‐GREATEST‐応の超獣と七体の大怪獣

‐用語‐



四神
(しじん)

中国の神話に伝わる、東西南北を神格化した架空の怪獣。
北の「玄武」、南の「朱雀」、東の「青龍」、西の「白虎」が存在し、日本では平安時代に現れた、超古代文明が生み出した四体の怪獣を四神に対応させる事で、神として奉ったとされている。
更に四方の「中央」を司る存在として「黄龍」を置き、四神相応の陣で封印が解けないようにしていたが・・・



巫子

勾玉を使って四神と交感し、四神に力を与える存在。
四神を作り出した文明の血を引く穢れの無い女性にのみ資格が与えられ、勾玉を媒介にして地球に流れる巨大なエネルギー「マナ」を四神に与える代わりに、四神の傷や痛みをも共有してしまう。
だが、巫子の意思の強さもまた四神の力に比例する作用があり、意思の強さに応じて四神は無尽蔵の力を発揮出来る。



勾玉

巫子が四神と交感、もしくは力を与える時に使う道具。
黄龍にも使われた「ヤサカニノマガタマ」を、4つに割って作られた特別な勾玉が巫子専用の道具として使われ、対応する四神によって勾玉の材質と名前が違う。



Gnosis
(グノーシス)

志真達も一度対面した事のある、20代の若者達によるこの世の不思議な事柄を調べているサークル集団。
現在は験司の指示により、四神が眠る各地に散らばっている。



鏡形転送装置

ファンロンが造った、別の場所へ瞬時に移動する装置で、大きな鏡の形をしている。
使用時に目的地を強くイメージしないと、別の場所に飛ばされてしまう。



ディメンション・タイド

ファンロンが造った、次元干渉装置。
時空間の歪みを正確に捕捉するだけでなく、「極めて近い可能性・構成を持つ別の世界」に移動する事も可能。
ただし、その際には双方の世界同士が一部溶け合い、何かしらの影響を与えてしまいかねない欠点がある。



三種の神器

天照大神から授けられ、代々天皇が継承して来たと伝わる三つの宝具。
草薙剣(くさなぎのつるぎ)、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)、八咫鏡(やたのかがみ)の三種が存在するが、現存するそれらは本物ではない形代(神を宿す寄り代)であり、本物の神器は黄龍・四神と同じ文明・時期に作られた、非常に強力な力を持った道具である。



四大元素

万物を構成するとされる、火・風・水・地の4つの元素の事。
風(空気)が気体、水が流体、地が固体の「三態」に対応し、火は三態の変化を起こす。
四神及び黄龍の超常的な力の源であり、四神は主に巫子と勾玉を通じて「マナ」を各元素に変換、黄龍はヤサカニノマガタマを使って大地から直接「マナ」を吸収・変換する事で力を得ている。
更に各元素は「雷」の元素によって一時的な増幅が可能であり、「負」によって拡散し、「愛」によって結合する特性がある。
ちなみに、元素によって四すくみの得手不得手が存在し、火→風→地→水→火の順で優劣がある。



「G」

ファンロンやチェリィの言葉の中に出てくる単語。
概念は人によってまちまちなものの、広義に表せば世界そのものに影響を与える、場違いな存在であるモノ全てを一括りにした言葉。
「巫子」とは「G」を体内に受け入れられる素質を持った人間の事を指すらしく、先天的に「G」を持っている人間は「爾落人(じらくびと)」と呼んでいる。
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好釦