史上最大のラジオ番組「ゴジラジオ!」 inゴジラフェス大阪







16時30分、メインステージ前・・・



角丈「帰ってきたぞ、帰ってきたぞ、フェス会場!だが・・・しかし!やっぱりチハルちゃんも、能登沢も志真さんもいない!ここにも・・・階段にも・・・いないっ!!どうなっているんだぁ!!まさか、もう帰ってしまったのか!?いや、あの3人なら『オペレーション ジェットジャガー』を見るまで帰る事など無い筈だ・・・!よし、いつかメインステージに帰って来ると信じて、俺はここで待ち続けるぞ!!
・・・頼む、帰って来てくれぇ・・・」










17時05分、大丸梅田5F。
ゴジラストア大丸梅田店出張所前・・・



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憐太郎「いやー、奮発して色々買ってみて良かったです!出張所ですが、やっぱり専門店にはいっぱいグッズがありますね!ただ、フェス開催記念のタオルが売り切れていたのは残念ですが・・・」
志真「こっちも入る為の行列が出来てるくらいだったし、多分すぐに売り切れたっぽいな。俺も・・・」
チハル「私、ゴジラストアオンラインでお一つ注文していますので、後でお譲りしましょうか?」
憐太郎「い、いえ!大丈夫です!開催記念のTシャツは買えましたし、タオルの方が良かったってだけで、今回の初ゴジ絵が入っている商品が一つあれば良いので・・・」
チハル「そうですか?ゴジラストアOsakaにも売っているとの事なので、私はまた後日買いに行けますよ?」
憐太郎「そもそも、チハルさんには今回の新幹線代出して貰ってますし!ほんとに、ほんとに大丈夫ですっ!」
チハル「は、はい。承知しました。」


志真ーー・・・危ねぇ、「俺もタオル欲しかった」、って言わなくて良かったぁ・・・セーフ。
チハルちゃんは絶対譲ってくれそうだけど、お嬢様とは言え大の大人が女子高生のチハルちゃんから貰うのは忍びなさ過ぎるし・・・
よし、俺も上手いことタイミング作ってゴジラストアOsakaに行くか!デスクにさえバレなきゃ大丈夫・・・


憐太郎「・・・志真さん?」
志真「・・・ん?あ~、えっと、こう言う限定モノって地方民にはほんと無慈悲だよな!って考えてただけだぜ?俺はお好み焼きカラーのゴジラとへドラのソフビ買えたから、ヨシ!」
チハル「関西限定の商品だと一目で分かる、素晴らしいリカラー商品ですわね♪」
憐太郎「絶対食べちゃ駄目なへドラの方がお好み焼きみたいに見えるのが、何だか皮肉ですよね。」
志真「ほんと、そうなんだよな~。さて、と・・・グリーティングの一件が少しは紛れた所で、次どうする?『オペレーション ジェットジャガー』までまだ一時間くらいあるけど。」
チハル「そうですね・・・メイン会場ではもう少しでもぐらさんのトークショーが始まりますが、この階には『仮面ライダーストア』がありますし、志真さんと憐太郎さんとしては『ポケモンセンターオーサカ』も気になるでしょうし・・・」
憐太郎「・・・僕、お好み焼きゴジラとへドラを見てたら、ちょっとお腹空いて来ました・・・」
志真「じゃあ、晩メシがてら何か食うか!腹が減っては戦ができぬ、って言うしな!」
憐太郎「えっ、でも今から店に入れるかどうか・・・」
チハル「・・・ヒロフミさんは、こう言っていました。『コンビニのチキン系って、意外と食べ応えあるよ』、と。なので、無理に料理店に入る必要はありませんわ。コンビニ等で何か食べられる物を調達して、飲食可能な場所で食べれば良いのです。」
志真「そう!チハルちゃん、と言うかヒロフミ君の言う通り!案外コンビニのおにぎりとか弁当でお腹は膨れるし、色々喋りながら食べるだけでも違うし!」
憐太郎「そうですね・・・!はい!じゃあ、そうしましょう!僕もいつも、拓斗と透太とコンビニのアイスとかフランクフルトとかのおごりを賭けてサッカー勝負してますし、あれの豪華版みたいな感じですね!」
志真「そうそう、そう言う感じ!」


チハルーー・・・やはり、ヒロフミさんの言っている事は正解だったのですね。
「四ツ葉家の四姉妹」と言う立場故、あまりコンビニに行った事は無いのですが・・・流石はヒロフミさんですわ♪
嗚呼、ヒロフミさん・・・きっと家でお姉様方とみくと一緒に、私の帰りを待っていらっしゃると思われますが・・・今すぐ、貴方に会いたいです・・・♪


志真「しっかし、レン君はダチと放課後にコンビニ飯賭けて勝負したり、紀子ちゃんって超可愛いガールフレンドもいるし、ホント青春してるよなぁ~。」
憐太郎「そ、そうですか?ただ、拓斗と透太と一緒に遊んだり喋ったりして、いつも紀子が笑って側にいてくれる・・・それだけで、僕は毎日嬉し過ぎるくらい嬉しいですが。」
チハル「確か、紀子さんとは訳有りで実質の同棲状態なのですよね?私もヒロフミさんとは同棲状態にありますが・・・何か、同棲への苦労や良かった点などがあれば、是非ともお話頂けないでしょうか?今後のヒロフミさんへの参こ・・・いえいえ、男性側の意見を聞く機会がこちらでは中々ありませんので・・・」
憐太郎「えっと、ですね・・・必ず洗濯は別々にして、紀子が最後にお風呂に入るようにしています。部屋に入る時も着替えてるタイミングとかに入ってしまわないように、必ず声を掛けてから入りますし・・・でも紀子は少し眠りが深くていつも僕が先に起きるので、紀子の可愛い寝顔をこっそり見られるのは、ご褒美みたいな感じですね・・・あ、これは内緒で。」
チハル「勿論ですわ。かと言う私も、時々ヒロフミさんより早く起床して、ヒロフミさんの無防備で清廉な寝顔を密かに見に行っていますので・・・愛する人の素の姿を見られるのは、何物にも代えがたいご褒美ですからね♪」
憐太郎「ですよね!冗談抜きで、一番幸せな一時だと思います!」
チハル「まさしく!それと、もう一つ宜しいでしょうか?憐太郎さんは紀子さんと同じ中学校に通っていらっしゃるそうですが、中学校で・・・」
志真「・・・はいっ!中高生の同棲トークは一旦ここまでにして、そろそろメシ買いに行きますよぉ!」
憐太郎、チハル「「は、はい。」」










18時26分、ウメキタ広場前階段・・・



チハル「・・・しかし、噂のコンビニ飯は中々の美味でした。少し脂っこくはありましたが、お手軽に買えてかつ食べ応えがあるのは、時間に追われる学生やサラリーマンの方々にとって、確かに最適のお料理ですわ。」
志真「チハルちゃんも庶民のジャンクな飯の良さが分かってくれて、良かったぜ!」
憐太郎「店に入らなくて、正解でしたね。ここにも人が増えて来ましたし、先にちょうど良い場所を確保出来て良かったです。」
志真「ここからなら、人が通ってもメインステージが見えるから安心だな。ただ、昼はあれだけ暑かったのに夕方になった途端、一気に肌寒くなったなぁ・・・」
憐太郎「えっ、そうなんですか?こっちでは真夏じゃない限りいつも通り、って感じで・・・」
チハル「流石は雪国・青森で暮らしていらっしゃる憐太郎さんですわね・・・私も暑さに意識を取られて少し油断していましたが、この時期は時間帯毎の寒暖差が激しいですから、薄めの上着を用意していても良かったかもしれませんわ・・・」
憐太郎「な、何だかすみません・・・やっぱり、メインステージに行きますか?あそこなら人の熱気で多少は暖かいかもしれませんし・・・」
チハル「いえ、あくまで肌寒い程度なのでお気になさらないで下さい。それに私としてはこの位置から座って、じっくりと『オペレーション ジェットジャガー』を楽しみたいですし。志真さんは、如何ですか?」
志真「俺もチハルちゃんに賛成!ってか、なんだかんだ見て興奮してたらちょっとの寒さなんて気にならなくなるって!折角良い所に座れたんだから、ここにいようぜ?」
憐太郎「は、はい!分かりました!正直、今更メインステージに行っても立ちながらポジションを気にしてばかりになりそうで、ちゃんと見れないかもしれないですし・・・僕も、ここで座って見たいです!」
志真「そう言う事!」
チハル「泣いても笑っても、これが『ゴジラ・フェス大阪』最後のプログラム・・・腰を据えながら、一緒に満喫致しましょう!あっ、もうすぐ始まりますわよ♪」

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19時25分・・・



志真「・・・えっ、マジでおかわりしてくれんのか!?」
憐太郎「やったぁ!!」
チハル「まぁ・・・これぞ、浪速のサービス精神ですわね・・・!」






19時39分・・・



♪『ゴジラとジャガーで、パンチ!!パンチ!!パァ~~~ンチッ!!』



志真、憐太郎、チハル「「「パンチ!!パンチ!!パンチッ!!
みんな~、
せいぎの~、
とも~だ~ち~だ~!!」」」
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