特撮

20:53
「KAIJUは観た。怪獣は観たか。」
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5月に入ったと言う事で、「友好処入口」から「ゴジラの必殺技」を削除致しました。
ただ、サイトとF2さんの存在だけは消えないよう、名前だけ友好処に残してあります。
F2さん、改めてお疲れ様でした。



そして今日は今更シリーズ第3弾、現在「大大大全集」で盛り上がる京都みなみ会館さんで昨年末に開催された「京都怪獣映画祭ナイト3」のレポートを書こうと思います(汗)
もう4ヶ月近く経っているので、メモ寄りの内容になると思いますが、どうか見てやって下さい。



12月28日、去年最後の仕事を終えて帰宅し、夕食を食べる間も休む間も無くすぐお風呂に入り、夜7時前に僕と母は車で京都へ向かいました。
購入したての「パシフィック・リム」のサントラを聞きながら、みなみ会館さんに行くのが「怪獣映画祭2」以来、約一年振り事もあって少々迷いながらも、夜9時過ぎに無事に到着。
キャストさんの面々に挨拶した後、近くのスーパーで飲食品を買い込み、車内で夕食を食べました。
それから集合時間の夜10時前になり、極寒の真冬の空気に耐えながら館前に整列したのですが、ここでなんと「ゴジラ誕生祭2012」にて出会ったハヤタさんと約一年振りに再会!
誕生祭後にメールを送りながら、迷惑メール対策の個別受信リストにハヤタさんのアドレスを入れ忘れ、僕に連絡を出来ずじまいになっていた事をまず謝罪しましたが、ハヤタさんは快く許して下さり、ハヤタさんも腰の悪化で中々連絡が出来なかった事、むしろ連絡が出来ない僕の事を心配していた事を打ち明けて下さりました。


お互いに誤解が解けた所で、いよいよ入場。
ゲストサイン会整理券と入場特典の「ガイラ 三浦半島の恐怖」オーナメント・ミサイル戦車のガレージキットを貰いました。
蛇足ながらこのミサイル戦車ガレージキット、全く手を付けておりません(汗)
前回のポンポン砲と同じく、後日キャストさん本社で製作イベントもありましたが、仕事の都合で行けず・・・
いつか機会があれば自分で作るか、製作イベントに混ざって作ろうと思います。


本題に戻って、前回と違ってまだ腰が悪い影響で特別席を用意して貰っていたハヤタさんとは別の席になりましたが、今回も良い席が埋まっていた中で前の方の席・・・と、言うより最前線に座るハヤタさんのすぐ後ろの席を確保f^_^;
10時20分、藤村さん・木原さんの軽快なトークからイベントが開始し、トップバッターにして僕と母のメイン、「ガメラ2」の上映が始まりました。
昨年観た「ガメラ3」もそうですが、リアルタイムで劇場で観て、13年振りに再びスクリーンで観た「ガメラ2」は本当に素晴らしく、演出・設定・ストーリー・特撮、一つ一つの画面構成に至るまで徹底的にこだわり抜いた傑作は何度見ても、そして劇場で見ると更に良いのだと思いました。
日付が変わって29日の0時10分に上映が終了し、ゲストとして平成ガメラシリーズの顔・大迫力役であまりに有名な螢雪次朗さんが入場しました。
実は先ほどの上映も一緒に観ていた螢さんのトークショーが始まり、数々の裏話が語られました。
内容を簡素に書いていきますと…


・台本は大抵捨てているが、金子監督・中山忍さんのサイン入りガメラ3台本は残している。
・金子監督との出会いのきっかけは日活ロマンポルノ。
・台本では標準語だったが、友人の協力で長崎弁の勉強をしてから演技をし、「ばってん」以外は金子監督に認められた。
・ガメラ1撮影時に東宝ビルドでの特撮撮影を見学。かなりの高熱だったが、その時のスタッフの仕事っぷりから特撮にはまった。ガメラシリーズはミニチュアが素晴らしく、ガメラ3の109は再現度が高過ぎて微妙に変えてある。
・自衛官役は男前限定だった!
・大迫さんがシリーズを追う度に没落する裏で、自衛官役の渡辺裕之さんは昇進。
・ほとんど出番のない2ではなく、1・3の上映時に呼ばれたかった?
・ガメラ3の綾奈役で有名な前田姉妹では、妹の亜季さんに太鼓判。昭和の人もこなせる幅のある女優さん。
・大魔神の撮影時、ブルーバックの後ろからわざわざやぐらを組んで青い光を当て、合成の違和感を無くしていた。


12時50分にトークショーは終了し、サイン会に移りました。
サイン会参加権利付きの平成ガメラブロマイドを買う順番を待つ間、母から「山本サトシ先生を見たで!」との情報を聞き、通路に出てみると本当に山本先生を発見!
昨年8月の「怪獣映画クイズ大会3」にて、サインを頂きながらお礼が言えず、その謝罪が出来ずにいた事をずっと気にしていたのですが、この日遂にその悲願は叶い、山本先生も僕の事を許して下さいました・・・
これからも応援よろしくお願いします、とのエールを頂いて山本先生と別れ、今年最大級の後悔の払拭を達成した僕は映画祭の途中ながら最高の満足感に満たされていました…


劇場に戻り、スケジュールの都合から100番以降の整理券ではサイン会に参加出来ない可能性が出ていた事から、100番以降の整理券を持っていたハヤタさんに90番代の番号である母の整理券をお譲りし、1時半頃になって一緒にサイン会の列へ。
平成ガメラブロマイドを購入し、螢さんのサインと記念写真、握手を頂きました!
僕らファンへの感謝の気持ちにと、個人的に千社札のシールまでご用意して下さった螢さんは、特撮俳優の鑑です…!
ちなみに平成ガメラブロマイドには各作品の大迫さんブロマイドが入っており、基本的にこのブロマイドにサインを貰う形になっていたのですが、僕はあえてガメラ3版大迫さんにサインを頂きました。
僕としては、ホームレスになりながらも長峰さんとの出会いをきっかけに再起、龍成を奮い立たせて彼の為に全力を尽くした、ガメラ3版大迫さんが一番好きなので。
物販コーナーに売っていた怪獣大百科FSの小美人ペンダントも買い、三度劇場へ戻りました。
この辺りの写真は既に画集の「その他」にアップしていますので、見たと言う方も是非もう一度ご覧下さい。


2時過ぎ、「大魔神怒る」が上映。
大魔神シリーズは初めて見ましたが、大映のお庭芸である時代劇の面も合わせ持つだけあって、非常に忠実な時代描写がされていました。
一方的な圧制に苦しみ続けた人々の願いが届き、大魔神が現れる所のカタルシスは素晴らしいの一言。
海を割り、鬼神の如き形相で悪人をなぎ倒す大魔神の姿は、まさに神に相応しいものでしたね。
先程の螢さんのトークにも出ていた通り、大画面で見ても全く粗が映らない合成の高さも特筆です。
大魔神がガメラと並ぶ、大映キャラクターの顔たる所以を存分に味わえる一本でした。


3時半に上映が終了し、休憩中に東宝特撮ブロマイドと、本来は角川大映スタジオの「SHOP MAJIN」限定商品である「大怪獣ガメラ」クリアファイル&手ぬぐいを買いました。
4時前に「帰ってきたウルトラマン」5・6話の35mm上映が開始。
昨年の「ウルトラセブン」と同じく、劇場でテレビシリーズの話をまるまる見れたのは新鮮な経験で、ウルトラシリーズの名怪獣・グドンとツインテールの暴れっぷりは映画作品にも劣らない迫力がありました。


4時45分に「帰マン」の上映が終了し、休憩を挟んで5時に最後の上映作品「サンダ対ガイラ」が上映。
流石にこの辺りになってくると、疲れから眠気が襲って来ましたが、ガイラの咆哮を目覚ましに眠気と闘いました。
世界中の特撮ファンに語り継がれるこの名作は、やはり劇場だと画面の迫力が一味違いましたね。
6時半に上映が終わり、「怪獣映画祭ナイト3」はこうして幕を閉じました。
ハヤタさんやキャストさん達に別れを告げ、朝7時に京都を出発。
8時前に休憩がてら道中のマクドナルドで朝食を食べ、9時頃にスーパーで買い出しを済ませ、10時に自宅に帰宅。
疲労困憊の僕と母は、ほどなくして深い眠りに付いたのでした・・・



「怪獣映画祭ナイト2」に続けての参加となりましたが、夜から早朝までの文字通りのレイトショーイベントながら、時間や疲れが全然気にならないのは、ラインナップの特撮作品群が持つパワーと、ほとばしる会場の熱気なのだと思いました。
数年前から上映イベントに参加していて感じたのは、何度もDVDで見ているからこそ、フィルム+スクリーンで観る事に新しさと価値を感じる事。
「見た」と「観た」とでは、何か絶対的な違いがあると言う事です。
平成ガメラやGFWのようにリアルタイムで見た作品は僕の中での付加価値が更に増していますから、昔からのファンである程に、劇場で観る事の感覚の違いを堪能出来ているのかもしれませんね。
これからも上映イベントに参加し続けて、フィルムの力を感じる喜びを増して行けたら・・・と、思います。
それ以外にも数々のグッズが手に入った事、螢雪次朗さんやハヤタさんにお会い出来た事、山本サトシ先生に謝罪出来た事など、僕に人生にとって付加価値になる事が多かった、2013年最後にして最高のイベントでした!
もちろん、今年末の「怪獣映画祭ナイト4」にも参加する予定です(^^ゞ


最後に、イベントを開催した全ての方々、会場に来た全ての方々、そして特撮作品達に感謝の気持ちを送ります。
ここまで見て下さった皆様、本当にありがとうございますm(_ _)m
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好釦