特撮②

23:57
「最新作メカゴジラシリーズ第2弾!」
---------------
さてさて、今日の日記の前に拍手レスを。



宇多瀬さん
どうも、本当にオフ会レポートを書いて下さり、わざわざありがとうございますm(_ _)m
僕の日記は無難にまとめてあるバージョンですので、ネタに走ったバージョンはとても楽しみです(笑)
日記を書き終わりましたら、早速見に行きますね~。



ここからは今日の日記です。
今日は約二週間程度放置していた、この事について書きます。



「さらに狂暴となって!さらに強力な武器を持って!メカゴジラがよみがえった!」

放置記録最多を更新してしまった、特コレです(汗)
今回は「メカゴジラの逆襲」、昭和ゴジラシリーズ最終作です。
マガジンは公開当時のメカゴジラ人気を証明するかのごとく、怪獣図鑑ではゴジラを差し置いて再びメカゴジラが大きく扱われ、写真もメカゴジラをクローズアップしたものが多いです。
また、俳優名鑑には70年代の特撮映画を支えた中野昭慶監督が紹介されており、資料館では前回に続き、著作権のダイレクトな影響を見る事が出来ますf^_^;
ちなみにタイトルは毎回同封のポスターのキャッチコピーを使っていますが、今回はあまりにも長すぎて入りきらず、同じポスターの違うキャッチコピーを使いました。



感想ですが、本作もまたシリーズの幕切れに相応しい作品でした。
伊福部先生の音楽をバックに流れる、前作のダイジェストから始まる本作はタイトル通り、ゴジラ以上にメカゴジラとブラックホール第三惑星人、そして真船親子の復讐をストーリーの軸にしており、ゴジラが40分以上(上映時間の約半分)経ってようやく出て来る点にそれが現れていると言えます。
更に突き詰めればこの話は真船親子の物語とも言え、芹沢博士の鏡写しの様な人物である真船信三博士の、歪んだ思想故の憎しみと後には戻れない背徳の立場、その娘の桂との悲しい親子愛は壮絶なものであり、特にブラックホール第三惑星人によって機械の体とメカゴジラの司令塔にされ、最も運命を狂わされた桂と生物学者・一之瀬とのささやかな悲恋はこの時期のゴジラ映画だけで無く、ゴジラ映画全体から見てもハードなものになっています。
この点も手伝ってか、本作はゴジラ映画の観客動員数ではワースト1ですか、昭和ゴジラ映画を締め括る為にこのような重厚なドラマに仕上げた事は、決して間違いでは無いと思います。
その他、本多監督の演出の特徴である「怪獣から逃げ惑う人々」の描写が久々にしっかりと描かれ、チタノザウルス初上陸の緊張感をより煽っています。


特撮面では前作と比較すると慎ましい程の演出ですが、チタノザウルスは横長のシネスコサイズに対してあえて縦長、恐竜以上に海の生物らしさを出したデザイン等、魅力ある挑戦的な怪獣で、真船親子のドラマも合わせ、特撮面では実はメカゴジラ以上に目立っています。
メカゴジラも道路を掘り返す程に強化されたフィンガーミサイル、首を中に潜む「第二の頭部」など、タイトルに恥じない強化がされています。
その分ゴジラが「VSモスラ」以上に出番が少なくなってしまっているものの、少し凛々しい顔付きや時代を反映した「子供達の悲鳴に駆けつけるゴジラ」、シリーズでも少ない人間との共闘などの姿が見れ、ラストは見事に物語を締めてくれました。
昭和ゴジラ映画の中でもダントツにお気に入り作品である、原点回帰の最終作でした。



次回は「ゴジラVSビオランテ」、遂に特コレもゴジラ「VS」シリーズに突入です!
これからの特コレ、見逃してはなりませんよ!
12/65ページ
好釦