特撮②

21:34
「海底二万メートルを支配する″緯度0″基地!神秘と未知の世界に展開する驚異の科学攻防戦!」
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今日の日記の前に、まずちょっとご報告を。
ABJDSのイラスト集に、以前柳星張さんに書いて頂いた4周年記念イラストの文字無し版をアップして頂きました!
画像の大きさからPC版と携帯版とありますので、お使いの機体で選んで下さい。
これでABJDSを見て下さっている方全員に、素晴らしいイラストを見て頂けます・・・
また、4周年記念短編の募集はまだまだ行っていますので、20日の日記を参照に是非ともご意見をお寄せ下さい。
あと後述の都合で、TOP画を元に戻しました。
束の間の祭をありがとう、バラン・・・



本題に入りまして、今日はこれです!



「はい、艦長。」

祝!100万部突破の特コレです!
すみません、例の如く睡魔に負けて感想が遅れました・・・m(_ _)m
今回は「緯度0大作戦」、権利関係の都合で近年まで幻の作品となっていた、日米合作のSF巨編です。
マガジンは日本公開版ではカットされた海外版の場面や、主に結末部分から本編との違いを説明した第3稿・決定稿の解説があり、いつも以上に見逃せない内容となっています。
ただし、近年まで封印作品になっていた経緯は全く書かれていませんので、詳細はご自分で調べて頂くか、「怪獣酋長」こと天野ミチヒロさん著の「放送禁止映像大全」をお求め下さい!(笑)
また、本編である程度登場人物を絞っている影響か、キャストの数がこれまでの映画に比べて少なめに感じました。



感想ですが、これまでの日米合作映画の中で、最もアメリカ作品のカラーが出た作品だと思いました。
劇中の主な舞台である「緯度0」はまさに理想郷のような世界観で描かれており、人工太陽によって細かい調整がなされた快適で多国籍な空間、ダイヤモンドが石ころ同然と言う驚きの価値、地上の技術を大きく上回る様々な最先端技術、何よりも戦争や争いが無いと言う夢のような平和な世界であり、本編を見た後はついつい行きたくなるかと思いますf^_^;
ストーリーはアメコミ風と言った方が分かりやすい、アメリカ映画を思わせるテンポの良い流れが特徴で、後半部分は特にそれを感じさせるものとなっています。
また、本作の魅力には特撮場面を欠かす事が出来ず、片やシャープでヒロイックなデザインが魅力のアルファー号、片やダークかつヒールさを感じさせるデザインが良い黒鮫号と、メカニックの素晴らしさが光ります。
この二機が繰り広げる海底戦は前半最大の見所で、後半からは緯度0の超技術を駆使したブラッドロック島での攻防戦が見所です(^-^)b
グリホンを始めとする、コウモリ人間や大ネズミも洋風テイストあふれるキャラクターであり、本作の作風を大きく示しています。
そして、本作を締めるのが衝撃的なラストであり、これは是非自分の目でお確かめ下さい。
ただ一つ言えば、「緯度0」とは何だったのかをとても考えさせられるものとなっているのは確かです。
日本&アメリカが最後に製作した、異色の特撮SF娯楽映画でした。



次回は「ゴジラ ファイナルウォーズ」、ゴジラ映画の最高峰にして、現行最後のゴジラ映画・・・って、ええっ!?
ここでまさかの「GFW」ですか!?
この作品だけは最後に持って来るものだと思っていましたし、これでは平成最初の特コレが(現時点)平成最後の東宝怪獣映画になりますが・・・
とにかく、今後の特コレに目が離せません!
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好釦