特撮
23:40
『君も宇宙人だ!おいで、圭一くん!さあ、美しい地球を見せてあげる!』
---------------
さて、今日はまず今年初の拍手レスから。
AWACSさん
新年、明けましておめでとうございます!
本年も、宜しくお願い致します!
色々あって今年は年賀状を送れず、すみません・・・来年こそは出せれば、と思っています。
しかし機種変するや、また言う事を聞かなくなったスマホのせいで連絡が出来なくなるとは・・・スマホの機種変、本当に面倒ですよね(汗)
機種変が楽だった所は、ガラケーの良かった点の一つだと思います。
拍手は復旧するまで連絡手段として使って下さって構いません。何のアドバイスも出来ないのが申し訳無いのですが、話なら何でも聞きますので、また話したい事がありましたらいつでもいらして下さい。
今日は約二週間、お待たせしましたが・・・昨年末に行って来た、「京都怪獣映画祭NIGHT8」のレポートを書こうと思います。
今回は「京都怪獣映画祭2」から参加している僕と母が、歴代の「京都怪獣映画祭」の中でも屈指の盛り上がりだったと思ったくらいなので、確実に長めになると思いますが・・・それでも宜しければ、どうか読んで頂いて仕事初めでお疲れの皆様にもミラクルマッハパワーが宿れば、と思っています・・・!
12月28日、夜7時半に家を出発。
9時前に京都に到着し、車内で夕食にした後、10時に京都みなみ会館に入場。
最近になって「ゴジラ誕生祭in京都」だけでなく、「京都怪獣映画祭」も満員になって来ていましたが、今回は補助席分まで満席と言う満員御礼状態でした。
僕も最初の前売券をうっかり買い逃してしまい、二回目の追加分でようやくチケットが買えたのですが、最初の前売券は約一時間で完売したと聞きましたからね・・・
間違いなく、この満員御礼はこの後来られた今回のゲスト様の功績である事は、間違いないでしょう・・・!
10時半、いよいよ「京都怪獣映画祭8」が始まり、今回のゲストの「宇宙怪獣ガメラ」の平和星人・キララ役のマッハ文朱さんが入場。
「キララ」にちなんでキラキラのイヤリングとネクタイを付けて来られたマッハさんは、元人気プロレスラーにして引退後もマルチに活躍されていただけあって、一言一言に熱意を感じる元気ハツラツな方で、会場の盛り上げ方を熟知していらっしゃった事と、会場に集まった僕達への感謝の気持ちを度々仰っていた事もあって、まだトークライブなのに会場は冬の寒さを吹き飛ばす熱気に包まれていました。
今回は一応、トーク内容が門外不出とは言われていなかったので、覚えている限りで問題は無さそうな内容をかいつまんで書きますと・・・
・今年は「歳女(亥年)」「デビュー45周年」「還暦」の記念碑的な年で、20年振りにアメリカから帰って来て日本での活動を再開した時に、様々な思い入れがある「宇宙怪獣ガメラ」関係で呼んで貰えて本当に嬉しかった。
・「みなみ会館の特撮イベント出演を、ここまで喜んでくれたゲストはいない(木原さん)。」
・ツイッターのアカウントを取ったはいいが、やり方が分からないので電車の中で女子高生に聞いた。最初の告知ツイートも、電車の中で投稿した。
・告知ツイート後、反響が凄すぎてツイッターのアラームが夜中になっても鳴りやまず、「この人達はいつ寝てるの!?」と嬉しい悲鳴状態だった。
・元からガメラが大好きで、全作品鑑賞済みだった。「宇宙怪獣ガメラ」での主演は自分で引き寄せたと思った。
ちなみにマッハさんを主演にオファーしたのは徳間社長(初判明!)との事だが、理由は不明。
・「キララ」と言う名前の由来は「ウンモ星人(公開当時宇宙人ブームだった)」→「雲母(うんも)」→別読みで「キララ」だから。主役は宇宙人らしい名前にしたいと言う湯浅監督のこだわり。他の名前は適当?
・公開当時、初日の初回を観に来ていた「うどん社長」こと中村社長に感想を聞いていた事が、中村社長の口から判明。肝心の感想は「良かったです!」、「そんな一言の為にここまで引っ張ったんか!(木原さん)」
トークライブの最後には、なんと「宇宙怪獣ガメラ」の主題歌「愛は未来へ・・・」を、会場全員で合唱!
マッハさんがツイッターで「歌詞を覚え直さないと!」と呟いていたり、入場時に貰った「怪獣映画祭新聞」に歌詞が書いてあったので、やるだろうな・・・と言うより「やってくれた!」と言う思いが勝ったトーク「ライブ」は、40年前当時と全く変わらないマッハさんの高くも力強い歌声はアカペラなのを忘れさせるミラクルマッハパワーに満ちていまして、会場は特大盛況!!
あまり歌は歌わない僕もつい、周りの事を忘れて歌いましたよ・・・!
更にその後、こちらもツイッターで前振りされていた、ご自身で考案した(初判明!)平和星人の変身ポーズを、「宇宙怪獣ガメラ」ファンだからと言う理由で急遽入る事になった(笑)、ガイガン山崎さんと一緒に披露。
今なお衰えない、マッハさんのキレッキレの動きは惚れ惚れするくらいで、僕と母だけでなく会場中が動画を撮っていました(無論、マッハさんの許可アリ)。
そんなこんなで11時半、大盛り上がりの中でトークライブが終了し、フォトセッションの後にサイン会へ。
マッハさんが正真正銘の「マッハでサイン」、しかもお喋りしながら名前まで入れて下さるサービス精神の極みにより、今回も僕はサイン会に参加出来たのですが・・・マッハさんと年が近く、プロレスラーとして活躍していた頃からマッハさんの事を知っていた母に何も無いのは嫌だと思い、母には内緒にして母の名前も入れて下さらないかとマッハさんに頼んでみましたら・・・「是非!」と快諾して下さりました!
しかもマッハさんは最後に僕だけでなく、僕を待っていた母にも握手して下さいまして・・・もう、僕と母も大満足の限りでした(^^ゞ
そしてサイン会が終了し、会場全員にミラクルマッハパワーを与えて下さったマッハさんが、惜しまれつつも退場。
日付変更線が変わった、12月29日・0時10分、「宇宙怪獣ガメラ」の上映が始まりました。
キャストさん曰くは状態がいいフィルムが多い昭和ガメラ作品で、やや赤みがかっていたフィルムの状態なのが左証しているのか、正直「珍作」と呼ばれればいい方の不遇の立ち位置にいる作品(個人的印象)ですが、僕はおもちゃ箱をひっくり返したかのような何でもアリな本作はかなり好きな作品で、今回の上映を「ゴジラジオin令和」でマッハさんご来館と共に予想していた頃から、凄く楽しみにしていました。
歴代ガメラ作品から怪獣との戦闘シーンを大胆に流用しながら一つの新しい物語にした豪快な構成は、昭和ガメラ作品全てに関わった湯浅監督・高橋二三氏だから作品として成立したのだと思います。
ライブフィルムではありますが、タイマンバトルが基本のガメラシリーズにおいて、これまでのガメラ怪獣が勢揃いするお祭り要素はとても珍しく、少年が泣く泣く自然に帰した亀がまるでガメラになって帰って来たかのような展開は「大怪獣ガメラ」の仕切り直しと言えますし、最初に人気怪獣のギャオスと戦って、オリジナルでは最初の対戦怪獣だったバルゴンと最後に戦う、と言う構成も面白いですよね。
シリーズ唯一の善玉宇宙人、マッハさん演じるキララ達平和星人の枠に捕らわれない活躍、怪獣映画としては唯一の使用となった「東通ecgシステム」の滑らかな合成、80年代感をひしひしと感じるテクノサウンド、流行りに節操なく乗っかった結果共演した(?)「こち亀」「銀河鉄道999」「宇宙戦艦ヤマト」「さらばドジラ」などの見所なら満載で、中間管理職の悲哀を感じさせる悪役・ギルゲの物語もストレートに良いです。
何より、ブランクがあったにも関わらず実に「昭和ガメラ」っぽい!これに尽きます。
今やガメラと言えば平成三部作が基準で、僕もド直球世代ですから平成三部作も大好きですが・・・母がリアルタイムで観て慣れ親しみ、僕も母の影響でビデオで見て慣れ親しんだ昭和ガメラも大好きなんですよね。
だからこそ、ザノン号に特攻してガメラが命を散らすと言うラストは結構ショックでした・・・「ガメラ対ギャオス」以降の昭和ガメラ作品は、必ず子供達に感謝されながら去って行くガメラで「終」、でしたから。
何処か切なくも、未来への希望を感じる幕切れは本当に昭和ガメラシリーズが終わったのだなぁ、と思わずにはいられなくなります・・・
1時45分、ミラクルマッハパワーに満ちたこの40年できっと一番幸福な上映となったであろう「宇宙怪獣ガメラ」の上映が終了し、休憩後の2時に「狭霧の國」が上映。
通常の映画とは違うインディペンド形式の映画だったので、2019年の作品ながら作品ラインナップに加わるまで、僕も存じ上げなかった作品なのですが・・・「人形時代劇怪獣映画」と言う、特撮パートや建物等は全て実写で、登場人物は全て人形で表現された映像はまるで古典芸能を見たような感覚になる、新鮮で「実物」の温かみがある不思議な作品でした。
ストーリーも明治後期、ある機会で少年が、疎まれる存在同士として惹かれ合う少女と怪獣「ネブラ」と出会い、やがて大きな事態へ発展して行く・・・と言う、時代性故の悲壮さと神秘的な雰囲気に満ちた物語で、最後まで惹き付けられましたね。
そして、本作のメインであるネブラの特撮シーンはアナログの良さに満ちた迫力あるもので、あのバランの着ぐるみを作った村瀬継蔵氏がネブラのスーツを製作したと知った時、僕が本作を見ながら感じていた「大怪獣バラン」感は間違っていなかったのだと確信しましたf^_^
他にもネブラにはバラン感ある要素が色々とありますので、見る機会がありましたら是非見て頂いて、今の世にアナログの良さを伝える本編と、バランの後継者だとこの婆羅陀魏が認めた(?)ネブラの御姿を拝んで頂きたいです・・・!
こう言う、知名度は低いですが確実に特撮怪獣オタクのハートを掴む名作をラインナップに加えてくれるのが、実に「京都怪獣映画祭」らしくて有り難い限りです(^^ゞ
2時40分頃に「狭霧の國」が終了し、休憩後に「ウルトラマン 怪獣大決戦」が上映。
ウルトラシリーズあるあるの、旧作の映像に多少の新撮映像を混ぜた「宇宙怪獣ガメラ」的な作品なのですが・・・この作品は、「ウルトラマンタイガ」のウルトラマンタイタスの影響で最近フィーチャーされているウルトラマンジョーニアスが実写で登場したり、初代ウルトラマン対バルタン星人の初戦の途中に追加のバトルパートが挟み込まれていたり、戦闘シーンだけを抜き出すのではなくチョイスしたエピソード一つ一つをドラマパートも含めてじっくり扱う、と言う様々な工夫や見所に満ちた作品です。
ウルトラファミリー大集合要素がありながらあくまで初代ウルトラマンが主人公扱いと言うのも珍しいかもしれませんし、まだ「ウルトラマンジャック」の名前が無い頃の「帰ってきたウルトラマン」も今となっては珍しいと思いますので、一見の価値ありだと思いますよ(^^)b
4時半に「ウルトラマン 怪獣大決戦」が終了し、5時に「劇場版 超星艦隊セイザーX 戦え!星の戦士たち」が上映。
「セイザーX」をリアルタイムで見ていた僕としては、実は公開当時に観ようか悩み、数年前に「大大大全集」にラインナップされた時も思い悩みながら、結局スクリーンで観れずにいた本作は今回一番観たかった作品なのですが・・・やっぱり面白かったです!
本編監督・大森一樹氏、特撮監督・川北紘一氏と言うだけで「VS」シリーズファン視聴待ったなしの作品ですが、仮面ライダーやスーパー戦隊に先駆けて特撮ヒーローでオールものをやった作品でもあり・・・
冒頭からメカニコングなメカ巨獣・ブルガリオが出てきたり、超星神シリーズ恒例のテロップの多さは健在だったり、ほぼ6人だけで偽ジャスティライザー(量産型)をやったり、唐突に高田総統がハッスルしたり(笑)、本物のニンライザーが披露する事が無かった「ブレイズモード」に何故か偽ニンライザーがなっていたり、久々の登場なのに五式支援機ユウヒはやっぱりやられたり、中の人が同時期に舞台で某死神代行をやっていた都合でライザーグレンの変身の時だけ伊達翔太の顔がすごく上手く映っていなかったり、ラスボスのマンモスボスキートが首二本のキングギドラ+デストロイアだったり・・・
と、ついついマニアックな事ばかり書いてしまいましたが(汗)、このツッコミ所満載ながら勢いと良質な特撮で突き進む作風は、紛れもなく「VS」シリーズの流れを汲んだ超星神シリーズ作品です(「セイザーX」自体はストーリー性重視のSFアットホームコメディドラマでしたが)。
東宝特撮ファンとしては、かなり唐突に登場しながら歴代最強と謳われる「迎撃戦艦 轟天」の活躍は必見で、「海底軍艦」オリジナルのBGMをバックに(大森監督のこだわり)、敵に立ち向かう轟天の勇姿はテンションが上がると共に、「あれ、今何見てるんだっけ?」と思う事請け合いですf^_^
超星神シリーズの特長として、各戦士(「グランセイザー」は各トライブ)がそれぞれロボットを持っている点がありまして、ラストの八大超星神ロボVSマンモスボスキート戦は大迫力ですし、その前に超星神ヒーロー達がそれぞれの戦いを繰り広げる量産型ボスキート軍団とのバトルも胸が熱くなります。
セイザーXの3人も、今やそれぞれビートルセイザーは「仮面ライダーオーズ」のアンク、イーグルセイザーは「海賊戦隊ゴーカイジャー」のバリゾーグの声orシド先輩(もしくは「オチョ!」の人)、ライオセイザーは「SSSS.GRIDMAN」のサムライ・キャリバーの声・・・と人気ヒーロー作品に縁がある方達なので、お三方の若かりし頃の活躍も見所だと思います。
とにもかくにも、僕としてはこの奇跡的な作品を是非1人でも多くの方に見て欲しい!ただそれだけです・・・!
OK、艦長!
6時過ぎに「劇場版セイザーX」が終了し、6時半に最後の最後まで明かされなかったシークレット作品が上映されました。
そのシークレット作品とは、旧みなみ会館さんの裏側に迫るドキュメント短編映画「記憶」で、長年通っていた方でも見た事は一切無かったであろう、上映室や無数のポスターが眠る三階に、吉田館長の憩いの場だった屋上・・・そして、僕達にとっては特撮上映イベントの集合・販売の場だった一階の更に奥・・・等、旧みなみ会館さんに行っていた方なら必見の内容でした。
上映早々にトラブルでしばらく上映が止まったりしつつ(実にキャストらしい、と木原さん談)、「京都怪獣映画祭2」から約5年通い続けた旧みなみ会館の思い出が甦って来ましたね・・・
この「記憶」は映像を追加した完全版を近日みなみ会館さんで発売するとの事なので、旧みなみ会館さんを愛していた皆様は是非ご購入の検討を・・・!
・・・ちなみに、これに近い感じの短編を当サイトでも掲載していたりしまして、「いつかの・・・」と言う名前の短編なのですが・・・そちらも是非ご一読を(ステマ)!
「記憶」の上映終了直後、やはりやってくれた来年の「大大大全集2020」のラインナップが発表されたのですが・・・その前に、「ゴジラ誕生祭2019in東京」で「ゴジラ誕生祭10」の予告が手違いで二回流れた事にあやかり、「ゴジラ誕生祭10」の予告をまさかのリバイバル上映。
ゴジラ誕生祭2019に駆け付けた全観客が驚愕した、小林清志氏渾身のサプライズナレーションによるあの予告が、「手違い」でもう一度流れたのでした(笑)
「大大大全集2020」のラインナップですが・・・1月は「GMK」、3月は未定ですが別口で「平成ガメラ降臨祭」、4月は失念しましたが(汗)・・・2月に上映するのは、なんと「大怪獣バラン」!
しかも、同時上映はあの「獣人雪男」!
来月、僕は再びスクリーンでバランと雪男に再会出来るようです・・・!
興奮冷めやらぬ中、朝8時前にみなみ会館を去り、朝マックを食べたり年末年始の買い出しをして、自宅に帰って来たのは10時を過ぎた頃でした・・・
今回は久々の「京都怪獣映画祭」であり、ミラクルマッハパワーがあふれでる、歴代最も盛り上がったアツい映画祭でした!
それは間違いなく、「京都みなみ会館」と言う場所と「キャスト」と言う会社への信頼であり、僕達マニア心を刺激するラインナップであり、もう年末は京都で怪獣映画を観ないと年を越したとは言えない!と集まった僕達観客の情熱であり、銀河を越えてご来館されたマッハ文朱さんによる結果でしょう!
イベント終了後、マッハさんはツイッターで「私はマッハ文朱で良かった、『宇宙怪獣ガメラ』に出て良かった、京都に来て良かった!」と、キャストさんが「このツイートさえあれば、自分達は映画祭のレビューする必要なんてない。」と仰ったくらい、嬉過ぎるツイートをされていたのですが・・・あの日集まった、僕達観客も同じ思いです!マッハさん!
あの日、僕達の為に京都みなみ会館さんへ来て下さった、その感謝に尽きます・・・!m(__)m
この一体感と満足感、そして感謝の行き交うこの温かい空間こそが、ファンメイドイベントの真髄であると、幾多のファンメイドイベントに参加した僕は思います・・・
まだ始まったばかりなのに、早くも今年の「京都怪獣映画祭」が楽しみですし、今年も「大大大全集2020」で毎月特撮映画が、しかも来月は「大怪獣バラン」と「獣人雪男」が観れる幸せ!
この幸せが、まだまだ続く事を願っています・・・!
最後に、「京都怪獣映画祭NIGHT8」に参加した全ての皆様と、ここまで読んで下さった全ての方々に感謝を!
本当に、ありがとうございました!
『君も宇宙人だ!おいで、圭一くん!さあ、美しい地球を見せてあげる!』
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さて、今日はまず今年初の拍手レスから。
AWACSさん
新年、明けましておめでとうございます!
本年も、宜しくお願い致します!
色々あって今年は年賀状を送れず、すみません・・・来年こそは出せれば、と思っています。
しかし機種変するや、また言う事を聞かなくなったスマホのせいで連絡が出来なくなるとは・・・スマホの機種変、本当に面倒ですよね(汗)
機種変が楽だった所は、ガラケーの良かった点の一つだと思います。
拍手は復旧するまで連絡手段として使って下さって構いません。何のアドバイスも出来ないのが申し訳無いのですが、話なら何でも聞きますので、また話したい事がありましたらいつでもいらして下さい。
今日は約二週間、お待たせしましたが・・・昨年末に行って来た、「京都怪獣映画祭NIGHT8」のレポートを書こうと思います。
今回は「京都怪獣映画祭2」から参加している僕と母が、歴代の「京都怪獣映画祭」の中でも屈指の盛り上がりだったと思ったくらいなので、確実に長めになると思いますが・・・それでも宜しければ、どうか読んで頂いて仕事初めでお疲れの皆様にもミラクルマッハパワーが宿れば、と思っています・・・!
12月28日、夜7時半に家を出発。
9時前に京都に到着し、車内で夕食にした後、10時に京都みなみ会館に入場。
最近になって「ゴジラ誕生祭in京都」だけでなく、「京都怪獣映画祭」も満員になって来ていましたが、今回は補助席分まで満席と言う満員御礼状態でした。
僕も最初の前売券をうっかり買い逃してしまい、二回目の追加分でようやくチケットが買えたのですが、最初の前売券は約一時間で完売したと聞きましたからね・・・
間違いなく、この満員御礼はこの後来られた今回のゲスト様の功績である事は、間違いないでしょう・・・!
10時半、いよいよ「京都怪獣映画祭8」が始まり、今回のゲストの「宇宙怪獣ガメラ」の平和星人・キララ役のマッハ文朱さんが入場。
「キララ」にちなんでキラキラのイヤリングとネクタイを付けて来られたマッハさんは、元人気プロレスラーにして引退後もマルチに活躍されていただけあって、一言一言に熱意を感じる元気ハツラツな方で、会場の盛り上げ方を熟知していらっしゃった事と、会場に集まった僕達への感謝の気持ちを度々仰っていた事もあって、まだトークライブなのに会場は冬の寒さを吹き飛ばす熱気に包まれていました。
今回は一応、トーク内容が門外不出とは言われていなかったので、覚えている限りで問題は無さそうな内容をかいつまんで書きますと・・・
・今年は「歳女(亥年)」「デビュー45周年」「還暦」の記念碑的な年で、20年振りにアメリカから帰って来て日本での活動を再開した時に、様々な思い入れがある「宇宙怪獣ガメラ」関係で呼んで貰えて本当に嬉しかった。
・「みなみ会館の特撮イベント出演を、ここまで喜んでくれたゲストはいない(木原さん)。」
・ツイッターのアカウントを取ったはいいが、やり方が分からないので電車の中で女子高生に聞いた。最初の告知ツイートも、電車の中で投稿した。
・告知ツイート後、反響が凄すぎてツイッターのアラームが夜中になっても鳴りやまず、「この人達はいつ寝てるの!?」と嬉しい悲鳴状態だった。
・元からガメラが大好きで、全作品鑑賞済みだった。「宇宙怪獣ガメラ」での主演は自分で引き寄せたと思った。
ちなみにマッハさんを主演にオファーしたのは徳間社長(初判明!)との事だが、理由は不明。
・「キララ」と言う名前の由来は「ウンモ星人(公開当時宇宙人ブームだった)」→「雲母(うんも)」→別読みで「キララ」だから。主役は宇宙人らしい名前にしたいと言う湯浅監督のこだわり。他の名前は適当?
・公開当時、初日の初回を観に来ていた「うどん社長」こと中村社長に感想を聞いていた事が、中村社長の口から判明。肝心の感想は「良かったです!」、「そんな一言の為にここまで引っ張ったんか!(木原さん)」
トークライブの最後には、なんと「宇宙怪獣ガメラ」の主題歌「愛は未来へ・・・」を、会場全員で合唱!
マッハさんがツイッターで「歌詞を覚え直さないと!」と呟いていたり、入場時に貰った「怪獣映画祭新聞」に歌詞が書いてあったので、やるだろうな・・・と言うより「やってくれた!」と言う思いが勝ったトーク「ライブ」は、40年前当時と全く変わらないマッハさんの高くも力強い歌声はアカペラなのを忘れさせるミラクルマッハパワーに満ちていまして、会場は特大盛況!!
あまり歌は歌わない僕もつい、周りの事を忘れて歌いましたよ・・・!
更にその後、こちらもツイッターで前振りされていた、ご自身で考案した(初判明!)平和星人の変身ポーズを、「宇宙怪獣ガメラ」ファンだからと言う理由で急遽入る事になった(笑)、ガイガン山崎さんと一緒に披露。
今なお衰えない、マッハさんのキレッキレの動きは惚れ惚れするくらいで、僕と母だけでなく会場中が動画を撮っていました(無論、マッハさんの許可アリ)。
そんなこんなで11時半、大盛り上がりの中でトークライブが終了し、フォトセッションの後にサイン会へ。
マッハさんが正真正銘の「マッハでサイン」、しかもお喋りしながら名前まで入れて下さるサービス精神の極みにより、今回も僕はサイン会に参加出来たのですが・・・マッハさんと年が近く、プロレスラーとして活躍していた頃からマッハさんの事を知っていた母に何も無いのは嫌だと思い、母には内緒にして母の名前も入れて下さらないかとマッハさんに頼んでみましたら・・・「是非!」と快諾して下さりました!
しかもマッハさんは最後に僕だけでなく、僕を待っていた母にも握手して下さいまして・・・もう、僕と母も大満足の限りでした(^^ゞ
そしてサイン会が終了し、会場全員にミラクルマッハパワーを与えて下さったマッハさんが、惜しまれつつも退場。
日付変更線が変わった、12月29日・0時10分、「宇宙怪獣ガメラ」の上映が始まりました。
キャストさん曰くは状態がいいフィルムが多い昭和ガメラ作品で、やや赤みがかっていたフィルムの状態なのが左証しているのか、正直「珍作」と呼ばれればいい方の不遇の立ち位置にいる作品(個人的印象)ですが、僕はおもちゃ箱をひっくり返したかのような何でもアリな本作はかなり好きな作品で、今回の上映を「ゴジラジオin令和」でマッハさんご来館と共に予想していた頃から、凄く楽しみにしていました。
歴代ガメラ作品から怪獣との戦闘シーンを大胆に流用しながら一つの新しい物語にした豪快な構成は、昭和ガメラ作品全てに関わった湯浅監督・高橋二三氏だから作品として成立したのだと思います。
ライブフィルムではありますが、タイマンバトルが基本のガメラシリーズにおいて、これまでのガメラ怪獣が勢揃いするお祭り要素はとても珍しく、少年が泣く泣く自然に帰した亀がまるでガメラになって帰って来たかのような展開は「大怪獣ガメラ」の仕切り直しと言えますし、最初に人気怪獣のギャオスと戦って、オリジナルでは最初の対戦怪獣だったバルゴンと最後に戦う、と言う構成も面白いですよね。
シリーズ唯一の善玉宇宙人、マッハさん演じるキララ達平和星人の枠に捕らわれない活躍、怪獣映画としては唯一の使用となった「東通ecgシステム」の滑らかな合成、80年代感をひしひしと感じるテクノサウンド、流行りに節操なく乗っかった結果共演した(?)「こち亀」「銀河鉄道999」「宇宙戦艦ヤマト」「さらばドジラ」などの見所なら満載で、中間管理職の悲哀を感じさせる悪役・ギルゲの物語もストレートに良いです。
何より、ブランクがあったにも関わらず実に「昭和ガメラ」っぽい!これに尽きます。
今やガメラと言えば平成三部作が基準で、僕もド直球世代ですから平成三部作も大好きですが・・・母がリアルタイムで観て慣れ親しみ、僕も母の影響でビデオで見て慣れ親しんだ昭和ガメラも大好きなんですよね。
だからこそ、ザノン号に特攻してガメラが命を散らすと言うラストは結構ショックでした・・・「ガメラ対ギャオス」以降の昭和ガメラ作品は、必ず子供達に感謝されながら去って行くガメラで「終」、でしたから。
何処か切なくも、未来への希望を感じる幕切れは本当に昭和ガメラシリーズが終わったのだなぁ、と思わずにはいられなくなります・・・
1時45分、ミラクルマッハパワーに満ちたこの40年できっと一番幸福な上映となったであろう「宇宙怪獣ガメラ」の上映が終了し、休憩後の2時に「狭霧の國」が上映。
通常の映画とは違うインディペンド形式の映画だったので、2019年の作品ながら作品ラインナップに加わるまで、僕も存じ上げなかった作品なのですが・・・「人形時代劇怪獣映画」と言う、特撮パートや建物等は全て実写で、登場人物は全て人形で表現された映像はまるで古典芸能を見たような感覚になる、新鮮で「実物」の温かみがある不思議な作品でした。
ストーリーも明治後期、ある機会で少年が、疎まれる存在同士として惹かれ合う少女と怪獣「ネブラ」と出会い、やがて大きな事態へ発展して行く・・・と言う、時代性故の悲壮さと神秘的な雰囲気に満ちた物語で、最後まで惹き付けられましたね。
そして、本作のメインであるネブラの特撮シーンはアナログの良さに満ちた迫力あるもので、あのバランの着ぐるみを作った村瀬継蔵氏がネブラのスーツを製作したと知った時、僕が本作を見ながら感じていた「大怪獣バラン」感は間違っていなかったのだと確信しましたf^_^
他にもネブラにはバラン感ある要素が色々とありますので、見る機会がありましたら是非見て頂いて、今の世にアナログの良さを伝える本編と、バランの後継者だとこの婆羅陀魏が認めた(?)ネブラの御姿を拝んで頂きたいです・・・!
こう言う、知名度は低いですが確実に特撮怪獣オタクのハートを掴む名作をラインナップに加えてくれるのが、実に「京都怪獣映画祭」らしくて有り難い限りです(^^ゞ
2時40分頃に「狭霧の國」が終了し、休憩後に「ウルトラマン 怪獣大決戦」が上映。
ウルトラシリーズあるあるの、旧作の映像に多少の新撮映像を混ぜた「宇宙怪獣ガメラ」的な作品なのですが・・・この作品は、「ウルトラマンタイガ」のウルトラマンタイタスの影響で最近フィーチャーされているウルトラマンジョーニアスが実写で登場したり、初代ウルトラマン対バルタン星人の初戦の途中に追加のバトルパートが挟み込まれていたり、戦闘シーンだけを抜き出すのではなくチョイスしたエピソード一つ一つをドラマパートも含めてじっくり扱う、と言う様々な工夫や見所に満ちた作品です。
ウルトラファミリー大集合要素がありながらあくまで初代ウルトラマンが主人公扱いと言うのも珍しいかもしれませんし、まだ「ウルトラマンジャック」の名前が無い頃の「帰ってきたウルトラマン」も今となっては珍しいと思いますので、一見の価値ありだと思いますよ(^^)b
4時半に「ウルトラマン 怪獣大決戦」が終了し、5時に「劇場版 超星艦隊セイザーX 戦え!星の戦士たち」が上映。
「セイザーX」をリアルタイムで見ていた僕としては、実は公開当時に観ようか悩み、数年前に「大大大全集」にラインナップされた時も思い悩みながら、結局スクリーンで観れずにいた本作は今回一番観たかった作品なのですが・・・やっぱり面白かったです!
本編監督・大森一樹氏、特撮監督・川北紘一氏と言うだけで「VS」シリーズファン視聴待ったなしの作品ですが、仮面ライダーやスーパー戦隊に先駆けて特撮ヒーローでオールものをやった作品でもあり・・・
冒頭からメカニコングなメカ巨獣・ブルガリオが出てきたり、超星神シリーズ恒例のテロップの多さは健在だったり、ほぼ6人だけで偽ジャスティライザー(量産型)をやったり、唐突に高田総統がハッスルしたり(笑)、本物のニンライザーが披露する事が無かった「ブレイズモード」に何故か偽ニンライザーがなっていたり、久々の登場なのに五式支援機ユウヒはやっぱりやられたり、中の人が同時期に舞台で某死神代行をやっていた都合でライザーグレンの変身の時だけ伊達翔太の顔がすごく上手く映っていなかったり、ラスボスのマンモスボスキートが首二本のキングギドラ+デストロイアだったり・・・
と、ついついマニアックな事ばかり書いてしまいましたが(汗)、このツッコミ所満載ながら勢いと良質な特撮で突き進む作風は、紛れもなく「VS」シリーズの流れを汲んだ超星神シリーズ作品です(「セイザーX」自体はストーリー性重視のSFアットホームコメディドラマでしたが)。
東宝特撮ファンとしては、かなり唐突に登場しながら歴代最強と謳われる「迎撃戦艦 轟天」の活躍は必見で、「海底軍艦」オリジナルのBGMをバックに(大森監督のこだわり)、敵に立ち向かう轟天の勇姿はテンションが上がると共に、「あれ、今何見てるんだっけ?」と思う事請け合いですf^_^
超星神シリーズの特長として、各戦士(「グランセイザー」は各トライブ)がそれぞれロボットを持っている点がありまして、ラストの八大超星神ロボVSマンモスボスキート戦は大迫力ですし、その前に超星神ヒーロー達がそれぞれの戦いを繰り広げる量産型ボスキート軍団とのバトルも胸が熱くなります。
セイザーXの3人も、今やそれぞれビートルセイザーは「仮面ライダーオーズ」のアンク、イーグルセイザーは「海賊戦隊ゴーカイジャー」のバリゾーグの声orシド先輩(もしくは「オチョ!」の人)、ライオセイザーは「SSSS.GRIDMAN」のサムライ・キャリバーの声・・・と人気ヒーロー作品に縁がある方達なので、お三方の若かりし頃の活躍も見所だと思います。
とにもかくにも、僕としてはこの奇跡的な作品を是非1人でも多くの方に見て欲しい!ただそれだけです・・・!
OK、艦長!
6時過ぎに「劇場版セイザーX」が終了し、6時半に最後の最後まで明かされなかったシークレット作品が上映されました。
そのシークレット作品とは、旧みなみ会館さんの裏側に迫るドキュメント短編映画「記憶」で、長年通っていた方でも見た事は一切無かったであろう、上映室や無数のポスターが眠る三階に、吉田館長の憩いの場だった屋上・・・そして、僕達にとっては特撮上映イベントの集合・販売の場だった一階の更に奥・・・等、旧みなみ会館さんに行っていた方なら必見の内容でした。
上映早々にトラブルでしばらく上映が止まったりしつつ(実にキャストらしい、と木原さん談)、「京都怪獣映画祭2」から約5年通い続けた旧みなみ会館の思い出が甦って来ましたね・・・
この「記憶」は映像を追加した完全版を近日みなみ会館さんで発売するとの事なので、旧みなみ会館さんを愛していた皆様は是非ご購入の検討を・・・!
・・・ちなみに、これに近い感じの短編を当サイトでも掲載していたりしまして、「いつかの・・・」と言う名前の短編なのですが・・・そちらも是非ご一読を(ステマ)!
「記憶」の上映終了直後、やはりやってくれた来年の「大大大全集2020」のラインナップが発表されたのですが・・・その前に、「ゴジラ誕生祭2019in東京」で「ゴジラ誕生祭10」の予告が手違いで二回流れた事にあやかり、「ゴジラ誕生祭10」の予告をまさかのリバイバル上映。
ゴジラ誕生祭2019に駆け付けた全観客が驚愕した、小林清志氏渾身のサプライズナレーションによるあの予告が、「手違い」でもう一度流れたのでした(笑)
「大大大全集2020」のラインナップですが・・・1月は「GMK」、3月は未定ですが別口で「平成ガメラ降臨祭」、4月は失念しましたが(汗)・・・2月に上映するのは、なんと「大怪獣バラン」!
しかも、同時上映はあの「獣人雪男」!
来月、僕は再びスクリーンでバランと雪男に再会出来るようです・・・!
興奮冷めやらぬ中、朝8時前にみなみ会館を去り、朝マックを食べたり年末年始の買い出しをして、自宅に帰って来たのは10時を過ぎた頃でした・・・
今回は久々の「京都怪獣映画祭」であり、ミラクルマッハパワーがあふれでる、歴代最も盛り上がったアツい映画祭でした!
それは間違いなく、「京都みなみ会館」と言う場所と「キャスト」と言う会社への信頼であり、僕達マニア心を刺激するラインナップであり、もう年末は京都で怪獣映画を観ないと年を越したとは言えない!と集まった僕達観客の情熱であり、銀河を越えてご来館されたマッハ文朱さんによる結果でしょう!
イベント終了後、マッハさんはツイッターで「私はマッハ文朱で良かった、『宇宙怪獣ガメラ』に出て良かった、京都に来て良かった!」と、キャストさんが「このツイートさえあれば、自分達は映画祭のレビューする必要なんてない。」と仰ったくらい、嬉過ぎるツイートをされていたのですが・・・あの日集まった、僕達観客も同じ思いです!マッハさん!
あの日、僕達の為に京都みなみ会館さんへ来て下さった、その感謝に尽きます・・・!m(__)m
この一体感と満足感、そして感謝の行き交うこの温かい空間こそが、ファンメイドイベントの真髄であると、幾多のファンメイドイベントに参加した僕は思います・・・
まだ始まったばかりなのに、早くも今年の「京都怪獣映画祭」が楽しみですし、今年も「大大大全集2020」で毎月特撮映画が、しかも来月は「大怪獣バラン」と「獣人雪男」が観れる幸せ!
この幸せが、まだまだ続く事を願っています・・・!
最後に、「京都怪獣映画祭NIGHT8」に参加した全ての皆様と、ここまで読んで下さった全ての方々に感謝を!
本当に、ありがとうございました!