小説

11:05
「それも私だ。」
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さて、今日は前回の日記の続き・・・「GENOCIDE」について語るの後半戦、「G」クロキャラやその他諸々について、ひたすらに書いて行きます。
当然、今回も本編を見た事前提で書いて行きますので、なるべく本編及び前回の日記をご覧になってから、時間に余裕がある時に下に進んで下さい。











◇「G」クロ

・レリック(バガン)
本作の成立は、彼の「負(マイナス)」ポイントがあってこそなので、ラスボスながら「本作の裏主人公」に位置付けています。
バガンは「怪獣を蘇生させるなら怪獣になった方がいい」、と思って「ラスボス感のあるウルトラシリーズ以外の怪獣」と言う点と、一昨年のゴジラフェス以降「ゴジばん」を中心にバガンがフィーチャーされている事もあり、採用してみました。
外見や角からの雷撃などは「ゴジばん」、光の翼は「モスラVSバガン」の絵コンテから引用し、中身はレリックですがバガンファンの方にも喜んで頂けるようにしています。
今や懐かしの「大怪獣ラッシュ」が元ネタの、ラストのプラズマ「G」キラーザウルス化は咄嗟の思い付きですが、オリジナルレリックとの共通点及び違いも出せたと思います。
無論モンスターさんには事前に許可を取っていまして、台詞回しもなるべくオリジナルを踏襲していますが、あくまで彼は「平行同位体」で最後にオリジナルレリックを出す事も決めていた都合、プラズマ「G」キラーザウルス化を含めて脳筋気味と言うか、あえて少し格を落としたような感じにしています。
実はこのバガンレリック自体、スパロボファンにしか分かりませんが元ネタが「第二次スパロボOGのユーゼス・ゴッツォ」で、「オリジナルの自分の意図を中途半端にしか理解せずに思い通りにしようとした結果、予想外が続いて結局滅びる物語の裏主人公」、と言う様相は正しく同じです。他で例えれば、「ウルトラギャラクシーファイトシリーズ」のウルトラマンベリアル・トレギアが微妙に近いでしょうか?
ちなみにユーゼスは最近ホッタさんが「ウルトラマンデッカー」の総集編で発言して話題になり、本作やこの日記のタイトルでも使った「それも私だ」の人、と言えば分かる人もいるのでは・・・まぁ、それならネクストに反応しないとおかしくはありますが(詳細は省きますがユーゼスは一族揃って「ウルトラマンが好き過ぎる男」なので)。
なお、小美人と遥が語った「母モスラが自分の命と引き換えにこの世界のバガンを封印した」設定は擬人怪獣シリーズで出た設定で、このバガンは柳さん宅のバガンが「GREATEST」世界に飛ばされて来た、と言う設定で考えていたものの、「バガンは無理矢理リクエストされたから作った不本意なキャラなので絶対に出さないで欲しい」、と後年あちらからいきなり言われた事により、存在そのものを封印する羽目になっていたので、別の形ながらバガン再登場が実現した事になっていたりもします。
また、バガンがマイゴジを蘇生させた時に唱えた呪文「ウジュイカ、レエガミヨ」は、ウルトラシリーズに登場する亡霊魔導士・レイバトスが怪獣を蘇生させる際に唱える呪文と同じで、「よみがえれかいじゅう」を逆さにしたものです。特撮ネクロマンサーキャラ繋がりで使ってみました。

・蛾雷夜、プルガサリ
そんな感じで、レリックが大暴れしているならと起用した、実質1ページしか登場していないのに美味しい所を持って行きまくった、きれいな蛾雷夜です。
今回のレリックがスパロボで言うユーゼスなら、今回の蛾雷夜はユーゼスと因果の鎖で繋がっている男・イングラムポジションと言う訳ですね。
「強過ぎる因果で結ばれた存在がいる」「自ら強力なロボットを作る」「カリスマ性がある」「最初は味方だったが、裏切って黒幕の傀儡と言う形で敵になる(未来編蛾雷夜)」など、両者は多少共通点はありますし、本作の蛾雷夜を持って「最後は味方になる」と言う点もイングラムと同じになったかと思います。
相手が怪獣(バガン)になっているので召喚合戦にはなりましたが、「G」クロでは蛾雷夜が撤退を優先したりアルマが代わりに戦ったりして実現しなかったレリックとの対決や、プルガサリとの共演を描けたのも良かったですね。
何より、盗賊「我来也」としての復活を示唆して物語に幕を閉じると言うラストは、彼がいたからこその余韻ある終わり方だと思います。
なお、この時盗んだ「獅子の瞳」はウルトラマンレオの変身アイテム「レオリング」に付いた赤い宝石の事ですが、AWACS編第三章「爾落逢会」に登場しているものと同じと言う設定です。

・ウツノイクサガミ(銀河・ガラテア)、大魔神(和夜)、ゾグ(レイア)
そんな蛾雷夜が召喚した、クセ強チート軍団こと三佛です。
蛾雷夜の言う通り、中身は「G」クロ世界の彼らが「複製」の鎧を「器」として宿っていますが、レリックの言う通り「器」としては不完全なので、一度力を行使しただけで壊れるようにし(そうしないと「もうレイア一人でいいんじゃないかな」状態になる)、それぞれが違う形で置き土産を残してくれる展開にしました。
ゾグ自体がゾグ・ビーストに変異するのは「ウルトラマンガイア」最終回の、イクサガミがアマノシラトリになってワームホールの彼方へ飛んで行くのは、「日本誕生」で白鳥に転生したヤマトタケルが空の彼方へ飛んで行くラストシーンのオマージュで、シラトリは朱夏の導きに従ってバガン(レリック)を三次元宇宙(地球)へ干渉出来ない「因果地平の彼方」へ連れて行った、と言う流れです。
「プルガサリにひたすら鉄を与える」和夜だけ地味に見えますが、「万物」とプルガサリらしさを出せたと思いますし、そもそも和夜は元黒幕だけあって三佛で一番非協力的なヤツですし(笑)

・チェリィ(「影」のモスラ)
「G」クロキャラで真っ先に駆け付けられそうな自キャラは・・・と思い、前作でのゲスト扱いからファンロン枠に昇格した黒猫ちゃん。
ただ「KAIJU」を出すだけなのも物足りないので、アニゴジ要素として「星を喰う者」に一瞬だけ出たシルエットモスラをイメージした「フツア」こと「影」のモスラとして戦って貰う事にしました。
能力としては、反物質を扱う以外に一体化したカフカ(完全生命体イフ)の力を主に戦っている感じです。
パレッタと合わせてオカ研メンバー集結の実現や、アキとのジェンダーフリーな関係を出せたのも良かったですね。
なお、前作に登場したタマ・ミケ・クロは出す場面が浮かばなかったので、登場を見送りました。元々戦闘向きでは無いとしているので、反物質世界でお留守をしていたと思って下さいf^_^

・パレッタ、XVⅡ(ワンセブン)
本作では中盤からの登場となりましたが、「クーソーゾー」こと「想造」粒子をばらまいて「勝利の鍵」となった、元ファンロンさん。
更にXVⅡを「ワンセブン」に変形させたり、ナースデッセイ号を「想造」したり、「パレッタの宇宙開拓史」で示唆した「レリックにネオマキシマ砲をかます」を有言実行したり・・・と、超未来編の彼女だからこそ出来る事を色々やってみました。
「クーソーゾー」はパレッタの発言の通り、「求ム者」でGR-1と融合した真MOGERAが発揮した能力と殆ど同じで、パレッタが更に汎用的に使えるようにアレンジした感じです。前々から「想像力を力にする・・・これって「想造」じゃん!(ハチワレ)」と思っていたので(笑)
なお、朱夏登場時に「ワンセブンが修理中」と書いていますが、小型ブラックホールをバガンに消滅させられた後に反撃を食らい、チェリィが引き付けた隙に後退してナノスキンによる自動修理をしている、と言う流れがあった為です。
また、当初読者へゴジラへの「応援」を頼むのは彼女の予定でした。僕としては朱夏でも良かったと思いますが、前作でも分岐ページにて同じように読者の皆様に語り掛けていますし、こう言ったメタネタもいけるおおらかさがパレッタの最大の良さだと思っています。

・オカ研メンバー、「KAIJU」
ただ一介の怪獣として戦わせるのも寂しいので、遥の願望の具現化の影響でオカ研メンバーの意志が宿るようにしてみました。
まぁ、それ抜きでもキングギドラと互角に戦うガバラとか、ゲハラが普通に戦っていたりとか、ギロンが「破壊の波動」ごと海を一刀両断したりとか、普通ならあり得ない光景が繰り広げられているのですが(ガンQはあまりにも再登場が多いのでもはや普通)。
ゲハラは特に攻撃技が無い都合、「髪」を硬質化させる事で鉄球や刺突武器のようにしてみました・・・が、先月公開されたモンスターさんの「G」クロ15周年アニバーサリー作品の第一章にて似た能力の「G」が登場したので、パクりと思われないかが心配ですね(汗)
ちなみに後述の通り、一部のガメラ怪獣はリバース版にしていますが、ギロンはあえて昭和版のままにしています。これはリバースギロンがアキの「KAIJU」としては厳ついのと(デザイン自体は上手くギロンを現代向けにかっこ良くしていてとても好きです)、僕が実はまだ「ガメラリバース」を見れていないのでアクションが分からない、と言う都合があったりします・・・モンスターさんやAさんから「絶対ばらさん好みな作品」、と言われているので物凄く見たいのは見たいのですが、ネトフリの壁は僕にとっては厚い・・・!
それと、「GHOST」での他の味方「KAIJU」達(タイラント・ノーバ・ザニカ・オオタチ)も出す予定でしたが、対戦カードが浮かばずボツとしています。

・ソウ、ネウ、キングバイラス
平行同位体とは言え、ご先祖様との共演が実現したネオ玄武組。
正確な流れは不明ですが、パレッタに呼ばれてキングバイラスと一緒に来た・・・と言うイメージです。
キングバイラスは「キング」と付けていますが外見はリバース版バイラスで、見た目が一番激変していて、電撃を使うとの事で、尚且つ金ピカなのもあり、バイラスの「王」にしてみました。
劇中ではネウの「ヘンな避雷針」発言がありますが、実はパレッタが「想造」しタダシの「召雷」を再現した超絶縁性ボディのアニマトロニクスで、頭の中にあったプラズマエネルギーも四神を支援する為にパレッタが仕込んでいたもの、と言う設定です。
アニマトロニクス設定はAWACS編第五章内長編「決着の日」で、同じくパレッタが作ったアニマトロニクスの昭和バイラスが出ている事から、それ繋がりで出しました。
キングバイラスの裁きの技「インドラの矢」は、某ラピュタの雷の別名が元ネタです(笑)最高のショーだとは思わんかね?
あと、玄武組を助けた後にネウが樹に会いに行くと言っていますが、結局パレッタを助ける為にバガンの所に行く事になり、その途中で樹・ギャオスを目撃した・・・と言う感じの流れでイメージしています。

・一樹、ナースデッセイ号
キャプテン・マーベルみたいなワイフがいる(公式裏設定)、最近よく大事件に巻き込まれる「電脳」の男。
そんな一樹が今回操るナースデッセイ号は、「ウルトラマントリガー・デッカー」と二作品、劇中時間では10年以上に渡って活躍した正しく名機であり、以前Aさんと「パレッタが「想造」しそうなウルトラメカ・怪獣は?」と言う話になった時に名前が出たのと、今年のAさんの年賀状に辰年繋がりでナースデッセイ号の写真がプリントされていた事が後押しとなり、急遽起用する事にしました。
バトルモードに変形してガラシャープとウネウネ対決をさせたり、「竜を模した艦」繋がりでラゴウと共演したり、更にワンセブンを交えてマキシマナースキャノンをかましたり、何気に魔改造されて「マキシマオーバードライブ航行」を使っていたりと・・・と、急遽出した割には良い感じの出番だったかと思います。
なお、GUTSファルコンは設定やら名前やら色々扱いに困ったのでオミットさせて頂きましたが、弦義に「Grasp」の「グリフォン」繋がりでGUTSグリフォンに乗せようか、と考えていたりもしました。
ちなみに一樹の台詞「MAXパワーでMAXスピードだ~!マックス!マックス!!マックス!!!」は「ウルトラマンマックス」のキャッチコピー及びOPの歌詞(後者はAさんからのリクエストで追加しました(笑))、「ウズマキ変形」は玩具版ナースデッセイ号の変形機構の名称、「バトル、ゴーッ!!」は「SSSS.DYNAZENON」のガウマの台詞から引用しました。白々しいまでにAさん向けのネタです(笑)

・ヤマト、「従者」達
遂に「G」クロ界隈に関わった、怪獣使いにして風来坊なウルトラマンさん。
本来ならアンギラス達魔獣軍団と4対4のチームバトルをさせる予定でしたが、前回の日記で書いたように諸事情でボツとなったので、ゴモラ・ソドムはバルゴン、従者ラドンはマジロス、ダガーラはプレシオルと戦わせる事にしました。
ゴモラ・ソドムVSバルゴンは正統派、従者ラドンVSマジロスは地対空、ダガーラVSプレシオルは海中戦・・・と、それぞれ違うテイストの戦いをさせています。
先行登場した「ウルトラファイト「G」」ではヤマトとゴモラ(人間体)しか出ず、ヤマトの等身大バトルしかやりませんでしたが、今回はちゃんと全員「従者」を出して「大怪獣バトル」をさせられたり、ゴモラをレイオニックバーストに出来たのは良かったですね(^^)d
また、「ダガーラは『GREATEST』世界が故郷」と言う記述がありますが、これは「ゴモラ以外の「従者」はヤマトが異世界を巡って仲間にした」、と言う設定があり、ダガーラは「GREATEST」・従者ラドンは「GMK」・ソドムは「Next「G」」世界出身、と言う設定です。
ヤマトも時事列をボカしているので、「ウルトラファイト「G」」で一緒にいた茉姫は残念ながら登場を見送りました。
ちなみに、ゴモラをレイオニックバーストに進化させた時の台詞「電光雷轟、~を討て!」は、ウルトラマンオーブが「ライトニングアタッカー」にフュージョンアップした際の台詞「電光雷轟、闇を討つ!」からです。
あと、妙に神戸・天王寺の描写が詳しいのはご愛敬です(笑)

・隼薙、アーク
超未来編ではスピッツさんの曲「ロビンソン」に乗っかって「宇宙の風」を自称する風神と、もの言う風車。
最初、設定では隼薙の風操術の師匠役である「ウルトラマンG」のデガンジャを出す予定でしたが、超未来編の隼薙・アークの強さを出す為に単騎でリバースジャイガーと戦わせる事にしました。
前作より出番は短いながら、神速の移動技「隼舞些」や、モンスター編10周年記念作「爾禍錬成」で出たウィングスーツ設定が元の「真空の皮膜」、ついでに瀬上との因縁を出せたので割と立ち回りは満足しています。

・弦義
唯一前作とキャラが違う、あいにくザムライ。
前作は正統派でかつ力強い感じのアクションをさせましたが、今回は怪獣とその取り巻き相手に無駄の無い柔軟なアクション・・・「達人」として圧倒する強者として演出しました。
「爾禍錬成」で「鳴神龍神流剣術」を全て使って(下さって)いるので、そちらとの差別化もありますし、宇宙怪獣のスフィアザウルスとスフィアソルジャー達が相手と言うシチュエーションも、今までに無い感じになったかと。
ちなみにバガン相手に放とうとした「秘奥義」は・・・特に考えていませんf^_^
「白波」を使うと羅無蛇が回収出来なくなる都合、別の技としただけなので・・・どんな秘奥義を使ったのかは、皆様が「想造」してみて下さい(汗)

・凌
「龍神」で「プレデター凌」と言うかっこ良すぎるアイデンティティを得て、更に宇多瀬編の「G」クロ15周年アニバーサリー作品で主役を務める事になった、元ウルトラマンで言うメビウス(後輩気質)枠。
そんなプレデター凌を出したかったのが、「G」クロキャラの時事列を超未来編にした大きな理由の一つで、「Gift」ではパラグラー相手に歯が立たなかった凌が今回スタンガを瞬殺する・・・と言う演出で、プレデター凌がどれだけ強いのかをはっきりと描写出来たと思います。
反面、「電磁」に反応するくらい瀬上への執着も凄まじいですが、これはAさんの中で未来編の凌=若干ジャグラー系の人、と言うイメージがあると聞き、プレデター凌が無事にジャグラー系の人としても立派に進化した姿だったので(笑)、こちらでもジャグラー系の人として描いた結果です(汗)
ただ、「The ending of a hero」であえて一樹達に再会しない選択をした事を考慮し、一斉攻撃には参加しましたがバガンを倒した後は世莉・菜奈美に頼んで「G」クロ世界に直帰した、と言う流れにしました。まぁこの2人とは再会した事になるので、色々根掘り葉掘り聞かれてそうですが・・・f^_^

・瀬上、レギオン
と、言う訳でプレデター凌に絶賛執着されている、最近父になった「G」クロ一番人気の「電磁」。
「電磁」ってギドラ一族にメタ張りまくれるじゃん!と思ったのと、レギオンを引っ張り出したかったのが主な起用理由で、ここから他作者キャラもお借りするか・・・となりました。流石は凌が執着する人気者・・・
最近「電磁」を応用しまくった能力や、通称「バーニング瀬上」こと「量子」の力を得たりしているのもあり、ある意味「電磁」らしい振る舞いをさせられたかと思います。
レギオンは「G」クロにおいて、スーパー戦隊や平成仮面ライダーで言う瀬上専用の巨大ロボ(戦力)みたいなイメージがあり、後述する「ガメラ怪獣オールスターズ」の都合もあって絶対に瀬上と一緒に出したかったのですが、モンスター編終章「ヤクソクノトキ」でレリックによって消されてしまったのもあり、どうやって出そうか悩んだ結果・・・「GREATEST」世界にも実はレギオンがいた、と言う事にしました。
しかも最終的に無事生き残ったので、「擬人怪獣シリーズ」含めて今後に影響を及ぼしそうではありますが、生態ははっきりしているので上手く共存しているのでしょう・・・たぶん。
ちなみに瞬がレギオンの生態に詳しかったのは、パレッタ伝いで瀬上から聞いた、と言う設定です。

・ハワード、ネクスト
オリジナルが今年で20周年を迎えた、「G」クロ界の正統派ウルトラマン。
今回が大怪獣バトルなのならウルトラマンを出したくなるのは至極当然で、なおかつ中々「G」クロ本編での再登場の機会に恵まれないのもあり、別形態の最終回しか言ってないけど有名な「絆・・・ネクサス!」の台詞と共に起用しました。
ハワード・ネクストとのやり取りや空中を舞う戦闘描写など、短い出番に彼ららしさを感じられるように心掛けています。
「コードネーム・ウルトラマン」は「ウルトラマンブレーザー」ネタで、これまた完全にAさん向けのネタです(笑)

・魏怒羅(黄昏)
唯一華墨編の要素を担う、キングギドラにそっくりなだけの異世界の存在(公式設定)。
古今東西、二次創作含めてもキングギドラ同士の対決は殆ど無いのでは?と閃き、あえて黄天抜きの単独参戦をさせました。
オリジナル魏怒羅が使ったバリア(エネルギー反射)や、グランドギドラが使った反重力光線も使わせ、十分に威厳と強さを見せられたと思います。

・八重樫、ハイダ
今やハイダってAWACS編の追加ヒロイン?と思うくらい馴染んでいる、堅物カップ・・・コンビ。
数m台のスカルクローラー達を相手に、超自然発火現象(パイロキネシス)と電磁小銃で秒殺すると言うシチュはAさんキャラだからこそ似合う・・・えっ?ハイダはモンスター編のキャラ?
ちなみに八重樫が使った電磁小銃「RAR-60000」は、「ウルトラマンブレーザー」でSKaRD(本作の防衛隊)が使用している「RAR-23」が元ネタで、リアリズムとフィクション性を合わせ持つ素晴らしいデザインだ!と以前Aさんが力説していたのを思い出し、しれっと採用してみました。
「60000」は単に「龍神」が西暦64000年以降の話らしいので、見て超々々改良型と分かるように「60000」を付けただけであまり意味はありません(汗)
また、ハイダが語った「クモンガ軍団とバンピーラの霧の中~」はAWACS編第六章内作品「Hunt Locker」にて起こる出来事で、この台詞を言わせる為に、年中霧が出ている設定である狭霧山を舞台にしました。
あと、今回朱夏が「G」クロ世界から来た爾落人達を十把一絡げに「スーパーヒーロー」と呼んでいますが・・・八重樫は「叩けばホコリは出てくる」と評される男である事は、一応ここで強調しておきます。
今回の参戦も、凌・一樹・ハワード(ネクスト)がいるなら八重樫・ハイダもいないと寂しい、ただ2人を出したいと言う僕のわがままなので・・・
無論、決して悪人ではなく何だかんだ助けてくれたり、日本丸にいたり、ハイダと一緒に超未来編の地球を守ってくれたりしていて、Aさんからも「みぎうで」以前の八重樫は決してスーパーヒーロー(いい奴)では無いが、同エピソード以降はハイダの影響もあって善寄りの人間(いい奴)になったのでヒーロー扱いでも問題無い、とのお言葉を頂いています。
それでも解釈違いと思った場合は、「ハイダがバガン(レリック)を危険と判断し、『GREATEST』世界を助けに行くと聞かなかったのでやむ無く同行した」、辺りの理由と思って頂ければと。

・朱雀
宇多瀬キャラ界のディケイドみたいな立ち位置にいる方のサムライ。
「求ム者」では朱雀繋がりでギャオスと共に行動していましたが、今回はちゃんと巫子の樹がいるので特に関わりは無く、代わりに因縁深いイリスとまたまた対峙させる事にしました。
なお、何度か「GREATEST」世界を訪れていたりバラン・アンバーとは知り合いだと言う旨の台詞がありますが、この辺りについては「ゴジラジオin岩屋寺」及び「クイズ アンバーの100のコト」をご覧下さい。

・再生怪獣軍団
本作の登場怪獣を決めている中でガメラ怪獣の比率が増えて行った事から、本作を「ガメラ怪獣オールスターズ」とし、全てのガメラ怪獣を出す事にしました。
ガラシャープやイリスのようないるだけ参戦、ジャイガーのようなやられ役だったりするメンツもいるのはいますが、リバース版にしたりバルゴン・ギロン・レギオンのように一部は活躍させたりと、ガメラ・ギャオス以外の怪獣もなるべく何かしら目立てるように努力は致しました。
キングバイラスはともかく、ジグラ・ジャイガーが何故リバース版になったのか、はたまた別の個体なのか・・・その辺りは特に考えていませんf^_^
ちなみに、ガメラシリーズボツ怪獣の代表格のガラシャープは出しましたが、同じボツ怪獣のマルコブカラッパは色々あって未登場となりました。何処かでフォローが出来れば、と思います。
同様に未登場になったアルビノギャオスについては、「G」クロにおいてはこいつ自体がラスボスに出来るくらいの存在なので、あえて出しませんでした。「破壊」「負」繋がりでレリックと共演させてはみたかったのですが・・・まぁ、リバース版ギャオスも未登場ですし、それと同じと言う事で(汗)
あと、「GAMERA2015」のラストに登場した謎怪獣は・・・とりあえず、名前が分かったら何とかします(笑)

・ガラシャープ
前述した通り、ボツ怪獣ですがそこそこ有名な存在。
YouTubeで例のLDの映像は見たのですが、毒ガス攻撃は無人操作のナースデッセイ号には無意味で、二匹の子供関係を入れる余裕はありませんので、とりあえず超音波光線を使わせてみました。
「G」クロ世界にもいたかどうかは、現時点では未定ですf^_^

・バルゴン
現在、「G」クロで唯一登場予定が無いガメラ怪獣ですが(宇多瀬編第三章「女神」でイリスに吸収させた描写はあり)、世界を移して原典で最初に上陸した神戸で暴れさせてみました。
「ガメラリバース」に登場していないのもあってデザイン・能力は昭和版ですが、ゴモラ・ソドムのコンビにも引けを取らない、元祖ガメラシリーズ敵怪獣の強さ・厄介さを出せたと思います(相性最悪のソドムがいなければゴモラは負けていた可能性大、と言う設定)。
ちなみにこのバルゴンは「写し身(コピーのような存在)」で、「四神に近しい力を持った巨大「G」」だとヤマトが語っていますが・・・この辺りは近い内に、真相が分かるかと思います。

・ジャイガー
今回はリバース版で登場・・・ですが、僕が「ガメラリバース」を見ていないのもあり、「GALE」で見せた厄介さは何処へやら、超未来隼薙&アークのかませに。
まぁ、僕が「ガメラリバース」を見ていようがかませになっていたと思いますが・・・(汗)
カラーリングは本編準拠では無く、より「大魔獣」に見えるソフビ版準拠にしています。

・イリス
「ガメラ3」のオマージュで、南明日香村付近の山々を歩いているだけ・・・と言う、いるだけ参戦な邪神。
単身とは言え、相手も現時点で三度目な朱雀なのでやり尽くした感があり、「レリックを一応倒したイリスが平行同位体のレリックの傀儡として召喚される」、と言う点も含めて完全にシチュエーションありきで書きましたf^_^

・カマソッソ
元はモンスターバースの公式アメコミ「Kingdom KONG」に登場するタイタンで、「ゴジラKoM」でギドラが残したハリケーンと共に髑髏島を襲撃し、ジア以外のイーウィス族を全滅させた何気にとんでもないヤツです(「ゴジラvsコング」を見る限りまだハリケーンは残っている模様)。
後述のスカルクローラーとの差別化の為、 「映画以外のモンスターバース作品に出ているオリジナルタイタン(怪獣)」を使いたかったのと、モスラの対戦相手に困っていたので起用しました。
同時期に出た「ゴジラ ドミニオン」は翻訳版が出たのに、「Kingdom KONG」は未だ翻訳版が出ておらず、「髑髏島の巨神」の頃に出た「Legacy of KONG」と共に、コング及び髑髏島絡みの設定を知る上で非常に重要な作品なので、是非翻訳版を出して頂きたいです・・・カマソッソの出番があれだけなのも、僕が殆ど文字・設定でしかカマソッソを知らない事情もありますので。

・スフィアザウルス、スフィアソルジャー
ここに来てウルトラシリーズの怪獣が混ざって来ましたが、この起用には色々ワケがありまして・・・

・最初は「ウルトラマンブレーザー」怪獣でドルゴと並んで好きなニジカガチを使う予定だったが、諸事情で却下。

・ナースデッセイ号(トリガー)・ドルゴ(ブレーザー)と最近のウルトラシリーズの要素を拾ったので、何かしら間の作品である「ウルトラマンデッカー」の要素を拾いたい。

・なるべく「デッカー」のスフィア合成獣以外のオリジナル怪獣を使いたいが、ネオメガスはネオザルス、ギジェランはギジェラ、ライバッサーはマガバッサー、テラフェイザーはデスフェイサーの亜種感がある。スピニーは・・・小さすぎる。

オリジナリティがあって第一話怪獣でその後も何度も登場するスフィアザウルスだ!

・・・と、言う経緯からスフィアザウルスを起用する事に。
スフィアザウルスもダランビアがデザイン元なんじゃないかとか、スフィアの存在を「G」クロ世界に持ち込みかねないとか、色々思ったのは思いましたが・・・実際にスフィアソルジャーを従えて弦義と戦わせてみて、このキャスティングが間違っていなかった事を実感しました。
とにかく、思い切って使ってみて良かった!と心から思った例、あとスフィアザウルスってホントカッコいいよね!と言う話でした。

・スカルクローラー
今や、モンスターバース版コングの宿敵としての立ち位置を確立したドクロ野郎。
本作では「髑髏島の巨神」中盤の墓場での戦闘シーンを意識し、霧の中で人間と戦わせてみました。
・・・まぁ、この人間(八重樫・ハイダ)が無茶苦茶強いので、軽く返り討ちにあったのですが(汗)
スカルデビルとネブラの戦闘シーンも書く予定でしたが、あえて「霧の中で声だけが聴こえて来る」、とした方が印象的かと思い、意図的にカットしています。

・ゲストキャラ
Gnosis組はもう定着したと言える「GSIONS」設定と、「G」クロでは絶対ありえない験司・平司兄弟の仲良し共演をさせてみました。こちらの平司はフェネクスなんていない、ただ声がデカくて偉いだけのオカルト・怪獣マニアなのでf^_^
蛍以外のGnosisメンバーもいるのはいますが、ページの文字数の都合で台詞はカットに。
健はマジロスとのリターンマッチが無くなったので、弥彦山の頂上で叱咤激励を叫んで貰う事にしました。当然、自力で登っています(笑)
「バラガミ」組も「After 「G」」準拠で急遽出す事に。今ではさくら・真が一緒にいるのが普通になっていますが、時事列的にまだ「バラガミ」の少し後なのもあって、あえて離ればなれ状態にしています。
ちなみに「バラガミ」版バランが一言話していますが、アンバーと同様の処置としているので擬人化描写としてはいません。
あと、コンドウの言葉は僕がゴジラに対して思っている・・・と言うか、ゴジラの好きな所を赤裸々に書いていたりします。若干メタネタですね。

・マイゴジ
本作制作のきっかけにして最大のサプライズの一つとしている、ゴジラ2023。
どちらかと言えばゲスト扱いなので、タイトルで示唆している割には出番は少なめに思うかもしれませんが、「ゴジラ-1.0」を公開初日に見たテンションのまま原典さながらの熱線描写をこだわって書いたり、「‐」ゴジラとゴジラ同士の対決からの共闘をさせたり、消滅後も「‐」ゴジラと共に超ゴジラとなって共にバガンに立ち向かったり・・・と、印象的な活躍は十分にさせられたと思います。
ただ、本作ではマイゴジを倒すべき存在では無く分かり合える存在・・・はっきり言って善玉として描いたので、情け容赦無い原典でのマイゴジが好きな方にとっては解釈違いに感じたかもしれません。
と、言うより・・・「ゴジラ-1.0」を観た方なら誰もが「マイゴジって死んでなくない?」と思った筈ですが・・・そこはもう豪快に無視しましたf^_^
多分後年に復活したものの対策を取られて完全に消滅させられたか、ちゃんとマイゴジが死んだ世界線がある・・・そう解釈して下さい!
機龍だって初代ゴジラの骨が残ったり、様々な東宝特撮作品の歴史・技術があった、と言う前提で生まれていますし、そう言う事で見逃して頂ければと(汗)
最速ネタにする予定が結局今更感のある、完成に時間が掛かった一番の弊害となった感がありますが・・・「ゴジラ-1.0」自体が大ヒットして今も上映が続いていたり、先月モノクロ版こと「/C(マイナスカラー)」を公開してくれたり、海外での特大ヒットから今なお名誉ある映画賞をコンスタントに取り続けているのが、せめてもの救いです。
なお、被爆前の姿である「呉爾羅」はまだ拾っていないので、いつか扱ってみたいですね。

・レリック(オリジナル)、エースキラー
もう幾つあるか分からない本作の「最大のサプライズ」の中で、一番正統派だったかもしれない元祖「殺ス者」。
当初、ひーちゃんに量子空間に連行される形でバガンレリックにトドメを刺そうと思っていたのですが、折角きれいな蛾雷夜を呼んだのに彼と超ゴジラの立つ瀬が無くなると思い、因果地平の彼方に連行してからオリジナルレリックと対峙する形で〆る事にしました。
勿論、オリジナルレリックに正義感だとかバガンレリックの所業に対する責任感だとかは全く無く、ただただ平行同位体の自分を「殺ス」事に愉悦を感じまくっているだけ、と解釈していますが、「龍神」にてレイアに安らかに「殺された」事で、もしかしたら少し心境の変化はあったかもしれません。
エースキラー化は、バガンレリックがUキラーザウルスの超パワーアップ版と言えるプラズマキラーザウルスになっている事から、こちらはUキラーザウルスのモデルになったエースキラーに回帰する・・・と言う対比、それから主にAさんへのサプライズとして考えたものですが(笑)、先月Aさんと話している時に「モンスターさんって最初はUキラーザウルスではなくエースキラーを使う予定だったような・・・」と言う話になり(後にモンスターさんご本人が否定されました)、「サプライズ度が・・・!」と、内心穏やかではありませんでしたねf^_^
怪獣体としては、本作では三佛のかませにしてしまったもののUキラーザウルス・ネオの方が当然良いのですが、「殺ス者」の姿としてはエースキラーも似合うと思いますし、また新たなレリックの魅力が出せたかと思います。

・鳳朱夏
間違い無く、本作最大のサプライズ・・・と言うか「?」となった所だと思いますf^_^
その上で、今はあえて詳細な説明は控えますが・・・少しだけ書くなら、彼女は「G」クロ15周年アニバーサリー作品用のキャラである事(つまり先行登場)、「因果」とあともう一つ「G」を持った「最強の能力者」である事、外見は「ひろがるスカイ!プリキュア」のキュアバタフライさんをもろ参考にした事、くらいでしょうか(汗)
ちなみに、このバタフライさんっぽい姿は「メタモルフォーゼモード」と言う、「因果」の「G」をフルに扱える姿に「変身」している、と言う設定で本来の姿は別にあり・・・はい、お察しの通りバタフライさんの変身前の聖あげはさんみたいな感じのオトナのお姉さんです!(笑)
見事に以前予告した通りになりましたが・・・本作に参戦した事にも、「因果」と言う「G」を持っている事にも、「最強の能力者」である事にも、メタモルフォーゼモードがバタフライさんみたいな姿なのにも、全てちゃんと意味を持たせていますので、関係を示唆したキャラ達との邂逅や本来の彼女の姿も含め、アニバーサリー作品の公開をどうか楽しみにしていて頂ければ・・・と思います。
・・・まぁ、前述通り「応援」パートは本来パレッタがやる予定で、あげは(バタフライ)さんロスが今回の電撃参戦に関係している事には変わりありませんが(朱夏自体は今年に入ってからアニバーサリー作品の為に考案)。
とりあえず、メタ要素含めて「グリッドマン ユニバース」で言うアカネみたいな感じと思って頂ければ。
朱夏自身を形容する「ゴキゲンな蝶」は「バタフライ」繋がりで、「デジモンアドベンチャー」のOP「Butter-fly」の歌詞から採っています。
あと、スパロボ的にバガンレリックがユーゼス、蛾雷夜がイングラムポジなので、「因果」に関わる朱夏はさしずめ「因果律の番人」ことクォヴレーポジションでしょうか。「因子が足りた」ので少し介入出来た、アニメ「ディバイン・ウォーズ」最終回のクォヴレーみたいな感じですね。



◇小ネタ
・冒頭のレリックのマイナス蘇生を説明する台詞は、「ヤクソクノトキ」のクーガーの台詞を殆どそのまま使っています。これにより、間接的にクーガーも出ている事になる・・・?超未来編の彼を出すとなると、ムツキ含めて惑星ごと来て貰う事になるので(汗)
・前回の日記でも触れましたが、バランとヒジュラスが戦っていたのは「氷菓」の舞台となる神山市近郊で、「古典部」の面々は全くその通りです。神山市のモデルになったのが飛騨・高山で、日本アルプスを住み処にしているバランなら共演させても違和感はあまり無いと思い、共演させてみました。
ちなみにアニメの「氷菓」は2012年の話との事なので、奉太郎達が二年生になったアニメより後の時事列のイメージです。
・パレッタがバガンにネオマキシマ砲をかます時の台詞「ブラックホールが吹き荒れるわよっ!!」は、ウルトラマンゼロがよく言う啖呵の台詞「ブラックホールが吹き荒れるぜ!」が元です。最近はあまり言って無い・・・?
・巫子達がガイアに力を送った際の台詞「ガイアノチカラ」は、「ウルトラマンガイア」の同名の挿入歌のタイトルからです。「投げの鬼」ことウルトラマンガイア・スプリームバージョンの処刑用BGMとして有名な曲ですが、意外と歌詞はこっちのガイアにも合っていたりします。ガイアァッ!!
・志真がバガンへ叫んだ「お前にも味あわせてやる・・・!ゴジラの恐ろしさをなぁ!!」は、スパロボで真ゲッターロボに乗った流竜馬が真ゲッター1の必殺技・ストナーサンシャインを放つ際の台詞「貴様にも味あわせてやる、ゲッターの恐ろしさをな!!」が元ネタです。「スパロボ」で、と言うのはアニメでは一切発言しておらず、台詞の引用元の漫画版では違う状況で似たニュアンスの発言をしていた、と言うややこしい事情があるからです。
ちなみに本当なら「味わわせて」が正しい表記ですが、オリジナルを尊重してあえてこの表記にしました。
・東と西の台詞「お前は電子レンジに入れられたダイナマイトだ!」と「マイクロ波の中で分解されるがいい!」は、南野の指摘通り元ネタがある言い回しで(汗)、漫画版「機動戦士Vガンダム」最終回で主人公・ウッソが発言した妙に科学的で説明的な台詞が元ネタです。
大元では「メガ粒子の閉鎖空間(メガビームシールド)」の中で「ダイナマイト」ことドッゴーラ改を、パイロットのクロノクルごと分解しようとしていました。
・同じく西の台詞「戦艦が簡単に沈むかぁ!!」は、コマンドー的にみんな大好きB級SF映画「バトルシップ」終盤の熱いシーンの熱いじいちゃんの熱い台詞からです。この映画、熱くてカッコいいじいちゃんが多過ぎる・・・!
・雪菜の竜鱗斉射の際の絶叫「いけ、よやぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」は、「ブレンパワード」を色んな意味で代表する男・ジョナサンが戦闘時によく言う「死ねよやぁー!」が元で、「死ね」は少し殺伐としているので「行け」に変えました(余談ながら、スパロボではたまに「行けよやぁー!」と言います)。
・弦義がスフィアザウルスと対した時の台詞「花・・・木・・・(省略)」は、「ウルトラマンデッカー」のヴィラン・アガムスが「ある女性と場所」を回顧する際の呟きです。相手がスフィアザウルスなので「デッカー」ネタを使いたかったのと、台詞のシチュ的には超未来編の弦義にも多少合ってはいるのですが、ウルトラファン向けに「もしやアガムス登場か?」と言うミスリードを狙ってみましたf^_^
・「ゴジラ2」のゲストキャラ・菅博士からのエールにある「ゴジラなら、やってくれる!」は、「CRゴジラ~破壊神降臨~」のCMのキャッチコピーが元ネタ・・・って、これ「After 「G」」でも使いましたね(汗)
ちなみに、まだ2013年なのにモブのギャル達に「ゴジラしか、勝た~ん!」と言わせていますが、「GREATEST」世界ではこれが「〇〇しか勝たん」の発祥になった、と言う無駄な設定があったりします。
・同じくゴジラへのエールの一つ「ゴジラ・・・お行きなさい!」は、どっかの修羅雪姫の台詞そのままですが(笑)、釈由美子さんなら絶対これか家城茜さんみたいな感じでゴジラを応援してくれる・・・ハズ!
・またまたゴジラへのエール「ゴー!ゴー!ゴジラッ!!」は何の変哲も無いエールに見えて、実は昔コロコロコミックに載っていたギャグ漫画「ゴー!ゴー!ゴジラッ!マツイくん」が元ネタの、90年代懐かしネタだったりします。ゴジラ松井みたいな「マツイくん」が超人・・・と言うかバケモノのように扱われていたのが印象深いです(笑)
・超ゴジラを形容する、「摂理と戒律(を超越せし)」は「覇界王 ガオガイガー対ベターマン」のOP「勇者王誕生!-御伽噺(ジュブナイル)ヴァージョン-」の「覇界王」を謳う歌詞、「最高・最善・最大・最強」は仮面ライダーオーマジオウの変身音声が元です。どちらもチートを通り越した存在ですが、超ゴジラもそれくらいの存在とする為に拝借してみました。
・超ゴジラとバガンの壮絶なる肉弾戦を表現した「天外魔境頂上決戦」は、「呪術廻戦」原作で只今展開中の長編「人外魔境新宿決戦」と、「ワンピース」での最大の決戦の一つ「マリンフォード頂上決戦」を掛け合わせたものです。こちらも見ただけで凄さが分かるようなインパクトのある字面とする為、人気ジャンプ漫画の一大決戦のタイトルを拝借しました。
・東の台詞「自分達が、行く!」は、「ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突」のキャッチコピー「俺たちが、行く。」のアレンジです。公開は来週ですが、フライング気味に使ってみました。
・一斉攻撃直前の志真の台詞「ナイスな展開じゃねぇか!」は、「鉄のラインバレル」の主人公・早瀬浩一の口癖「ナイスな展開じゃないか!」が元です。ラインバレルと言えば「想像」ですが、本作が皆様の想像を越える作品に出来たかどうかは・・・想像しろ。
・蛾雷夜の最初の台詞『・・・待て、そいつは俺が「殺ス」。』は、アブジェの宇多瀬作品でよく出る言い回し「待て、〇〇は〇〇がやる」、からです。「G」クロでも、「求ム者」で和夜が銀河相手に発言しています。
・蛾雷夜が三佛の「鎧」を召喚する際の台詞にある「ミエナイチカラ」は、「地獄先生ぬ~べ~」のアニメのEDの曲名が元です。まぁ、「鎧」に三佛(+ガラテア)を降霊させているようなものですからね(汗)
・バガンの「役不足」発言に対する蛾雷夜の「違うな、間違っているぞ。」は、「コードギアス」の主人公・ルルーシュ(ゼロ)が敵への返しによく言う台詞で、この場面では「三佛の複製の「鎧」がもう役立たずと言う判断」と、「『役不足』と言う言葉の誤用」の両方に対して発言しています。
・バガンレリックの断末魔「私は・・・不滅だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・!!」は、「仮面ライダーエグゼイド」の笑いの神こと檀黎斗が、まだ人間だった頃の断末魔と全く同じです。この後、「新」だの「神」だの「王」だのを付けながらしつこ過ぎるくらい(笑)復活しますが、バガンレリックは・・・
・ソウが帰る際の台詞「さよなら、ぼく達の『くに』。」は、「ゴジラVSキングギドラ」のエミーの最後の台詞「さよなら、私の国。」が元です。未来人繋がりで使ってみました。
・北大路の台詞「ラゴウの体はボロボロじゃぞい!」は、平成ライダー史上屈指のネタキャラ・「仮面ライダー剣」の橘さんが発した有名な台詞「俺の体はボロボロだ!」からです。「ボドボド」の方が通じるかもしれません(笑)
・消え行くガイアへ穂野香・樹が言った「これって最高ねっ!」と「昨日の敵は今日の味方、ってコト?」は、「ちいかわ」のハチワレ構文を入れていたりします。擬態型かァ~?
・あと、今回やたら敵味方を問わずに「雷」を使う連中が多いですが・・・本当に偶然です。電撃って視覚的に強力な攻撃に見えるからでしょうか。






本当に長くなりましたが、「GENOCIDE」については以上となります。
前回含め、ここまで読んで下さった全ての皆様・・・お疲れ様でした、と共にありがとうございましたm(_ _)m
はっきり言って、「手抜き」「強引」と言われても仕方ないやり方をした作品ですが、これだけ解説・余談を書けるくらいの作品を書けた事自体は、僕はとても良かったと思っています。
これからも「‐」シリーズ及び「G」クロの応援、宜しくお願い致します!
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好釦