共に「‐」シリーズの先出し要素にして、サプライズの一つ・・・になる予定だった面々。
北大路はともかく、雪菜・南野は「シン・婆羅陀魏CCCP」で先に出す事になってしまい、混乱を招いてしまいましたが・・・ようやく、ちゃんとした先行登場となりました。
恐らく察した方もいらっしゃる通り、瞬・東・西トリオのライバル・そっくりポジションのキャラで、瞬の自衛隊員としてのライバルとして「大阪出身の女特佐」を出す事は「‐」シリーズを構想した頃から決めており、「雪菜」と言う名前も「(一)瞬」と意味合いが似た「刹那」から採っています。
ですが東・西ポジのキャラがなかなか決まらず、双子の姉妹→二種類のAIを経て、見て分かる「凸凹コンビ」として、正反対な長身の若い女性・低身の老人男性のコンビにする事にしました。
結果的に北大路のキャラモデルが現状作れない事を除けば(汗)、個性としても被らない良いトリオになったかと思います。
名前は「東・西」に対抗して「南・北」を名字に入れる事にし、「南野みなみ」は偶然回文が浮かんだので凄く久々に直感で決めた名前、「北大路」は当然「アイカツ!」のさくらちゃん・・・ではなく(笑)、同名の京都の地名と北大路欣也さんが頭によぎった事から名付けました。ちなみに、本名はあえて決めていません。
また、北大路の口癖「~ぞい」は最近念願のソフト化がされて話題になった伝説のアニメ「星のカービィ」のデデデ大王の、南野の口癖の「お許し下さい雪菜様!」はこれまた伝説のアニメ「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー」にて、スタースクリームがニューリーダー病をかました挙げ句にメガトロンに許しを乞う最早コントじみた流れの台詞(そして「この愚か者めが!」と言いながら毎回許してくれる慈愛大帝)、「お許し下さいメガトロン様!」が元ネタです(笑)
またまた伝説の某アニメの台詞「ボルガ博士、お許し下さい!」の方ではありませんし(笑)、南野はニューリーダー病に一切かかっていないむしろ忠臣なのですが。
あと、途中で雪菜がラゴウの艦長になる展開がありますが・・・これは「ゴジラ8」の今後の展開をお楽しみに!(いつ?)
・ラゴウ
そんなこんなで、「‐」シリーズの「登場怪獣・兵器」にずっとページがあったり、名前なら何度か出していながらずっと登場出来ずにいた超兵器・ラゴウが、満を持して遂に登場。
東宝特撮で言う所の轟天号枠として、でももろ轟天号では無いギリギリ現代科学を逸脱しない超兵器を・・・と言う事で、「巨大な竜の舟」としました。
主砲代わりの「‐」シリーズでのメーサー兵器解禁は勿論の事、最も特徴的な兵器と言える「竜鱗(ミサイル)斉射」は、「東京SOS」にてゴジラ目掛けて発射された長距離ミサイルの煙が空を埋めて行く・・・と言うシーンが印象に残っていて、あのシーンからインスパイアを得て「空を埋め尽くす程のミサイルの一斉発射」を、メーサーと並ぶ独自の必殺兵器としてみました。
見栄えも良いと思いますし、数で押すと言うか120発も撃てば、ただのミサイルでも怪獣相手の必殺技になり得るかなぁ・・・と。
昔の僕のイマジネーションが残した、「‐」シリーズらしいオリジナリティ要素だと思います。
ちなみに、「惑星大戦争」に似たデザインの「大魔艦」が出ていますが、構想当時「惑星大戦争」は見ていませんし、図鑑などで存在は知っていましたが僕あるあるの「自然に似た」でもなく、「竜を模した舟」と言うコンセプトは一貫していた記憶があります。
また、レン・紀子がラゴウと聞いて「ミカドロイド」「ガルファ皇帝のペット」と返していますが、実はガルファ皇帝のペット(GEAR戦士電童)の方のラゴウが、名前の元だったりします。実際「電童」のラゴウは手強い中ボスポジで、電童のパワーアップ要素の超獣皇・輝刃の誕生要因にして輝刃に初めてやられた相手なのも相まって、名前と共に印象に残る強キャラでした。
あと、OVA「新海底軍艦」で登場する轟天号は「ラ(羅)號」と呼ばれていますが・・・これは本当に偶然です。「ラ『號』作戰」として設定には取り入れましたが。
イラストも描いていた筈ですが、場所を失念したので新たにイラストを描くか、元絵が見付かり次第公開したいと思います。
・「‐」ゲストキャラ達
最初はシリーズ中最も印象的なゲストキャラで、真っ先にゴジラを応援するであろう「ゴジラ6」の切也だけ出す予定でしたが、本作が「‐」シリーズの総決算なのもあり、「ゴジラ3」で死亡したブリューを除いて、各作品からメジャーなゲストキャラを全員出す事にしました。
まぁ「ゴジラ1」の浜隊員や「ゴジラ4」のチャイルドを生み出した研究員など、誰が覚えているんだ?と思うキャラもいますが(汗)、場違いでは無いと思います・・・一応。
ちなみに、この研究員に最初名前を考えようとも思いましたが、名無しの方が逆に印象に残ると思ったのと、単純に浮かばなかったので止めました(笑)
名前が付いて、モブキャラからサブヒロインの鑑に見事昇格した潤さんとかもいるのはいるのですが・・・東・西の本名のように、気が向いたら何処かで名前が付く可能性は無きにしも、です。
・再生「‐」怪獣軍団、ヒジュラス
「‐」シリーズオリジナル怪獣代表であるプレシオルは今回、ダガーラと海怪獣対決をさせてみました。少しだけながら、マンダVSリバースジグラとは違う海の対決をさせられたと思います。
スタンガは「電磁」繋がりで瀬上・・・ではなく、その瀬上に執着するプレデター凌と当てました。即やられてしまうまさにかませ犬ですが、すぐに浮かんだ対戦カードです。
メガギラス・メガニューラ・メガヌロンは前述通り、恐らく因縁のあるラドン兄弟と対決。ニューラ・ヌロンは完全にやられ役ですが、メガギラスはラドン兄弟と大怪獣空中戦をさせたりと、高速怪獣としてのメンツは保てたかと。
ラゴネークも前述通り。多分あのまま倒され、チャイルド&バラゴンの初勝ち星になった・・・いや、こいつはセコい怪獣なのでもしかしたら逃げおおしたかも・・・?
ギドラ一族は「N波」設定もあり、外国に出張させました。宇宙最強の種族と言う設定もあって「KAIJU」+「G」クロゲストの二枠を使い、更にそれぞれ・・・
キングギドラ→「怪獣大戦争」で設定のみ破壊したアメリカへ。似て非なる魏怒羅と、電撃繋がりでガバラ(タダシ)と対決。
カイザーギドラ→ダイコー(ガンQ)の出身地のロシアに行かせ、デビュー年が同じ2004年のネクストとバッティング。
クィーンギドラ→シュガ(ゲハラ)の出身地の中国を舞台にし、群れを率いる女王繋がりでレギオン達と、ギドラ一族に設定上メタを張れる瀬上を起用。
・・・と、人選にも拘ってみました。
さりげなく、キングギドラにグランドギドラのトリプルトルネードを使わせています。
アイヴィラは最初からラゴウ(瞬)に倒させる、と決めていました。「ゴジラ7・5」ではゴジラ・バランと共同で倒しましたが、今度は人類と自身の叡智を持って倒す事で、ラゴウ及び瞬の強さが出せたと思います。
ヒジュラスは・・・「Varan's bonds」以来怪獣体で出せた事と、怪獣体でバラン・アンバーとのトライアングルが描けた事以外、特に書く事がありません(汗)
まだ時事列的に擬人怪獣シリーズで出て来てすぐの頃なので(初登場の「Give me」が2013年春頃)、「実は復活怪獣と戦っていました」、と言った「敵の敵は味方」展開もやりにくいですし・・・一応ドルゴ・ネブラ・レギオンと共に本作では貴重な、再生怪獣では無い純粋に「GREATEST」世界に生息している怪獣なのですが。
なお、遥の願望が具現化してからは全ての再生怪獣達が全員「心」を取り戻していますが、それでも結局は暴れる選択肢を取ったので駆逐した、と言う感じです。
あと、「ゴジラ4」のレグチュアは厳密にはロボット怪獣であり、「ゴジラ6」のアンギラス・三魔獣は「擬人怪獣シリーズ」で既に復活している都合、「ゴジラ0」のディラ及びディラハルコンは四神勢との兼ね合いから現時点では繋がりをボカす為、登場を見送りました。
アンギラス達は最初は「従者」達と戦わせる構想もありましたし、登場見送りも擬人怪獣シリーズとの整合性による泣く泣くな所が強いので、何とかその擬人怪獣シリーズ辺りでフォローがしたいですね。
◇「GREATEST」
・憐太郎、紀子、ガメラ
前作「GREATEST」では主役ポジだった玄武組ですが、今回は脇役に。
一応末裔のソウと共演したり、クモンガとの因縁再びだったり、レンとバイラスの共演が出来たり、ガメラに簡易「ウルティメイト・プラズマ」こと「アルティメット・プラズマ」を使わせたりと、そこそこ見せ場は与えられたと思います。
ちなみにガメラに限らず、今回の四神勢はアンバーを除いて「裏設定として『GREATEST』世界にて覚醒の切欠となった『始まりの怪獣』」と、それぞれで異なるシチュエーションで戦わせ、必ず新技を使わせるようにしています。
・穂野香、アンバー
唯一新技を使わず、怪獣撃破もしていない・・・にも関わらず、多分四神勢で一番目立っていたと思われる白虎組。
そもそも本作は怪獣をひたすら叩きのめす話ですが、ヒジュラスを倒すのは擬人怪獣シリーズとの兼ね合いで不可能、後述のドルゴは個人的に倒したくない・・・と言う思惑から、差別化や緩急を付ける意味でも「倒さない枠」にする事にしました。「ウルトラマンギンガS」の映画「超決戦!ウルトラ10勇士」のコスモスみたいな感じですね。
それによって結果的に台詞や出番が増えただけでなく、前作で黄龍を安らかに倒した時のような、すっきりとした展開に出来たと思います。「婆羅陀魏グラフティー」以外で、穂野香とバラン・ヒジュラスとの絡みも描けましたし。
ただ、役回りの都合アンバーは「始まりの怪獣」となったジャイガーとまた戦えず状態になったので(「GALE」冒頭の回想で対峙したのみ、本編では隼薙バランとしてバトル)、何処かで対戦カードを組ませたいですね・・・やるとしたら、擬人怪獣シリーズ?
・樹、ギャオス
「異色」枠ですがすっかり馴染んで来た感のある、朱雀組。
今回は「始まりの怪獣」となっているある意味同族のジーダスと、前作で戦ったフォライド両方を相手するローンバトルとなった事で、他と比べると苦戦気味にはなりましたが、不利だからこその逆転劇を見せられたと思います。
ギャオスとジーダスは「GUARDIAN」で出現した繋がりもあり、本編でジーダスが暴れていた福岡を舞台にしました。
なお、前作で言う「お邪魔枠」だった亨平は今回唯一未登場ですが、阿蘇山から来たメガヌロン・メガニューラを駆逐させる構想はありました。自衛隊員としての彼の姿を見せる為にも、無理矢理にでも入れれば良かったかな・・・と少し後悔しています。
・ジュリア、マンダ
存在している事自体がスパロボ補正感のある、青龍組。
今回は「始まりの怪獣」となっているジグラのリバース版と、前作のプレシオル戦とはまた違う「海上戦」を繰り広げたり、新技の「マンダアタックパート2」を出させたりしましたが・・・四神勢で一番パートが少ない事もあり、一番地味だったかもしれませんf^_^
ちなみにジュリアが大島にいたのは「84ゴジラ」繋がりで、「マンダアタックパート2」は仮面ライダー電王ソードフォームの「俺の必殺技Part2」が元ネタです。
・黄龍(ガイア)
ラドン兄弟と共に真っ先に再登場を思い付いた、「GREATEST」の続編ならば避ける訳にはいかない、本作での「これがやりたかった!」ポイントの高い所です。
バガンに素で攻撃出来る数少ない存在で(基本的に「「理」を外れた存在」による攻撃、もしくはその攻撃に融合させる事でしかバガンにダメージを与えられないと言う設定)、少しながら「四神の長」として四神と共にバガンに攻撃したり、「破壊の波動」を反物質のブラックホールで無効化したりと、終始活躍させられましたし、遥との邂逅はドラマ面でもエモーショナルにしてくれました。
明確に味方になった事を示す為、味方になってからは真名の「ガイア」表記にしています。
・・・ただ、これにより本名が同じ「G」クロキャラ・蒲生凱吾は登場を見送る事にしたのですが。まぁ「ゴジラジオ」にはちょろっと出してはいますし、「Next「G」」の睦海二部作で言う翼みたいな処置だと割り切って下さい!(汗)
あと、四神一斉攻撃のシーンでは唯一飛べないマンダもガイアの力で空を飛んでいるイメージです。何処ぞのグラードンのようにはなっていませんので(笑)
・マジロス、フォライド、アリブンタ
厳密にはマジロス・フォライドは「Next「G」」怪獣ですが、「GREATEST」の因縁で登場しているのでこちらに。
マジロスは最初弥彦村に登場させ、「Next「G」」前編の意向返しとして「the After 「G」」Ver.健のシエルブリットでぶっ飛ばす予定でしたが、よくよく考えたら「the After 「G」」は「アイスクリーム シンドローム」の続き・・・と言うか「GREATEST」世界の健の物語としている都合、まだ健が高校生なので残念ながら却下。
代わりに、かつてMonster Rさんがモバゲーに載せていた小説で「マジロスが関西出身」と言う設定があったので、大阪・天王寺に出現させました。
余談ながら「Next「G」」前編でマジロスが大阪から弥彦村に向かっていた(大阪からの震源)のも、これが由来だったり・・・つまりは念願の大阪上陸、と言うわけですね。
フォライドは最初従者ラドンと戦わせようと思っていましたが、空中戦ならラドン兄弟とメガギラスがやっているので、被らせない為にジーダスと組ませてギャオスと戦わせる事に。
アリブンタは対戦相手のギロン・・・と言うかアキが伊賀流忍者の家系にあるので伊賀を襲わせた、ぐらいしか特記事項が無いのですが(汗)、カフカ(イフ)に瞬殺された前作よりは暴れさせられましたし、そう言えば「ウルトラマンA」でアリブンタを操っていたのは「ギロン人」で、「GREATEST」でアリブンタを出したら後年「ウルトラファイトビクトリー」で登場し、以降ニュージェネウルトラシリーズの新たなレギュラー超獣になったのは驚いた・・・あら、特記事項意外とありましたねf^_^
ちなみに前述のギロン人や、アリブンタと同じ経緯でニュージェネウルトラシリーズの常連になったラゴンを含めた、「GREATEST」の怪人達は・・・単純に忘れていました(汗)
まぁ、巨大にもなれるギロン人・ラゴンはともかく、コウモリ人間が巨大化した所で普通に自衛隊で倒せそうですが・・・えっ?それなら亨平に倒させろ?
・クモンガ軍団、ドルゴ、ジーダス、ジグラ
今回の四神の対戦怪獣達。
前述通り、ドルゴ以外は四神・巫子にとって「始まりの怪獣」であり、多少アレンジを入れています。
クモンガは「G」クロ・「GREATEST」両方でガメラと戦ったのは昭和版と言う事で、今回は「ゴジラSP」版を採用。
とにかく数と種類が多かった事を活用して、一対多と言う絵面としては圧倒的不利な状況にしました。
まぁ、「インドラの矢」やら「アルティメット・プラズマ」でまとめてやられる光景しか書いていないので、脅威度は低いかもしれませんが・・・この辺りのしっかりとした描写はAWACS編第六章内作品「Hunt Locker」にご期待下さい!(汗)
ジーダス自体は何の変化もありませんが、フォライドと組ませて狡猾さを強調しました。ある意味生みの親のギャオスに牙を剥く、とシチュも善玉の四神ギャオスだからこそ出来るかもしれませんね。
ジグラは「G」クロに昭和版を出す予定があるので、「ガメラリバース」版を採用。リバース版のデザインでは一番好きで、マンダとの海上戦はノリノリで書きました(^^)d
ちなみにこの際のジグラのアクションは、何か参考になる質の高い海上戦が無いものかと考えて即座に浮かんだ、「ウルトラマンメビウス」のアリゲラ回のシーウィンガーを参考にしました。
「ツブイマ」に入っている事もあって視聴は容易でしたし、改めて見直すとイサナ隊長のキャラも相まって、シーウィンガーはこの回だけの登場なのが本当に勿体無いくらいの素敵メカですし(必殺武器がスペシウム「トライデント」なのもグッド!)、アリゲラもAさんがネクストの相手として起用したのも頷きまくる位、非常に魅力的な怪獣なんですよねぇ・・・
ドルゴは「ウルトラマンブレーザー」の怪獣で、たまには現行作品に乗っかってみる感じで起用しました・・・今となっては、そう言えるかは微妙な所ですが。
ただそれを差し置いても、ドルゴはブレーザー怪獣で最も好きな怪獣でして・・・「怪獣は大自然の化身であり、畏れ敬うもの」、と言う解釈が大好物な僕にとって「山の神」と呼ばれ、舞台になった村で崇められており、人間のせいで暴れ、最終的に「安らかに眠らせる」事となった、メトシェラやドダイトスを彷彿とさせる四足歩行怪獣・・・と言うか結末以外はバランイズム満々のドルゴの事を、好きにならない訳が無く・・・!
なのでドルゴ登場は早い内から決め、「倒さない枠」と原典を尊重してドルゴは倒さずに眠らせる事とし、そうした役回りが一番似合って尚且つ「バラン」であるアンバーを当てました。
穂野香にも巫子の中で唯一、劇中のアンリ隊員よろしく・・・と言うかほぼ同じアクティブな活躍をさせられましたし。
原典では秋田県だったのを地理的な都合で香川県に変えはしましたが、ドルゴが暴れていた「霧乃山」は一応原典の地名が元ネタですし、メガショットが付いていない事以外は本作の中でも丁寧にオマージュが出来たかと思います(^^ゞ
・ネブラ
もはや当サイトではお馴染み?傑作特撮怪獣人形時代劇「狭霧の國」より登場の、令和のバランな首長竜怪獣。
以前「擬人怪獣シリーズ」の「怪獣今昔物語集」内短編「Varan's Fog」に登場させた事から、存在を示唆する形で登場させました。
スカルデビルは本編で口から出していた強力な息吹(ブレス)で倒したイメージですが、怒ると気性が荒くなる習性があるので、とても見せられないくらいにボコボコのズタズタにした可能性もありだったり・・・
本作でネブラの事が気になりましたら、是非「Varan's Fog」を読む・・・いや、出来るなら是非是非「狭霧の國」本編をご覧になって下さい(^^ゞ
そう言うわけで、今日はここまでです。読んで下さり、ありがとうございましたm(_ _)m
続きはまた次回の日記にて・・・
「『空想』と言う名の、ビッグバン!」
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今日はバレンタインですが、僕には無関係なので全く無視して(笑)、先週公開した「GENOCIDE」の解説やらフォローやら諸々を、ひたすらに書いて行きます。
ですがあまりに長くなり過ぎたので、今日は執筆の経緯や作品自体の解説と、「‐」シリーズ・「GREATEST」関係のキャラについて書く事とし、「G」クロキャラや小ネタ関係については次回にしようと思います(汗)
本編を読まれた事前提で書くのと、あれから多少加筆修正をしていますので、既に読まれた方もなるべく先に本編を読まれてから、あと長文が大丈夫な位時間の余裕がある時に、下に進んで下さい。
まず、本作を書いた経緯諸々を。
本作は昨年の「ゴジラ-1.0」公開前、何かアブジェ界隈と結び付けた小説を書けないか考えていまして、その時は茶番SSSくらいの規模で考えていたのですが、公開前日に「アブジェ界隈で「マイナス」と言えば、「-1」をかけて死者蘇生をやったレリックだろう!」と、「「-(マイナス)」って「‐(ハイフン)」と読めるよね?」と思い付き、「‐」シリーズとレリックを軸にした、復活怪獣軍団との戦いを描く作品にする事にしました。
ですが、流石にオリジナルの「‐」シリーズの世界に、宇多瀬編10周年記念作品「龍神」にて安らかに「殺された」レリックを出すのは無理があるので、「GREATEST」世界(平行同位体)のレリックが同世界を襲う・・・と言う展開にし、必然的に「GREATEST」の続編になるのならと、「G」クロのあれこれも多種多様に盛り込む事に。
ちょうど世界観を共有する「擬人怪獣シリーズ」の影響によって、「GREATEST」世界は時空間の境界がゆるゆるになっている・・・と言うこじつけが出来たので、バガン降臨や「G」クロキャラの客演にあまり無理の無い状況が作れましたし(後述の通りそれによる問題は幾つか発生しましたが)。
更に本作の切欠になった「ゴジラ-1.0」よりマイゴジを登場させる事で、「ゴジラ-1.0」の最速二次創作作品をも目指し、とにかく早く書き終わる・取捨選択をきちんとする目的から、「書きたい所だけ書いて繋ぎ合わせて公開する」手法を「ダイジェスト」と名付け、密かに書き進めていました。
・・・が、色々あったり取捨選択がちゃんと出来なかった結果、結局完成まで約三ヶ月掛かってしまい、「ゴジラ-1.0」公開記念としては今更感が出たり、「アブジェ15周年非公式記念作品第二弾」とするつもりが「「G」クロ15周年非公式作品」になったりしてしまいました。
どうもスランプ中の僕は、作品の完成が見えてブーストが掛かるまでダラダラとしてしまう悪癖がありまして・・・加えて、新登場の怪獣達の鳴き声を新たに考えたり、登場済怪獣の鳴き声をコピペするのに時間を取られた、と言う点もあるのはあります。
ただ、後述のように完成が遅れた事で盛り込めた・プラスに働いた点も様々あったり、久々に20ページクラスの中編小説、しかも何ページかは最大文字数4000文字カツカツのボリュームで書けたりしましたので、一概に悪かったとも言えない所もあるのですが。
ほぼ全てのページに何かしらのサプライズ要素を入れるように心掛けたものの、最大のサプライズの一つである鳳朱夏からいきなりゴジラへの「応援」をするように言われた場面は、驚いたか流石に呆れたかもしれませんが・・・約1ページ使ってゴジラへの声援(エール)と言う名のパワーアップを描いたくらいに、このシーンは本作において重要であり、皆様の中で本作や「超ゴジラ」と言う存在を特別にして貰いたいと言う思いや、今まで「‐」シリーズや「G」クロを応援して下さった皆様への感謝を込め、皆様の存在そのものが「勝利の鍵」になる・・・と言うシチュエーションを、賛否覚悟で取り入れました。
要は劇中で朱夏が言っている通り、「プリキュア映画のミラクルライト」「ヒーローショーの観客の声援」と全く同じです。「応援上映」も入るでしょうか。
ちなみに「ダイジェスト版」としていますが、本編の行間を補完した完成版を書く事は恐らくありませんf^_^
志真達は東京湾の何処にいるんだとか、スマホが普及していない約10年前にどうやってグループ通話をしているんだとか、「G」クロキャラ達はどう言う経緯でバガン一斉攻撃時に合流したんだとか・・・正直、あえて展開を省略する事で無理やり成立させている所が幾つかありますので(汗)
このような問題点も少なくありませんが、僕としては「GUARDIAN」以来の「やりきった」感の強い大作、以前から書きたいと思っていたとにかく沢山怪獣が出て来る「大怪獣バトル」な作品を書けましたし、作品の勢い・熱さやエンタメ・オールスター要素なら「GREATEST」にも負けないものが出来たと思っていて、意外と自信作だったりします。
何より、「G」クロ・「ゴジラ-1.0」へのリスペクトや「‐」シリーズの総決算が出来た点でも、「書いて良かった」と本当に思えた作品です(^^ゞ
なお、「G」クロ世界における本作の時事列ですが・・・
・「龍神」での「G」クロ世界のレリックの最期を、反物質世界を介して「GREATEST」世界のレリック(バガン)が観測。ジェノサイドゲームを実行に移す。
↓
AWACS編第六章内作品「The ending of a hero」でパレッタ達が地球を去った直後、反物質世界でバガンが行動を起こした事をチェリィが察知。パレッタには黙って、反物質世界から「GREATEST」世界へ行く。
↓
パレッタが隼薙(アーク)・弦義、それとナースデッセイ号をダシに巻き込まれる形で一樹と共に「ディメンション・タイド」を使い、反物質世界からチェリィを追う。朱夏の「因果」により、無事「GREATEST」世界に到着。
↓
瞬の願望の具現化により、各「G」クロキャラ達が自分の意思で「GREATEST」世界へ乱入。朱雀は颯霊剣の導きで、魏怒羅は華墨編第六章で呉爾羅(白夜)との決着を終えて黄天と分離し、最珠羅・婆羅護吽と共に「G」の宇宙を去る(予定)、その最中で半ば巻き込まれた形。
↓
バガンを倒し、各キャラ帰還。数日後に「The ending of a hero」ラストページと繋がる。
・・・と言う感じ、でしょうか?整合性はかなぐり捨て、とにかく出したいキャラを出しましたのでf^_^
一応各キャラは超未来編をベースにしているものの、未来編のキャラのソウ・ネウがいたり、「龍神」で消滅したガラテアが銀河と一緒にいたり、ヤマト・ハワード(ネクスト)はいつの時代から来たのかはっきりしない状態だったりしますが、どう言う事なのかは・・・ご想像にお任せします(汗)
あと、バガン(レリック)が「バガンとしての姿は五次元以上の存在を、その世界にとって最も合理的な姿として観測した結果」、と語っていますが、これは「龍神」において「次元の狭間を通過するのに最も合理的な姿」としてアニゴジギドラの姿でレリックが顕現した理屈と同じで、以前アブジェ男組でリモート飲み会をした際に宇多瀬さんが「「G」の宇宙ではギドラとして顕現しただけで、別の世界ではその世界にとって最も合理的なまた別の姿として顕現するかもしれない」、と話していたのを聞き、「『GREATEST』世界ではバガンが、反物質世界ではモスラが最も合理的な姿だった」、と解釈して採用したものです。
他で例えれば、華墨編に登場する異世界よりの存在である魏怒羅達がこれに当てはまり、本家で言えば「ゴジラSP」での「『破滅』と言う特異点が『ゴジラ』と言う形となった」、と言う設定も殆ど同じです。
ここからは、各キャラ・怪獣について色々と書いて行きます。
◇「‐」シリーズ
・志真、ゴジラ(超ゴジラ)
「GREATEST」ではレン・ガメラとのW主役扱いでしたが、本作では正真正銘の主人公にしました。
彼らが主人公だったからこそ、マイゴジとの共闘や声援(エール)と言う「力」からの超ゴジラ登場がスルリと行けました(^^)d
改めて、どちらも主人公らしさが出せたかと。
また、「全てを超越した」事を視覚的に表す為に超ゴジラの咆哮と、超ゴジラ化時の志真・ゴジラの叫びは、あえて文字サイズを大きくしてみました。
超ゴジラ自体はゴジラファンならもはや説明不用だと思いますが、バガンと同じサイズに超巨大化し、天上で激しい肉弾戦を繰り広げる展開は「トランスフォーマー スーパーリンク」での巨大オメガグランドコンボイVSユニクロンの(俗に言う「大きさの概念を取り払うのだ」)、超越放射熱線は「ふたりはプリキュア MaxHeart」仕様のキュアブラック・ホワイトが放つ天下の宝刀「プリキュア・マーブルスクリュー・マックス」のイメージです。
・瞬、バラン
本作最大のサプライズの一つ・ラゴウの艦長になってアイヴィラを倒したり、「G」クロキャラを引っ張り出す要因を作ったりと、瞬は名脇役と言えますね。
その分、バランはヒジュラスが相手だったのもあって単独撃破が出来ずしまいと、やや割を食っている所はありますが・・・擬人怪獣シリーズではお馴染みのアンバーを交えてのトライアングル要素が出せたり、以前やりたかったと書いた「氷菓」コラボがさりげなく実現したりと、影薄では無かったと信じています・・・!
なお、終盤で瞬がラゴウからむささびに乗り換えていますが、これは緊急時の為にラゴウの甲板下の格納スペースにむささびを格納しており、バガンの元にワープ後にむささびで再出撃し、バランと合流した・・・と言う流れでイメージしています。要は東映ワープです(笑)
・遥、モスラ、小美人
黄龍(ガイア)が再登場するならと四神関係者達より黄龍と絡んでいたり、怪獣達の「心」を取り戻す事を願ったり・・・と、遥の正統派ヒロインムーブは相変わらず。
ガイアとの絡みは本作で絶対にやりたかったシチュエーションの一つなので、黄龍が遥の説得で「ガイア」となってバガンに立ち向かうシーンは、本作随一のお気に入りシーンですね。
モスラも形態変化を使いこなしてカマソッソを単独撃破したりと、「‐」モスラらしい活躍をさせられました。
ちなみに小美人は終始遥の側にいるように見えますが、インファント島から「結晶」を通じて会話している設定です(これは「勾玉」を使って遠くから会話している巫子達も同じ)。
・チャイルド、バラゴン
出番は短いながら、怪獣体としては凄く久々の登場で、「ゴジラ5・5」繋がりで当てたラゴネークと力を合わせて立ち向かう・・・と言うシチュは、正しく「‐」シリーズらしい場面に出来たと思います。
惜しむらくは、ゴジラと一緒のシーンが書け(ねじ込め)なかった事でしょうか(エールは送りましたが)。
・ラドン兄弟
再生怪獣軍団を登場させると決めた時、真っ先に動向及び活躍が決まった二体です。
最初は敵の手先として暴れるも、自我を取り戻して味方になり、最後まで活躍する・・・黄龍(ガイア)と並んで、王道の復活劇ですね。
恐らく原典では因縁のあるメガギラス達との対決に加え、僕色に染め上げた(?)ラドンであるクリムゾンラドンも再登場&大活躍させられましたし、ラドン兄弟がただの対戦怪獣では無い事もあり、「‐」怪獣復活勢の代表に出来ました。
ちなみに、いち早く「心」を取り戻した理由は・・・特に考えていません。「決して絆を諦めない」結果とでも(汗)
ただ、ラドン兄弟が「心」を取り戻した事が遥の願望に繋がる、と言う流れは展開として良かったかと思います。
・東、西、イース、ウェイス
東・西は下記の南野の存在もあって、相変わらずな役回りと言う感じですが(笑)、不意に思い付いたイース・ウェイスのニューヨークでのキングギドラ一派との戦闘突入は、少ない出番ながら良かったと思います。
「インゲージ(交戦)」や「FOX2(ミサイル発射)」の台詞は、Aさんに書いて頂いた短編「アメリカの空~2人の空戦~」から引用しています・・・またAさんご本人は恥ずかしがってそうですがf^_^
・悟藤雪菜、南野みなみ、北大路
ラゴウと共に「‐」シリーズの先出し要素にして、サプライズの一つ・・・になる予定だった面々。
北大路はともかく、雪菜・南野は「シン・婆羅陀魏CCCP」で先に出す事になってしまい、混乱を招いてしまいましたが・・・ようやく、ちゃんとした先行登場となりました。
恐らく察した方もいらっしゃる通り、瞬・東・西トリオのライバル・そっくりポジションのキャラで、瞬の自衛隊員としてのライバルとして「大阪出身の女特佐」を出す事は「‐」シリーズを構想した頃から決めており、「雪菜」と言う名前も「(一)瞬」と意味合いが似た「刹那」から採っています。
ですが東・西ポジのキャラがなかなか決まらず、双子の姉妹→二種類のAIを経て、見て分かる「凸凹コンビ」として、正反対な長身の若い女性・低身の老人男性のコンビにする事にしました。
結果的に北大路のキャラモデルが現状作れない事を除けば(汗)、個性としても被らない良いトリオになったかと思います。
名前は「東・西」に対抗して「南・北」を名字に入れる事にし、「南野みなみ」は偶然回文が浮かんだので凄く久々に直感で決めた名前、「北大路」は当然「アイカツ!」のさくらちゃん・・・ではなく(笑)、同名の京都の地名と北大路欣也さんが頭によぎった事から名付けました。ちなみに、本名はあえて決めていません。
また、北大路の口癖「~ぞい」は最近念願のソフト化がされて話題になった伝説のアニメ「星のカービィ」のデデデ大王の、南野の口癖の「お許し下さい雪菜様!」はこれまた伝説のアニメ「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー」にて、スタースクリームがニューリーダー病をかました挙げ句にメガトロンに許しを乞う最早コントじみた流れの台詞(そして「この愚か者めが!」と言いながら毎回許してくれる慈愛大帝)、「お許し下さいメガトロン様!」が元ネタです(笑)
またまた伝説の某アニメの台詞「ボルガ博士、お許し下さい!」の方ではありませんし(笑)、南野はニューリーダー病に一切かかっていないむしろ忠臣なのですが。
あと、途中で雪菜がラゴウの艦長になる展開がありますが・・・これは「ゴジラ8」の今後の展開をお楽しみに!(いつ?)
・ラゴウ
そんなこんなで、「‐」シリーズの「登場怪獣・兵器」にずっとページがあったり、名前なら何度か出していながらずっと登場出来ずにいた超兵器・ラゴウが、満を持して遂に登場。
東宝特撮で言う所の轟天号枠として、でももろ轟天号では無いギリギリ現代科学を逸脱しない超兵器を・・・と言う事で、「巨大な竜の舟」としました。
主砲代わりの「‐」シリーズでのメーサー兵器解禁は勿論の事、最も特徴的な兵器と言える「竜鱗(ミサイル)斉射」は、「東京SOS」にてゴジラ目掛けて発射された長距離ミサイルの煙が空を埋めて行く・・・と言うシーンが印象に残っていて、あのシーンからインスパイアを得て「空を埋め尽くす程のミサイルの一斉発射」を、メーサーと並ぶ独自の必殺兵器としてみました。
見栄えも良いと思いますし、数で押すと言うか120発も撃てば、ただのミサイルでも怪獣相手の必殺技になり得るかなぁ・・・と。
昔の僕のイマジネーションが残した、「‐」シリーズらしいオリジナリティ要素だと思います。
ちなみに、「惑星大戦争」に似たデザインの「大魔艦」が出ていますが、構想当時「惑星大戦争」は見ていませんし、図鑑などで存在は知っていましたが僕あるあるの「自然に似た」でもなく、「竜を模した舟」と言うコンセプトは一貫していた記憶があります。
また、レン・紀子がラゴウと聞いて「ミカドロイド」「ガルファ皇帝のペット」と返していますが、実はガルファ皇帝のペット(GEAR戦士電童)の方のラゴウが、名前の元だったりします。実際「電童」のラゴウは手強い中ボスポジで、電童のパワーアップ要素の超獣皇・輝刃の誕生要因にして輝刃に初めてやられた相手なのも相まって、名前と共に印象に残る強キャラでした。
あと、OVA「新海底軍艦」で登場する轟天号は「ラ(羅)號」と呼ばれていますが・・・これは本当に偶然です。「ラ『號』作戰」として設定には取り入れましたが。
イラストも描いていた筈ですが、場所を失念したので新たにイラストを描くか、元絵が見付かり次第公開したいと思います。
・「‐」ゲストキャラ達
最初はシリーズ中最も印象的なゲストキャラで、真っ先にゴジラを応援するであろう「ゴジラ6」の切也だけ出す予定でしたが、本作が「‐」シリーズの総決算なのもあり、「ゴジラ3」で死亡したブリューを除いて、各作品からメジャーなゲストキャラを全員出す事にしました。
まぁ「ゴジラ1」の浜隊員や「ゴジラ4」のチャイルドを生み出した研究員など、誰が覚えているんだ?と思うキャラもいますが(汗)、場違いでは無いと思います・・・一応。
ちなみに、この研究員に最初名前を考えようとも思いましたが、名無しの方が逆に印象に残ると思ったのと、単純に浮かばなかったので止めました(笑)
名前が付いて、モブキャラからサブヒロインの鑑に見事昇格した潤さんとかもいるのはいるのですが・・・東・西の本名のように、気が向いたら何処かで名前が付く可能性は無きにしも、です。
・再生「‐」怪獣軍団、ヒジュラス
「‐」シリーズオリジナル怪獣代表であるプレシオルは今回、ダガーラと海怪獣対決をさせてみました。少しだけながら、マンダVSリバースジグラとは違う海の対決をさせられたと思います。
スタンガは「電磁」繋がりで瀬上・・・ではなく、その瀬上に執着するプレデター凌と当てました。即やられてしまうまさにかませ犬ですが、すぐに浮かんだ対戦カードです。
メガギラス・メガニューラ・メガヌロンは前述通り、恐らく因縁のあるラドン兄弟と対決。ニューラ・ヌロンは完全にやられ役ですが、メガギラスはラドン兄弟と大怪獣空中戦をさせたりと、高速怪獣としてのメンツは保てたかと。
ラゴネークも前述通り。多分あのまま倒され、チャイルド&バラゴンの初勝ち星になった・・・いや、こいつはセコい怪獣なのでもしかしたら逃げおおしたかも・・・?
ギドラ一族は「N波」設定もあり、外国に出張させました。宇宙最強の種族と言う設定もあって「KAIJU」+「G」クロゲストの二枠を使い、更にそれぞれ・・・
キングギドラ→「怪獣大戦争」で設定のみ破壊したアメリカへ。似て非なる魏怒羅と、電撃繋がりでガバラ(タダシ)と対決。
カイザーギドラ→ダイコー(ガンQ)の出身地のロシアに行かせ、デビュー年が同じ2004年のネクストとバッティング。
クィーンギドラ→シュガ(ゲハラ)の出身地の中国を舞台にし、群れを率いる女王繋がりでレギオン達と、ギドラ一族に設定上メタを張れる瀬上を起用。
・・・と、人選にも拘ってみました。
さりげなく、キングギドラにグランドギドラのトリプルトルネードを使わせています。
アイヴィラは最初からラゴウ(瞬)に倒させる、と決めていました。「ゴジラ7・5」ではゴジラ・バランと共同で倒しましたが、今度は人類と自身の叡智を持って倒す事で、ラゴウ及び瞬の強さが出せたと思います。
ヒジュラスは・・・「Varan's bonds」以来怪獣体で出せた事と、怪獣体でバラン・アンバーとのトライアングルが描けた事以外、特に書く事がありません(汗)
まだ時事列的に擬人怪獣シリーズで出て来てすぐの頃なので(初登場の「Give me」が2013年春頃)、「実は復活怪獣と戦っていました」、と言った「敵の敵は味方」展開もやりにくいですし・・・一応ドルゴ・ネブラ・レギオンと共に本作では貴重な、再生怪獣では無い純粋に「GREATEST」世界に生息している怪獣なのですが。
なお、遥の願望が具現化してからは全ての再生怪獣達が全員「心」を取り戻していますが、それでも結局は暴れる選択肢を取ったので駆逐した、と言う感じです。
あと、「ゴジラ4」のレグチュアは厳密にはロボット怪獣であり、「ゴジラ6」のアンギラス・三魔獣は「擬人怪獣シリーズ」で既に復活している都合、「ゴジラ0」のディラ及びディラハルコンは四神勢との兼ね合いから現時点では繋がりをボカす為、登場を見送りました。
アンギラス達は最初は「従者」達と戦わせる構想もありましたし、登場見送りも擬人怪獣シリーズとの整合性による泣く泣くな所が強いので、何とかその擬人怪獣シリーズ辺りでフォローがしたいですね。
◇「GREATEST」
・憐太郎、紀子、ガメラ
前作「GREATEST」では主役ポジだった玄武組ですが、今回は脇役に。
一応末裔のソウと共演したり、クモンガとの因縁再びだったり、レンとバイラスの共演が出来たり、ガメラに簡易「ウルティメイト・プラズマ」こと「アルティメット・プラズマ」を使わせたりと、そこそこ見せ場は与えられたと思います。
ちなみにガメラに限らず、今回の四神勢はアンバーを除いて「裏設定として『GREATEST』世界にて覚醒の切欠となった『始まりの怪獣』」と、それぞれで異なるシチュエーションで戦わせ、必ず新技を使わせるようにしています。
・穂野香、アンバー
唯一新技を使わず、怪獣撃破もしていない・・・にも関わらず、多分四神勢で一番目立っていたと思われる白虎組。
そもそも本作は怪獣をひたすら叩きのめす話ですが、ヒジュラスを倒すのは擬人怪獣シリーズとの兼ね合いで不可能、後述のドルゴは個人的に倒したくない・・・と言う思惑から、差別化や緩急を付ける意味でも「倒さない枠」にする事にしました。「ウルトラマンギンガS」の映画「超決戦!ウルトラ10勇士」のコスモスみたいな感じですね。
それによって結果的に台詞や出番が増えただけでなく、前作で黄龍を安らかに倒した時のような、すっきりとした展開に出来たと思います。「婆羅陀魏グラフティー」以外で、穂野香とバラン・ヒジュラスとの絡みも描けましたし。
ただ、役回りの都合アンバーは「始まりの怪獣」となったジャイガーとまた戦えず状態になったので(「GALE」冒頭の回想で対峙したのみ、本編では隼薙バランとしてバトル)、何処かで対戦カードを組ませたいですね・・・やるとしたら、擬人怪獣シリーズ?
・樹、ギャオス
「異色」枠ですがすっかり馴染んで来た感のある、朱雀組。
今回は「始まりの怪獣」となっているある意味同族のジーダスと、前作で戦ったフォライド両方を相手するローンバトルとなった事で、他と比べると苦戦気味にはなりましたが、不利だからこその逆転劇を見せられたと思います。
ギャオスとジーダスは「GUARDIAN」で出現した繋がりもあり、本編でジーダスが暴れていた福岡を舞台にしました。
なお、前作で言う「お邪魔枠」だった亨平は今回唯一未登場ですが、阿蘇山から来たメガヌロン・メガニューラを駆逐させる構想はありました。自衛隊員としての彼の姿を見せる為にも、無理矢理にでも入れれば良かったかな・・・と少し後悔しています。
・ジュリア、マンダ
存在している事自体がスパロボ補正感のある、青龍組。
今回は「始まりの怪獣」となっているジグラのリバース版と、前作のプレシオル戦とはまた違う「海上戦」を繰り広げたり、新技の「マンダアタックパート2」を出させたりしましたが・・・四神勢で一番パートが少ない事もあり、一番地味だったかもしれませんf^_^
ちなみにジュリアが大島にいたのは「84ゴジラ」繋がりで、「マンダアタックパート2」は仮面ライダー電王ソードフォームの「俺の必殺技Part2」が元ネタです。
・黄龍(ガイア)
ラドン兄弟と共に真っ先に再登場を思い付いた、「GREATEST」の続編ならば避ける訳にはいかない、本作での「これがやりたかった!」ポイントの高い所です。
バガンに素で攻撃出来る数少ない存在で(基本的に「「理」を外れた存在」による攻撃、もしくはその攻撃に融合させる事でしかバガンにダメージを与えられないと言う設定)、少しながら「四神の長」として四神と共にバガンに攻撃したり、「破壊の波動」を反物質のブラックホールで無効化したりと、終始活躍させられましたし、遥との邂逅はドラマ面でもエモーショナルにしてくれました。
明確に味方になった事を示す為、味方になってからは真名の「ガイア」表記にしています。
・・・ただ、これにより本名が同じ「G」クロキャラ・蒲生凱吾は登場を見送る事にしたのですが。まぁ「ゴジラジオ」にはちょろっと出してはいますし、「Next「G」」の睦海二部作で言う翼みたいな処置だと割り切って下さい!(汗)
あと、四神一斉攻撃のシーンでは唯一飛べないマンダもガイアの力で空を飛んでいるイメージです。何処ぞのグラードンのようにはなっていませんので(笑)
・マジロス、フォライド、アリブンタ
厳密にはマジロス・フォライドは「Next「G」」怪獣ですが、「GREATEST」の因縁で登場しているのでこちらに。
マジロスは最初弥彦村に登場させ、「Next「G」」前編の意向返しとして「the After 「G」」Ver.健のシエルブリットでぶっ飛ばす予定でしたが、よくよく考えたら「the After 「G」」は「アイスクリーム シンドローム」の続き・・・と言うか「GREATEST」世界の健の物語としている都合、まだ健が高校生なので残念ながら却下。
代わりに、かつてMonster Rさんがモバゲーに載せていた小説で「マジロスが関西出身」と言う設定があったので、大阪・天王寺に出現させました。
余談ながら「Next「G」」前編でマジロスが大阪から弥彦村に向かっていた(大阪からの震源)のも、これが由来だったり・・・つまりは念願の大阪上陸、と言うわけですね。
フォライドは最初従者ラドンと戦わせようと思っていましたが、空中戦ならラドン兄弟とメガギラスがやっているので、被らせない為にジーダスと組ませてギャオスと戦わせる事に。
アリブンタは対戦相手のギロン・・・と言うかアキが伊賀流忍者の家系にあるので伊賀を襲わせた、ぐらいしか特記事項が無いのですが(汗)、カフカ(イフ)に瞬殺された前作よりは暴れさせられましたし、そう言えば「ウルトラマンA」でアリブンタを操っていたのは「ギロン人」で、「GREATEST」でアリブンタを出したら後年「ウルトラファイトビクトリー」で登場し、以降ニュージェネウルトラシリーズの新たなレギュラー超獣になったのは驚いた・・・あら、特記事項意外とありましたねf^_^
ちなみに前述のギロン人や、アリブンタと同じ経緯でニュージェネウルトラシリーズの常連になったラゴンを含めた、「GREATEST」の怪人達は・・・単純に忘れていました(汗)
まぁ、巨大にもなれるギロン人・ラゴンはともかく、コウモリ人間が巨大化した所で普通に自衛隊で倒せそうですが・・・えっ?それなら亨平に倒させろ?
・クモンガ軍団、ドルゴ、ジーダス、ジグラ
今回の四神の対戦怪獣達。
前述通り、ドルゴ以外は四神・巫子にとって「始まりの怪獣」であり、多少アレンジを入れています。
クモンガは「G」クロ・「GREATEST」両方でガメラと戦ったのは昭和版と言う事で、今回は「ゴジラSP」版を採用。
とにかく数と種類が多かった事を活用して、一対多と言う絵面としては圧倒的不利な状況にしました。
まぁ、「インドラの矢」やら「アルティメット・プラズマ」でまとめてやられる光景しか書いていないので、脅威度は低いかもしれませんが・・・この辺りのしっかりとした描写はAWACS編第六章内作品「Hunt Locker」にご期待下さい!(汗)
ジーダス自体は何の変化もありませんが、フォライドと組ませて狡猾さを強調しました。ある意味生みの親のギャオスに牙を剥く、とシチュも善玉の四神ギャオスだからこそ出来るかもしれませんね。
ジグラは「G」クロに昭和版を出す予定があるので、「ガメラリバース」版を採用。リバース版のデザインでは一番好きで、マンダとの海上戦はノリノリで書きました(^^)d
ちなみにこの際のジグラのアクションは、何か参考になる質の高い海上戦が無いものかと考えて即座に浮かんだ、「ウルトラマンメビウス」のアリゲラ回のシーウィンガーを参考にしました。
「ツブイマ」に入っている事もあって視聴は容易でしたし、改めて見直すとイサナ隊長のキャラも相まって、シーウィンガーはこの回だけの登場なのが本当に勿体無いくらいの素敵メカですし(必殺武器がスペシウム「トライデント」なのもグッド!)、アリゲラもAさんがネクストの相手として起用したのも頷きまくる位、非常に魅力的な怪獣なんですよねぇ・・・
ドルゴは「ウルトラマンブレーザー」の怪獣で、たまには現行作品に乗っかってみる感じで起用しました・・・今となっては、そう言えるかは微妙な所ですが。
ただそれを差し置いても、ドルゴはブレーザー怪獣で最も好きな怪獣でして・・・「怪獣は大自然の化身であり、畏れ敬うもの」、と言う解釈が大好物な僕にとって「山の神」と呼ばれ、舞台になった村で崇められており、人間のせいで暴れ、最終的に「安らかに眠らせる」事となった、メトシェラやドダイトスを彷彿とさせる四足歩行怪獣・・・と言うか結末以外はバランイズム満々のドルゴの事を、好きにならない訳が無く・・・!
なのでドルゴ登場は早い内から決め、「倒さない枠」と原典を尊重してドルゴは倒さずに眠らせる事とし、そうした役回りが一番似合って尚且つ「バラン」であるアンバーを当てました。
穂野香にも巫子の中で唯一、劇中のアンリ隊員よろしく・・・と言うかほぼ同じアクティブな活躍をさせられましたし。
原典では秋田県だったのを地理的な都合で香川県に変えはしましたが、ドルゴが暴れていた「霧乃山」は一応原典の地名が元ネタですし、メガショットが付いていない事以外は本作の中でも丁寧にオマージュが出来たかと思います(^^ゞ
・ネブラ
もはや当サイトではお馴染み?傑作特撮怪獣人形時代劇「狭霧の國」より登場の、令和のバランな首長竜怪獣。
以前「擬人怪獣シリーズ」の「怪獣今昔物語集」内短編「Varan's Fog」に登場させた事から、存在を示唆する形で登場させました。
スカルデビルは本編で口から出していた強力な息吹(ブレス)で倒したイメージですが、怒ると気性が荒くなる習性があるので、とても見せられないくらいにボコボコのズタズタにした可能性もありだったり・・・
本作でネブラの事が気になりましたら、是非「Varan's Fog」を読む・・・いや、出来るなら是非是非「狭霧の國」本編をご覧になって下さい(^^ゞ
そう言うわけで、今日はここまでです。読んで下さり、ありがとうございましたm(_ _)m
続きはまた次回の日記にて・・・