リモート飲み会・二次会+パレッタの宇宙開拓史




パレッタ『こほんっ!エリちゃんの話に戻していい?例えばオーパーツって言われてる、「場違いな加工品」ってあるでしょ?あれ、大体がエリちゃんの「錬成」の実験品よ?』
一同『『『『なっ!?』』』』
パレッタ『それでエリちゃん、それ全部作り終わる度に笑ってたの!ああ、あのゴッホ君が描いたひまわりみたいな笑顔、みんなにも見て欲しいな~!』
チェリィ『エリクシアサンのわらったかお・・・そうぞうするだけで、そそりますデスね・・・♪』
験司『おい、今普通に衝撃の発言が二つぶち込まれたぞ。』
アーク『流石は我が創造主だ・・・考古学界の疑問を一気に解決してしまうとは・・・!』
隼薙『まぁチェリィが百合女なのは知ってたけどよ、オーパーツの件は歴史がひっくり返るぞ?』
華『いや、待って!?私、あの子が同性愛者なんて聞いてないんだけど!?』
弦義『だからパレッタさんは、あの騒動まで彼女とお前を会わせなかったんだ。』
引田『反物質世界から生まれたと言う性質上、人間の女性と分類出来るかは少し微妙だけど・・・精神的には女性ね。』
チェリィ『エリクシアサンは「格別」デスが、ここにいるみなサンも、「上物」ばかりデスねぇ~。
ひきたサンはシスターっぷりが、けいサンはママっぷりがましてますし、はなサンはふるきよきジャパニーズびじんデス・・・』
華『へっ!?』
蛍、引田『『やっぱりね・・・』』
チェリィ『ラピスサンはたくましさ、ラズリーサンはおさなさをひしひしとかんじて、たまらないデス!』
ラズリー『ひええっ!?』
ラピス『あたし、たま~に女の人からモテてたような気がしてたんだけど・・・勘違いじゃなかったのかしら?』
チェリィ『それからほのかサンは、そのスラっとしたあしがもう・・・』
隼薙『はいはい、そろそろストップだガチ百合女。エリクシアの話に戻すけどよ、俺としては「残念な美人」でもあるな。あんな事せずに普通に暮らしてりゃ、何処でもやって来れたのによ・・・』
弦義『あいにくだが、今の世の中であそこまでの強者が平穏無事にいられる保証は無いぞ。その力が、自然と厄介を招く可能性が高い。』
ラズリー『ななみも、まさととずっといっしょに居られなかったよね・・・』
ラピス『そうね・・・菜奈美ちゃんと真人君に頼まれて、2人を荷物扱いにしてやっと御浜から逃がせたのに、真人君は・・・でも、綾ちゃんみたいに爾落人の東條さんを尻に敷いてるパターンもあるし、やりようによっては大丈夫なんじゃないかしら?』
ラズリー『と言うかとうや、わたしの東京の個展会場でせりにプロポーズしたんだよっ!しかもあの絵の前でっ!!』
ラピス『菜奈美ちゃん、自分の事のように超嬉しそうに話してたわよ♪』
穂野香『そう言う事っ!別に普通の人のカップルだっていつか片方は死ぬし、爾落人だって死ぬ時は死ぬ!だから、そこは普通の人だろうと爾落人だろうと、あまり変わらないって思う!』
華『それに爾落人側も相手側も、いつか別れる日が来るって覚悟して一緒にいるんだから・・・半端な決意で、パートナーになんてならないわ。』
弦義『・・・そうだな。華。』
隼薙『よく言ってくれたぜ、穂野香!』
アーク『私は機械である以上、肯定も否定は出来ないが・・・世莉殿と桐哉殿が結ばれた事は、一つの結論になっていると仮定する。』
チェリィ『ワタシにも、アキってこいびとがいましたが・・・おわかれしたときは、かなしくってなんどもきえたくなったデス・・・ですが、「彼女」はいつまでもワタシのおもいでのなかにいる。それがわかったとき、きえたくなくなったデス!ほかの「爾落人」のみなサンも、きっとおなじデス!』
引田『大切な記憶や存在は、人生の重荷にも支えにもなる・・・きっと強い爾落人は、それだけの悲しみと愛しさを背負って生きて来た過程があるのかもしれないわね。』
パレッタ『うんうん!みぃちゃんの言う通りっ!心の強さが、力になる!エリちゃんも色々あったけど、根っこにあったのは「錬成」でみんなを幸せに出来た嬉しさなんだよ!』


ーー・・・エリちゃん。
こうやってみんな、エリちゃんの事をまた話してくれてるよ♪
あたしはエリちゃんに絶対生きていて欲しかったし、結局キミが死ぬのを止められなくって・・・すっごく悔しかった。
あの時だけは、エリちゃんを無理矢理止められるくらいの力が、欲しかったかなぁ・・・ううん、それは桐哉君が持っていたんだよね。
だから、あたし達は絶対!エリちゃんの事を忘れないから!イヤって言っても、忘れてあげないっ!
・・・天国が本当にあるのかは、あたしは分からないけど・・・もし本当に天国があって、いつかあたしが天国に行けたら・・・また会おうね。
約束だよっ!エリちゃん・・・♪



コンドウ「・・・師匠、今度俺と東京行きません?『美しい世界』を見に。」
パレッタ『・・・うんっ!ありがとね、〇〇君っ!』
コンドウ「いや、だからそれ俺の本名っ!!プライバシーの侵害ですって!それで無くてもあの時世莉さんと桐哉君とクーガーさんにバレて・・・」
パレッタ『クーちゃんは会った時から知ってたと思うよ?だって「視解」だしね、コンちゃん☆』
コンドウ「あああああっ!!そやったぁ~!!つうか、俺が考えた能力やったああああああ・・・」






「リモート飲み会・二次会」・終
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好釦