史上最大のラジオ番組「ゴジラジオ」! in岩屋寺






コンドウ「さて・・・いよいよこの時がやって来ました・・・60周年記念の作品です!
これは皆さんで一斉に言いましょう・・・!
さぁ、それでは皆さんご一緒に!!
せー、のっ!!」










「「「『大怪獣バラン!』」」」
「美女と液体人間。」
「月光仮面。」







コンドウ「・・・あれ?全員『大怪獣バラン』って言うと思ってたんですけど・・・俺の聞き間違いじゃなければ、何か違うの二つ混ざってましたよね?何で合わせてくれなかったんですかね?綾さん?銀河さん?」
綾「だって、60周年記念の作品はなにも『大怪獣バラン』だけじゃないんだけど。」
銀河「それにさりげなく特撮ヒーローネタやるなら、元祖国産特撮ヒーローの月光仮面を忘れちゃ駄目だよな?」
コンドウ「いや、確かにそうですけど・・・そもそもここに何で来て何を目的にゴジラジオやってるのか、忘れてません・・・ってか、忘れてるやろぉ!!」
凌「なんか・・・すみません。」
瞬「気にするな。お前も苦労しているようだからな・・・」
朱雀「やはり、異邦人達を一つにするのは難しいな。」
隼薙「まぁ、茶番のノリであいつら相手だったらこんなもんだろ。」
穂野香「もー!!そんな事いいから、早くバラン60周年を祝うわよ!」
アーク『はっ、穂野香様!あと10秒で日付変更線が変わってしまいます!』
恭介・優介「「やっべ!」」
コンドウ「と、とりあえずさっきの事は不問にしますんで、次こそちゃんとやって下さいお願いします!
3、2、1・・・!!」




HAPPY BIRTH DAY! VARAN!







コンドウ「・・・ふう、最後はどうにかちゃんと出来たわ・・・ってわけで、60周年おめでとう!バラン!」
穂野香「これからもバランの事を、よろしくお願いしまっす!!」
隼薙「勢いがあるのは確かみたいだからな、ここで失速するのは勘弁だぜ。」
アーク『そなた達がバランの事を忘れない限り、バラダギ山神の神話は永遠に不滅だ。』
瞬「ゴジラの誕生を祝うのは結構だが、時にはバランの事も祝って貰いたい・・・俺はそう思う。」
銀河「マイナー怪獣の代表だった割には、最近優遇されてる感はあるよな?だから次は来年のウツノイクサガミ25周年記念、だよな?」
恭平「初めてのちゃば・・・ゴジラジオ参加だったけど、楽しかったな!優介!」
優介「そうだな!もうこれっきりってのだけは勘弁して欲しいよな、恭介!」
綾「これで私達もバランと十分接点が出来たわね。じゃあ私達は帰りましょうか、東條君。」
凌「えっ、帰るんですか?綾さん?と言うか、今回いつにも増して雑多だったけど、これで本当にバランとの接点が出来たのか?俺達・・・」






異界バラン「・・・よく分からない点は多いが、この世界での同一の存在は日陰に隠れる事なく、民に受け入れられていると言うわけか・・・そうなれるように、私も活動に励まなければ・・・」
朱雀「ちなみにこの世界でも同じかは分からないが、バラダギは岩屋の地にいた。我が颯霊剣が導いてくれるようだが、行ってみるか?お前の同一の存在、バラダギの元へ。」
異界バラン「是非、頼む。」






コンドウ「じゃあ、本物のバランにも感想を・・・って、あれ?いない?」
銀河「さっき朱雀と、別のバランに会いに行くとか言ってたな?」
コンドウ「えぇっ、そんなまたいきなり・・・凌さんと綾さんもいつの間にか帰ってるし・・・最後は皆さんで『大怪獣バラン』のOPのバラダギバラダギ、って言うアレを歌おうと思ってたんやけど、それならそろそろお開きに・・・」



???「ちょっと待った!!私の事、忘れてるわよ!」



恭介・優介「「!?」」
隼薙「んっ?あれ、戦闘機か?」
穂野香「でもあんな戦闘機、私見た事ないわよ?」
アーク『私のデータベースにもあの戦闘機の情報は無い。と、言う事はこの世界の戦闘機では無いのか・・・?』
銀河「俺の所のガンヘッドにも付けられてたメーサー砲が付いてるな?」
瞬「独自のチューンナップが施されているようだが、フォルム・出力・乗り手。共に中々のものだな。」
恭介・優介「「あ、亜弓!?」」



亜弓「そうよ、私がANGELの誇るエリートパイロットの香坂亜弓よ!私だってシリーズFリメイクの最終章でバランと戦って勝ったのに、なんで私が呼ばれなくてそこの無能で落ちこぼれな2人が呼ばれてるの!?納得いかないわ!」
恭介「こんの、久々に言いやがったなぁ!!性悪女がぁ!!」
優介「落ち着けって、恭介。俺とお前は本物のバランをちゃんと倒した。でもあのエリート様は再生怪人みたいなので必死に、しかも厳密には倒してないかもしれないんだぜ?」
亜弓「あんた達はメカゴジラに乗って、でしょ!?私はこの相棒のメーサー戦闘機ちゃんで倒したの!しかもバランを倒せたのは、メカゴジラのHigh mobilityモードありきじゃない!だからあんた達が勝ったんじゃなくて、メカゴジラが勝ったのよ!」
恭介「なんだとぉ!!」
優介「いや、だから亜弓は厳密には倒してないかもって・・・」
コンドウ「まぁ・・・その辺りは実際にシリーズFリメイクを読んで皆さんで判断して貰うとして・・・理由は優介さんの言う通り、本物をちゃんと倒したとは言えないんで、今回はご遠慮願ったんですけど・・・」
亜弓「はあっ?そんな理由で、納得いくと思ってんの?そんな事言うなら、その身体に私のメーサー戦闘機ちゃんの力を、存分に味あわせてあげる!
メーサー発射!!」
コンドウ「えっ?ちょ、ちょっと!俺人間なんでデストロイア気分で撃たんとってぇ!!と言うか他にも人が・・・」



隼薙「穂野香に怪我一つ・・・!」
アーク『絶対にさせない!風力、全開!』
穂野香「ありがと!お兄ちゃん!アーク!」



瞬「メーサーの軌道から見て・・・ここへ回避すれば!」
恭介「右に!」
優介「同じ!」



銀河「『俺にはメーサー光線は当たらない』・・・これで大丈夫だな?」






コンドウ「ボアーーーーーッ!!
そ・・・そんなんずるい・・・わ・・・がくっ。」










数時間後・・・



凱吾「・・・どういう事だ。コンドウにいきなり呼ばれて来てみれば、誰もいない・・・そもそも、何がウルトラマンガイアの歌を歌えだ・・・!俺は仮面ライダーシンだぞ!どちらかと言えば!
そもそも、お前がギンガマンの歌を歌っていればこうはならなかったんだぞ!後藤銀河ァ!!
ウルトラマン、ガイアァァァァァァァァ!!」
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好釦