特撮②

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「本当の始まり、本当の終わり。」
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さて、今日は「W×ディケイド MOVIE大戦2010」の感想を書こうと思います。



まずは第一部「ディケイド 完結編」から。
3ヶ月前の本編にて衝撃的な終わり方・・・つまり結末が描かれずに一旦終了した(一応第一話の冒頭が結末と言う事になっています。)ディケイドですが、今回その結末が描かれました。
あの衝撃から3ヶ月、ようやくディケイドの終わりを見る事が出来て、もうそれだけでこの映画を見る価値有りです!
破壊者としての運命を受け入れた士=ディケイドと旅の仲間達、孤独な士に1人付き添う電波人間タックル、士を利用して再び世界の征服を狙う大ショッカーの残党、スーパーショッカーの野望がノンストップで描かれ、目まぐるしい展開と感動的なラストは、この「ディケイド」と言う物語を見て来たからこその感慨がありました。
ディケイドのもう一つの正体もまた、ディケイドの物語を見届けた僕には驚愕でかつ残酷なもので、それがラストをより感動的にしたと思います。
もう、この話についてのネタバレは絶対書けませんので、結末は劇場へ!
バトルシーンも凄まじく、飛行するスカイライダーを追い回す程の執念を見せたディケイド激情体の必殺技、ディケイドVSクウガアルティメット、笑いのツボも突けるディケイド最後の対戦ライダー、仮面ライダーキバーラ、ネオ生命体ドラスVSオール平成最強ライダーなど、見所満載です!


次は第二部「W ビギンズナイト」です。
ディケイドが「終わり」を描いているのに対して今回は「始まり」を描いており、本編一話の冒頭でも描かれた「ビギンズナイト」と言う事件が話の中心です。
死者が生き返る「死人還り」をきっかけにして、翔太郎とフィリップの前に現れた「おやっさん」こと翔太郎の師、鳴海荘吉。
更にそれから明かされるビギンズナイトでのW誕生の秘密と翔太郎・フィリップの罪がある事に繋がると言う点は、「W」を見るにあたって本当に必要な要素であり、「W」好きなら必ず見ておくべき作品です!
おやっさんが変身するハードボイルドな仮面ライダー、スカルはとにかく渋いライダーで、先行登場であるファングジョーカーもカッコ良く、こちらも必見です(^-^)b


そしてこれこそが今回の目玉、第三部の「MOVIE大戦2010」!
完結編とビギンズナイト、この二編の本当の最後がここにあり、この2つの物語が無ければ成立しない話です。
だからこその展開も多く、ディケイドの敵と戦いつつも時に利用するW、Wの敵を追うディケイド、その二つの勢力が融合したアルティメットD、スーパー死神博士の正体などのコラボレーションも多いですが、やはりディケイドによるWファイナルフォームライドが、この映画の幕を引くに相応しい最高のコラボでした!
非常に斬新でかつ、凄過ぎるこの映画は是非劇場で!
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好釦