「G」クロ予告集







西のかの地を守る者。
それは白き獣なり。



しなやかな体は乙女のよう。
佇む姿は猫のよう。
駆ける姿は、虎のよう。
風の翼を纏いて飛ぶ姿、なんとうつくし。



白き獣、神なる力の宝具持つ者と共に現れ、邪馬の国の争いを治めたり。
神なる力の宝具持つ者、自らを「巫子」と名乗る巫の乙女。
誰もが見とれる美貌の巫子の名は、卑弥呼。



卑弥呼治める邪馬の国、繁栄と平和と風に包まれた大国となる。
人々は喜び、唄い、天照る元で極楽の日々を謳歌せし。
しかしそれも、細(ささ)やかなものとなり。



ある時、消え去った東の地より魔性の獣が現れし。
卑弥呼と白き獣、魔性の獣と争いて悪魔の柱でそれを封じん。
が、魔性の獣は邪馬の地と人々を灰燼とし、白き獣に悪しき力を植え付ける。
白き獣、魔性の獣の思いに呪われて、その心を失いし。



残された人々、白き獣を眠りにつかせ、卑弥呼は宝具と地位を、我が子に譲る。
例え邪馬の地が失われても、巫子の血と白き獣が消え去る事は無し。



白き獣、眠りながら永久にその刻を待つ。
魔性の獣が、再び覚める刻まで。



永遠の明日が、誓われるまで・・・



グウィゥゥゥゥゥゥゥゥウウン・・・



「G」chronicle



第二章
‐GALE‐
天照らす風神




「G-fans ~ABJDS~」にて公開予定!
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好釦