12時50分、グランフロント大阪・北館6F。
レストラン「MENT LAB.8129」前・・・



憐太郎「予約は取れましたが、まだまだ先ですね・・・すみません、まず『ゴジラの足跡ハンバーグ』が食べたい、って言ってしまって・・・」
チハル「いえ、お気になさらないで下さい。既に在庫が無くなっていたコラボメニューもありましたし、やはりフェス当日はお手軽に食べられるお料理から無くなりますから、こうしたしっかりとしたお料理を確実に押さえるのは正解ですわ。」
志真「新幹線の時間とかゴジラストアの整理券とかあったし、オープニングセレモニーは見たかったし、絶対時間掛かるのも全部食うのは無理なのも分かってたから、しょうがないって。それに『ゴジラの足跡ハンバーグ』、俺も気になってたし！まぁここでずっと待ってるのも何だから、展示を見に行こうぜ？」
憐太郎「ありがとうございます！しかし、初めて来るので南館と北館の違いが分からなかったと言うか、ちょっと迷って時間をロスしてしまいました・・・」
チハル「私もまだ数回しか来た事が無いので、地元民ながら申し訳ありません・・・トウカお姉様はよく来られているらしいので、すぐにお分かりになったかもしれませんが・・・」
志真「あ～、あの見て分かるオトナっぽいって言うかオシャレ女子っぽいお姉ちゃんか。確かにここがよく合う感じの娘、って言うか・・・」
チハル「ふふっ、そうですね・・・ただ、梅田でここよりも行かれるのはアニメイトやまんだらけ、あと『ちいかわらんど』だったりしますが。」
志真、憐太郎「「ちいかわらんど？」」
憐太郎「・・・いや、トウカさんは紀子が認めるアニオタの中のアニオタで、かわいいものが大好物らしいから、ちいかわ好きでも全然おかしくない・・・！」
志真「意外だなぁ、あんなオトナっぽいのに・・・まっ、俺もレン君も最初チハルちゃんが特オタって聞いてびっくりしたし、一番子供っぽく見えるフウナちゃんが四ツ葉四姉妹の長女って聞いた時もびっくりしたし、ギャップって大事だよな～。」
憐太郎「でも、以前フウナさんに会った穂野香さんの話を聞くと、確かに長女らしさを感じる大物感がある人みたいなので、納得ではありますね。ギャップって言えば、樹がアキミさんと会って意気投合した、って聞いて驚きました。アキミさん、ちょっと厳しそうと言うか・・・」
志真「でも、樹君のオヤジってめっちゃ厳しい感じだし、アキミちゃんってイケメン系女子でもあるから、そこに惹かれたんじゃないか？」
チハル「・・・それに、アキミお姉様は厳しくてイケメン系の女性だけでは、決してありませんわ。鋭い厳しさの中に光る、比類なき柔らかな優しさ・・・ギャップ性なら、私はアキミお姉様が一番だと思います♪」
志真、憐太郎「「・・・ふ、不思議な説得力・・・」」
チハル「・・・さて、それでは改めて展示を見に行きましょう！あちらに人が集まっているのが見えますが・・・まぁ！あそこにマイゴジの立像がありますわ！」
志真「マジか！！」
憐太郎「ほんとだ・・・！」
チハル「映画劇中のCGも、本当に素晴らしきクオリティでしたが・・・やはり、実物の立体像で見るのもまた本当に良きですわね・・・複雑な皮膚や左頬のケロイドもしっかり再現されていて、惚れ惚れしますわ♪」
憐太郎「シンゴジやゴジラKoMの時にもこう言う2mくらいの立像がありましたけど、やっぱりこう言う立像って映えると言うかいい撮影スポットと言うか・・・とにかく、迫力あり過ぎでカッコよ過ぎです！」
志真「マイゴジ、ストレートにカッコいいしな！んで、こう言うのは背中とか横とか、下からナメとか・・・色んな角度から撮るのが良いんだよな～。あっ、当然周りの人の邪魔にならないように気を付けながら、だぜ！」
チハル「はやるお気持ちも分かりますが、自分が同じように撮影を妨害されれば、不愉快になる・・・その事を決してお忘れなきよう、良識ある行動をお願い致します。」
憐太郎「ゴジラ絡みに限らず、観光地や撮影スポットに行った時共通のマナーですよね。でも、これはいい思い出になるのは間違い無いですから・・・」
志真「すみません、ちょっと撮影お願いします！」









13時10分、同フロア・・・



志真「うわっ、こっちはかなりの行列になってるな・・・」
チハル「『ゴジばん』のモシュもしゅお母様モスラとビオランテ・サクヤさんの展示に、昭和・令和ゴジラ作品に加え『ゴジラ×コング』のポスター・・・と、撮影スポット満載ですからね・・・致し方ありませんわ。」
憐太郎「並んで近くで見たいのは見たいのですが、さっき予約したお店もそろそろ僕達の番が来そうですからね・・・どうしましょう？」
志真「うーん、店の予約を逃したらそれこそ来た意味ねぇし、こう言う忙しい時はすぐに予約を消されたりするからなぁ・・・とりあえず遠目に撮るだけ撮って、食べ終わって余裕があったらまた来るか。」
憐太郎「そうですね。」
チハル「分かりました。では、一旦お店に戻りましょう。」






憐太郎「・・・そういえば、平成VSとミレニアムシリーズのポスターってどこにあるんでしょう？」
チハル「向こう側でしょうか？折角昭和・令和作品のポスターがありましたから、ちゃんと全て見て撮りたい所ですね・・・」
志真「・・・あ、あった！あの店の壁んとこだ！VSシリーズ全部あるぞ！」
チハル「本当ですわ！志真さん、感謝です！」
憐太郎「ありがとうございます！それでミレニアムシリーズは・・・あっ、角を曲がった壁にあります！これ、普通に歩いていたら見逃す可能性ありますね・・・」
志真「こりゃ要注意ポイント、だな。勿論、撮影はポスターの下で食べてる人に迷惑掛けないように、な？」