特撮②

22:42
「地球は宇宙の塵と化すか?月の裏側に展開する一大決戦!」
---------------
さて、今日の日記の前にいつの間にか隠しキリ番が踏まれていましたので、新しい隠しキリ番を発表しようと思います。
次回の隠しキリ番は「41300(しーさー)」です。
比較的近いですので、キリ番41000を逃した方は狙ってみて下さい。





本題に入って、今日はこれです!



「地球防衛軍の姉妹編!」

2日(本当は3日)遅れの、特コレです!
今回は「宇宙大戦争」、東宝空想科学映画の決定版にして、「地球防衛軍」の姉妹作です。
マガジンは今回、前回ほどの違いはなかったですが、脚本の第二~四稿について資料館で触れられていました。
また、資料館では珍しくスピードポスター(映画の製作決定時に作られる縦長のポスター)がありませんでしたが、紛失しているのでしょうか?
あと、同じく資料館には「宇宙大戦争双六」なるものがあり、びっくりさせられましたf^_^;



感想ですが、この作品は月の裏側が分かったばかりだった時代に、大胆にも宇宙空間での一大決戦を描いた作品でした。
ストーリーの筋書きはシンプルなもので、地球を植民星にせんと襲いかかって来る遊星人・ナタール人と地球人との戦いの物語で、月に降り立つ中盤からは地球人対ナタール人の攻防戦が中心となります。
しかしながらナタール人は「地球防衛軍」のミステリアンと違い、地球人を洗脳して内部工作やスパイをさせる一方で円盤を率いて直接地球の首都を破壊しに行く等、頭脳戦と圧倒的な実力公使、そして冷酷な戦法を使っており、ミステリアンとはまた違った侵略方法を見る事が出来ます。
ちなみにナタール人の声(?)は、「空の大怪獣 ラドン」でのメガヌロンの声だったりします(汗)


この作品が地球防衛軍の姉妹作なのは上記で書きましたが、実は本編ではそれが直接分かる描写はありません。
ただ、冒頭の宇宙ステーション破壊のシーンにて円盤への対応が異様に早かった事、地球防衛軍に登場した人物と同じ名前の人物が一部いる事から推測は出来ます。
また、宇宙空間の表現も違和感があまりなく、特に月面でのふわふわとした歩行はまだアポロ11号が月面着陸を成功させる前の描写であり、まさに驚嘆物です!


そして今作最大の魅力が、ナタール円盤とロケット戦闘機のドックファイトシーンでしょう!
地球と月の狭間で繰り広げられる、流れるようなスピーディーな戦闘にはついつい目が釘付けにさせられる事間違い無しで、この時に流れる伊福部先生のマーチがもう素晴らしいの一言!
「宇宙大戦争マーチ」と称されるこのマーチは、聞けば一発で分かる方も多いかと思われ、伊福部サウンドの最高峰と断言出来るこのマーチを聴くだけでも、本作を見る価値は十二分にあると言えるでしょう!(^^ゞ
個人的にはオープニングタイトルの曲もお気に入りですが・・・とにかくこの作品を見て、聴いて下さい!(汗)
人類が月に行く前に月に降りてしまった、東宝空想科学映画屈指の名作でした。



次回は「フランケンシュタイン対地底怪獣」、怪獣映画史に輝く野心作です。
次回の特コレも、目が離せません!
25/65ページ
好釦