小説

22:46
「世界中が、君を待っている。」
---------------
さて、今日は久々の拍手レスです。



宇多瀬さん
キリ番95000おめでとうございます&「Gift」読了ありがとうございます!
みかんさん以外の方からのキリ番報告自体が、だいぶ久し振りですね・・・f^_^
ちなみに、今から書く事もそちらの「G」クロ作品に微妙に関わりますので、最後までご覧頂ければと。






・・・と、言うわけで昨日「G」クロ第二章番外編「Gift」を公開しましたが、今日はその中に登場した「ババリューが行く!」と言う劇中劇の設定を書いて行こうと思います。
ウルトラシリーズファンの方なら、このタイトルである程度内容が予想出来ると思いますが(汗)、一応「Gift」のネタバレ注意で。










「ババリューが行く!」
1974年4月~9月に放送していた、マイナー特撮巨大ヒーロー番組。
キャッチコピーは「悪が正義になる厳しさと哀しさを鮮烈に謳う物語。」、「運命は変えられる!今日からオレは英雄(ヒーロー)だ!」、「正義の名前、お借りします!」
主役は元々は悪の組織「ノストラ」の使いとして、「ノストラ」の地球侵略を邪魔する正義のヒーロー「ババルウ」に成り済まし、ババルウの地球人からの信頼を無くそうと言う計画「宇宙指令M774」を受け、地球に来た悪人「ババリュー」。
しかし、偽ババルウに化けて偶然子供を助けた事で本物のババルウと勘違いされてしまい、子供達やババルウの変身者・マグマとの交流を経て改心。
「ノストラ」に反旗を翻すが、それに怒った「ノストラ」は総攻撃を開始し、その中でババルウは死亡。
マグマが死ぬ間際に言い残した、「お前が本物のババルウになってみんなを守ってくれ」と言う言葉を受けたババリューは、運命は変えられると信じて本物のババルウとなる為の、長く険しい戦いと修行の日々に身を投じる・・・(第一話の内容)。
以降の内容はオーソドックスな対怪獣・スポ根ものだが、「ニセモノのブルース」と銘打たれたババリューと彼を取り巻く人々のコミカルだが時にシリアスなドラマは一貫しており、オタクからの人気は高い。
だが、当時は裏番組が人気バラエティ番組だったので視聴率・売上は極端に低く、全4クールの予定が2クール(23話)に短縮され、映像ソフト化もビデオでセレクションが出ただけで全話のソフト化はされておらず、定期的にソフト化希望の署名がネットに出る(稀に衛星放送で流される事はある)。
これらの事から、未見の者からは「打ち切り作品」「駄作」と悪い印象を持たれる傾向があり、ドラマ部分と「ヒーローと怪人」「善と悪」の中間を見事に表現したババルウのデザイン以外は、作品のファンからも平凡と評される事が多いが、マイナー特撮ファンから根強い人気のある作品。
ちなみに、もし3クール以降があればババルウが「アーブギア」と言う鎧を付けてパワーアップする展開もあったらしく、これは新しい玩具・ストーリー展開の他に、よりヒロイックな新しい姿になる事によって、ババリューと言う存在が皆から認められる事に説得力を持たせる為でもあったが、2クールで打ち切られた事もあって最終回で「新技で敵を倒した事で、ババリューと言う存在が皆に認められる」と言う展開として一部反映された。
ババルウのデザイナーは番組の放送終了から程無くして引退し、蒲生村に引っ越して村長となった後、2010年に「プロジェクト「G」」こと、村の萌えゆるキャラ「キシンちゃん」の提案や蒲生村の観光産業・地域活性化に尽力するが、その結果は皮肉にもこの番組を思わせるような末路となった。
また、能力者の方のババルウはセレクションのビデオを擦り切れるまで視聴し、能登沢憐太郎もコンドウが衛星放送された時のものをダビングしたDVDを借りて、全話見た事がある。



・・・以上ですf^_^
ちなみにこの設定、「Gift」制作前に約数時間で一気に書き上げました(汗)
マイナー・不遇な打ち切り作品あるあるを元に、主に「ウルトラマンオーブ」のババリューさん関連のネタに加えて、初登場した「ウルトラマンレオ」や平成で再登場した「ウルトラマンメビウス」関連のネタも入れていますので、ウルトラシリーズファンの方は探してみて下さい。
「プロジェクト「G」」については、宇多瀬編第六章「ANECDOTES」内短編「プロジェクトG~挑戦者たち~村おこしに挑んだ漢たち」をご覧下さい。一応、宇多瀬編とのリンク要素なので。
62/95ページ
好釦