特撮

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「京都駅からほど近く、五重塔で有名な東寺さんが目と鼻の先!」
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2017年も残す所一ヶ月となった今日、あまりにも衝撃的な情報が飛び込んで来ました。
・・・なんと、ゴジラ誕生祭in京都や怪獣映画祭ナイト、大怪獣大特撮大全集シリーズその他諸々でこのサイトでもお馴染みの京都みなみ会館さんが、来年3月を持って閉館するとの事です。
原因は老朽化で、一応は「一時閉館」と言う事で来年中に新しい場所を見つけて移転したいとの事なので、完全に「京都みなみ会館」が無くなるわけではなさそうですが・・・「ガメラ3」で有名なあのJR京都駅近く、東寺の目の前に構える「京都みなみ会館」が無くなってしまうのは確かです・・・
思えばウルトラシリーズの上映イベントが終わった後、キネカ大森と言う劇場で似たような感じでウルトラシリーズの上映イベントが始まったり、ゴジラ誕生祭2017in京都の最後でキャスト藤村さんが意味深な事を言っていた記憶があったのですが、今思えばこの閉館を意識しての事だったのかもしれません。



ちょっと思い返すと・・・
2012年の「ゴジラ誕生祭2012&ガンヘッド再起動上映祭」が最後の特撮イベントとなった、銀座シネパトスさんの惜しまれながらの閉館からバトンタッチするように、2012年11月24日開催の「京都怪獣映画際ナイト2」から僕と母は京都みなみ会館さんに通い始めました。
2014年からは「大大大全集」シリーズが始まり、気になる作品があれば京都まで行って観に行きました。
劇場で観るのが悲願だった大怪獣バラン、
公開当時を彷彿させる大魔神逆襲・ガメラ対バルゴン、
川北監督最後の対面にしてモンスターさん・城村さん・皇さんとギャレゴジ初日鑑賞後に観た96モスラ、
ソフト化の目処のない幻の作品・獣人雪男、
大河原監督も来られたヤマトタケル、
「みなみ会館SOS」こと機龍二部作、
劇場での上映自体が貴重なオール怪獣大進撃、
そして念願のスクリーンで観た、VSモスラ・・・
どれも素晴らしい劇場体験でした。
最近こそ「大大大全集」シリーズは行って(行けて)いませんが、それでも2015年より始まったゴジラ誕生祭in京都や怪獣映画祭ナイトシリーズは欠かさず行っていましたし、キャストさんの方々もそんな僕ら親子の事を忘れずに歓迎して下さいました。
そんな思い出ばかりのあの場所も、来年には記憶の中だけの存在になってしまうのです。
銀座シネパトスさん閉館直後の2013年にはゴジラ誕生祭は無かったので、もしかしたら来年関西ではゴジラ誕生祭は無いかもしれませんが、あくまで「一時」。
それに、閉館理由も名画座が無くなる最大の理由である「客足の減少」ではありませんし、むしろ年々増えて行って2年前の怪獣映画祭ナイト5や昨年のゴジラ誕生祭では遂に、満員御礼にまで至りました。
そう、もはや関西だけではなく全国の特撮ファンが、みなみ会館さんを必要としているのです。
僕らの願いが届き、いつか必ず新たな姿となって京都みなみ会館さんが復活する時を、僕は待っていようと思います・・・!



・・・そういえば、建物を取り壊すなら先月のゴジラ誕生祭in京都で西川・坂井両先生が扉に描かれたゴジラ&機龍はどうなるのでしょうか?
千年後の人々に向けた怪獣壁画計画(by木原さん)が、無くなってしまうのでしょうか!?
この辺りも、果たしてどうなるのか・・・続報を待とうと思います。
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好釦