小説

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「まだまだ二十郎だけどな?」
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突然ですが(今月二度目)、今日ABJDSの「G」クロ婆羅陀魏第一章に特別短編「ふらっとGINGA~フェジョアーダ編~」を追加しました。
タイトルから分かる方もいらっしゃるかと思いますが、今回の短編・・・と言うよりSSSは宇多瀬編の主人公・後藤銀河が2012年初夏(第二章「魔神」の直前)、フェジョアーダを食べに群馬県・邑楽郡大泉町へ行く・・・と言う、もしかしなくても「孤独のグルメ」な話です。
書くまでの流れは長くなるので、後述しますが・・・あくまでSSSで登場人物もほぼ銀河しかいない、食べ物としたら間食くらいのものです。
・・・が、一応の「魔神」の前日談にはなっていて、「Gift」のようにまだ「心理」の爾落人で今や名パートナーのガラテアもいない、「孤独」な頃の銀河の「グルメ」事情を描いた作品であり、他作者のキャラしか出ないある意味異色作にもなっていますし、婆羅陀魏編にも今後登場予定のある銀河の顔出し作品として、軽い気持ちで見てやって下さい。



さて、本作を書いたきっかけですが・・・作品のネタバレを含みますので、なるべく作品を見てから下に進んで下さい。






実はこのSSSは昨日、数時間程で勢いのみで書き上げたものでして・・・きっかけは昨日、母と共に録画したBSテレ東の「孤独のグルメ」のSeason2第四話の再放送を見ていた所、僕達の中では後藤銀河と言えば?の一つであるフェジョアーダが出て来たので、あくまでネタとして宇多瀬さんに報告したら、なんと舞台になった店「レストラン ブラジル」に昔宇多瀬さんがフィールドワークで訪れた事があり、劇中(「鬼神」等)で登場するフェジョアーダもこの店のフェジョアーダをイメージしていた事が判明。
それなら何かSSSのネタに出来ないかと該当話の放送日を調べると、2012年10月31日・・・この頃の銀河は韓国にいるので、「井之頭五郎が「G」クロ世界に存在する」、と言う設定での共演は出来なかったのですが、宇多瀬さん曰くはドラマの撮影が半年くらい前ならまだ銀河が日本にいるかも・・・との事だったので、「『孤独のグルメ』の撮影直前に銀河が『レストラン ブラジル』に来ていた」、と言う形で書く事にしました。
銀河のフェジョアーダの説明や食べた時の反応の他、「ブラジル移民していた銀之助の親戚の親戚のブラジル人が店をやっている」と言う設定も宇多瀬さんのアイデアなのですが・・・該当話で店員として登場した方は、実際に「レストラン ブラジル」で働いていると言う都合、実在の方に勝手に架空の設定を付けるのはまずいと思ったので、SSSではあえてカタコト風の架空の店員にして、念押しで「この小説はフィクションであり~」の文を入れました。
制作時間や設定変更の事もあって、観光・孤独のグルメ的な小説としては中途半端になったと思いますが・・・実は母の誕生日である今日に、母が好きな「孤独のグルメ」のオマージュ作品を書けた事は偶然性と運命を感じますし、この作品を見て後藤銀河と言うキャラやフェジョアーダ、もしくは「レストラン ブラジル」が気になって頂ければ、それだけで書いた甲斐があります。
ちなみに「フェジョアーダ編」とタイトルにありますが、「ふらっとGINGA」の次回作は多分ありませんf^_^
ただ、次回予告は「魔神」序盤で実際に登場するシチュエーションなので、このまま「魔神」に繋がるような感じで思って頂ければ・・・と思います。
54/95ページ
好釦