史上最大のラジオ番組「ゴジラジオ」! in令和







4時25分・・・



さくら「バラン様!今、ロビーに行ったらバラン様の絵がありましたよ!」
バラン『何っ!?』
真「多分、西川伸司先生の絵だと思うんですけど、喜多川さんの判子入りのバランとアンギラスの絵がありましたよ。同じような感じのミレゴジの絵もありました。」
さくら「それから、鈴木さ・・・」
バラン『情報、感謝掏るぞ!早急に拝見して来る!』
さくら「バランさ・・・あっ、行っちゃった。『あの絵』の事、まだ言って無いのに・・・」
お梅『うちもちらりと見て来たけど、あの絵の事はあえて黙っといて、びっくりしてもろた方がええと思うわぁ♪』
遥「私もさっき、ついつい見に行って写真も撮ってしまいましたから、バラガミ様は確実に驚くでしょうね・・・」
お梅『うちもその様子、見に行きたいんは山々なんやけど・・・あんさんがおるんやったら、無理やなぁ?』
岸田「あんさんって、俺か?俺やな?俺なんやな?つうか、『オール怪獣大進撃』観てる間春華ちゃんに何もせえへんかったやろ!?」
遥「ほ、本当に何もされていませんので・・・とりあえず、50周年の『オール怪獣大進撃』について話しましょう!私はこの作品、一見子供向けに見えてかなり深い作品だと思うんです。自分の中の世界にいる友達に助けられながら、自分の外の世界を変える・・・そう言う話かなって。それに私も、両親がいない中でおばあちゃんが私を親代わりに育ててくれましたから、一郎君は他人の気がしないです。」
真「本当に深いですね、遥さん・・・おれもこの映画は、お子様ランチで済ませる作品じゃ無いと思います。強盗退治やいじめっ子に勝つって分かりやすい結果にしてますけど、自分の中の弱さに勝つって誰もがぶつかる壁で、しかも簡単に出来る事じゃ無いと思うんですよ。それを好きな事・・・一郎君だったら怪獣やミニラで成し遂げるのは、いつの時代でも通用する成長物語だなって。」
さくら「わたしは真ちゃんや遥さんみたいなちゃんとした感想は言えないけど、ワクワクハラハラな感じでずっと楽しかったです!怪獣島に行って、色んな怪獣を見たりミニラくんとお喋り出来たりするのって、絶対面白いと思います!」
お梅『うちは画面の赤さやったり、時々飛び飛びやったんが気になったけど、誰の中にも救いの神様がおるんは確かやなぁ。一郎はんはそれがミニラはんやっただけの話や、これを見とるあんさんの中にもおったんとちゃう?ゴジラ大明神やったりモスラ大明神、ガメラ大明神とか。さくらはんやったら、バラン大明神やな?」
さくら「そうですね・・・!バラン様のお陰でわたしは真ちゃんに再会出来て、お梅さんに出会えて、本当の自分を思い出せました。バラン様々です!」
真「そうかもしれないけど、全部のきっかけはさくらだとおれは思う。さくらがおれに会いたいって凄く思ってくれて、バラガミ様の松ぼっくりを持って帰って、桜花神社に置いてバラガミ様を復活させたから、全てが始まったんだ。」
遥「一郎君の決心と行動がいい事に繋がって変われたみたいに、さくらちゃんの決心と行動が真君もバラガミ様もお梅さんも巻き込んで、飛梅伝説の本当の完結に繋がった・・・でしょ?」
お梅『バラガミ様がおろうと、飛梅の精がおろうと、そこにおるだけやったらただの霊験あらたかな置物と変わらへん・・・さくらはんがうちらを、ほんまの神様にしてくれてんよ?』
さくら「・・・はいっ!わたし、光栄です!やったぜベイビー、です!」
岸田「なんか、よう分からんけど・・・とりあえず、ええ話やな!もう、モーレツや!」
お梅『そやな。あっ、ちなみにバラン大明神様、今頃は外で固まっとるやろうなぁ~。』






みなみ会館、一階ロビー・・・



バラン『ほ、本当にバランの絵だ・・・!何故アンギラスが共に居るのかは不明だが、感謝掏るぞ・・・ニシカワ・シンジ・・・!
然し・・・隣の此の妙に可愛げの有る絵は何だ?ゴジラと、オルガ?其れにミレニアンと、此のニンゲンはシノダ・イオか・・・ん?此の署名に見覚えが・・・はっ!?
正か、此の絵を書いたのはスズキ・マユだと言うのか!?』









チェリィ『・・・みなサン、やっぱりわすれてるからワタシがいうデス。ガバラ50しゅうねん、おめでとうデス!ここでうってるガバラのオーナメントもふくも、ほしいデスね~。
・・・えっ?なんでワタシがガバラをいわってるかデス?そのあたりのくわしくはいつかコンドウサンがかく「G」クロをみてほしいんデスけど、ひとことでいえばワタシとガバラは「夢」でつながったトモダチなんデス。
あっ、ちなみにこのきしだサンは「G」クロのせかいのきしだサンです。だから、「G」クロのせかいにいるはるかサンのそっくりさんの「麻生春華」サンとまちがえてるんデスね。「異世界あるある」デス。このあたりは「GALE」をみるとよくわかるデスね。
みなサンも、うろおぼえのひとにはなしかけるときはきをつけるデスよ?』
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好釦