特撮②
23:09
「さらば、ゴジラ。」
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昨日の日記にも書きましたが、明日は特友と一緒に劇場版「W&ゴセイジャー」を観に行きます。
3Dで上映されると言う事で、例年以上に楽しみです!
さて、今日はこれについてです。
「We LOVE X!!」
最近更新が遅れ気味の、特コレです(汗)
今回は「ゴジラ ファイナルウォーズ」、史上空前のスケールで描かれた、ゴジラ最後の作品です。
マガジンは平成作品だけあってフルカラー、怪獣図鑑や兵器目録も4ページ(代わりに撮影秘話と資料館が1ページずつ)、そして「とある人物」が何故か違和感を感じる程に写真に写り込んでいない・・・と、ある意味注目の内容です。
ちなみに「とある人物」の件については、上の写真にヒントがあります。
感想ですが、何度見ても楽しめる超大作でした。
リアルな世界観や設定が多かったミレニアムシリーズの中でもどちらかと言えばアニメ寄りなSF作品と、東宝特撮映画のエッセンスを詰め込んだ本作の世界観はシリーズの中でも異彩を放っていますが、お陰で怪獣と生身で戦う人間、轟天号対ゴジラなど自由な描写が出来るようになり、北村監督の言う「怪獣バーリトゥード(何でもあり)」を見事に実現させました。
それ以外にも懐かしの怪獣や兵器、加えて多彩過ぎる俳優さんの登場がゴジラシリーズ、ひいては東宝特撮映画の集大成の点も兼ねており、劇中のゴジラの行動には歴代ゴジラシリーズの要素が全て詰め込まれています。
しかし、それらを吹き飛ばす程にストーリーや登場人物が強烈で、約2時間の上映時間の中で半分の間ゴジラが出て来ず、その間は人類と怪獣・X星人との戦いが描かれているのがそれを物語っています。
個人的にはX星人の正体を暴く為のトリック、仮面ライダー並みのバイクチェイス、世界中に放たれた怪獣達の脅威、ミュータント対怪獣など、ゴジラが不在ながらノンストップで繰り広げられる展開は好きで、世界各地の様子が描かれているのもグローバルさが出てきて良いです。
ただ蛇足ながら、醍醐事務総長が宇宙連合について力説する場面にて「人類は更なる進化を遂げる」との台詞がありますが、進化論を認めない人々がどう思ったのかは気になりますが(汗)
登場人物については大抵の方は地上最強の男・ゴードン大佐か、人類を家畜呼ばわりする愉快犯・X星人統制官が記憶に残ったと言うと思いますが、僕はあえてM機関日本支部の鬼教官・熊坂教官を推奨します!
「訓練とは昨日の自分より強くなる事」と断言する貫禄、迫るエビラを見て怖じ気づく事も無く「強ぇな、お前!」と言いつつも「あのバケモンをフライにして来い!」とジョークも忘れない精神、尾崎達を行かせる為に20人余りのミュータント達に1人立ち向かい、名残惜しむ尾崎にそっと笑い掛ける素晴らしき心、そしてミュータント達を抑え(!)、廃墟から這い出し一路南極へ向かう新・轟天号を見て堂々と高笑いするその散り様・・・もう、最高の漢(おとこ)です(^^ゞ
願わくば、スピンオフが見たいくらいですが、本作の登場人物は基本的にスピンオフが作れるくらいに個性が強かったりします。
中盤以降はゴジラが復活し、怪獣王に相応しい無敵の活躍を見せてくれますが、とにかく本作のゴジラがかっこいい!
まず復活シーンから鳥肌が立ち、各地の怪獣を退ける姿に痺れ、成層圏を越えて妖星ゴラスを撃墜する力に驚き、モンスターX、カイザーギドラとの戦いに緊迫しつつも、尾崎の力を借りて最後は撃退する不滅のパワーにまた鳥肌が立ち、ミニラと共に海へ帰って行く背中にジーンと来る・・・と、本作は正しくゴジラが主人公である事がお分かりになるでしょう。
デザインや技、行動等も昭和・平成・ミレニアムの良さを合わせた秀逸なもので、大好きなゴジラの一体です。
他には多数の怪獣・兵器が登場するものの、主役はゴジラなので引き立て役が多く、モスラですら脇役であり、新・轟天号も苦戦を強いられます。
しかしアンギラス、ガイガンなど本作で再人気を得た怪獣もおり、あえてマイナーな怪獣を出している感もあります。
それ以上に人間やX星人、何よりゴジラが強いのもありますがf^_^;
ワイヤーアクションやCGの良さを最大限に生かしたスピード感ある特撮は「最高峰」の名に恥じない出来で、最終作ながら日本特撮の可能性をまた提示してくれました。
特に人間並みに俊敏に動くゴジラはインパクトが強く、初めて見た時は度肝を抜かれました・・・
長くなりましたが、本作は僕を再びゴジラの道に戻してくれた思い出深き作品です。
荒廃した世界の中に希望を感じさせる、大団円なラストも歴代屈指のお気に入りで、エンドロールはいつ見てもしみじみとします。
朝日に吼えるゴジラに今は別れを告げつつ、僕達も待とうではありませんか。
ゴジラが再び、戻って来るその日を・・・
次回は「メカゴジラの逆襲」、昭和ゴジラシリーズに区切りを付けた、最後にして原点回帰の作品です。
これからの特コレも、見逃せません!
「さらば、ゴジラ。」
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昨日の日記にも書きましたが、明日は特友と一緒に劇場版「W&ゴセイジャー」を観に行きます。
3Dで上映されると言う事で、例年以上に楽しみです!
さて、今日はこれについてです。
「We LOVE X!!」
最近更新が遅れ気味の、特コレです(汗)
今回は「ゴジラ ファイナルウォーズ」、史上空前のスケールで描かれた、ゴジラ最後の作品です。
マガジンは平成作品だけあってフルカラー、怪獣図鑑や兵器目録も4ページ(代わりに撮影秘話と資料館が1ページずつ)、そして「とある人物」が何故か違和感を感じる程に写真に写り込んでいない・・・と、ある意味注目の内容です。
ちなみに「とある人物」の件については、上の写真にヒントがあります。
感想ですが、何度見ても楽しめる超大作でした。
リアルな世界観や設定が多かったミレニアムシリーズの中でもどちらかと言えばアニメ寄りなSF作品と、東宝特撮映画のエッセンスを詰め込んだ本作の世界観はシリーズの中でも異彩を放っていますが、お陰で怪獣と生身で戦う人間、轟天号対ゴジラなど自由な描写が出来るようになり、北村監督の言う「怪獣バーリトゥード(何でもあり)」を見事に実現させました。
それ以外にも懐かしの怪獣や兵器、加えて多彩過ぎる俳優さんの登場がゴジラシリーズ、ひいては東宝特撮映画の集大成の点も兼ねており、劇中のゴジラの行動には歴代ゴジラシリーズの要素が全て詰め込まれています。
しかし、それらを吹き飛ばす程にストーリーや登場人物が強烈で、約2時間の上映時間の中で半分の間ゴジラが出て来ず、その間は人類と怪獣・X星人との戦いが描かれているのがそれを物語っています。
個人的にはX星人の正体を暴く為のトリック、仮面ライダー並みのバイクチェイス、世界中に放たれた怪獣達の脅威、ミュータント対怪獣など、ゴジラが不在ながらノンストップで繰り広げられる展開は好きで、世界各地の様子が描かれているのもグローバルさが出てきて良いです。
ただ蛇足ながら、醍醐事務総長が宇宙連合について力説する場面にて「人類は更なる進化を遂げる」との台詞がありますが、進化論を認めない人々がどう思ったのかは気になりますが(汗)
登場人物については大抵の方は地上最強の男・ゴードン大佐か、人類を家畜呼ばわりする愉快犯・X星人統制官が記憶に残ったと言うと思いますが、僕はあえてM機関日本支部の鬼教官・熊坂教官を推奨します!
「訓練とは昨日の自分より強くなる事」と断言する貫禄、迫るエビラを見て怖じ気づく事も無く「強ぇな、お前!」と言いつつも「あのバケモンをフライにして来い!」とジョークも忘れない精神、尾崎達を行かせる為に20人余りのミュータント達に1人立ち向かい、名残惜しむ尾崎にそっと笑い掛ける素晴らしき心、そしてミュータント達を抑え(!)、廃墟から這い出し一路南極へ向かう新・轟天号を見て堂々と高笑いするその散り様・・・もう、最高の漢(おとこ)です(^^ゞ
願わくば、スピンオフが見たいくらいですが、本作の登場人物は基本的にスピンオフが作れるくらいに個性が強かったりします。
中盤以降はゴジラが復活し、怪獣王に相応しい無敵の活躍を見せてくれますが、とにかく本作のゴジラがかっこいい!
まず復活シーンから鳥肌が立ち、各地の怪獣を退ける姿に痺れ、成層圏を越えて妖星ゴラスを撃墜する力に驚き、モンスターX、カイザーギドラとの戦いに緊迫しつつも、尾崎の力を借りて最後は撃退する不滅のパワーにまた鳥肌が立ち、ミニラと共に海へ帰って行く背中にジーンと来る・・・と、本作は正しくゴジラが主人公である事がお分かりになるでしょう。
デザインや技、行動等も昭和・平成・ミレニアムの良さを合わせた秀逸なもので、大好きなゴジラの一体です。
他には多数の怪獣・兵器が登場するものの、主役はゴジラなので引き立て役が多く、モスラですら脇役であり、新・轟天号も苦戦を強いられます。
しかしアンギラス、ガイガンなど本作で再人気を得た怪獣もおり、あえてマイナーな怪獣を出している感もあります。
それ以上に人間やX星人、何よりゴジラが強いのもありますがf^_^;
ワイヤーアクションやCGの良さを最大限に生かしたスピード感ある特撮は「最高峰」の名に恥じない出来で、最終作ながら日本特撮の可能性をまた提示してくれました。
特に人間並みに俊敏に動くゴジラはインパクトが強く、初めて見た時は度肝を抜かれました・・・
長くなりましたが、本作は僕を再びゴジラの道に戻してくれた思い出深き作品です。
荒廃した世界の中に希望を感じさせる、大団円なラストも歴代屈指のお気に入りで、エンドロールはいつ見てもしみじみとします。
朝日に吼えるゴジラに今は別れを告げつつ、僕達も待とうではありませんか。
ゴジラが再び、戻って来るその日を・・・
次回は「メカゴジラの逆襲」、昭和ゴジラシリーズに区切りを付けた、最後にして原点回帰の作品です。
これからの特コレも、見逃せません!