リモート飲み会・二次会+パレッタの宇宙開拓史











西暦77777年、惑星96W・・・



クーガー『・・・そんな事もありましたねぇ。まぁ、〇〇さんにはそこは感謝しなければいけませんか。』
パレッタ『あんまり本名は出さない方がいいよ~?あの子、死んでから別の世界で人の姿をした怪獣達の神になったらしいし、もしかしたらどっかで見てるかも・・・』
ムツキ『えっ、何その「振り返れば奴がいる」みたいな・・・せめて西村雅彦じゃなきゃ嫌よ、わたし!とりあえずパレッタ、はい。ティラミス。』
パレッタ『ありがとう、ムツキちゃん♪相変わらず「電子のカリスマ主婦妖精」さんはいいモノを出しますな~☆』
クーガー『コンドウさんの話に戻しますと、例え彼が神になったとしても、この惑星と一つになった私・・・と言うより、この惑星の管理人であるムツキさんをどうにかする術は恐らく無いでしょう。あの人はあくまで、凡人の代表なんですから・・・そんな彼がまさか神になるとは、その世も末ですね。』
パレッタ『クーちゃんもこうやってユニクロンみたいになってから、物言いのスケールが大きくなってる気がするなぁ?まっ、コンドウ君は多分そんな事でオールスパークを解放したりしないから、安心してね☆』
クーガー『首だけで何処かの惑星を周回するのは、勘弁願いたいですねぇ?』
ムツキ『それで、プライマスパレッタさん?次は何処の星へ?』
パレッタ『うーん・・・そろそろ、北極星を目指してみよっかなぁ?クーちゃん、今の北極星って分かる?』
クーガー『私は一応検索エンジンでは無いのですが、「今の体」の創造主が仰るならば致し方ありませんね・・・ふむふむ、今の地球なら・・・おや、こぐま座α星が北極星に戻っているようですよ?』
パレッタ『ポラリス!?いやった~!!あたし、宇宙に飛び出してから行きたいって思ってた星なのよ~☆それじゃあ、ネオマキシマちゃんのゼロドライブ航法を使えばここからなら・・・400年くらいで着けるわね♪ありがと、クーちゃんっ!』
クーガー『いやはや、400年をくらいと言ってしまうとは・・・』
ムツキ『貴女のスケールの大きさが、まさにプライマス級ね。やってる事は初代コンボイのその後って感じだけど。』
パレッタ『ってわけだから、あたしもう行くねっ♪ムツキちゃん、ティラミスごちそうさまでした☆』
ムツキ『えっ、もう食べちゃったの!?はやっ!』
クーガー『貴女の乗る宇宙船「ⅩⅤⅡ(エックスブイツー)」には「ネオマキシマ砲」がありますから、ギドラ級の相手でも来ない限りは大丈夫でしょうが・・・宇宙の旅、どうかお気をつけて。』
パレッタ『ノンノン!クーちゃん!あたしが乗ってるのはただの宇宙船じゃなくって、あたしの17番目の子供「大鉄人ワンセブン」ちゃんだよ!それにネオマキシマ砲は、邪魔な隕石を破壊する為に使ってるだけ!そこ間違えちゃダメッ!』
ムツキ『子供と言うか、貴女が「想造」したロボットよね?まぁ、貴女にとっては変わらないんでしょうけど。』
クーガー『それは失礼・・・では、行ってらっしゃいませ。』
ムツキ『何万年でもここで待ってるから、またティラミス食べに帰って来るのよ~!』
パレッタ『は~いっ♪じゃあね~!ムツキちゃ~ん!クーちゃ~ん!』






ムツキ『・・・またまた、とんでも無い宇宙の旅に行っちゃったわね。でもあの子はああして自由にやってる時が一番いいから、「教団」の事件に巻き込まなくて正解だったかも。』
クーガー『ナナミさんが捕まっていると聞いたら「教団」の星やギドラ・・・いや、レリックに向かって容赦なくネオマキシマ砲を撃ちかねませんからね・・・』
ムツキ『まっ、だからこそこうやってこの宇宙が滅びるまでは迎え入れられる所が必要よね。』
クーガー『惑星を「想造」するなんて考えを思い付いたのも・・・それが一つの理由かもしれませんね。』






「ⅩⅤⅡ」、コントロールルーム・・・



パレッタ『さぁ~て、それじゃあ今からポラリスに行くわよ~っ!』
隼薙「本当に行く気かよ・・・何百年掛けて、ダース・べイダーとか言うガスマスク星人に直接会いに行って、やっとこの星に帰って来たってのによ・・・」
アーク『受け入れろ、隼薙。膨らみ続ける創造主のインスピレーションが、もはや宇宙と同等になったと言う事を。』
弦義「この広い世界を見られるなら、何処でもいいさ・・・ジュリアもきっと、喜んでくれているよ。」
チェリィ『ポラリスに「北極星人」がいるのか、たのしみデス!』
隼薙「・・・まぁ、宇宙の風ってのもなんかの歌の歌詞みたいでかっこいいよな。穂野香もいいって言ってくれそうだし、風神様が何処までも付き合ってやるか!」
弦義「もしかしたら、何処かで修行中の凌にも会えるかもしれない・・・」
アーク『どうやら「教団」事件後から何度も瀬上殿に挑んでいると聞く。打倒瀬上殿もここまで来ると、もはや宿命だな。』
チェリィ『その「教団」やギドラをりようして、またよみがえろうとしていたレリックを、マイトレアがなんとかしてくれた・・・ワタシも、マイトレアといっしょにたたかうコトはかなわなくても、ひとめだけでもまたあいたかったデスね・・・』
パレッタ『ごめんね、チェリィ。あたしが貴女を旅に誘ったから、気付いたら全部終わっちゃってて・・・よしっ!じゃあポラリスに行く前に、久々に故郷に帰ろっかな!カズっちと世莉ちゃんとサイコロ君とリリーちゃんに会いたくなったし、それに菜奈美ちゃんとコーちゃんの愛の巣に行って、噂のひーちゃんにも会いたいしっ!』
隼薙「おっ、そりゃいいな!俺もそろそろ穂野香とアンバーの風を感じてぇって思ってたんだ・・・それから『量子』だか何だか知らねぇが、どんなチート能力に目覚めようが久々に挑んでやるからな!待ってろ瀬上!!」
アーク『それは後回しとして・・・貴女の元へ戻る時を、私は心より楽しみにしております。穂野香様。』
弦義「僕も賛成するよ。響人、センセ、ベオ、華、ジュリア、ゴジラ・・・もうすぐ、君達の元に帰るよ。」
チェリィ『・・・ワタシも、マイトレアとアキたちのふるさとにいきたいデス。ありがとデス、パレッタ。』
パレッタ『なら良かった♪あそこはみんなの、大事な思い出の人達の故郷だもんね!運が良ければリョー君にも会えるかもだし・・・あっ、勿論エリちゃんも一緒だよ☆』
アーク『しかし、「連合」の記録にも残る偉大な芸術家となったラズリー殿の『失われた幻の代表作』が、常に創造主の元にあったとは、かつての地球人達は思いもしなかったであろうな。』
弦義「いつ見ても、いい絵だ。あの時の事・・・華と共に過ごした輝かしい記憶を、思い出させてくれるよ。」
チェリィ『ワタシもこのイラスト、だいすきデス!あそこの「真っ黒」はワタシなんデスから!』
隼薙「んな事言ったら、一際鮮やかなあの琥珀色は穂野香なんだぜ!」
アーク『穂野香様のカラーは確かに大切だが、私も忘れるな。あの黄緑色を。』
弦義「あの白混じりの青色は華だね・・・いつ見ても、いい発色だ。」
パレッタ『今は、無い「色」の方が多いけど・・・みんなの思いも乗せて!あたし達は、ワンセブンちゃんは宇宙を駆けるっ!』


ーー・・・エリちゃん。
これまでもこれからも、あたしと一緒に行こうね・・・「美しき世界」へ!


パレッタ『ネオマキシマちゃん、稼働率100パーセント・・・!
目的地・・・地球!
ワンセブンちゃん、発進っ!!
無限の彼方へ、さぁ行くぞ~!!』






「パレッタの宇宙開拓史」・終
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好釦