特撮

22:42
「俺と一緒に、ゴジラ倒さねぇか?歴史に名が残るぜ?」
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さて、今日は昨日の前半戦に引き続き、「ゴジラ誕生祭2012」の後半戦を書いて行こうと思います。
やはり文字数が足りないので、「ガンヘッド再起動上映会」については明日の日記にて。
と言う事で当然、今回も長いです(汗)






12時半、モンスターさん待望の「VSスペースゴジラ」の上映が始まりました。
上映前に司会の圓山さんから「田口清隆監督がいつも言っている、ゴジラがバース島に上陸した時の指がどうにかなっている点と、上田耕一さん演ずる兵藤副司令官は撮影時まで違う役名であり、ネームプレートに注意してご覧下さい。」とのミニ情報が入り、両方しっかり確認。
兵藤副司令のネームプレートはBDでも確認出来たとの事ですので、お持ちの方は是非ご確認を。
スクリーンサイズで見るゴジラもスペースゴジラもMOGERAも最高にかっこよく、リトルが連れ去られる場面は何度も見ている筈ながら、何故かうるっと来ました…



上映後、山下賢章監督と橋爪淳さんのトークショーに。
お2人が特撮関係のイベントに出演したのは公開当時以来だそうで、「平成ゴジラ パーフェクション」徹底解説でも触れましたが、髭の似合うダンディなお方になられた橋爪さんは、その印象とは裏腹に積極的に笑いを取るファンキーな方で、「ここにいる皆さんが『スペゴジ』をどう思っているのか知りたい。」と僕達へ向けた逆質問が早速飛び出したりもしました。
ロマン監督・山下監督は当時から18年を経て貫禄のあるお姿となり、とても穏やかな印象でした。
「ここにいる皆さんの方が、ロマンです。」と、こちらも開口一番で驚きの一言。
他には、橋爪さんは昔から知り合いの方の劇場の裏からゴジラ映画を見ていて(ご本人曰わく「裏ゴジラ」)、踏まれる役でいいので出たいと思っていたら主役に抜擢され、数年前に患った病気で痩せていたので肉体改造をしてから撮影に臨んだ事、小高恵美さんとはざっくばらんに話していて、ラストの台詞も恥ずかしかった所を小高さんの後押しで言えた事、米山善吉さんとはアドリブを言い合っており、冒頭の「脳天気」発言もアドリブ、よく2人で結城さんの真似をしていた・・・など、色々な話が聞けました。
山下監督は沖縄・沖永良部でのロケの際の話をされ、いつもは外国からの漂流物で一杯な浜を、地元の方々とゴジラ映画の撮影につられた小学生達が綺麗に掃除をしてくれた事に感動し、「VSスペースゴジラ」本編を16mmフィルムにして小学校に寄贈したそうです。
また、柄本明さんを起用したのも監督の意向で、新城さんと結城さんは「イケメンとココロメン」の関係との事。
最後に橋爪さんはゴジラが復活したら今度こそ踏まれる役をやりたい(「GFW」でも本来は踏まれる役だったらしいです)、「ゴジラ全集」の福岡タワーの先が曲がって困っていると助けを求め、山下監督は「VSスペースゴジラ」は家族・兄弟愛をほのかに感じられるように作りました、と最後までロマンある発言で締め括り、トークショーは終わりました。



トークショー終了後の昼3時、「GFW」上映を前にして浅田英一監督、そして最初のシークレットゲストが登場しました。
シークレットゲストは、ミレニアムシリーズでのゴジラ役者・喜多川務さんと、造形の若狭新一さん!
この御三方と、橋爪さん・山下監督を交えて合同サイン会が開かれ、橋爪さんと山下監督には「VSスペースゴジラ」超全集に、浅田監督には「GFW」パンフレットに、喜多川さんと若狭さんにはサイン直前に貰ったお2人のブロマイドにサインして頂きました。
怒涛の五連続サインに嬉しさ満点でしたが、マーカーが乾く前にサインがこすれてにじんでしまったのが残念でした・・・
ちなみに、先ほどの橋爪さんのヘルプについてはサイン時にファンの方から対処法を教えて貰ったそうです。



ここから4時の浅田監督&喜多川さん・若狭さんのトークショーまでの間、前回触れた柳さんのピンバッチの留め具が無くなる事件が発生。
モンスターさんと共に外に出て探し回ったり、圓山さんにアナウンスして頂いたり、僕の後ろに座っていた名古屋からの方にも協力して頂きながら探した末・・・留め具は柳さんの鞄の中で見つかりました(汗)
そんな事もありつつ、4時にGFW組のトークショーが始まりました。
最初は本編監督である北村龍平監督の話題から入り、北村監督は幼少の頃に見た「殴るゴジラ」からGFWアクションが生まれ、撮影前に喜多川さんが入ったGMMGゴジラと若狭さんで戦ってみた所、上手く連携を取る事が出来ず、本格的に今までと違うスーツを作らなければと言う決意をしたそうです。
結果完成したGFWゴジのスーツは逆ゴジに近いスタイルになり、戦隊シリーズ出身の喜多川さんは最初スーツを着た時に小躍りしたとかf^_^;
そのGFWゴジについて、浅田監督はシルエット姿などから最初は違和感を感じていたそうですが、これまでのゴジラらしい演技を付ける内に違和感は無くなっていき、最低限のイメージは保てた、と安心したそうです。
若狭さんは「東京SOS」を最終作のつもりで参加しおり、よってGFWは最初からお祭り作品として入る事ができ、沢山のスーツを作る心の準備も出来ていたとの事。
お気に入りスーツは紆余曲折あって自分の元に戻って来た後輩・山田さんの心を感じる、ミニラだそうです。
最後に現在、家族を連れて海外で辛い思いをしながら頑張っている北村監督を応援して欲しいと言うメッセージにて、トークショーは終了しました。



それから4時半になって、僕念願の「GFW」上映が始まりました。
止め処ないアクション、台詞一つからいちいち熱いキャラクター達、当時スクリーンで仰天したゴジラ達のバトルはやはりスクリーン向けであると思い、それ以上に僕を再び特撮の道に戻してくれたこの作品をもう一度劇場で観れたのが、もう感激でした・・・
We Love Godzilla!
ちなみにここでも圓山さん情報があり、のろまなカメを火あぶりにする(笑)カナダの少年宅にある怪獣ソフビは全て西川伸司さんの私物で、極力今回出ていない怪獣を選んだとの事ですが、あまりに酷い扱いに当時びっくりしたのだとか・・・



上映終了後、川北監督のミニトークショーが始まり、ここでもう1人のシークレットゲストが一緒に登場しました。
その方はなんと、総進撃のヒロイン・真鍋さんこと小林夕岐子さん!
当時から40年以上経っていますが、今なおとても可愛らしい声、雰囲気、お姿を持った方でした…
このお2人で30分程のトークとなり、川北監督はやはりと言うべきか、ほとんどリトルに関する話でした(笑)
リトルの体色は保護色らしく、ベビーの頃からあのデザインにする予定もあったそうです。
また、スペースゴジラに襲われた際も実はコロナ・ビームは一度も当たって(当てて?)おらず、それがまるでいじめられているように感じる要因になったのでは、と言っていました。
あと、川北監督も総進撃に関わっており、ゴジラのニューヨーク襲撃と凱旋門倒壊の場面を担当したそうです。
一方、小林さんは総進撃での思い出話をお話して下さり、ヘリコプターの場面は模型を使っての撮影だった事、怪獣と目線を合わせる演技に苦労した事、作中では基本的に冷たい演技が多かったので、最後に笑えて良かった事、公開当時のイベントでゴジラと遊園地を回った時、汗だくになりながらゴジラの中に入る中島春雄さんの苦労を知った事・・・など、30分ながら色々な話をお二人から聞けました。



ミニトークが終わり、終了時間も迫っていると言う事でサイン会では無く、サイン入りブロマイドの手渡し会となり、これで全てのブロマイドが揃いました。
ここで僕は思い切って、川北監督と対面した時に「お久しぶりです!」と声を掛けました。
そう、このイベントに参加しようと思った時からずっと気になっていた、「川北監督はまだ僕達の事を覚えているのか?」、その疑問をぶつけたのです。
その結果・・・「おっ、久々だねぇ。」と言って下さいました!
川北監督は、二年経っても僕の事を覚えていて下さったのです!
この後のガンヘッド上映会でまたお会いしましょうと約束し、この事を柳さんとモンスターさんに嬉々と報告し、ゴジラ誕生祭2012は終わりました。
そして一旦劇場から退場した夜7時、もう1人の皇さんのサイト仲間である和奏さんと対面し、ゴジラ誕生祭2012までの参加となった皇さん・蜜柑さん・和奏さんと軽い立ち話をした後、また何かの機会でお会いしましょうと約束を交わし、お別れとなったのでした。






――A.D.2012 11.3

PM7:30 Ginza Cinepachos

Mission Start―






あれから23年、アイツが再び発進する・・・



「パーティーやろうか、ガンヘッド。」



仲間達と別れ、銀座シネパトスに残る事を選んだ、3人の荒くれ者(バンディッツ)。
しかし彼らには、時間が無かった・・・



『2分あげます。その間にショッピングを。』



限られた時間の中で食糧を調達し、川北監督とのコンタクトを果たす婆羅陀魏。
そこで交わした、監督との約束とは…?



パーティーは始まり、再び壇上に現れた川北監督と、最高の劇伴を作り上げた作曲家・本多俊之の登場が会場のバンディッツ達を歓喜させる。
シークレットゲストの正体は如何に?



『アマエンジャナイヨ!』



明かされる数々の秘密!
あのBGMが、本人の手によって会場に鳴り響く!



パーティーが進む中、帰りの夜行バスへの不安に駆られる婆羅陀魏。
だが、そこに・・・



「俺も連れてってよ!」



迫力のプラモデルPV上映。
2025年・ガンヘッド大隊の栄光の姿がプラモデルと川北監督の手で蘇る。
それから13年・・・2038年。
スクリーンを舞台に帰って来た、ガンヘッド507!



「俺とお前の力、カイロンに見せつけてやろうぜ。」


『ですが、確率なんてくそくらえでしょう!』


『死ぬ時は、スタンディングモードで。』



そして彼らは無事に東京から脱出し、自宅に帰る事が出来たのか!?



『ガンヘッド大隊は、ミッションを完了せり。』



今、銀座シネパトスは驚異の未体験ゾーン突入!



「ジェロニモーーッ!!」






GUNHED(ガンヘッド)
Re:Start(再起動)
Screening(上映会)



to be continued…
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好釦