史上最大のラジオ番組「ゴジラジオ」! in令和









19時50分、阪急西宮北口駅・・・



さくら「嵯峨野さくらです。
と、言うわけで西宮のイベントはすごいイラストがもういっぱい見れて、開田先生からサインを頂けて、グッズも買えて、ちびゴジラちゃんにも会えて最高でした!スタンプラリーも進めてくれてありがとね。真ちゃん♪」
真「ううん。さくらが喜んでくれるなら、おれは全然。」
お梅『なぁ~んか、もう本番が終わった勢いやわぁ。』
バラン『否、本番は此れから行くヘイアンだぞ。』
お梅『分かっとるどす。それだけ実りのあった催しって事やんかぁ。』
バラン『埜々(やや)こしい比喩を使うな。実り有る催しだったのは、事実だが・・・』
さくら「でも、これからしばらくは移動するだけになっちゃうけど・・・どうしよう?」
お梅『うちはさくらはんと真はんの、恋のアツアツ話で繋ぐって聞いたで?』
さくら「え、ええ~っ!?」
真「いやいや、ちょっとお梅さん!?移動の間は取材映像で繋ぐって言ってたんだけど!?」
お梅『あらま、そやった?』
真「あらま、じゃ無くてそうなんだってば・・・」
さくら「もう、お梅さんったらびっくりしたじゃないですか~!」
お梅『うちはそっちの方がええねんけどねぇ~?今から予定変えへん?』
バラン『阿呆めが・・・其れで、件の映像とは何だ?』
真「えっとですね、さっきまでいた西宮ガーデンズの隣にTOHOシネマズ西宮OS、つまりは映画館がありまして、そこで今『キング・オブ・モンスターズ』の再上映をやってるんです。」
バラン『ふむ、彼の活動写真が再映して居るのか・・・良い機会だな。』
さくら「先週はギャレゴジをやってまして、来週はシンゴジをやるんですよ~。わたしも真ちゃんと、ギャレゴジもキング・オブ・モンスターズも観に行きましたし、来週のシンゴジも観に行きます♪」
お梅『ゴジラ映画でデヱトかいな?それはさぞ、お熱かったやろうなぁ~?』
さくら、真「「は・・・はい・・・」」
お梅『それで、今日うちらより先に来て「キング・オブ・モンスターズ」を観た人?らにインタビュウして来たのを流すんやけど・・・バランはんが見たら、混乱するかもしれへんわぁ。』
バラン『私が?如何(どう)言う事だ?』
お梅『まっ、見れば分かるさかい・・・そんじゃまぁ、映像スタァトや!』










ホニャララ『皆様、大変お久しぶりです。ジャバンテレビのホニャララと申します。
訳あって私にとっては2年振り、皆様にとっては6年振りとなりますが、皆様お元気だったでしょうか?この辺りの詳細は「混ざってみました!in「RuRi」編」をご覧になって頂くとして・・・今日、この取材の間だけ特別に「G」クロの世界から出して頂けた分、誠意を持って取材させて頂きます。』






ホニャララ『さて、今回の取材は令和初のゴジラ映画となる「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」のソフト化を記念したイベントの一環として、ここTOHOシネマズ西宮OSにて「キング・オブ・モンスターズ」の再上映がされていたと言う事で、その再上映を観た方に詳しい感想をお伺いしたいのですが・・・あっ、ちょうど良さそうな方々がいらっしゃいましたので、すかさず取材をしたいと思います・・・!』






ホニャララ『あの~、すみません。ジャバンテレビのホニャララと言う者ですが、ちょっと取材をさせて頂いてもよろしいでしょうか?』
「‐」ゴジラ『ホニャララ?』
チャイルド『あれ?おじさん、みたことあるよ~?』
「‐」バラン『不審なニンゲンめ、何の用だ?』
「‐」モスラ『もう、バランったらいきなり感じの悪い事をおっしゃらないの。貴方、「テレビ」の為にわたくし達にお聞きしたい事があるのですよね?わたくし達は構いませんわよ?』
「‐」ゴジラ『テレビ・・・!じゃあ、しまも見てくれるんだよな!だったらだいじょうぶだぜ!』
チャイルド『ぼくもぼくも~!!』
「‐」バラン『全く、御前達は勝手に話を進めるな・・・私は断る。何故、ニンゲン共に私が此処に居る事を知られなくては為らない?』
ホニャララ『あの~、テレビに映るのに問題がありましたら、こちらでモザイク加工をさせて頂きますが?』
「‐」バラン『モザイク?』
「‐」モスラ『貴方の姿をテレビから見ている人にはっきり見えなくする、特殊な映像技術ですわ。でも、本当にそれで構いませんの?もし瞬やアンバーがこの取材を見ていても、分かってくれないかもしれませんわよ?』
「‐」バラン『!?』
「‐」ゴジラ『それで無くてもバランっていっつも話のネタに困ってんのに、しゅんとアンバーがこの事を分かってくれなくていいのかよ?』
チャイルド『ばらんさんも、いっしょにやろうよ~!』
「‐」バラン『・・・し、仕方が無い。御前達が其処迄と言う為らば、協力して遣らん事も無い。』
チャイルド『やった~♪』
「‐」ゴジラ『ったく、さいしょからそう言えっての。』
「‐」モスラ『本当に、手間のかかる殿方ですこと。』
「‐」バラン『五月蝿い!良いから早く始めるぞ!』
ホニャララ『ご協力、本当にありがとうございます!では、早速ですが質問です。
無人島に・・・で、では無く!』






『「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」をご覧になった感想をどうぞ!
あっ、ちなみにネタバレ全開ですので、まだ見ていない方でネタバレが嫌な人はご注意を!』










「‐」ゴジラ『もう、すっげぇ~!!ゴジラ、超かっけぇ~!!ソイヤソイヤって言いながらゴジラの曲が流れたのもやばかったよな!』
チャイルド『まっかになったごじらさん、やば~いっ!!』
「‐」モスラ『わたくしは最初から最後まで、この映画はモスラの映画だったと思いますわ。モスラの歌のメロディに合わせてモスラが羽化した時は、感激に震えました・・・だからこそ、ゴジラを庇って死んだ時はもう涙が・・・!』
「‐」バラン『カイジュウは「神」で在る、と解釈した物語には関心したな。だからこそ、「偽りの王」たるギドラは実に異質で脅威な存在で有り、読経と共に暴れるのも未だ印象的だった。』
「‐」ゴジラ『でもさ、ラドンってさいしょは強そうだったのに、とちゅうから何かカッコわるかったよな?おれの知ってるラドンとは大ちがいだったな。』
チャイルド『ぎどらさんとごじらさんにぺこぺこあやまってたよね、らどんさん。』
「‐」モスラ『わたくしも、今回のラドンの所業はありえませんわね・・・結局ギドラに負けてギドラの手先に成り下がっただけで無く、モスラをあんなに痛め付けて・・・!それで最後はノコノコゴジラに頭を下げて、許しを乞う!ほんと、どの面下げてゴジラの元に来れましたの!?ある意味、ギドラより許せませんわ!』
「‐」バラン『落ち着け、モスラ。まぁ、私も今回のラドンはニンゲンなら兎も角、怪獣としては論外だがな。』
ホニャララ『えっと、所謂「ごますり」ですね?一応会社員の私としては、今回のラドンには同情を禁じえないのですが・・・ほ、他に良かった所はありますか?』
「‐」ゴジラ『キングコングについてしゃべってたよな!次のバトルが楽しみ過ぎるぜ~!』
チャイルド『ほかにもかいじゅうさん、いっぱいでてたよね!ぼくはあのまんもすさんにあいたいな~。』
ホニャララ『マンモス・・・あっ、新怪獣の「ベヒモス」の事ですね?他にも「スキュラ」や「メトシェラ」と言った新怪獣も出ていましたし、キングコングと合わせて次回作の活躍に期待しましょう!』
「‐」モスラ『他の怪獣と言えば、確か新しいムートーもいましたわよね?わたくし、実は前作のムートーのあの夫婦(めおと)感が物凄く好きでしたから、何とか生き残って欲しいと密に願っていますわ・・・』
ホニャララ『あのムートーは確か、「ニュー・ムートー」と言われているらしいですね。私、ムートーはモンスターバースオリジナル怪獣の顔だと思っていますので、こちらの動向も気になる所です。』
「‐」バラン『カイジュウに比べ、ニンゲン達は努力はして居たが未だ未だカイジュウには及ばんな。エマ・ラッセルやアラン・ジョナの様な極端な思想を持つニンゲン迄居た始末だ・・・だが、セリザワ・イシロウの最期には私も胸を打たれた。』
ホニャララ『Good by... old friends.(さらば、友よ。)・・・最後の最後にゴジラへの本心を出した、名場面ですね・・・!』
「‐」ゴジラ『それに、マークだってマディソンを助けるためにがんばってたじゃねぇか!戦うお父さんみたいで、かっこよかったぜ!』
チャイルド『までぃそんさん、ごじらさんをひーろーみたいにおもってくれてたよね!ぼく、おともだちになりたいな~。』
「‐」モスラ『エマも最後は過ちを省みて、ギドラから家族を守ったんですから、わたくしはラドンよりは酌量の余地ありだと思いますけど・・・あっ、わたくしは人間ならチェン博士がいい感じでしたわ。モスラの交信を「歌」に例えたり、どうもインファント島にも行っていたみたいですし、まるで小美人のようにそっくりな妹がいらっしゃったり・・・』
ホニャララ『人間ドラマに問題ありと言う意見も聞きますが、怪獣の皆さんがここまで語れるならそれが絶対では・・・あっ、怪獣の皆さんと言えば本作のゴジラとモスラをカップリングのように扱う「ゴジモス」と言う現象が今、世界中のファンの間でブームになっています。そこの所は・・・』
「‐」モスラ『そう、そこなんですの!!』
「‐」ゴジラ、チャイルド、「‐」バラン『『『!?』』』
「‐」モスラ『ご存じですか?今回のモスラは死ぬ度に記憶を引き継ぎながら卵となって再び生まれ出でる、決して命途切れる事の無い不死の存在である事を・・・それを考えて、今回のモスラの行動を振り返ってごらんなさい!
ゴジラに巡り会う為に卵から孵り、世界中のタイタンズがギドラに操られる中でゴジラに味方し、人間達にその輝く体でゴジラは生きていると伝えながらゴジラと交信し、ゴジラに加勢してギドラとラドンに挑み、ゴジラの為に散って行きながらゴジラに鱗粉を与え、爆発寸前のゴジラを救う・・・!
これは、もう・・・愛!!絶対の怪獣王であるゴジラへの、変わらぬ愛なのですわ~!!』
ホニャララ『は、はぁ・・・』
チャイルド『もすらねぇちゃん、どうしたの?きゅうにばくはつしてるみたいなかんじになったんだけど・・・』
「‐」バラン『放って措け。恋愛事が絡むと彼奴は大抵此う成る・・・因みにモスラよ、其れは只の過大解釈だな。彼のモスラはカイジュウ達の女王、詰まり王たるゴジラの旗を持つ存在と言うだけだ。何より、ニンゲン達は共生関係だと・・・』
「‐」モスラ『アンバーに振り向いて貰えない、哀れなバランはお黙りなさいっ!!』
「‐」バラン『なっ!?』
「‐」ゴジラ『こいびと?そっか?おれはモスラはゴジラのあいぼうだって思ってたけど・・・』
「‐」モスラ『別に貴方に恋愛関係の事は期待していませんけど、今回ばかりは例外ですわ!ゴジラもまたモスラを愛していたからこそ、バーニングゴジラとなって憎っくきギドラを完膚無きまで焼き尽くしたのですのよ?貴方も同じゴジラなのに、あのゴジラのストイックな愛が分からないのですか!?』
「‐」ゴジラ『ストレッチ?それならたまにやってるぞ?』
「‐」モスラ『だーかーらー!!そうでは無いと言ってるではありませんかっ!』
「‐」ゴジラ『って言うか、おれとモスラがこいびとになるって事か?うーん・・・なーんか、いやだなぁ。』
「‐」モスラ『・・・そうですか。貴方はそうやって、わたくしをどこまでも馬鹿になさるのね?なら、今・・・ここで!ギドラと同じ運命を辿るがいいですわ!!』
「‐」ゴジラ『お、おいモスラ!?なんで弓だしてんだよ!?』
「‐」モスラ『わたくしから逃れられると思って?さぁ、お覚悟を決めなさい!!』
ホニャララ『あ、あの?もしかしてこれ、「モスラ対ゴジラ」か「ゴジラVSモスラ」、もしくは「ゴジラ4」的なものが始まる感じでしょうか?』
チャイルド『と、とうちゃん・・・もすらねぇちゃん、こわいよぅ・・・』
「‐」バラン『御前は此処から離れろ。場合に因っては、私も参戦擦る事に為るかもしれんからな・・・!』
ホニャララ『え、えっとですね・・・ゴジラ対モスラ対バランと言う、ある意味夢のカードが実現してしまいかねない所で、今回のインタビューを終了させて頂きます!またいつか、「G」クロ第三章が完結した頃にお会いしましょう!
いよいよ最後、それでは皆さん!さようなら!!』









さくら「・・・えっ?ええ~っ!?こ、これってこのまま終わって大丈夫なのかな・・・?」
真「一応、おれ達が来る前に特に事件は起こってないみたいだから、大丈夫・・・だと思う。」
お梅『やからうち、さくらはんと真はんの恋のアツアツ話に変えよかって言うてんよ?』
バラン(バラガミ)『・・・』
お梅『こっちはやっぱり混乱しとるわぁ・・・前に言うた「ドッペルゲンガァ」みたいやけど、直接会ってへんから死にはせぇへんよ?やから・・・』
バラン『・・・「同志」よ、御前も彼処に来て居たのか・・・!くっ、更に早く来て要れば対面出来たものを・・・!何と惜しい事をした!』
お梅『あら、まぁ・・・?もう会っとったん?』
真「・・・ええっと、『詳しくは「クイズ アンバーの100のコト」を参照?』」
さくら「『作者代理、コンドウより。』・・・だ、そうです・・・」
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