Made in Maid







1時間後・・・



華、遥、紀子、穂野香、ジュリア、亜衣琉「「「『またのご来店をお待ちしています。いってらっしゃいませ、ご主人様!』」」」






弦義「やはり華も関わっていたか・・・だからこそ、完全な茶番にならずに済んだと言うわけか。」
憐太郎「途中で僕のお姉ちゃんが迷惑をかけて、すみません・・・」
志真「謝る事無いって、レン君。驚きはしたけど、食事会としたら上質なくらいだったしさ!」
瞬「結局、目的がよく見えない会だったな・・・招待主は何がしたかったんだ?」
隼薙「気にすんな!どうせ俺達に穂野香のメイド姿を見せたかっただけだって!」
アーク『・・・そう言えば、弦義殿が疑っていたあの料理店の料理人は、何者だったのだろうか・・・?』






コンドウ「と、言うわけで皆さん!お疲れ様でした!」
華「みんな、本当にいいメイドっぷりだったわよ!まかないとして私からは特濃4.5牛乳を、料理人からは五島うどんを用意したわ。カルシウム採りながら、打ち上げとしましょう!女は黙って、特濃4.5牛乳!」
ジュリア『やったー!とくのう、4.5ぎゅうにゅう!はなのメイド服はぎゅうにゅうパックの色だって、センセも言ってたもんね~。』
華「え、えっと・・・本当は違うんですけれど、ジュリア様・・・」
亜衣琉「飛び入り参加の私の分までありがとうね、華ちゃん♪」
紀子「・・・特濃4.5牛乳なら、ロールケーキも捨てがたいわね。」
穂野香「それ、もしかしなくても『日常』ネタ?ほんと、紀子は息をするようにアニメネタを言うんだから・・・あっ、私はうどん大好きよ!讃岐うどん、最高っ!」
紀子「じゃあ、私は稲庭うどんに一票かな。秋田は近くだから、よく食べてたのよ。」
遥「五島うどんか・・・初めて食べるけど、憐太郎君の反応を見てたら絶対おいしそうね。」



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樹「お、お待たせしました。五島うどん、です。」



遥「あっ、お疲れ様。樹君。」
紀子「『冥土の土産』の秘蔵料理人の、おでまし~!ね。」
ジュリア『いつきもメイドになってる!かわいい~!』
穂野香「やっぱり着て来たんだ、樹♪恥ずかしいかもしれないけど、もったいないって私は思ってたからな~。」
亜衣琉「あらあら、まぁまぁ・・・随分カッコかわいいメイドさんが厨房にいたのねぇ~♡」
華「樹君のリクエストで赤色にしてみたけど、中々着こなしてるわね・・・運び方も堂に入ってるし、料理人だけにしておくのが、もったいないわ。」
コンドウ「よっ!シェフ樹君!待ってました!五島うどん、おみまいするぞ~!」
華「それ、樹君の料理の腕が微妙って事になりません?まぁ、最近の大泉さんは上手らしいですけど。」
樹「あ、ありがとうございます。本当は鍋ごと持って来て、直接鍋から取って食べる『地獄炊き』が美味しいんですけど、メイド服だと食べにくいと思ってあえて、普通のうどんみたいにしてみました。」
紀子「樹のおじいさんの言う『花嫁修業』こと料理の成果発表の場と、自分が単純に見たかった私達のメイド姿の披露を、同時に叶えるなんて・・・やるわね。コンドウさん。」
ジュリア『いつきのりょうりって、すっごくおいしいもんね!おいしそ~う!』
穂野香「それでも、あの樹が本当は着なくてもいいメイド服を着て来たのは・・・コンドウさんの指示じゃなさそうねっ♪」






樹「それから、遥さん。どうぞ。」
遥「ありがとう、樹君。じゃあ、いただきます・・・」
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樹「・・・どう、ですか?」
遥「・・・うん!細麺なのにコシがあって、とっても美味しい!五島うどんそのものの美味しさもあるけど・・・それを全部引き出したのは、樹君の腕前ね・・・!こんなにおいしいうどんを食べさせてくれて、改めてありがとう。樹君。」
樹「こ、こちらこそありがとうございます。遥さん。ボクもそう言って貰えてとても、嬉しいです!」
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華「・・・自分が心から慕う者に、心から尽くす。それがメイドの本質。だから今の樹君は、メイド服を着ていなかったとしても、立派なメイドよ。いいものを見せて貰ったわ・・・
さぁて、私もみんなもしっかりカルシウムを採って、明日から頑張るわよ!」
穂野香、ジュリア、紀子、亜衣琉、遥、樹「「「『おー!』」」」










コンドウ「・・・えっと、この話はここで終わりですが・・・次のページにおまけがありますんで、このまま是非見て下さい!」
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好釦