Chabangeki





「計画者は酒を飲んでニヤリと嗤う」



バラダギ(コンドウ)『お~う。みんな狩ってるか~』
ハルオ(凌)『こんにちは。もうすっかりハマりましたよ』
レン(憐太郎)『とは言ってもチート状態じゃないですか。それで楽しいなんて、ゲームの楽しみ方を知らない証拠です』
ハルオ『うっ、耳が痛いお言葉……』
ヒスイ(隼薙)『ん? チームのメンバーが増えてる?』
バラダギ『ああそれ、昨日の夜中に申請が来ててな、問題無さそうやったから加入してもらってん』

名前:SS
性別:女
Lv.83
職業:密偵
装備:妖刀宗正 キャスターワイルド

ヒスイ『コイツは……』

名前:one time
性別:男
Lv.25
職業:軍人
装備:89式自動小銃 84mm無反動砲

レン『ひょっとして……』
バラダギ『せやで』

名前:鮫島徹
性別:男
Lv.92
職業:騎手
装備:壊神剣 滅界波

ハルオ『いやいやいや! ちょっと待って! 最後の人すげぇオチっぽいですよ?』

ヒスイ『確かに全員知り合いだよなぁ』
レン『え、最後の人は僕知りませんよ?』
バラダギ『ああそっか。レン君は元祖茶番常連のお方を知らんのやなぁ』
ハルオ『え、だってこの鮫島君って、いつかの茶番の時の……』
バラダギ『ちゃうちゃう。こら名前の無断使用や。せやな?』

徹(テラー)『流石はアバター。知量が違うな』
ヒスイ『分かりにくいって!』
レン『で、こっちの人が……』

one time(瞬)『瀬上に一泡吹かせ隊と聞いて』
SS(翔子)『やってきたぞ。そんな面白そうな事に私らを呼ばないなんて失礼極まるぞ』
ハルオ『いや、あの件は俺と能登沢君の問題であって皆さんは……』
バラダギ『ええって。仲間は多いほうがおもろいやろ』
レン『僕も、レベルが高い仲間は心強いです』
ヒスイ『まあ、普通にゲーム楽しむ分にはいいだろ。な、チート君』
ハルオ『ここぞとばかりに揃いも揃って……と言うか君、確か年下だったよね?』
ヒスイ『(•ө•)』
バラダギ『やめぇやwww』

バラダギ『あとな、一人だけ申請あってんけど、コレどう思う?』

名前:メイのバカっ!もう知らない!
性別:女
Lv.98
職業:シスター
装備:根源破滅天使ゾグ

ハルオ『こんな人知りません。ほっときましょう』
ヒスイ『関わってもロクな事無い』
バラダギ『だよなぁ……』
SS『このメイのバカっ!もう知らない!さんって誰なんだろぅなぁ』
one time『……』
SS『なあ。このメイのバカっ!もう知らない!さんって……』
one time『わざとだろ! 長々しいんだからやめてくれ!』
徹『色々とインフレしてるんだよなぁ』
バラダギ『じゃあしゃあない。メイのバカっ!もう知らない!さんの申請は……』
one time『いちいちフルで言わないといけないのか! いいから行くぞ!』
バラダギ『ほな、今日のクエストに出発や!』
一同『おおー!』
one time『おのれ、ツッコミ役を丸投げしおって。許さんぞ瀬上!』

バラダギ『今日目指すんは、イカウト地方にあるズミシ海峡の海底洞窟ホミやで』
徹『いや、イカウト地方は全体的にレベル高いが大丈夫か?』
SS『ほぅ、知ってるとはなかなかはまり込んでるな?』
ハルオ『何です? そのイカウト地方って』
SS『レベル80以上のプレーヤー向けのダンジョンが立ち並ぶ強者向けのエリアだ。私も以前、ヅマヌ遺跡を攻略した時は苦労させられた』
徹『俺も前にンナウョシ廃城塞都市に行って……』
ヒスイ『いやいや無理ありすぎるだろ! 何だよンナウョシって! アフリカかどっかじゃねぇんだからよ!』
バラダギ『心配あらへんって。二人レベル80超えてて、一人チートがおるんやで』
ハルオ『いや、俺のチートはチートであってチートじゃなくて……』
レン『チートですよね』
ハルオ『……』


バラダギ『気ぃつけぇや。この辺はゾエアっちゅうんが多いけど、デストロイアが出る事も有り得るらしいで』
one time『名前だけで強敵そうな怪獣だが、それがこのダンジョンのボスなのか?』
徹『っぽいよな』
ハルオ『まぁでも俺のて』

[挑戦者が現れました!]
ハルオ『……』
ヒスイ『こんな所でか!』
SS『隊形崩すなよ!』

[チーム戦です]
相手チーム名『chaos』

レン『ちゃお…ず?』
ハルオ『違う違う。これはカオスだよ』
SS『大人気な~い。モニターの前でドヤ顔キメたお前の顔が浮かぶよwww』
ハルオ『大人気ないのはどっちですか!』

ああああ『よろしくおねがいします!』
名前:ああああ
性別:男
Lv.1
職業:科学魔術師
装備:

バラダギ『ん? 何やこのジョブ?』
レン『ちょっとコンドウさん!』

メイのバカっ!もう知らない!『お手柔らかにお願いしますね』

バラダギ『ああっ、メイのバカっ!もう知らない!さんやないか!』
レン『こっちに合流してたんですね。メイのバカっ!もう知らない!さん』
one time『疲れないか? なあそれ疲れないか?』

女帝『じゃあ早速始めましょうかね』
名前:女帝
性別:女
Lv:182
職業:魔女
装備:ロード•ワルプルギス

徹『』
SS『』
ヒスイ『』
one time『うわぁ、チートが可愛く見える』
ハルオ『あ!』

S『ひ……久しいな……アハハ……』
ハルオ『伝説のハンターS!』
バラダギ『う、裏切ったっちゅう訳か!』
レン『いや彼、元々はフリーのハンターでしたし』


ああああ『いきます!』
one time『お前だけ場違いだぁ!』

ああああの 龍翼絨毯爆撃
全体に1000ダメージ!

レン『』
ハルオ『』
ヒスイ『』
one time『』
SS『』
徹『』

S『』

バラダギ『んなアホな!』
ハルオ『いやいや! 俺もチートだけどさ! 能力MAXにそこまで効く?』
バラダギ『狼狽えたらアカンよ。大丈夫や。このゲーム、対人戦の場合は攻撃一回では即死できん仕様になっとるから、誰か次のターンで回復をすれば……』

女帝の マキシムサンライズ!

バラダギ『ああああアカン!』
レン『んんん……ん?』
ヒスイ『これは、効いてない?』
徹『違う。回復だ。俺達のHPが全快してる』
SS『この! 舐めた真似しやがって!』
one time『いや逃げるぞ! チートだか何だか知らないが勝ち目無いじゃないか!』
ヒスイ『いやそれがな……』

先制連続攻撃!
ああああの 龍翼絨毯爆撃

バラダギ『ああああ無限ループゥ!?』
レン『確か対人戦って、逃亡できないんでしたよね?』
one time『おいチート! アレをどうにかしろ!』
ハルオ『クソッ! どうにかして回避行動を!』

全体に1000ダメージ!

女帝の マキシムサンライズ!

ハルオ『』
ヒスイ『えええい! 一体どんなチートを使ってやがる!』


瀬上「そりゃさ、東條の奴がチート使ったって聞いたからさ、やっぱり懲らしめてやるかと思って依頼したけどよぉ」
一樹「あんまりじゃないですかねぇ……」

関口「アハハハ! 見ろ! 人がゴミのようだ!」
鬼瓦優「関口さぁん、いつまでもおんなじパターンはつまらないかなぁって思うなぁ」
関口「あ、そうですか? でももうしばらくは……」
五月「もうやめて関口さぁん!
関口「ええい! HA☆NA☆SE!」
五月「あの人達のメンタルライフはゼロよ! 勝負はついたのよぉ!」
優「それもそうね。そろそろ適度に攻撃させてあげなさいな。どうせ通るダメージは1なんでしょ?」
関口「ええ、まあ。ん~でも、それもつまらないですかね?」
優「あ、防御力を最低値にする代わりに……」チラリ
一樹「ヒッ」

SS『よぉぉぉし! 攻撃のチャンスだ!』

SSの バンカーバスターⅡ超高高度投下!
ああああに 79367411のダメージ!

ヒスイ『密偵のやる事じゃねぇよ』
SS『どぉおだぁ! これで木っ端微塵に!』

ハルオの ポジトロンライフル!
女帝に 84319283764620のダメージ!

ハルオ『勝ったぞぉぉぉ!』
レン『やったぁぁぁぁぁぁ!』

ああああ『で、それが何か問題?』
残りHP99999999999999999999
SS『あ』
徹『うそぉ』

女帝『ご機嫌はいかが?』
残りHP99999999999999999999
ハルオ『まさか……』
one time『そんな……』

優「恐れには鮮度ってものがあるわ。おんなじパターンで嬲り続けても、次第に慣れちゃって感情が死んでしまう。だからこそ、一度は希望を持たせた上で絶望させる。その感情の動態こそが私達の望むモノじゃない?」
関口「く、クール! 超クールだよあんた! それでこそ貴女を呼んだ甲斐がある! いやぁ何とも素晴らしいね!」

瀬上「よく言うぜ。ソレ、元ネタあるだろ」
優「何か?」ギロリ
瀬上「いいえぇなぁんにも!」
一樹「何か……一番捕まっちゃいけない人達に捕まったなぁ……」

優「はい、関口さん。全体攻撃禁止。各個撃破に徹しなさい」
関口「うっ、でもその後は?」
優「HP残り1になるまで攻撃を受け続ける。そこに私が横あいから……」

女帝『どーん!』
女帝の ワルプルギス•ナイト!
全員に30000ダメージ!
   300000ダメージ!
   3000000ダメージ!

『GALLERIA』は全滅……

徹『三回連続攻撃か……』
バラダギ『ようやく終わったか……』
one time『俺このゲーム引退する。興味本位で始めるべきじゃなかったらしい』
ヒスイ『クソッ、結局されるままに……』

……してません!

SS『え』
ハルオ『あ』HP残り1
レン『終わってない……』

メイのバカっ!もう知らない!の 次元相転!
全員のステータスが戦闘前に戻りました!

徹『全員が復活した!?』
バラダギ『って事は……』

女帝『第二ラウンドよぉ☆』
ハルオ『うわあああああああ!!!』

五月「アハハハッ。たーのしー!」
一樹「目覚めてやがる……」
瀬上「腐っても時空か……」
一樹「いやどちらかと言うと腐るのとは逆じゃあ……」
優「なぁにやってんの! 次行くわよ。それと! S、サボらない!」
瀬上•一樹「は、はいぃぃ!」



結局、あの超ドS黒幕時空共の嬲り殺しは、
それから9時間続いた

俺と宮代が疲弊しきった頃合いに、
三重県警の刑事から娘の捜索を依頼されていた汐見と
捜査協力に志願してた八重樫と二階堂の突入を以て
この無限ループは終わりを迎えたのだった

汐見「じゃ、瀬上逮捕な」
瀬上「うるさいわぁ! ここぞとばかりにテメェは!」

一樹「うわぁぁん! 俺もういやぁんだぁ!」
八重樫「ったく……」
綾「お騒がせしてすみません……」


後日

関口「どうだい? あながち捨てたもんじゃないだろ?iQOS」
翔子「ふむ……いいな。煙が出ないとなれば、事務所の全面禁煙を解除できる。食わず嫌いはするもんじゃないな」スパー
関口「良かったらソレ差し上げますよ? 俺は人づてにいつでも手に入りますから」
翔子「いや結構。今キャッシュで買った」テンイ
関口「さっすが」

桐哉「いやダメですからね? 喫煙室以外では引き続き禁止ですよ?」
世莉「あんなモノで買収されてもう……」
元紀「すみません、ウチの先輩が……」
汐見「まぁまぁ、無事に娘さんも見つかって良かったじゃないですか」
瀬上「よかねぇよ。マジで怖かったんだって。特にあの女。ゾグなんて次元じゃねぇって」
世莉「お前がそうなるなんて、余程の相手なんだな」
桐哉「しかし、関口さんはどうしてこんな……」
瀬上「どうしてとかそんなのはどうでもいい。だがアイツは、俺が宮代使ったイタズラを見た瞬間に全てここに至る流れが浮かんでたはずだぜ」
世莉「そうなのか?」
瀬上「あのコンドウって奴にゲーム教えたのが関口だろ? 同じ事をあの時参加してた連中全員に吹き込んでたとしたらどうだ?……いや、まさかそんな、な」
元紀「あの……」
瀬上「おい四ノ宮、クーガー呼べ!」

クーガー「確かに、あのゲームの開発元の責任者は関口さんの後輩のご友人ですね」
瀬上「うわぁ、やっぱり。最初期からやってるっぽかったからまさかと思ったけど……」
桐哉「瀬上さん、まさか関口さんは、炎上商法を狙ったとか」
瀬上「それ以外考えられっか! 奴は可愛い後輩の友人が開発したゲームの宣伝方法として、ネット上にその痕跡が延々と残る方法であのゲームの名前を広めようとしやがった」
世莉「どういう事だ?」
瀬上「チートだチート。規格外レベルのチートキャラを使って大暴れして、自分達と運営を炎上させようとしたんだ。だがそのチートは宮代が仕掛けたモノで、運営には何の関係もない。困り果てる運営をよそに、チートキャラの炎上がネットニュース、ひいてはテレビニュースにまで発展させる。そしてゲームの名前が広まった所で自分達のアカウントを消して、ゲームを正常化させる。ゲームの質自体は良いから、自然と評判が広まって、プレーヤー数が鰻登りになる。これがヤツのシナリオだ。そして同時に、あの女の接待もこなしたんだ」
汐見「接待だぁ?」
瀬上「あの女、関口の大事な客人、旧知の仲だった。時空が歪むレベルのSを接待するのにM役が欲しかったんだ。そこで目を付けられたのが東條達だ。あの責めっぷりは天性の才能だった。そうして十分に愉しませる一方で、できるだけエグい責め方を教えてもらおうともしたんだな。結果、あの女は大満足で帰った、と」
元紀「全部先輩の掌の上ですか……(いつもの事だけど)」
瀬上「さっき言った通り、俺のイタズラを見た瞬間に閃いたんだ。そしてコンドウを傀儡にして情報を収集し、元凶が俺だって事や、東條や初之が関わった事。ついでに宮代がチートを仕掛けられる事まで調べ上げた。後はご覧のとおりだ」
桐哉「……」
世莉「……」
元紀「まあ、炎上こそはしませんでしたが、結果としてコンドウさんやウチの五月をツテに名前が広がっているみたいですし、意外にも八重樫さんがハマり始めたらしいじゃないですか。先輩の狙い通りにはなりましたね。どうです? あんな人を先輩に置いて二十年近くやってきた私の気苦労、察して頂けます?」
汐見「それはもぉ」
桐哉「まあ瀬上さんの推理通りなら、もうこれ以上の騒動は無いんじゃないですか?」
瀬上「だといいがな。コレをキッカケに新しい勢力が出ないとも限らないぞ? そうだなぁ、反関口の一派という命知らずの馬鹿共とか。それか……」
クーガー「ええ。気付くのが遅すぎたくらいです。次の戦いは、もうとっくに始まってるようですよ」



凱亜「すっげぇ面白いっすね! いいんですか? このアカウント使って」
関口「まあチート解除はしてあるから健全なプレイができるし、好きにしてよ」

関口(俺の身代わりとして、な)ニヤリ
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好釦