史上最大のラジオ番組「ゴジラジオ」! in岩屋寺







コンドウ「あっ、そうそう。擬人怪獣側のゴジラジオが今年中止になったから、これもこっちでやっとかんとあかんねやった・・・」



「発見!今年のケー!念日!」



恭介・優介「「・・・ケー?」」
銀河「このコーナーは、十年区切りで誕生した今年の記念日の特撮映画を探し、祝う企画・・・らしいな?」
綾「つまりは記念日、って事?何でこんな変な言い方をしてるの?」
穂野香「その辺りはちょっとややこしいから、擬人怪獣の方のゴジラジオを見てねっ!」
凌「興味無い人の為に補足しとくと、要はどっかの世界のデスギドラからリクエストがあったって事みたいで。」
異界バラン「デスギドラ、だと!?そんなとんでもない者がいるのか?」
隼薙「そうみたいだぜ?しかもアンバーが言うには、そのデスギドラが四人?集まって連合組んで襲い掛かってきたってよ。」
異界バラン「デスギドラの連合、だと!?な、なんと恐ろしい世界だ・・・そのアンバーと言う者は、無事に生きて帰れたのか?」
アーク『当然だ。しかし、実際にデスギドラ連合と相手をして追い払ったのは、異世界のモスラ達だったようだが。』
異界バラン「モスラ族だけで、だと!?確かにモスラ族はかなり特殊な妖精種族だが、主に治癒魔法などの補助魔法を主にする種族の筈・・・それを他の種族の力も借りずに、デスギドラの連合を撃退するとは・・・是非、我が部族に加えたい。居場所を知らないか?」
隼薙「知らねぇよ!そもそもそのモスラも異世界から来てんだから、分かるわけねぇし。」
銀河「まぁ、人の姿をした怪獣にロクなのがいないのは確かだな?」
朱雀「人の心には誰しも、鬼が住んでいるものだ。」
瞬「異世界の怪獣が色々と規格外なのは、事実だな・・・」
コンドウ「あの~、本題行ってええっすか?」





コンドウ「・・・と、言うわけで早速行ってみま・・・あっ、ちなみに最初にお断りしますと戦隊とかライダーとかウルトラとかの特撮ヒーローはあえて除外しますんで、すみません・・・
と、言うわけでエンジン全開で、キバって行くぜ!な10周年作品は・・・」
隼薙「いや、早速特撮ヒーローネタ使ってんじゃねえか!」
コンドウ「・・・えっ?『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一髪』しか無い?」
恭介「なんじゃ、そりゃ?」
優介「えっ?銀さんの木刀だろ?」
凌「それ、『洞爺湖』の方。10周年なのはギララの方で・・・そういや、「G」クロでX星人が来た時にそんなのいた気がするなぁ。」
綾「私は設定上死んでるからそれはよく知らないけど、その作品に出てる『タケ魔神』と言うのも10周年なんじゃない?
私はよく知らないけど。」
銀河・朱雀「「タケ魔神、だと!?」」
瞬「ん?どうした、お前達とあろう者がそんなに慌てるとは。」
銀河「だって、あのタケ魔神だぞ・・・?俺が今まで戦った相手の中であの人に敵うのなんて、和夜かレイアくらいだろ・・・」
朱雀「その正体を知る者にとっては、名前も口にするのも憚られる存在・・・!」
銀河・朱雀「「金曜日の惨劇が、起こる・・・!」」
恭介「名前を言ってはいけない?ヴォルデモートか何か?」
優介「おじぎをするんだ、ポッター!!」
凌「金曜日なんだから、ジェイソン的な何かじゃないか?」
綾「いいえ、決戦は金曜日の方よ。」
隼薙「どーでもいいっての!!そのタケ魔神っての、要はビートたけしのコスプレってだけの存在だろうが!」
アーク『ならば「金曜日の惨劇」は、フライデー襲撃事件の事を指しているのか。しかし、私の「G」クロデータベースには確かにタケ魔神の情報が・・・』
穂野香「・・・で、これって元々何の話だっけ?」
「「「・・・あっ。」」」
異界バラン「タケ魔神か。いずれ対峙するかもしれん、その名を覚えておこう・・・」






コンドウ「と、とりあえずギララ10周年?おめでとうって事で次行くで・・・・・・
あれ?銀河さん?なんで歌わないんですか?」
銀河「ギンガマンのOPなら、絶対歌わないからな?」
コンドウ「なんや、つれないお人やで・・・じゃあ、後で凱吾さんにウルトラマンガイアのOPを歌って貰うとして、今年20周年を迎えるのは・・・『モスラ3 キングギドラ来襲』!」
隼薙「よし!超まともな特撮怪獣映画が来たぜ!」
穂野香「鎧モスラ、超大好き!キングギドラを真正面から倒す強さと、鎧を脱いでモルを甦らせる優しさ・・・最高!!」
アーク『最強のモスラは?と怪獣ファンに質問すると、高確率で鎧モスラと返答が来るのも納得の演出ですね。穂野香様。』
隼薙「キングギドラもやばいくらい強かったよな。ヤングでレインボーモスラと互角だし。」
銀河「ヤングギドラって、確か助走してから飛ぶ奴だよな?」
瞬「リアリティはあると思うが、見映えでは少々難ありだな。」
凌「とりあえず、『ロスト・ワールド』とかエメゴジとかが公開してる中であの恐竜は雑だと思う・・・大仁田厚の存在感はいいと思うけど。」
綾「と言うか、何だか前に比べてロラの顔が変わったように見えるんだけど・・・?」
恭介「それを言うならレインボーモスラも結構変わってるけどな。あとこの作品ってビルの爆破も独特的だったよな、優介。」
優介「あれ、確か写真合成してそれを壊してるんだっけ?予算削減も辛いなぁ、恭介。」
コンドウ「こらぁ!!何野暮なツッコミばっか入れとるんやぁ!!素直に祝わんかい!!
と言うか、実はモスラ3以外にも20周年迎えた怪獣映画があるんですけど、分かります?特に凌さんは答えられんと、かなりまずいですよ?」
凌「えっ、俺が?何だろ・・・アルマゲドン?」
綾「『きっと来る』のあれよ、東條君。」
コンドウ「それ、リング!確かにどっちも20周年やけど、正解は怪獣映画!しかもそうじゃなくて、同じ洋画でも・・・」
銀河「・・・やっぱりマグロ食ってるようなのは駄目だな?」
凌「ああっ!!そうだ、エメゴジも1998年の映画だった!」
コンドウ「そう!!エメゴジも20周年なんですよ、皆さん!!さっき凌さんが話題に出した、あの!厳密にはマグロ食ってるって言われたんは『ジラ』やけど!
ってわけで、俺の事は嫌いになっても、エメゴジの事は嫌いにならないで下さいっ!!」
隼薙「それ、どこの元センター引退の時の台詞だよ。」
穂野香「あっちゃん・・・!」






コンドウ「俺は太陽の子!!続けて行くぞ!クライシス!!
青春炸裂ファイヤー!な30周年記念は・・・」






「・・・無し!!」
銀河「本当にか?」
コンドウ「本当ですよ・・・特撮ヒーローならありますけど・・・」
隼薙「じゃあ、とっとと次に・・・」
瞬「30年前、1988年の作品か・・・そういえば最近、『ぼくらの七日間戦争』が話題になっているな。」
朱雀「七日間の戦争?それは一体どういう話だ?」
綾「簡単に言えば、身勝手な教師に反抗して小学生達が秘密基地に籠りながら、無理矢理連れ戻そうとする教師達に立ち向かう七日間を描いた、名作映画ね。」
穂野香「私も一回見た事ある!下克上ってほんと、気持ちいいわよね!」
異界バラン「つまり、圧政へ反逆した子供達の物語と言う事か?もしそうなら、今の内に鍛えておけば必ずや我が部族の主力になるな・・・誰か、その子供達の行方を知らないか?」
隼薙「だから、知らねぇ・・・ってか、これは映画なんだからほんとの話じゃねぇんだよ!」
異界バラン「では、伝記と言う事か?どちらにしても、その物語が参考になるかもしれない・・・何処で手に入る?」
隼薙「ブックオフにでも行けばあるんじゃねーの?」
アーク『否定する、隼薙。異世界から来た者に、あまつさえ古本屋を推奨するなど、もっての他だ・・・!このラジオが終わったら、正式な本屋まで買いに行くぞ。』
隼薙「おい、アーク!なんで俺まで行かなきゃいけねぇんだよ!」
瞬「お前が言い出した事だ、責任を果たすのは当然だろう。それに古本屋を勧めるのに苦言を呈したいのは、俺も同じだからな。」
恭介「そういやあの映画、後半から戦車も出てきたよな。」
優介「それで、最後はドカーン!って終わるんだよな。」
凌「すごいもったいない使い方だったけどなぁ・・・」
朱雀「戦車か・・・様々な世界に存在する兵器まで登場するとは、本格的だな?俺もあのバラダギに着いて行って、書物を手に入れてみるか。」






コンドウ「ではでは、50周年を迎える作品は・・・いや、この年は第一次怪獣ブームで豊作なんで、朱雀さんとバランさん以外の皆さんに答えて貰いましょう!ではまず、隼薙さんから。」
隼薙「えっ?さっきも触れた『怪獣総進撃』だろ?」
コンドウ「正解!もはや説明不要の大作!次は穂野香さん!」
穂野香「『ガメラ対宇宙怪獣バイラス』!レンが聞いてたら喜ぶんじゃない?」
コンドウ「正解!レンの大好きなガメラとバイラスの両方が出るマスト作品!次は銀河さん!」
銀河「えっと、怪獣ならテレビでも大丈夫だよな?じゃあ『幻の大怪獣アゴン』。」
コンドウ「一応正解ですけど・・・幻過ぎてよっぽどのオタクじゃないと名前も知らない作品が出たっ!最近DVDは出ましたんで、気になった人は是非!次は恭平さん!」
恭平「ええっとな・・・なら、『妖怪大戦争』!」
コンドウ「正解!間違っても若かりし頃の神木くんが出てる方じゃない、加藤じゃなくてダイモンが出て来る方なのでお間違えなく!次は優介さん!」
優介「じゃあ、恭介に合わせて『妖怪百物語』。」
コンドウ「正解!『妖怪大戦争』『東海道お化け道中』の先駆けになった、大映妖怪映画第一弾!では、次は凌さん!」
凌「ええっ・・・『怪獣総進撃』と『ガメラ対バイラス』を言われた時点でもうネタ切れなんだけど・・・あっ、『バンパイヤ』って大丈夫?実は相棒の右京さんの初主演作品。」
コンドウ「う~んっと・・・まぁ、正解にしときましょう!特撮とアニメと融合した昭和の実験作ですね!では次は綾さん!」
綾「パス。」
コンドウ「そうそう、パス・・・
って、ゑ?」
綾「聞こえなかったの?私はパスするわ。」
コンドウ「いや、あの~、そういうの困るんですけど・・・凌さんだって精一杯絞り出したんですし・・・」
綾「そもそも私が、こんな問題に答えられると思ってるの?多分わざと後から答えさせて私に恥をかかせるつもりだったと思うけど、それなら余計にその手には乗らないわよ?そういうわけだから瞬さん、私の代わりに回答お願いします。」
瞬「なにっ?」
コンドウ「まぁ、この後答えて貰う予定やったし・・・このままやと念力で何されるんか、たまったもんちゃうし・・・と言うわけで瞬さん、回答を!」
瞬「唐突に俺に全て転嫁するとは強かな女だ、二階堂綾・・・さて・・・」


凌――・・・あれ?さっき綾さん、丸投げは最悪のやり方とか言ってたよな?
まぁ、まだ死にたくないから言わないけど・・・綾さんの理不尽なとばっちりを受けたと言え、あの堅物で特撮はディープじゃなさそうな瞬さんに答えられるのか?
多分、一番最後にしたのもわざとみたいだし・・・


瞬「・・・『昆虫大戦争』。前に一度志真に無理矢理見せられた。名前に反して昆虫が全く出ない点は奇妙だが、人間の愚かさを描いたシナリオは良い。」
コンドウ「せ、正解!!まさか、そんなマイナー過ぎる映画が出て来るなんて・・・!」
恭平「昆虫大戦争?仮面ライダーカブトのレジェンドライダーガシャットか?」
優介「何言ってんだよ、恭介。昆虫で戦争でカブトって言ったらビーファイターカブトだろ?」
銀河「こっちはこっちで、別の論争が始まってるな?」
コンドウ「それは置いといて、無事回答も終わりましたんで次に・・・」
朱雀「待て・・・何故、『吸血鬼ゴケミドロ』が無い?」
コンドウ「なっ・・・!?ま、まさか、映画は全然知らんと思ってた朱雀さんの口から、そのカルト映画の名前が飛び出すなんて・・・!?」
銀河「・・・関口さんの受け売りか?」






コンドウ「さぁて、では次に40周年記念の作品を・・・」
穂野香「あれ?さっき50周年やったじゃない。40周年を後にやるの?」
コンドウ「・・・HAHAHA・・・FUHAHAHA!
FUHAHAHA!!
すり替えておいたのさ!!
誕生40周年を祝う男、スパイダーマッ!!」






「「「・・・」」」






コンドウ「おのれ・・・喫茶マーの為に、ワシは宇宙塩を味噌鰤だぞ!許せるっ!」






「「「・・・」」」






隼薙「・・・おい、あいつ無視していいから思い付く40周年作品の名前だけ言っとけ。俺は『宇宙からのメッセージ』。」
銀河「マチャアキ版西遊記。」
穂野香「コメットさん。」
凌「スター・ウォーズ(日本公開)。」
綾「ブルークリスマス。」
瞬「野生の証明。」
朱雀「未知との遭遇(日本公開)。」
恭介「北京原人の逆襲(日本公開)。」
優介「実写版火の鳥。」










コンドウ「・・・すんません、調子乗ってたのはホント謝りますんで、何でもいいんで返事を下さい・・・
このままだと俺、犬笛にむせび泣く男でしか無いんですよぉ・・・!」
朱雀「哀れだな。」
綾「哀れね。」
瞬「哀れとしか言いようが無い。」
異界バラン「哀れだと言う事は分かる。」
穂野香「・・・オシリふりふり壁登り~
ターザンみたいにビルわたる~
格好いいなスパイダーマッ!
憧れちゃうぜスパイダーマッ!
そこでオイラもブギ!オシリふりふりブギ!
唄って踊ってOh!ブギウギ!
スパイダーマッ!ブギ!
スパイダーマッ!ブギ!
ブギブギ!Oh!ブギウギ!」
アーク『なっ!こんなたわけた歌を歌って合わせる必要などございませんぞ、穂野香様!』
穂野香「だって、これくらいしとかないと何か可哀想だし・・・」
隼薙「超、許せるっ!!」
銀河「いや、そこ許すとこじゃないよな?」
優介「まーけたーからゲロッパうどんにチェーンジ!」
恭介「ホいつの間に!」
隼薙「いいからキノコ狩りでもやってろ!地獄からの使者もどきさんよ!」






コンドウ「・・・情け無用のこの扱い・・・
だが、許せる・・・っ!」
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好釦