小説②

20:46
「ムスタングだから・・・むったん、かな?」
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昨日は日付変更線までに日記が間に合わず、更新出来ませんでした(汗)
今日は「GREATEST」について語るの第六弾、「集結」で現れた「G」クロキャラについての解説について話して行きます。
ただ、この解説があまりにも長くなってしまい、読みやすさを考えて「決戦」「終幕」についてはまたまた次回に回します(汗)



最初に昨日の日記で保留した、「G」クロキャラ出張関係について。
以前話した通り、この辺りは本来の予定に無い、先出し要素ありきのページです。
対戦相手も急遽用意する事となり、三大変異獣に対応した陸海空の怪人と、ついでに怪獣に襲われていなかったつがる市にも怪獣を用意しました。
岩屋寺に現れたギロン人とつがる市に現れた怪獣アリブンタは「ウルトラマンA」から、竜宮島に現れたラゴンは「初代ウルトラマン」から、福江島に現れたコウモリ人間は「緯度0大作戦」からの出典で、アリブンタがやられ役なのは最初から決まっていたので(笑)、蟻地獄の能力はギロン人に譲りました。
アリブンタを秒殺した「カフカ」こと完全生命体イフは「ウルトラマンマックス」からの出典で、登場はなんとタマ・ミケ・クロの前の話であり、両話のスタッフも実は全く同じです(汗)
そういう関係があって、どちらも後述のチェリィが具現化する怪獣として採用し、イフは三猫の初期名だった「カフカ」と名前を変えて統一感を出しました。
ちなみにカフカが使った技は本家にてコピーしたウルトラマンマックスの必殺技、「マクシウムカノン」です。



次に「G」クロ世界から出張して来た3人についてですが、隼薙・弦義自体については第三・四回で話しましたし、隼薙・アークの「G」も説明する程のものでは無いので、ここでは弦義の「G」とチェリィについて。
弦義の「G」、「通貫」の「G」は観念上全てのモノを貫く能力です。
具体的には壁・バリア・物理法則などを無視してあらゆるものを貫く事が可能で、ラゴン戦で光線を刀で割ったり、投げた刀が海水でも勢いが減衰せずにラゴンに刺さったのも、この「G」の力です。
元々弦義が弓使いだった名残と、「初志貫徹」に生きる彼のキャラクターを現した「G」です。


弦義の愛刀「羅無蛇」の「G」である「無吸」は名の通りあらゆるものを「無限に吸引する」もので、果てのない事を指す言葉「無窮」と掛けています。
劇中では空気・海水・ラゴンの光線及びラゴン自体を吸引し、感情や意志だけで無く「G」をも吸引が可能で、「G」を持つ者にしか刀を抜けない設定です。
元々この刀に設定は無く、第五章時点の弦義が「「G」を持っている事は分かっているが、何の「G」なのかが分からない」と言う前提が物語上必要であり、その為にこの話を書いている時に思い付きましたf^_^;


続いて、本作最大の先出し要素の一つである少女・チェリィについて。
執筆中の日記でも書いた通り、彼女は第四章に登場する「反影」と「夢現」の爾落人で、モデルはもうそのまんま「けいおん!」の梓(夏の日焼け時・通称こげにゃん)、「G」の能力や出生・立ち位置はポケモンのギラティナです。
服装は彼女が北インドの移動型民族・ロマと長年関わっていた設定なので典型的な白い布の民族服に、服装とギャップのあるアクセサリーとして猫耳カチューシャを付けさせ(汗)、流石に髪型をツインテールにするのはまずいと思ってポニーテールにし、猫耳カチューシャのようなギャップのあるアイテムを探していたら、そのカチューシャと合わせて某アイドルグループの歌ネタである「水玉のシュシュ」が出て来ました(笑)
「~デス」など、台詞にカタカナが多いのは片言っぽく喋っているイメージだからです。


一応劇中にて駆け足で説明していますが、彼女の「G」である「反影」と「夢現」について。
「反影」は「反物質」を自在に操る能力で、彼女が生まれた「反物質の世界」から影を通じて反物質を取り出したり、反物質の世界を行き来が可能です。
反物質の世界は「物質の世界」と言える現実世界の裏に存在する反物質で出来た世界で、それこそギラティナで言う「破れた世界」「反転世界」がイメージ元ですが、設定上は「反物質は物質の宇宙には存在しない」と言う性質上、反物質の無いいかなる別世界とも繋がっており、今回の物語の始まりも反物質の世界からで、後々黄龍も反物質のブラックホールを生成します。
その2つの世界を繋ぐのが「影」で、影の中に入ると言うよりは反物質の世界に入ると言った感じです。
劇中で出した触手は言わずもがなギラティナの触手、影の中に入って攻撃をかわしたのはシャドーダイブ、鎌は出生や立ち位置から「影」のある彼女っぽい道具として思い付いただけですが、そこから「死神」のイメージが生まれ、その死神のアニメであるソウルイーターの台詞をつい言わせてみましたf^_^;


「夢現」は夢の中で見たモノを現実世界に具現化する「G」で、「想造」の生物版と言えます。
劇中で三猫やカフカを具現化する場面はありませんが、のび太君よろしくその場で眠りに入り、夢に出て来たモノを現実世界へ連れて来る事で、具現化する感じにしようかと考えています。
夢の中のイメージと反物質の世界の中は似ていると言う設定があり、この「G」の影響でチェリィは反物質を取り出すだけで無く、反物質の世界へ自在に行けるようになった・・・とは本人の談ですが、更に応用して一度具現化したモノを反物質の世界に待機させ、様々な場所で再び具現化させる…つまりワープさせる事も可能で、カフカが青森に現れたのも、反物質の世界を通って再具現化されたからです。
その代わりに具現化中は眠気に襲われ、チェリィがあくびをしていたのはこのデメリットと、夢の力を使う彼女のキャラクター付けの為です。
1人だけ内容が難しい上にやたら長く、かなり勝手をしたキャラなのが明るみになり、執筆の遅さからギラティナで言う「時間と空間」に関わる事は叶いませんでしたが、早くちゃんと描いてみたいキャラです。



次回は今度こそ、「決戦」「終幕」について話して行きます。
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好釦