特撮②
18:49
「吸血の魔手で人間を襲う“第三の生物”マタンゴの恐怖!」
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非常に唐突ですが、昨日計五回目となるクレーン学科試験に行って来ました。
これまで素で報告を忘れてしまい、昨日も徹夜が影響してか、帰って気づいたら寝てしまいまして・・・
今回が大丈夫かそうでは無かったかは、嘘になるのも嫌なのでもう言いません。
ただ、来週の結果を待つだけです。
気分を変えて、今日はこの日ですね!
「・・・ずっとあの島にいればよかったんだ。」
遂に静岡と全国の垣根を越えた、特コレです!
統合版初の今回は「マタンゴ」、東宝特撮屈指のホラー映画です。
もう、ポスターからして不気味です。
今回はケンタッキーを買って来るか、ちょっと悩みましたねf^_^;
前回に引き続き、マガジンは俳優名鑑に大きな違いがありました。
今回もスタッフルームをスペシャルコラムとして1ページに掲載、マタンゴの原作者である福島正実さんのコラムが載っていました。
また、俳優名鑑番外編として東宝特撮ファン永遠の名女優、こと水野久美さんのスナップ集が1ページ扱いで載っておりました。
確かに今作では他の出演作品を圧倒する程の妖艶な魅力をふりまいていましたし、いつかはこの特集をやりそうな気はしていました(汗)
あと、今回の兵器図録も番外編であり、後述のヨット「あほうどり」号と難破船が載っていました。
感想ですが、噂や評判にも納得の映画でした。
楽しい旅行になる筈だったヨット旅行が、暴風雨をきっかけに遭難の旅となり、やがてたどり着いた無人島で怪奇と人の本能に呑まれて行く・・・
筋書きはこんな感じですが、今回描かれるのはマタンゴの恐怖以上に人間の中に眠るエゴそのものであり、マタンゴと言う架空の存在を使ったからこそ出来た作品だと思いました。
描かれるエゴは枚挙に暇が無く、島にたどり着くまでの間にすら、相当な対立や欲望がありました。
島に付いてからは難破船に残っていた食糧を奪い合ったり、環境の不安から幾度と無く対立したり、かつて暮らしていた都会への憧れに、女性への劣情・・・
難破船に現れるマタンゴ怪人や、森の中で蠢くマタンゴ(男性声は後にあのバルタン星人に流用!)もとても怖かったですが、それ以上に作中で嫌になるくらいに見せられる人の本能が真に迫る生々しさで、これこそが本作を東宝特撮屈指の恐怖映画にした最大の理由でしょう。
全ての人間には食欲・睡眠欲・性欲の三大欲求が存在し、この3つの欲求に逆らえる人間はいない・・・とはよく言いますが、それをまざまざと見せ付けられた気分です。
最後、どんな状況にあっても人間らしく生きようとした村井のみが島を脱出し、この話も収容所に入れられた村井の回想から始まるのですが、彼に待ち受けていたとんでもない運命はまさに衝撃であり、都会とマタンゴの島を比喩した最後の言葉が印象的でした。
ちなみに劇中食べているマタンゴは餅で作られていたそうで、実際においしかったらしいです。
また、今回東宝特撮映画には珍しい濃厚なキスシーンがあり、びっくりさせられましたf^_^;
極限な状況の中での本当の人間の姿を見せた、一級和製恐怖映画でした。
次回は「宇宙大戦争」、空想科学映画の決定版です。
これからも特コレに、目が離せません!
「吸血の魔手で人間を襲う“第三の生物”マタンゴの恐怖!」
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非常に唐突ですが、昨日計五回目となるクレーン学科試験に行って来ました。
これまで素で報告を忘れてしまい、昨日も徹夜が影響してか、帰って気づいたら寝てしまいまして・・・
今回が大丈夫かそうでは無かったかは、嘘になるのも嫌なのでもう言いません。
ただ、来週の結果を待つだけです。
気分を変えて、今日はこの日ですね!
「・・・ずっとあの島にいればよかったんだ。」
遂に静岡と全国の垣根を越えた、特コレです!
統合版初の今回は「マタンゴ」、東宝特撮屈指のホラー映画です。
もう、ポスターからして不気味です。
今回はケンタッキーを買って来るか、ちょっと悩みましたねf^_^;
前回に引き続き、マガジンは俳優名鑑に大きな違いがありました。
今回もスタッフルームをスペシャルコラムとして1ページに掲載、マタンゴの原作者である福島正実さんのコラムが載っていました。
また、俳優名鑑番外編として東宝特撮ファン永遠の名女優、こと水野久美さんのスナップ集が1ページ扱いで載っておりました。
確かに今作では他の出演作品を圧倒する程の妖艶な魅力をふりまいていましたし、いつかはこの特集をやりそうな気はしていました(汗)
あと、今回の兵器図録も番外編であり、後述のヨット「あほうどり」号と難破船が載っていました。
感想ですが、噂や評判にも納得の映画でした。
楽しい旅行になる筈だったヨット旅行が、暴風雨をきっかけに遭難の旅となり、やがてたどり着いた無人島で怪奇と人の本能に呑まれて行く・・・
筋書きはこんな感じですが、今回描かれるのはマタンゴの恐怖以上に人間の中に眠るエゴそのものであり、マタンゴと言う架空の存在を使ったからこそ出来た作品だと思いました。
描かれるエゴは枚挙に暇が無く、島にたどり着くまでの間にすら、相当な対立や欲望がありました。
島に付いてからは難破船に残っていた食糧を奪い合ったり、環境の不安から幾度と無く対立したり、かつて暮らしていた都会への憧れに、女性への劣情・・・
難破船に現れるマタンゴ怪人や、森の中で蠢くマタンゴ(男性声は後にあのバルタン星人に流用!)もとても怖かったですが、それ以上に作中で嫌になるくらいに見せられる人の本能が真に迫る生々しさで、これこそが本作を東宝特撮屈指の恐怖映画にした最大の理由でしょう。
全ての人間には食欲・睡眠欲・性欲の三大欲求が存在し、この3つの欲求に逆らえる人間はいない・・・とはよく言いますが、それをまざまざと見せ付けられた気分です。
最後、どんな状況にあっても人間らしく生きようとした村井のみが島を脱出し、この話も収容所に入れられた村井の回想から始まるのですが、彼に待ち受けていたとんでもない運命はまさに衝撃であり、都会とマタンゴの島を比喩した最後の言葉が印象的でした。
ちなみに劇中食べているマタンゴは餅で作られていたそうで、実際においしかったらしいです。
また、今回東宝特撮映画には珍しい濃厚なキスシーンがあり、びっくりさせられましたf^_^;
極限な状況の中での本当の人間の姿を見せた、一級和製恐怖映画でした。
次回は「宇宙大戦争」、空想科学映画の決定版です。
これからも特コレに、目が離せません!