特撮②

18:23
「悪魔の兵器からすべては始まった。そしてついにシリーズ完結編。今世紀最大の謎が今、明かされる。」
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今日は昨日の特報通り、20日のゴジラパーティーの後編をお届けします。
昨日を超えるダラダラ文ですので、見る方は覚悟していて下さい。






僕達が宴会場前で出会った人物、それはなんとこれから1時間後に会うと思っていた川北監督その人でした。
ですが突然かつ、衝撃の出会いに僕達はまともに話す事が出来ず、ろくな会話も交わせずに川北監督は去って行きました。
まさかこんなに早く、近く川北監督と会えると思ってもいなかったのが大きいですが、パーティー本番より実はここが一番緊張しましたね・・・


そんな出来事がありながらとりあえず宴会場に入りましたが、会場内は僕達の興奮を掻き立てる物に満ちていました。
スクリーンでは「VS」シリーズの音楽が本編映像と共に流れるミュージックビデオ、会場の机には大小様々なゴジラ人形、オキシジェン・デストロイヤーの実寸大レプリカに「VS」シリーズの劇場前ポスター等、まさに会場はゴジラに満ちていました。
ちなみにオキシジェン・デストロイヤーのレプリカは会場内で10名限定で販売されていましたが、すぐに売り切れたそうです。
また「VS」ポスターには何故か「VSキングギドラ」だけが無く、「VSデストロイア」の同じ物が2つあったのですが、どうしてかは最後まで謎でした・・・


会場中を写メし回りつつスクリーンを見たり、平成ゴジラメモリアルカレンダーを購入したりした後、会場の椅子に座りながら「平成ゴジラ クロニクル」を読んでいた母に話し掛けたのですが、母はなんと僕達が会場を回っている間に川北監督と話しており、握手も普通にしたと言っていました・・・
まだ子供の頃、川北監督に抱っこされたと言う母は川北監督がとても気さくな方である事を知っており、だからこそ何のためらいも無く話せたのだと思います。
そんな事を話し合っていた折、川北監督が再び会場に姿を現わしました。
一緒に写真を撮って貰うなら今しか無いと思った僕達は共に川北監督に写真撮影をお願いし、川北監督も快諾して下さいました。
後は撮影を残すのみとなりましたが、みかんさんの携帯(画素数が一番高い為)に母が苦戦し、上手く撮れないまま他の方に順番を譲る事になりました。
順番を待ちながら今度は僕の携帯でリベンジする事になり、誰も行かなくなったのを確認した僕は、川北監督に再度の撮影をお願いしに行きました・・・が、何か用事があったからか、川北監督は「ちょっと待って。」と言って会場から出て行ってしまいました。
タイミングが不味かったか・・・と思いつつ、再び4人で雑談していましたが、暫くして僕は誰かに肩を軽く叩かれました。
驚いたのも束の間、そこには川北監督がいらっしゃいました。
僕の一方的な約束を、覚えて下さったのです!
「もっと使えるの用意しないと駄目だろ~。」と言いながら川北監督はまた一緒に並んで下さり、ようやく納得のいく写真が撮れました。
写真を見て「貴方(母)、上手いねぇ。」と言いながら川北監督は僕達と握手して下さった後に会場を去って行き、僕達は川北監督の懐の広さと友好的な人柄に、深く感動したのでした・・・


それからスクリーンは「VS」シリーズ+平成モスラ1・2(川北監督が手掛けた作品)の予告を上映し、夜7時になって川北監督とゲストの大森監督が入場、その後に同じくゲストのなべやかんさんや天野ミチヒロさん達の紹介の後、乾杯の合図と共にいよいよパーティーが始まりました。
ちなみに乾杯の前、なべさんは川北監督に「ゴジラスーツを盗んだのは僕ではありませんっ!」と20年越しの弁解をしていました(「VSビオランテ」前に84ゴジラの着ぐるみが盗まれ、犯人がなべさんであると当時の新聞に載っていた為)。
また大森監督曰わく、ここ5日間はビオランテ尽くしな日々だったそうですf^_^;
あと乾杯時はビールしか無く、未成年の僕と柳星張さん、ビールが苦手なみかんさんはうろたえていましたが、母が申し訳程度にビールをグラスに入れ、乾杯後にそれらを一つにする事で対処してくれました(^-^)
以降はソフトドリンクがある事を確認し、それを飲んでいます。


乾杯後は料理を取りに行きましたが、そこにもゴジラのエッセンスは漏らさず入っており、料理の紹介が全てゴジラ絡みの文でした。
ここのシェフがゴジラ好きだったのが大きな理由との事で、一応全て写メして来ましたので、明日からの日記のタイトルに使おうと思います(汗)
料理を一通り取った後、三度川北監督と対面しました。
ビールを飲まなかった理由を聞いて「じゃあ、頭からかぶってみるか。」と言ったり、母が昔から特撮が大好きで、それが僕の遺伝子に継がれている旨を聞いて「親子二代で、凄いねぇ。」と言ったりと、やはり面白い方でした!


軽い立食後、メインイベントである川北監督と大森監督による「VS」シリーズについての対談会に移りましたが、ゲストとして来ていた質問者の「動く待ち合わせ場所」こと、中沢健さんのマニアックな質問が続き、半ば質問大会になっていた記憶がありますf^_^;
質問内容はそれこそキリが無いので割愛しますが、まさにファンの意見を代弁していると言える質問ばかりでしたね・・・
補足ながらこの中沢さん、その後の嵯峨芸祭にも2日連続で来ておりました。
質問大会(?)後は天野さんによる川北監督が昔撮影したCM等、秘蔵映像の数々の上映と軽い質問がありました。
この秘蔵映像だけでも、ここに足を運んで良かったと思えるものでしたね~。


メインイベントも終わり、残すは抽選会とサイン会となりました。
しかもこの抽選会にて、まさに予想不能な奇跡が起こりました。
「GMK」登場の特殊潜航艇・さつまのガレージキットを、柳星張さんが当てたのです!
僕と母、みかんさんは惜しくも未当選だったものの、柳星張さんが起こした奇跡に僕達は沸きました・・・!
まさに「さつま、ゲットだぜ!」の後、パーティー閉会の挨拶となり、これにてパーティーは終了となりました。
あとはサイン会に移るのみですが、その前に本日四回目となる川北監督との対面がありました。
ここでみかんさんが野望達成の為、川北監督へ「VSスペースゴジラ」超全集にサインして頂けるように頼んだのですが、冗談の意味合いで腕を軽く叩かれて断られました。
それでもみかんさんは諦めず、サイン会の時にもう一度交渉する事を決心しながら、僕達は天野さんと話しました。
名刺を頂き、天野さんの仕事について伺い、少しの特撮談を交わした後、また明日の嵯峨芸祭で会う事を約束し、天野さんと別れました。
その後天野さんと僕達がどのような交流を交わしたかは、21・22日の日記にて。


宴会場を出た僕達は最後のイベントであるサイン会に臨み、僕と母は普通通り平成ゴジラ本に、柳星張さんはさつまに、そしてみかんさんは念願の超全集にサインをして頂き、会場を去りました。
ちなみにみかんさんが超全集にサインして頂いた時、川北監督は「やだ。」「小さいじゃん。」、大森監督は「俺、この作品関係ないし・・・」と言っておられましたが、どちらも軽い冗談的な言い方で、やはり面白い方達だと思いました。
それから僕達はこれは夢か現実かを確認し合いつつ、会場から出て来た川北監督がトイレの場所を間違えたのでトイレに案内し、最後の最後で会場から出てくる大森監督が見えて一礼し、待ち合わせ場所の地下鉄難波駅で柳星張さん・みかんさんと別れ、こうして特撮最高の宴は終わったのでした。






今だからこそ冷静に回想出来ていますが、当日は日記にも書いた通り、とにかくまともに頭が働いていませんでしたf^_^;
しかし今回の宴が言葉に出来ないくらいに素晴らしいものだったのは、今でも変わりません。
完全に自己満足な解釈ですが、一番前の机にいたとは言え、川北監督が何だか僕へよく話しに来て下さった気がしますし、みかんさんが「バラさんばかりいいな~。」と仰られていたくらいなので(汗)
唯一の心残りは、料理を多少残してしまった事ですね・・・f^_^;
あと、会場内で撮った写メの一部を創造画集の「その他」にアップしていますので、是非ご覧下さい(^^ゞ
2009年・11月20日、とにかく最高の1日でした・・・!
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好釦