「Twelve Beast」第0話「ようこそっ、真地町へ!」
主人公名変更
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真地タワーを出て、第六地区を出た僕はスタジアムや沢山のスポーツ施設がある「第九地区」を通って、この町唯一の学校と学生が好きな店ばかりが並ぶ「第十一地区」に移動する。
「バーガーギドラ」って言う、この町だけのご当地ファーストフード店を目指しているらしいんだけれど・・・
「おっ、ひなたちゃん!こんちは!」
「こんにちはっ。田崎さん。今日も『Go!ten』へボウリングですか?」
「そうだよ~!今日もGo!して来るよ!」
「ストライクが取れるように、頑張って下さいねっ!」
「ひなたお姉ちゃんだ~!こんにちは~!」
「中川さん、こんにちはっ!今日は何処へ遊びに行くのですか?」
「えっと、この前のテストで100点だったから、パパとママがワンちゃん飼ってもいいって言ってくれたの!だから今から、ワンちゃん見に行くんだ~。」
「『ロバート』に行かれるのですねっ。素敵なお犬さんがいるといいですね♪」
「あら、ひなたちゃん。」
「こんにちはっ。白川さん。今日は『ロダン』でお洋服をお買いですか?」
「ううん。今日は『アレキサンドロス』に行くつもりよ。」
「そうですか~。いいリサイクル品があれば良いですねっ。」
何処を歩いていても、通りすがりにひなたさんに話しかける人がいて、しかも女子高生や子供だけじゃなくておじさんや老人もいて、まさに老若男女と言った感じで・・・
ご近所の人、なのかな?
「みんながひなたに話し掛けて来てて、びっくりしたか?ひなたがこの町を・・・町の人が大好きみたいに、町の人達もひなたの事が大好きなんだ。俺も当然、ひなたの事が大好きだぜ!」
「と、斗真さんっ!章造さんの前ですよっ・・・」
「えっ?だって俺はひなたが大好きだし、ひなたも俺が大好きだろ?」
「でっ、ですけど・・・知り合ったばかりの章造さんの前ですし・・・恥ずかしいですっ・・・」
・・・僕はまだ、ちゃんと恋をした事は無いけれど・・・ひなたさんと斗真さんがそう言う仲なのを、なんとなく察した。
「えっと、その・・・章造さん・・・あっ!斗真さん!そろそろ『ゴジラジオ』が始まる時間ですよっ!」
「おっ、ほんとだ!ひなた、早く『ゴジラジオ』聞こうぜ!」
「はいっ。」
『・・・史上最大のラジオ番組「ゴジラジオ」!スタートです!』
ひなたさんがスマホのラジオのアプリを開くと、ちょうど番組が始まった。
「ゴジラジオ」・・・聞いた事がないけど、名前からしてゴジラにあやかったラジオ番組なのは分かる。
「『ゴジラジオ』は真地町だけで放送しているラジオ番組ですっ。チャンネル番号順は1954、平日の朝11時3分と夕方5時5分、夜12時ちょうどの三回放送していまして、主に真地町に現れる怪獣さんの目撃情報などを紹介しているんですよっ。」
(そうなんですか~。それは面白そうですね。)
『最初のお便りは、ラジオネーム「みがわりのみがわり」さん!ありがとうございます!
「こんにちは。いつもラジオきいてます。
ぼくはゴジラがだいすきです。まえにこわれたいえからぼくとおとうさんとおかあさんをたすけてくれたからです。
おとうさんはゴジラがいなかったら、ぼくもおとうさんもてんごくにいってたんだよ、といってました。
おかあさんはだからゴジラにおれいをいいなさい、といってますのでおたよりをだしました。
ゴジラ、いつもいつもありがとう。
これからも、みんなとここをまもってください。
さようなら。」
・・・う~ん!泣かせますねぇ~!ゴジラに感謝している人は沢山いますが、その気持ちがいっぱい伝わって来るお便りでした!やっぱり、我らがゴジラはこうでなくっちゃ!』
「・・・これ聞いてると、町のみんながゴジラや怪獣達を応援してくれてるって分かって、なんて言うか・・・心が温かくなるんだよな。まぁ、たまにダメ出しされてるけどよ。」
(いえ、いつもこの町を守ってるゴジラにダメ出しだなんて・・・でも何だか、僕も嬉しくなって来ます。)
「わたしもですっ、章造さん。」
『さて、次のお便りはラジオネーム「えと」さんから!いつもいつも、ありがとうございます!』
「あっ、わたしのお便りが読まれますっ!」
「良かったな!ひなた!」
(えっ、もしかしてこの「えと」って・・・)
「・・・わたしの、ラジオネームですっ。」
『「『デストロイア』についての新たな情報なのですが、デストロイアが活動している場所に、いつも謎の男性がいる事を突き止めました。男性はデストロイアの体色に似た真っ赤な髪をした・・・」』