史上最大のラジオ番組「ゴジラジオ!」 in福岡











午前11時半、みずほPayPayドーム前・・・



朱夏「・・・ってワケで、次は『ガメラ 大怪獣空中決戦』でお馴染みのみずほPayPayドーム、つまりは福岡ドームに来たんですが・・・」
亜弥香「まさか、ドームの中で巨大不明生物の捕獲作戦が進行中でドーム内どころか周囲も立ち入り禁止になってるなんてね・・・こんなガメラじみた事実、私の知る歴史には記録されてなかったんだけど?」
朱夏「昨日の怪獣騒動も記録に無かったんでしたっけ?記録に無い事実をきっかけにして、予想外の事が立て続けに起こる・・・」
亜弥香「まさに『バタフライエフェクト』ね?でもこのままドームの紹介が出来ないのはマズイし・・・貴女のバタフライエフェクトで、何とかならない?」
朱夏「う~ん・・・100%無理な事象は、いくらやっても無理なんですよね。でもそれはあたし1人でやる場合の話で、誰かと一緒にやる事で1%でも可能性が出来るなら、その限りじゃない・・・亜弥香さん!次元転移装置の出番です!」
亜弥香「・・・なるほどね?貴女の「因果」で誰かに見られないように予防線を張っておいてから、私の次元転移装置でドーム内に直接ワープする。上手く行けばドームの中も謎の巨大不明生物も紹介出来る・・・そう言う事?」
朱夏「ビンゴ!今こそ、Wあやかの力を見せる時です☆」
亜弥香「そうね♪ふたりなら最強、って言うし!そうなると・・・捕獲作戦はドームのマウンド内で実行されていると踏んで、安全面も考えて観客席の最後尾辺りにワープすれば・・・いけるわ!」
朱夏「じゃあ・・・あたしと亜弥香さんが誰にも見られないように・・・してっと♪
それじゃ、アゲてきましょう!」
亜弥香「了解よ!私の次元転移装置に、不可能は無いっ!」
朱夏、亜弥香「「せ~、のっ!!」」










ドーム内、観客席・・・



朱夏、亜弥香「「よっ、と!」」
亜弥香「よし!成功ね!狙い通りここなら誰もいないわ!」
朱夏「じゃっ、巨大不明生物のお姿拝見・・・」






???「最終確認を・・・あっ、貴女達は誰!?」
朱夏、亜弥香「「えっ!?」」
亜弥香「まさか、スタッフ用の扉から来るなんて・・・」
朱夏「え~っと、あたし達は巨大不明生物捕獲作戦の民間の支援で来た者で・・・」
???「民間からの支援は、一切頼んでいません!それにその格好、明らかに一般の人でしょう?私も元々は普通の学者でしたが、好奇心目的で侵入禁止の場所に無断侵入するなんて・・・身勝手過ぎます!」
朱夏、亜弥香「「・・・し、失礼しました~!!」」



???「・・・き、消えた!?」










大刀洗平和記念館前・・・



朱夏、亜弥香「「・・・はぁ~。」」
朱夏「ダメでしたね・・・やっぱり、入っちゃいけなかったみたいです・・・」
亜弥香「巨大不明生物は全然見る隙が無かったけど、出くわしたあの人は何か見た事あるわね・・・」
朱夏「有名な人なんですか?」
亜弥香「有名人・・・かもしれないわね。一部界隈にとっては。そんな気がする・・・」
朱夏「その道の人からは人気のある人なのかな・・・?それと、ここは何処ですか?大刀洗平和記念館、らしいですが。」
亜弥香「あちゃー、逃げるのに必死でこの座標にワープしちゃったのね・・・ここは第二次世界大戦時にここにあった飛行場や軍事施設、特攻隊の記録や資料を展示している場所なの。」
朱夏「それって、広島にある原爆資料館みたいな感じですか?」
亜弥香「まぁ、大体そんな感じね。一応ここには『ゴジラ-1.0』にも登場した、一八試局地戦闘機・震電の実寸大模型があったりするから無関係では無いけど、私が個人的に行きたかったから座標登録をしてただけだし、次の目的地に行ってもいいわよ?」
朱夏「いえ、せっかくなので行きましょう。平和な世界を作るには、悲惨な過去もちゃんと知っておく必要がある・・・あたしはそう思います。」
亜弥香「・・・流石はあやか仲間、立派な心構えね。じゃあ、行きましょう。」
朱夏「了解です!」
亜弥香「あっ、ちなみに館内は飛行機以外は撮影禁止だから、収録再開は見学が終わってからになるわね。」
朱夏「そう言う事なんで、一旦メンゴ!」










1時間後・・・



朱夏「・・・ってワケで、見学終了です。お待たせしました!」
亜弥香「やっぱり、こうした戦時資料は直に見るに限るわね・・・資料だけならアーカイブからいつでも見られるけど、データで見るのと実際に見るのとは、明らかに違いがあるわ。」
朱夏「あたしもそう思いましたね・・・今も血の跡が残る特攻隊員の隊服や家族への手紙、戦時中でもオシャレがしたいって言う女としての思いを忘れなかった女性達の抵抗、語りの部屋で見たシアター映像・・・博多からは距離がありますけど、来て見て感じて欲しい。そう思える場所でした。」
亜弥香「誰かが覚えている限り、事実は無くならないの。事実が消える、もしくは改変されるのは、誰からも事実が忘れ去られてしまったと言う事・・・こうした場所は、絶対無くしたらいけないわ。」
朱夏「そうですね・・・まぁ、今日は『ゴジラジオ』で来ていますから湿っぽい話はこれくらいにして、明るめの話もしましょう!まずはやっぱり、震電の実寸大模型でしょう!直に見ると敷島さんもあれに乗ってゴジラに立ち向かったんだなぁ、って実感出来ます!」
亜弥香「震電の試験飛行の映像が見れたのも良かったわ。実戦配備はされなかったけど、震電が空を飛んだ事実は残されていたと言う事だし、資料価値の高い映像ね・・・」
朱夏「まさに記録的価値、ですね!他にも零戦や九七式戦闘機の現存機、外にはMH2000ヘリコプターも展示されてますし、それを見る為に行っても良いと思いますよ?あっ、それと自分の誕生日の新聞記事が印刷出来るプリンターがあるのも面白いですね!あたしも自分の生まれた日の1面とテレビ欄、印刷しちゃいました♪」
亜弥香「私はまだこの時代だと両親どころか祖父祖母すら生まれて無いし、悪いけど新聞記事なら私の時代にはアーカイブでいつでも見られちゃうのよねぇ。でもアナログ感ある、ユニークな機械だと思うわ。」
朱夏「なんか、映画館とかにあるアニメのお名前シールプリンターみたいですよね~。あたしも毎年行き付けの映画館でプリキュアのお名前シールを作ってます☆」
亜弥香「へぇ~。私の時代だと名前ならいつでもどこでも印字出来るし、カスタマイズもクレジットを払えば自在に出来るし・・・」
朱夏「それはそれで羨ましい・・・あっ、カスタマイズって言えばそろそろお腹が空いて来たんですけど・・・あの店、行きませんか?」
亜弥香「私も腹ごしらえがしたいから、ちょうど良かったわ。じゃあ、戦争で散って行った先人達へ追悼の意を示しながら、次の目的地へ向かいましょう・・・」
朱夏「貴方達の思い、あたし達は忘れません・・・それでは!」










午後1時半、「元祖長浜屋ラーメン」前・・・



朱夏、亜弥香「「ごちそうさまでした!」」
朱夏「いや~、福岡三大ラーメンの内の一つ、長浜ラーメンの文字通り『ガンソ』!うま過ぎでした♪」
亜弥香「シンプルであっさりした細麺の豚骨ラーメンだけど、麺の硬さと肉とネギの量を自分で決めて、自分に合ったラーメンで食べられる・・・昔ならではのカスタマイズフードね!」
朱夏「俗に言う『二郎系』とか『家系』のハシりですよね!まぁ二郎系や家系は店によってルールが違ったりするみたいですけど、よりサクっと食べられるから入りやすいし、たった550円だからコスパもいいし・・・と言うか、ラーメン出て来るの早過ぎじゃないですか!?タイパまで良すぎ!」
亜弥香「計ってみたら、私達が入ってからラーメンが出て来るまで約33秒だったわ。元々魚市場で働く人達向けの屋台だったのもあるみたいだけど、脱帽する程のタイム・イズ・マネー精神・・・」
朱夏「それでいて、朝早くからオープンしてるのに夜中1時25分まで営業・・・いや、看板によれば『やれるとこまで時間延長』してるみたいですし、プロ意識高過ぎて超ワンダフル☆」
亜弥香「私達は頼まなかったけど、券売機にはビールやお酒や焼酎もあったし、夜になったらこの辺りが屋台街になるから、飲んだくれ需要にも対応してるのかもしれないわね。」
朱夏「ちなみにあたしと亜弥香さんは少し硬めの『カタ』にしましたけど、硬さをアゲ~、もしくはサゲ~、にしたらどんな感じだったんでしょうね?」
亜弥香「一番硬い『カキ』だと噛み砕くレベルの、一番柔らかい『ズン』だと箸で摘まむのも苦労するレベルらしいわね?
ちなみに、麺の硬さとトッピングの量のリストは以下の通りよ。」

油の量
ベタ>チョイベタ>並>ナシ

麺の硬さ
カキ>ナマ>カタ>ちょいカタ>並>ヤワ>ズン

ネギの量
ネギ多め>並>ネギナシ

肉の量
並>肉ナシ

亜弥香「それとここだけの話・・・地元の人はよく『ベタナマ、ネギ多め』で頼むらしいわよ。」
朱夏「次はあたしも『ベタナマ、ネギ多め』で頼んでみま~す!」
亜弥香「そうそう、ここは麺の替え玉システム発祥の地でもあるらしいわ。これ豆ね?」
朱夏「『ガンソ』のハシり第三弾!替え玉も150円でちょっと多めに感じたくらいボリュームもあって、ほんとコスパ良過ぎ♪替え玉も硬さ調整が出来ますし、こうやって気軽に店員さんに注文してみて下さい☆」

ナマたま!>カタイたま!>たまひとつ!>ヤワイたま!

朱夏「さてと!腹ごしらえも出来ましたし・・・食後の運動がてら、次は『あそこ』に行きませんか?」
亜弥香「そうね。『あそこ』はそこそこ歩くから、食後の運動にもってこいよ。じゃあ・・・」
朱夏、亜弥香「「せ~、のっ!!」」










???「・・・えっ?今あそこに女が2人いた・・・よな?気のせい?それになんか見覚えあるような・・・まぁいいか。とりあえずここで昼メシ食べて、次はタワーにでも行こっと。そういや「VSキングギドラ」で上田耕一が屋台『らごす』を出してたの、この辺りだったか・・・」
3/3ページ
好釦