小説②
21:57
「へぇ~、デートかよ。お前もやっとその気になったんだな。」
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今日は今年最初の拍手短編「山神と風神~バランとアンバー~」について詳しく書いて行こうと思います。
一度短編をご覧になってから、先に進んで下さい。
今回の短編は、仕事中にふと「バランとアンバーに二人っきりで話をさせたらどうなるだろう?」と思ったのがきっかけです。
「GREATEST」では後半が急ぎ足だった事もあって、この二体の絡み度合いに多少の不満がありまして、じっくりと二体が話をするストーリーが必要だと思っていました。
どういう話にするかを考えている内に年末になり、それなら年末振り返り短編の後に続く元旦辺りの話にする事にしました。
本当は「いく年・・・」「くる年!」のように、「Great」から続く形で年明けにホニャララが来て、一同に2011年の事について質問する…と言う、未完に終わった2011年末短編の補完的な話を書くつもりでしたが、上手いストーリー構成が浮かばないままボツとなり、代わりにWバランの会話ストーリーを入れる形になりました。
今回は擬人怪獣シリーズや「Great」が会話中心の小説になったので、とにかくちゃんとした小説にするように心掛け、地の文や描写を長く細かく書くように意識しました。
また、途中でテンションMAXの穂野香が乱入する以外は登場キャラがバランとアンバーだけなので、二体の会話文にも注意を払っています。
それまでの擬人化小説でもそうですが、バランは毎回漢字変換や単語回しに苦労しますし(汗)、アンバーは似た口調である「‐」モスラと極力被らないように苦心しました。
分かりずらい方へ解説しますと、モスラは典型的なお嬢様口調(~ですわ、~ならさないで、等)なのに対し、アンバーは丁寧語を使うに留まっていまして、目上キャラに対する遥の口調に近いかと。
敬称関係も、モスラは相手に合わせて変えていますが、アンバーは怪獣仲間・初之兄妹以外には「様」付けですし。
バランについては、本当は同族が生き残っていて、会えて心から嬉しいのにそれを表に出せない…と言う、アンバーの言葉を借りるなら「ツンデレ」のキャラ付けにし、そんな彼にアンバーが救いと癒やしを与える・・・と言う流れにしたかったので、新しいバランの姿を示しつつ、シリアスになり過ぎない程度に拍手短編として収まったかと思います。
ちなみに当初は擬人怪獣シリーズのように人間体で書く予定でしたが、これまでの当サイトの小説では擬人化小説でも怪獣の姿として表現している事に気付き、やめました。
アンバーがバランの手を握ったり、パーソナルスペースを縮めたり、いつしかバランがアンバーに対して「気不味く」感じ始めるのは、人間体での表現の名残です。
「気不味さ」については、皆様のご想像にお任せしますf^_^;
最後に巳年と言う事で、「5・5」に蛇竜怪獣・ラゴネークを出し、バラン・アンバーの共闘で幕を閉じました。
やや唐突だったかもしれませんが、心を改めて怪獣と戦い、人間からの理解と同族がいる事の喜びを感じた今のバランの立ち位置を描くには、この結末しかないと思いました。
ラゴネークの悲鳴のみ「5・5」より変更し、ラゴネークのイメージである「気持ち悪さ」を強調しています(汗)
あと梓川は実際に北アルプス・槍ヶ岳より流れる川ですが、何故「梓」川を選んだのかは言うまでも無いでしょう…(笑)
怪獣二人っきりの会話と言う珍しい短編になりましたが、楽しんで頂けたなら幸いです。
擬人怪獣シリーズとはまた違う、こう言った小説はまた書いてみたいですね。
「へぇ~、デートかよ。お前もやっとその気になったんだな。」
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今日は今年最初の拍手短編「山神と風神~バランとアンバー~」について詳しく書いて行こうと思います。
一度短編をご覧になってから、先に進んで下さい。
今回の短編は、仕事中にふと「バランとアンバーに二人っきりで話をさせたらどうなるだろう?」と思ったのがきっかけです。
「GREATEST」では後半が急ぎ足だった事もあって、この二体の絡み度合いに多少の不満がありまして、じっくりと二体が話をするストーリーが必要だと思っていました。
どういう話にするかを考えている内に年末になり、それなら年末振り返り短編の後に続く元旦辺りの話にする事にしました。
本当は「いく年・・・」「くる年!」のように、「Great」から続く形で年明けにホニャララが来て、一同に2011年の事について質問する…と言う、未完に終わった2011年末短編の補完的な話を書くつもりでしたが、上手いストーリー構成が浮かばないままボツとなり、代わりにWバランの会話ストーリーを入れる形になりました。
今回は擬人怪獣シリーズや「Great」が会話中心の小説になったので、とにかくちゃんとした小説にするように心掛け、地の文や描写を長く細かく書くように意識しました。
また、途中でテンションMAXの穂野香が乱入する以外は登場キャラがバランとアンバーだけなので、二体の会話文にも注意を払っています。
それまでの擬人化小説でもそうですが、バランは毎回漢字変換や単語回しに苦労しますし(汗)、アンバーは似た口調である「‐」モスラと極力被らないように苦心しました。
分かりずらい方へ解説しますと、モスラは典型的なお嬢様口調(~ですわ、~ならさないで、等)なのに対し、アンバーは丁寧語を使うに留まっていまして、目上キャラに対する遥の口調に近いかと。
敬称関係も、モスラは相手に合わせて変えていますが、アンバーは怪獣仲間・初之兄妹以外には「様」付けですし。
バランについては、本当は同族が生き残っていて、会えて心から嬉しいのにそれを表に出せない…と言う、アンバーの言葉を借りるなら「ツンデレ」のキャラ付けにし、そんな彼にアンバーが救いと癒やしを与える・・・と言う流れにしたかったので、新しいバランの姿を示しつつ、シリアスになり過ぎない程度に拍手短編として収まったかと思います。
ちなみに当初は擬人怪獣シリーズのように人間体で書く予定でしたが、これまでの当サイトの小説では擬人化小説でも怪獣の姿として表現している事に気付き、やめました。
アンバーがバランの手を握ったり、パーソナルスペースを縮めたり、いつしかバランがアンバーに対して「気不味く」感じ始めるのは、人間体での表現の名残です。
「気不味さ」については、皆様のご想像にお任せしますf^_^;
最後に巳年と言う事で、「5・5」に蛇竜怪獣・ラゴネークを出し、バラン・アンバーの共闘で幕を閉じました。
やや唐突だったかもしれませんが、心を改めて怪獣と戦い、人間からの理解と同族がいる事の喜びを感じた今のバランの立ち位置を描くには、この結末しかないと思いました。
ラゴネークの悲鳴のみ「5・5」より変更し、ラゴネークのイメージである「気持ち悪さ」を強調しています(汗)
あと梓川は実際に北アルプス・槍ヶ岳より流れる川ですが、何故「梓」川を選んだのかは言うまでも無いでしょう…(笑)
怪獣二人っきりの会話と言う珍しい短編になりましたが、楽しんで頂けたなら幸いです。
擬人怪獣シリーズとはまた違う、こう言った小説はまた書いてみたいですね。