特撮

18:49
「銃で遊ぶと、ツキが落ちるぞ?」
---------------
すみません、残業続きで木・金、その疲れから昨日と3日連続で上映会レポートを休んでしまいましたm(_ _)m
ポッキー&プリッツの日であり、「けいおん!」のあずにゃんの誕生日である今日こそ、「ガンヘッド再起動上映会」について書いて行きます。
もちろん、今日もとても長いです(汗)






夜7時過ぎ、皇さん達と別れた僕・モンスターさん・柳さんの3人は、シネパトス2に再入場しました。
入場するや否や川北監督を発見し、早速近付いて会話。
柳さんも交えてこれまで参加した特撮イベントの事を話し、改めて監督に僕達の事を思い出して頂きました。
まさか、09年の嵯峨芸祭についても覚えて頂いていて下さるとは…
来年1月に発売される、パーフェクションシリーズ第二弾「ガンヘッドパーフェクション」を必ず買う事を監督と約束し、一旦監督とお別れ。
「ゴジラ誕生祭2012」と全く同じ座席を確認し、開始まで数分しか無い中で夕食代わりのパンと、この後の本編上映に合わせてコーラを購入。
座席に戻ってパンを食べ、夜7時半に「ガンヘッド再起動上映会」は始まったのでした。



まずはトークショー、ゲストとしてゴジラ誕生祭から再度登場の川北監督と、作曲担当の本多俊之さんが入場。
続いてシークレットゲストとして登場したのが、神谷誠監督!
開口一番に本作の名言『アマエンジャナイヨ!』を叫び、当時の撮影にも参加し、ガンヘッド2を今でも熱望する程にガンヘッドを愛する神谷監督を加え、トークショーが始まりました。
トークショーの内容については、ツイッターにて「ガンヘッド再起動上映会」のタグで検索して頂ければ詳細な発言集が見れるのですが、一応この場でもある程度書き残しておきます。
初期は二足歩行ロボットで行く案があり、ガンヘッド初起動時に歩いているのはこれの名残かと思います。
本多さんは本編監督・原口眞人監督から映画「レインマン」を見る(聴く)ように言われ、川物…パーカッションのリズムで行って欲しいと言われたそうです。
また、作曲時は当時普及しつつあったデジタル技術と、従来のアナログ技術を組み合わせた技術にこだわり、凄まじい時間と労力を費やしたそうです。
神谷監督は参加当時、現場を見て一番豪華な特撮だと感じ、撮影時はセットに入るのに苦労。
終盤の対エアロ・ボット戦に登場するガンヘッドの着ぐるみや、エアロ・ボットの火炎噴射は川北監督から突然指示され、びっくりしながらもどうにか対応していたそうです。
川北監督は本作が委員会方式での制作の走りで、潤沢な予算があった事で様々な撮影が可能となり、ガンヘッドがタワーからずり落ちる場面にてセットを幾つにも分けて撮影出来たのもその恩恵があったとの事。
更にサンライズさんの作品でもある本作は「ガン」と入っている以上、サンライズさん的に相当な期待とやる気が入っていた作品で、違う方の「ガン」で有名なかの富野監督も実はガンヘッドを撮りたかったとの事・・・



トークショーの最中、ガンヘッドのデザインを担当した河森正治監督からのビデオメッセージがスクリーンに流され、実写作品に合わせて頭を銃頭にした事、移動時はタンクモードで体高を低くして防御力を上げ、攻撃する時にスタンディングモードになって立ち上がる…と言う変形のコンセプトがあった事、等身大プロップに登ってみて手すりを付ければ良かったと後悔した事、今でもガンヘッドが支持されている理由は手作りのリアリティがフィルムに焼き付いているからである・・・など、短めながら様々な話をおっしゃっていました。
更にトークショーが一段落した所で、本多さんがなんと個人で持って来ていたサックスを使い、予定になかったメインテーマの生演奏が!
鳥肌が立つ程に素晴らしい演奏で、これだけでも参加して良かったと思いました…



夜8時頃にトークショーが終わってサイン会に入り、「平成ゴジラ パーフェクション」に川北監督から、特コレ特製ガンヘッドDVDに本多さんから、チケット特典のガンヘッドブロマイドに神谷監督からサインを頂き、サイン会参加特典として河森監督サイン入りのガンヘッド線画デザインのブロマイドを貰いました。
川北監督とは「今度こそは母と一緒に参加します!」と約束し、本多さんはガンヘッド特製DVDを見て驚いておられていました。
ゴジラ誕生祭の時は散々な状態になってしまったサインも、今回はあまりにじむ事は無く、ゴジラ誕生祭と合わせて計11名、川北監督からはゴジラ誕生祭とガンヘッド上映会のそれぞれでサインを頂き、喜びの絶頂にいました。



・・・が、ここでそんな喜びを冷ましてしまう「ある事」に気付きました。
それは、夜行バスの集合時間です。
集合時間は夜11時45分、上映会が終わる予想時間は11時を少し過ぎるくらいで、当初は間に合うと思っていました。
ですが、ゴジラ誕生祭の時からトークショーやサイン会等に時間が取られており、ずっと時間が押されている状態でした。
この時点でスケジュールから20分は時間が伸びており、同じ夜行バスで帰る予定の柳さんと共に、果たして集合時間に間に合うのかと不安に駆られていました。
が、そこで救いの言葉を掛けて来たのが、ゴジラ誕生祭時に柳さんのピンバッチの留め具を探して下さり、誕生祭の後半からよく僕と話していた、僕の後ろの席に座っている、名古屋から来られた参加者の方でした。
ゴジラ誕生祭を始めとする特撮イベントに参加し続けている長年の経験から、「上映が終わっても東京駅付近ならここから歩いても大丈夫だし、俺も一緒に着いて行くよ。」と頼もしい言葉を頂き、その後のイベントも安心して参加する事が出来ました。
ちなみにその方とは今月24日に開催される「京都怪獣映画祭ナイト2」にて再会を約束し、メールアドレスも交換しています。



9時過ぎ、先日コトブキヤさんより発売されたガンヘッドのプラモデルPVが流されました。
川北監督が手掛けたPVはガンヘッド本編の舞台となる2038年より13年前に起こり、本編冒頭にて決着が描かれたカイロン5とのロボット戦争におけるガンヘッド大隊の活躍が、プラモデルを使って描かれていました。
サプライズで川北監督が撮影当時の模型を所持していた事で実現した飛行挺・メリーアンの登場や、まさに本編の序章とも言えるPVはプラモデルである事を忘れそうなくらいにとても迫力ある映像でしたが、それ以上にナレーションがなんと「日常」の阪本さんこと、白石稔さんだった事に驚きました。
なんでも白石さんは「ノーギャラでもいいから出させてくれ!」と直談判する程に、ガンヘッド好きだったそうで…
そしてPV上映が終わった直後、いよいよ会場の無法者(バンディッツ)達が待ちわびた「ガンヘッド」本編がスクリーンにて上映されました。
スクリーンでの上映だからか、本作の欠点として挙げられる画面の暗さや台詞の聞き取りずらさがあまり気にならず、劇中登場するコーラ(厳密にはペプシコーラ)を飲みながら、平成初期の特撮映画作品の名作、「日本唯一の実写巨大ロボット特撮映画」を、心ゆくまで楽しめました。



上映が終わり、割れんばかりの拍手で「ガンヘッド再起動上映会」は終了しました。
これで最後となる銀座シネパトスに別れを告げ、前述の名古屋の方と本当に歩きながら東京駅へ。
道中電車帰りのモンスターさんとお別れし、東京駅付近の集合場所にて名古屋の方と名残惜しくも別れ、実に同じバス会社だった事から柳さんと集合場所までご一緒し、大阪行きの夜行バスに乗って柳さんとお別れしました。
それから帰りも眠れない夜を過ごし、到着予定より1時間早い朝7時に大阪に到着。
電車に乗り、朝7時半頃に無事家に帰宅しました。



「ゴジラ誕生祭2012」、「ガンヘッド再起動上映会」と続いた3日は外食の余裕も無いハイスケジュールでしたが、一日中特撮尽くしの最高な日でした。
一部残念ながらご参加出来ませんでしたが、相互様の方々とも久々にお会い出来ましたし、新しい方と出会う機会も出来ました。
銀座シネパトスでの特撮イベントはこれでお終いですが、来年も違う場所でゴジラ誕生祭は開催される様子なので、また来年の11月3日もゴジラの誕生日を皆さんで祝う一日が来るのを、楽しみにしています。
また、画集・弐にゴジラ誕生祭とガンヘッド上映会のシークレットゲストからのサインの写真、皇さんから頂いたバランのぬいぐるみの写真を「その他」に、来年3月には無くなってしまう銀座シネパトスの姿を「旅行写真」に追加しましたので、是非ご覧下さい。
今回ご一緒して下さったモンスターさん・柳さん・皇さん、会場にて出会った蜜柑さん・和奏さん、そして名古屋からの参加者の方に、心から感謝の気持ちを伝えます!
We Love 特撮!!
95/100ページ
好釦