拍手短編集







コンドウ「新年、明けましておめでとうございます。毎度お馴染み流浪の番組、『コンドウ思い出の旅・近場へ行きたい』でございます。
この番組はわたくしコンドウの思い出ある大阪の近場を、ゲストと共に気ままに巡る番組です。今回のゲストは、能登沢憐太郎さんと守田紀子さんです。」






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憐太郎、紀子「「皆さん、こんにちは。」」
コンドウ「さて、お2人にとっては初めての天王寺ですが、どうでしょうか?」
憐太郎「僕と紀子は大阪駅から来たんですけど、環状線が内回りと外回りに別れていて、ちょっとややこしかったですね・・・」
紀子「東京で言ったら、山手線みたいな感じね。天王寺駅は大阪駅からだとどっちも同じ距離に見えて、二駅差があったりするし。」
憐太郎「そうなんだ・・・まぁ、少し路線図を見ただけでめまいがしそうになった地下鉄よりはマシ、かな?」
コンドウ「あの脱出ゲームが開催されたくらいの迷宮ですからね・・・わたくし、今でもたまに迷いますよ。ちなみに、天王寺はその地下鉄からでもアクセス出来ますし・・・」


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コンドウ「JR阿倍野橋駅も道路を挟んだ先にありますので、お好きなルートから是非いらっしゃって下さい。」


憐太郎ーー・・・今日の師匠、何だか落ち着いていると言うか、まともな感じと言うか・・・
ちょっと慣れないけど、この番組だとこんな感じなのかな?






コンドウ「さて、天王寺と言えばまずは日本一高いビルである『あべのハルカス』は外せません。どうでしょう?」


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紀子「実際に見ると、迫力がありますね・・・」


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憐太郎「た、高いです・・・!頂上まで見上げようとしたら、首が・・・いてて。」
コンドウ「約300メートル、ゴジラ・アースとほぼ一緒の大きさです。アニゴジはスケール感が分かりにくいと言う人も、これならイメージが沸きやすいですね?」
紀子「展望台や美術館、近鉄百貨店やレストランなど、このあべのハルカスだけでも店がたくさんあるんですよね。」
コンドウ「その通り。本当に様々な店があるので、大阪土産を買う場所としても良い所なのですが・・・ここはわたくし達アニメ・特撮好きにとっても、関連のある場所でございまして・・・」
憐太郎「えっと・・・あべのハルカスって、何度かゴジラの展示イベントをやってませんでしたっけ?」
コンドウ「そうそう、それそれ!『G博 ゴジラ大阪に現る』と『大ゴジラ特撮展』!ギャレゴジが公開してくれたお陰で、年に2回もあべのハルカスでゴジラの展示イベントをやってくれるやなんて・・・!まともなゴジラの展示イベントは初めてやった俺にとっては、忘れるわけにはいかんイベントなんや・・・!」


憐太郎ーーあっ、いつもの師匠に戻った・・・

紀子ーー意外と早かったわね。


コンドウ「『G博』は唯一撮影OKやったGMMGゴジのスーツ、『大ゴジラ博』は受付にいきなりおったゴジラジュニアに永遠の憧れの『VS』ゴジラとスーパーメカゴジラ、格納庫におるみたいな感じの機龍のスーツが良かったわぁ・・・」
憐太郎「多分、これって故・川北監督があべのハルカスにキャンパスがある大阪の大学の客員顧問をしていたから出来たんですよね?」
コンドウ「多分正解っ!そして、川北監督がその大阪芸大の生徒達と作った、実質的な遺作が・・・」


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コンドウ、憐太郎「「『装甲巨人ガンボット 危うし!あべのハルカス』!!」」
コンドウ「これ程俺得なローカル特撮作品は無かったわぁ~!想像してみ?このあべのハルカスの地下に、武骨な巨大ロボが眠ってるなんて関西人にはやば過ぎるシチュを・・・!!」
憐太郎「僕も師匠に見せて貰いましたけど、とても自主製作作品とは思えない特撮クォリティでしたよね!川北特撮の重みと派手さは健在ですし、何よりガンボットのミサイルマイトがかっこいいです!」
コンドウ「そうや、レン君!流星ミサイルマイトのオマージュッ!!そして、そんなアツい特撮を忠実に再現された天王寺のミニチュアで・・・」


紀子ーー・・・レンもコンドウさんも熱く語ってるから、言いにくいんだけど・・・登場人物の役者も多分学生だから、演技力は気になる人は気になるわね。
それに敵の宇宙人が差し向けて来たロボットが、私には色違いのゲノセクトにしか見えなかったわ・・・
でも、川北監督の偉大さはとても伝わる作品なのに間違いは無いわね。


コンドウ「それと・・・ああ、ごめん紀子ちゃん。取り残してもて。オタクの悪い癖ですわ・・・」
憐太郎「ごめんね、紀子・・・」
紀子「いいのよ、レン。気にしないで。コンドウさんも・・・あっ、そういえばあべのハルカスと言えば一時期ありましたよね?『アイカツ! オフィシャルショップ』。」
コンドウ「そうそう、それそれ!『ナムコポップストア』の場所借り!限定のカードとかアーケードのイベントとかの為に、何回通った事か・・・!近くのあべのキューズモールでミニライブもやってたし、あかりGENERATIONの頃はアイカツおじさんの聖地やったんやで!」


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紀子「アニメにあまり出て来ない三ノ輪ヒカリちゃんを公式サポーターにしたり、限定カードにぽわプリのユニットドレスがあったり、マイキャラの限定パーツも貰えたりして、ファンには見逃せない場所ですよね。私としては、一時期公式サポーターとして交換留学生同士の服部ユウちゃんと藤原みやびちゃんが就任していたのが、マニア心をくすぐって・・・」


憐太郎ーー・・・あれ?
これ、僕と紀子が入れ替わっただけで、マニアックトークしてる事に変わりなくない?
と言うか、何の話からこうなったんだっけ・・・?

[うんうん。それもまたアイカツ!だね。]






コンドウ「・・・コホン。お見苦しいものを見せてしまい、申し訳ありませんでした。本題に戻りましょう。天王寺駅付近には、あべのハルカス以外にも昔からお馴染みの観光スポットは幾つもあります。先程名前を出したあべのキューズモール、少し距離はありますが天王寺動物園や、四天王寺さんに一心寺さん、それにこの『天王寺ミオ』です。」


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コンドウ「手前に建物は『天王寺ミオプラザ館』、奥にある建物は『天王寺ミオ本館』です。名前が違うのは、『天王寺ミオプラザ館』が昔は別の建物だったからで、最近の話なので手前の建物は『ステーションプラザてんのうじ』か、『天王寺ステーションデパート』の方が馴染みのある方もいるかもしれません・・・あっ、ちなみに『ミオ』の由来はイタリア語の『Mio(私の)』です。秋山も長野原も流石も湊も関係ないので、あしからず。」
紀子「すみません、『湊』の方は『アイカツフレンズ!』と『ウルトラマンR/B』の2パターンがあるのですが・・・」
コンドウ「お任せします。
貴方が選んだのは、アニメのアイドルの方の『みお』ですか?
それとも、特撮ヒーローのお母さんの方の『ミオ』ですか?」


憐太郎ーー・・・このやり取り、「クイズ アンバーの100のコト」でも見た事あるなぁ・・・
それに、全部の「ミオ」が分かる人ってだいぶ少ないと思う・・・
と言うか、コンドウさんがまた平常運転に戻りつつあるし、紀子もまた悪乗りしてるし・・・






コンドウ「次にもう一つ、『あべのルシアスビル』に隣接する『あべのアポロビル』内にあるシネマコンプレックス『あべのアポロシネマ』を。ここはビルの名前は違いますが、天王寺ミオと違って名前が違うだけの同じビルです。ここも様々な店があるのですが、目玉となるのはこのアポロシネマですね。」


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紀子「結構独特的な作りのビルね、レン。」
憐太郎「うん。ビルの中央だけが吹き抜けてて、不思議だなぁ・・・」
コンドウ「・・・正直、わたくしは映画を見る時はもっと近場の映画館に行くので、あまりアポロシネマには行かないのですが、わたくしにとって忘れられない映画体験が一つありまして・・・そう、ここで『映画けいおん!』の日本最速上映を観たんです・・・!」
紀子「・・・コンドウさんも行ったんですね?『映画けいおん!』最速上映。実は私も行きました。」
コンドウ「・・・流石は紀子ちゃんや。じゃああの感動を最速で観て、パンフレットは当然買って帰ったんやな?」
紀子「・・・はい。それに私はその前のローソンでやっていたフェアで買った、あずにゃん&2号のぬいぐるみも持って行きましたよ。」
コンドウ「・・・俺もや。」


憐太郎ーー・・・ローソンのあずにゃんのぬいぐるみって、あれだよね・・・夜中の2時くらいから商品だけ持って、朝の7時まで待ったやつ。
フェア限定の商品って本当は7時から並ぶから、それまでレジでお会計させてくれなかったんだよなぁ・・・
まぁ、僕もバイラスなら同じ事やっただろうし、紀子にどうとか言うつもりはないけど・・・あれはしんどかったなぁ。






コンドウ「コホンコホン・・・と、ここまでメジャーな所を紹介して来ましたが、ここで少しディープなスポットの紹介を。こうしてワタクシ達が主に移動している、天王寺駅や天王寺ミオ、あべのハルカス・キューズモールを繋ぐ連絡橋ですが、ここからあの通天閣が見えたりします・・・」


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憐太郎「この位置のここから、ですよね。」
紀子「目印は歴史を感じる、『阿倍野連絡橋』の札ね。」
コンドウ「その通り。ちなみに通天閣と言えば、初めて『怪獣F』さんと『Seki』さんとオフ会した時に行ったのが、通天閣だったんですよ・・・!」
憐太郎「えっ、そうなんですか!?」
コンドウ「せやねん、そうやねんレン君!一応梅田とかも心斎橋とかも回ってんけど、やっぱ通天閣に行ったんが分かりやすく印象に残ってるわぁ・・・」
憐太郎「あのお3方が一同に会すなんて、どんなマニアックな「G」トークをしたんだろう・・・!」
紀子「・・・通天閣と言えば、ユニバの『ゴジラ対エヴァ』でマゴロク・E・ソードみたいな武器が出て来てましたよね。」
コンドウ「そやねん、ええチョイスや紀子ちゃん!あの時の驚き、と言うか『ゴジラ対エヴァ』が大阪人からしたら驚きの嵐やったけどな~!あんな素晴らしいコラボ映像やオリジナルのキングギドラがもう見れないなんて、なんと勿体無い・・・!」
憐太郎「ユニバギドラはソフビが売っていたのが救いでしたよね!僕はネットで転売価額で買うのは嫌でしたし、映像自体も見たかったので紀子と一緒にユニバに行きましたけど・・・」
コンドウ「聞いたで、その時の話は・・・アニオタと特オタの両方を満足させる『ゴジラ対エヴァ』を体感しながら初めてのユニバデートまで出来て、一石二鳥やん・・・これで、満足したぜ。」
憐太郎「えっ!?そ、そうです・・・ね・・・」
紀子「もう、コンドウさん。レンはウブなんですからそれくらいで。ユニバゴジラと言えば、本当は『ゴジラ・ザ・リアル4D』も行きたかったんですけどね・・・」
憐太郎「そ、そうだよね!紀子!『ゴジラ対オレ』、僕もしたかったですよ!」
コンドウ「まだ反抗期じゃないレン君には『オレ』は早い気はするけど、それは残念やなぁ・・・あっちも大阪人にはたまらんシチュしか無かったし、俺としては先輩隊員のエナツさんが・・・」

[詳細はABJDSオフ会レポ第六弾で。]






コンドウ「ってわけで・・・あっ、もうこんな時間か。」
憐太郎「もうマニアックトークも、紹介出来る場所もやり尽くしましたよね?」
紀子「何言ってるの、レン?天王寺駅前でまだ紹介してない、マニアなら行くべき場所があるじゃない・・・」
憐太郎「えっ?何で紀子が知ってるの?」
コンドウ「おおっ、最後に紹介してびっくりさせるつもりやったのに、こっちがびっくりやわ・・・やっぱ、紀子ちゃんは侮られへんなぁ・・・じゃあ、紀子ちゃんに発表して貰おか。天王寺のマニアの聖地、その名も・・・!」


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紀子「天王寺Gビル01、またの名を『エコーアクロスビル』!」
コンドウ「正解っ!」
憐太郎「せ、正解なんだ・・・それで、このビルの何処がマニア向けで・・・」
コンドウ「あかんな、レン君・・・あそこにおる兄沢命斗が目に入らんかっ!」
紀子「あのビルは三階全てがアニメイト天王寺店なのよ、レン。その広さと品揃えは、関西随一・・・しかも独自のアニメくじやキャンペーンをやっていたりするし、関西のアニメオタクなら一度は行くべきメッカの一つなの・・・!」
憐太郎「そうなんだ・・・そう言えば、ビルにアニメ店長のシルエットがあるアニメイトの看板があった・・・」
紀子「しかも4階に上がってすぐそこにあるのが、あの『買って売れる萌えのコンビニ』こと『らしんばん』・・・あのキャラのガシャポンやラバストとかの一品物のグッズを探すなら、ここよ・・・!」
憐太郎「あっ、『らしんばん』もあるんだね・・・『とらのあな』とか『まんだらけ』とか『駿河屋』みたいな中古グッズ店の、アニメ寄りみたいな感じだっけ・・・」
コンドウ「更に更に!『らしんばん』の隣にはトレカの専門店『カードラボ』が、そのまた隣には『アニメイトカフェ』まで完備!」
紀子「まさにこのエコーアクロスビルは、アニメオタクの聖地なのよ・・・!」
コンドウ「ここで『日本橋の方がそう言う店は沢山あるんじゃないの?』、そう言いたい人も多いと思うねんけど・・・でもな、天王寺にはさっき紹介した通りこの駅前だけで、誰でも連絡橋を使って気軽に行ける観光スポット満載やねんで?つまり、天王寺は大阪観光を堪能して大阪土産を買いながら、オタクの買い物も出来る!一挙両得な場所なんやぁ!!」
憐太郎「そ・・・そうですね。」
コンドウ「こうなったら、実際行くに限るわ!今からメイトに行くで!紀子ちゃん!レン君!」
紀子「勿論ですっ!レン、行くわよ!」
憐太郎「えっ?ちょっと紀子!?師匠!?
・・・行っちゃった。あっ、ここまで見て下さった皆さん、ありがとうございました。流石にアニメイトの潜入レポートまで流すわけにはいかないので、今日の『近場へ行きたい』はこれで終わります。今回の放送で天王寺に興味が出来ましたら、是非お越し下さい。
それでは、次回の放送をお楽しみに!
・・・これでいい、かな?もう、待ってよ紀子~!師匠~!」

[次回の放送は未定です。]
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