特撮

18:47
「ヤツには何としても、守りたいものがあったんだ・・・」
---------------
さて、今日は先日開催された「ゴジラ誕生祭2016in京都」のレポートを書いて行こうと思います。
こういうの、ほんと久しぶりですね・・・






夜8時、早めに出たいと言う母の希望で家を出発。
慌ただしく出たわけではないのですが、いつもはやっている荷物の最終チェックをせずに出発しました。
それがまさか、あんな事態を招く事になるとは・・・



東京ではゴジラストアを中心に、まるで誕生祭前哨戦と言った感じに盛り上がっていたそうで、モンスターさんのLINEを見てその熱気を味わいながら、サイト友達様達に送るサプライズ短編を書きつつ、京都へのドライブをゆっくり楽しんでいました。
そして9時半頃、みなみ会館さんまで目と鼻の先まで迫った時・・・僕はとんでもない事を思い出してしまいました。





ゴジラ誕生祭のチケットを、リュックに入れていない事に。






その瞬間僕はパニックになり、流石の母も動揺が隠せない状態に。何せ今から高速道路経由で引き返しても、スタートの11時に間に合うか分からなかったからです。
今すぐ引き返そうと言う母に対し、僕は「みなみ会館の人に事情を説明し、スマホの購入画面を見せれば…」と言う苦しみ紛れの手段を思いつき、母に待って貰って会館内にダッシュ。
事情を説明し、まだ握手会が続いていた前イベント(ウルトラマンガイア最終三部作上映&トークショー)の対応に追われている館長さんの指示が来るまで待って欲しいと言われ、駐車場の空き狙いがてら車内で待っていましたが・・・この時間が本当に地獄でした。
母はそれ程怒ってはおらず、僕の管理能力の低さを注意したくらいでしたが、到着した皇さんやモンスターさんにどうなるか分からないのに下手な返事が出来ず、ただただ嘆き続けていました・・・
この時聞いていた「シン・ゴジラ」のサントラがまた、僕の悲しみを盛り上げてくれましたよ・・・



それから入場時間になった10時半、「ぴあチケットの最後からで良ければ大丈夫です。」と、館長さんからの返事が。
館長さん達の計らいに涙が出そうになりつつ、急いでLINEで参加可能になった事を報告しながら入場整理中の地下パチンコ跡地へ。
・・・が、ここである事実が発覚。
入場は「超大大大全集」Bパス→窓口前売券→Peatix→ぴあ→当日券の順番で、Peatixまでの時点で100人以上並んでおり、ぴあは20名、当日券はたった3人。
つまり、ちゃんとチケットを持って行けた所で、もう大半の席は埋まってしまっていたと言う事なのです・・・
皇さんもその後来られた城村さんもPeatixで購入していたのですが、僕が入ってもまだ席を探しておられる状況で、僕と母はどうにか2人席を確保。
皇さんと城村さんの席まで確保する余裕が無く、お2人を突き放す形になってしまったのが申し訳ないですm(_ _)m



そんなトラブルに見舞われながらも夜11時、無事にゴジラ誕生祭2016in京都が開始。
まずはガイア最終章上映会から引き続いてのゲスト・渡辺裕之さんのトークショーから。
ここから長くなりますが、恒例のメモを元にトーク内容についてざっくりと。


渡辺さんは「ガイア」の石室コマンダーの格好で入場。しかも当時と同じ衣装!
トーク前に渡辺さんの熱いポイント解説の後に、有名なあの「ファイト、一発!」を会場中でシャウト!
一緒にやっていたケイン・コスギさんは「ファイト」ではなく「ホワイト」と言っていたとの暴露からトークに。
怪獣映画は初代モスラやキンゴジ辺りから見ていたそうで、自分のあこがれを叶える為に役者に。
なんと「VSビオランテ」に出る予定があったらしいのですが、「一流役者は怪獣映画なんかに出ない」と言う担当の偏見で勝手に断られてしまい、GMKに出れて嬉しかったとの事。
ガメラシリーズへの出演は金子監督から直々のオファーで、津川雅彦さんや自衛隊から太鼓判を押されたそうですが、ガメラ1で東京タワーを破壊してしまったのは後悔しつつ、電話帳1ページ1ページまで作り込まれた細かすぎるセットに、スタッフの魂を感じて感動したと熱弁しておられました。
ちなみに「GMK」の略には未だに慣れず、シェーするゴジラもちょっと・・・らしいです(汗)
GMKに関しては潜水艇でゴジラに向かうシーンは注目して見て欲しいと言いつつ、「宇崎竜童さんは自分が持ち上げた。そうしないと少々まどろっこしいし、宇崎さんと役を入れ替えて欲しかった!」とぶっちゃけたかと思えば、名言「ヘドロに沈め!」にはゴジラへの悲哀、ゴジラは悪くないんだ!と言う思いがあった事を告白。
その後、生「ヘドロに沈め!」を披露して下さり、僕達は東京湾のヘドロへ沈んで行ったのでした・・・(笑)


トーク終了後、フォトセッションタイムに。
「ファイト、一発!」なポージングをして下さったり、「フェイスブック掲載時にはちゃんとタグ付けして下さいね!」とまたちゃっかりした一面を見せて下さいました(笑)
それから次のゲストである三村渉さんが登場し、握手&撮影会になったのですが・・・流石に最後から数えた方が早い今回は無理だろうと諦めていました・・・が、回り回ってなんと定員ギリギリ最後の1人に滑り込む事に成功!
まだ神は僕を見捨てていなかった事に感謝し、大緊張しながらお2人との握手を交わしました。
それからキャストさんトークでカウントダウンまで繋ぎ・・・12時ちょうど、11月3日!ゴジラ62周年の時を会場の皆さんと共に迎えたのです!
・・・ちなみに東京会場の方は「シン・ゴジラ」上映真っ最中で、タバ作戦辺りで誕生日を迎えるガキ使的な感じだったそうで、関西ではもはやお馴染みM11も「カウントダウンゲスト」なる肩書きで来ていたそうですf^_^



カウントダウン終了後、三村さんが再登場。トークショーが始まりました。


「VSメカゴジラ」は「VSモスラ」の没プロットの良い所を元に練り上げたそうで、ゴジラザウルスの託卵は本来モスラがやる予定であり、ラドンの起用は三村さんが無理やりねじ込み、他から反対されなかったのでそのまま出演となったそうです。
メカゴジラは初期ポスターでも描かれていた通り何機かのメカが現地でメカゴジラに合体の予定でしたが、結局メカゴジラとガルーダだけになり、昭和メカゴジラとの違いとして人が直接メカゴジラに乗り込み、ゴジラVS人類を描きたかったとの事。
初期案にあったホワイトラドンには神聖な雰囲気にしたい気持ちがあったものの、川北監督が戦うラドンとして「ファイヤー」ラドンに変え、リベンジとしてアマノシラトリが生まれたそうです。
富山プロデューサーは自由にやらせてくれたりかばってくれたりしてくれたのですが、意外にも大河原監督とはよく衝突していて、一番もめたのは結局完成脚本からはカットされた「青木一馬が女湯を覗く場面」らしいです(汗)
ちなみに「何故メカのゴジラを作ったのか?」と言う疑問に対して「対戦相手がメカゴジラと言うキャラだから仕方ないじゃないですか。」と返し、「最初からメカゴジラって名前なのになんでみんな突っ込むの?」と木原さんが言っていたのが印象的です(笑)
その他、自衛隊の中の超兵器や自衛隊がゴジラと戦うのが嫌なのでGフォースやGグラスパーを作った事。
「REX 恐竜物語」の予想外のヒットを受けて登場したベビーの扱いが一番苦労し、子供向けだけの存在にならないように気を使った事。
ゴジラが徹底的にやられる姿が映像化されて一番良かった部分で、メカゴジラの中では風格のある 「VS」版メカゴジラが好きな事。
ゴジラの進行ルートは上手く自分の地元を通るように計算していた事などを話しておられました。
そして「×メガギラス」や「×メカゴジラ」についてなど、まだまだ聞きたい事があるのでまた来て貰おう!との決定(?)を最後に、トークショーは終了したのでした。



その後まず「GMK」上映。
スクリーンで見るGMKはズシリと来る素晴らしさでしたが、いつも前三列辺りで見ている僕と母にとって、後ろ三列からはスクリーンが遠く見えて物足りなかったですね・・・
上映終了後、「ゴジラの息子」前に母が仮眠の為に一時退場。
僕も6年前のゴジラ誕生祭2010で劇場で観たのでちょっと寝ようかと思ったのですが、不思議と眠気が起こらなかったので最後まで鑑賞。
上映が終わって母に連絡し、ここで皆さんにサプライズ短編を送り、会場の撮影がてら歩いた後に再度母と共に「VSメカゴジラ(ゴジラ6&トラゴジ製作開始予告付)」を鑑賞。
昨年末の「京都怪獣映画祭Night5」の「VSキングギドラ」と同じく大迫力の大音量上映で、冒頭のメカキングギドラのシーンの台詞すらはっきり聞こえるくらいでしたが、やはり後ろの方だったからか昨年末に比べると控えたからか、昨年末のように耳がしびれそうに感じてしまう程ではなかったです。
急に眠気が襲って来て、何度か意識を失ったのもあるかもしれません。
それでも終盤のゴジラ復活の場面からははっきり目が醒め、ゴジラの凄まじさに震えました・・・
このカタルシスこそが、「VS」シリーズの魅力ですよね!(^_^)b
あっ、「ゴジラの息子」自体は帰宅後の誕生日当日、日本映画専門チャンネルの録画を母と見直したのでご安心下さい(?)



全て終わって朝7時半、誕生祭終了。
モンスターさんからのLINEグループ電話に答えつつ皇さんと城村さんを見送り、電話終了後にみなみ会館さんを去りました。
それからチケットの件でまともに夕食を食べていなかったので、道中マクドに寄って朝マックにがっつき、無事家に帰って昨晩分の眠りに着いたのでした・・・






今回の誕生祭はとにかく、チケットを忘れてしまったのが最大の反省点でした・・・
みなみ会館さんの良心で参加は出来たものの、それが無ければ僕と母は不参加になっていましたし、今回は関西組の中心になって報告の要になろうと張り切っていたのに、参加の有無でそれが全然出来なかったり、皇さんと城村さんとも久々ですのにコミュニケーションが全く出来なかったのが悔やまれます。
ですが、誕生祭自体はやはり最高でした!ゲストやファンの皆様とスクリーンでゴジラ映画を見ながら、怪獣王の誕生を祝う・・・この唯一の経験はかけがえの無いものです。
来年も開催されるでしょうし、来年こそ・・・今度こそ、関西組の中心として行かせて頂きます!
そしてこれからは、チケットを買ったらとにかくリュックに入れとこうと思います!
戦利品は今回ブロマイドだけですが、画像を画集の「その他」にアップしましたので、ご覧下さい。
さりげなく、アップしてそのままだった2年前の「大大大全集」の画像にも編集を加えていますので(汗)
それ以降の特撮イベントの画像やレポート等については・・・僕のモチベーションに期待して下さいf^_^



最後に誕生祭に参加した皆様、このレポートを見て下さった皆様、そしてゴジラの誕生を祝った全ての皆様、ありがとうございました!
73/100ページ
好釦