小説②

21:41
『バトルナイザー、モンスロード!』
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昨日はみかんさんのリクエスト短編を書く為、日記をお休みさせて頂きました。
色々お話しする内に、いいストーリーが思い付きましたので(汗)
思いの他「‐」シリーズと密接な短編になりそうなので、もしかしたら公開するかもしれません。



さて、1日飛ばしましたが今日は「GREATEST」について語るの第五弾、今回は「集結」まで詳しく話して行きます。






まずは玄武ルートとも言える一時的な合流点、「幕間」について。
玄武組は一応、前作にあたる「くる年!」に出ているのであえて最後まで詳細を伏せ、ファンロン(パレッタ)に第一章の舞台・青森のつがる市に行って貰いました。
ここから名前が登場する時空干渉装置「ディメンション・タイド」は言うまでも無く「×メガギラス」出典の兵器ですが、性能面は「時空に穴を作る」点以外、大きく変更しました。
「G」クロのノリで語感だけで選んだ所があるのですが、ちょうどこのページを書いた頃、「G」クロモンスターさん編第五章番外編にパレッタが出演した時に「GREATEST」の事を示唆した上で、本来の「ディメンション・タイド」を使っていた時は驚いて腰が抜けました(汗)
ちなみにディメンション・タイドにはもう一つの役割があるのですが、その点は長くなるので次回の最後に話すとしまして、怪物達や「G」クロ世界の仲間達の伏線を張りつつ、最後の分岐に入ります。


次は「兆候」「降臨」「蹂躙」について。
ルート分岐を生かし、各ルートごとに橿原市に到着する時間をずらして、黄龍が現れる前後を描きました。
更に遥ルートでは験司・瞬ルートでは蛍と、通信で登場した2人を先に合流させ、通信の無い志真ルートでは代わりにパレッタを合流させました。
ただルート進行の都合とは言え、ここでパレッタと引田さんの仲良し設定を入れた方が良かったかな…と思います。
この辺りは「G」クロでは第三章以降に描くつもりです。


続いて、ガメラ登場から各地での「G」クロキャラの出張を描いた「集結」について。
舞台を奈良の橿原市にした理由は、四神や十二神将の壁画で有名なキトラ古墳が付近にあったからです。
当初黄龍はキトラ古墳に向かっていた設定でしたが、この設定を入れるのを忘れていた内に「三種の神器」絡みの設定が新しく生まれ、それに合わせて唯一持っていない「草薙剣」を求めてこの地に現れた事にした経緯があります。
ちなみに第一弾にて書き忘れていたのですが、黄龍の2種類の鳴き声はそれぞれ四神の鳴き声を合成させたもので、ガメラ+ギャオス、マンダ+アンバー、と言った具合です。
まずはガメラVS黄龍、ここから物語の視点を四神サイドの主人公である玄武組に変更し、第三章からの先出し要素で紀子が両親に捨てられた設定や服が赤い理由、ガメラの新しい技「バーナー」を登場させました。
この技は元々平成ガメラシリーズにて設定だけが存在していた技を拾いまして、分かる人には分かる「イデオンソード」のような技だそうです。
流石に惑星を切り裂くような技は・・・あるにはありますが、それは次回に譲るとして、そこから玄武に絡み付く「蛇」をイメージした技にしました。


そこに他の四神の登場と巫子の簡単な紹介、次いでGnosisや志真達との会話になりますが、ここで最も「G」クロから設定を変更した点、憐太郎・紀子と蛍の関係が出ます。
「G」の概念が無いと言う事で、蛍も験司と同じく2人の幼なじみとし、より近い関係にしてみました。
パラレルだからこそ出来た、ある意味「綺麗」な関係だと思います。
パレッタを加えて全員集合を果たし、丈のフォーゼネタを挟んで巫子達の邂逅となりますが・・・ここから本当に台詞が大変な事になりました。
なにせこの場にいるのは合計17人、断りを入れた上で台詞に人物名を付けて書いた「VS」シリーズ振り返り短編が15人、「くる年!」が同じ17人だったにも関わず、人物名無しで読者に極力誰が喋っているのかが分かるように書かなければならなかったのですから・・・(汗)
これに対してはGnosis隊員同士や各ルートで出会った人物など、関連のある人物を固めて喋らせたり、パレッタやジュリアなど、口調の特徴が強い人物を挟む事でどうにかしましたが・・・どうでしょうか?f^_^;


それから黄龍VS四神の対決になり、四大元素の四すくみが登場します。
これは四神、(この時点での)黄龍の両方に共通の弱点や優劣を付ける為で、どちらかと言えば黄龍に弱点を作る為の設定です。
劇中ではポケモンのタイプで例えましたが、本当は同じ四大元素の優劣の要素がある「魔装機神」の四すくみから採りました。
それに関係し、黄龍の技である勾玉型エネルギーは無属性と言う設定です。


黄龍を一旦倒し、間延びしてでもどうしても入れたかった一同の会話シーンになります。
ここで小説で扱うのも久々なゴジラの謎と、第一章で既に語られているガメラとの出会いを話す場面がありますが、ガメラと出会った時に紀子がいたなど、「G」クロとは微妙に違う設定です。
更に「ガメラ」と言う名前自体にも理由があるような台詞がありますが、裏設定としてガメラが眠っていた亀ヶ岡遺跡に「駕瞑羅(ガメラ)」と言う荒神の伝承があり、憐太郎はこの荒神の名前から名付けた・・・と言う設定を書いている時に追加しました。
憐太郎を紹介する地の文やアンバーの台詞でも示唆させましたが、「ガメラ」となる前の「玄武」は本来、地球の敵となると判断した全ての者に敵意を向ける凶暴な人格だったと言う設定があり、それを仄めかす設定としてこの「駕瞑羅」設定を思い付きました。
ちなみに「駕瞑羅」の当て字の由来は林家しん平さんによる自主制作作品「駕瞑羅(ガメラ)4 真実」からです。
Wikipediaでガメラについて調べていた時にこの記述に出会い、いつものようにその場で「駕瞑羅」設定が生まれました(汗)
「G」クロで「駕瞑羅」設定を使うかは分からないので、ガメラとの出会いの場面と合わせて、何処かで詳しく描きたい設定です。


そして黄龍の逆襲に入り、一転ピンチとなりますが・・・「雷」の元素で四大元素が強化出来ると言う設定は、仮面ライダークウガの各ライジングフォームから採りました。
「G」クロでも一応設定は存在し、宇多瀬さん編第五章やモンスターさん第六章終章にてこの設定が使われています。
「『雷』の元素によって四大元素を一斉に放つ波動技」はその場で思い付いたアドリブ技なのですが(汗)
これまた予定に無かった三猫のモンスロードや、1/1バイラス円盤での妨害を経て、各地での「G」クロキャラの活躍に入りますが・・・予想以上に長く語り過ぎたので、またまた次回に回しますf^_^;



次回は「G」クロ世界のキャラや「G」についての詳細、そして「決戦」「終幕」について話します。
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好釦