史上最大のラジオ番組「ゴジラジオ」! in東京
志真「・・・と、言うわけで始まりました!今回のゴジラジオ!司会はお馴染み、『怪獣取材の専門家』ことワタクシ、志真哲平と!」
瞬「アシスタントの自衛隊空軍特別大佐の瞬庚。そして・・・」
遥「み、みんなの正統派ヒロイン、妃羽菜遥がお送りします・・・!」
志真「おいおい遥ちゃん、いい加減ここ慣れようぜ?ここからは上手くやれてるのにさ。」
瞬「お前がいつも変な肩書きを言わせているからだろう。俺も迷惑だ。」
志真「まぁまぁ、今日はみんなが待ってたゴジラの誕生日だし、もうちょっとハメ外す感じで行こうぜ?」
瞬「お前はいつでも羽目を外しているようなものではないのか?」
志真「なにを!俺だってTPOに合わせる事くらい出来るっての!」
遥「もう、志真さんも瞬さんも本番中なんですから喧嘩はそれくらいにしてください!・・・えっと、この番組はジャバンテレビと、J.G.R.C.沼津支部、ANGELの提供でお送りします。」
志真「さて、今日はゴジラ生誕特別企画としてこのコーナー一本で行きたいと思います!」
「叫べ!僕の私のG・O・D!」
遥「このコーナーは、皆さんから募集した悩みや最近起こった事など、とにかく聞いて欲しい事を私達が代弁し、ついでに一言雑感を言ったりしちゃう企画です。」
瞬「このグダグダコーナーで持たせる気か・・・」
志真「そう言うなよ瞬。今日はみんなで作るゴジラの誕生日だし、リスナーさんの気持ち最優先でいこうぜ!」
瞬「さっきから理由がワンパターンだぞ。そのまま押し通すつもりじゃないだろうな?」
遥「まぁまぁ、瞬さん。それでは、早速一枚目のお便りに行ってみましょう。
ペンネーム『電磁バカって呼ぶな!』さんから・・・
『最近、連れの女のわがままが酷くて困ってます。たまには外食に連れて行けだの、帰りが遅れたら連絡よこせだの、誕生日プレゼントは毎年くれだの・・・何千年の付き合いだと思ってんだあ!』」
志真「うーん、倦怠期の夫婦からの相談か?ここにお便りくれたって事は多分夫婦でゴジラファンなんだろうけど。」
遥「私は電磁バカさんには申し訳ありませんが、連れの女の人の方をフォローさせて貰います。小さい事かもしれませんけど、やっぱり女性はそう言う所が気になったり、嬉しかったりしますし。」
瞬「『電磁バカって呼ぶな!』さんだぞ、妃羽菜・・・しかし、悪いが俺もこのリスナーの方に問題があるように思える。今度ゲストで呼んでみるか?」
志真「うわっ、『瞬庚の二言物申す!』行きか・・・俺は電磁バカ・・・じゃなかった。電磁バカって呼ぶな!さんに同情するぜ・・・」
遥「・・・あっ!志真さん、瞬さん、このお便り見てください!」
志真「ん?どれどれ・・・って、こりゃもしかして!」
瞬「・・・これは間違いなく、このリスナーの言う『連れの女』からのものだな・・・読ませて貰うぞ。
ペンネーム『タイムイズマネーってなによ!』さんから・・・
『最近、連れの男の人がそっけなくて困っています。たまには外食に連れて行って欲しいし、帰りが遅れるなら連絡だって欲しいし、誕生日プレゼントも近年貰ってないし・・・これって、わがままなんでしょうか?』」
志真「間違いない、これは夫婦のすれ違いだ!」
遥「そしてそれなら思い出して下さい!お互い愛し合っていた、あの頃を・・・!」
志真「あの日、あの時、一緒に見たゴジラ映画だってあるはず!今日と言う日に、あの頃の愛と共に是非、夫婦水入らずで見直して下さい!」
瞬「・・・はぁ、付き合ってられん。」
瞬「気を取り直して、次にいくぞ。
ペンネーム『となりの関さん』さんから・・・
『なんかさー、退屈しのぎになるような事ない?』
・・・自分で探せ。以上だ。」
志真「いやいや、ちょっと投げやりすぎるだろ、その答え。」
瞬「こういう相手は何事にも面白半分に向き合っているものだ。そういった相手はあえて突き放す。それが効く。」
志真「いやいや、面白半分に行くのがこのコーナーだろ!お前のコーナーと一緒にすんな!想像してみろよ、瞬。こんな名前隠してるような大学に通ってそうな人がな、以外と天才発明家になったりするかもしれない。一方で国家を転覆させるマフィアのボスやテロリストにだってなるかもしれないんだ。俺達の一言はそれだけ重要なんだ、分かったか?」
遥「し、志真さんも中々想像力豊かですね・・・まるでお知り合いのような・・・」
瞬「お前のその返しも面白半分と言えるのか?」
志真「まあいいじゃんか。とりあえず、となりの関さんさんは授業中の全力の暇つぶしはやめて、世のため人のためにボランティア活動でも始めなさい!」
遥「で、では次のお便りです。
ペンネーム『コトダマスター』さんから・・・
『何年生きても生まれつきのヘタレ成分が抜けないのは、どうしてだろうな?』」
志真「それはですね、貴方がヘタレになるべくして生まれてきたからではないでしょうか。古代エジプトの王様にでも生まれていたら、そうならなかったかもしれません。自分の境遇を呪わず、ボロ雑巾のようにしぶとく生きていれば、僕らの勇者王にだってなれるかもしれません・・・って、なんでかしこまって言ったんだ?俺。」
瞬「畏まったにしては、全く容赦無い内容だったがな・・・ヘタレ、と言う事は自信と決断力、そして行動力が無い証拠だ。まず、先程述べた要素のどれか一つを克服してみろ。『言霊』使いと名乗るなら、お前の一言で全ての人間が動くような人間を目指せ。俺から言えるのはそれくらいだ。」
遥「あまり思い詰めずに、ゆっくり克服しましょう。そう・・・ちょっとした旅に出てみてはどうでしょうか。旅の出会いが、貴方を変えてくれるかもしれませんよ。」
志真「じゃあ、次のお便りは・・・っと。
ペンネーム『混世破壊神』さんから・・・
『最初出てきた時は凄くフィーチャーされて、かっこよく扱ってくれてたのに、段々いらない子扱いされて、いつに間にか最後辺り本当にいない扱いにされて・・・それにキレて弾けたら今度はネタキャラとして扱われて・・・もう神じゃなくてネタキャラにしかなれないこの俺・・・どう思う?』」
志真「・・・クラスの人気者だった中二病君が、すっかり飽きられて絶賛迷走中・・・って感じの内容か?」
瞬「中二病?なんだそれは。」
遥「えっとですね、簡単に説明しにくいものなのですが・・・中学生くらいの子が突然、バトル要素のあるアニメや漫画に出てきそうなキャラクターになりきったりする事・・・を現す若者言葉、でしょうか。」
瞬「つまり、ただの自己陶酔か。それなら早く現実を見ることだ。後から自分の汚点になるだけだぞ。」
志真「もしネットとかに自分の発言とか残ってたら、年取るたびにどんどん恥ずかしくなるぜ~?その前になるべく昔の台詞は消して、新しい自分になろう!」
遥「生まれ変わろうと思う貴方を、きっと誰も責めませんよ。ですから、私達と一緒にもう一度始めましょう?テラーさん。」
瞬「と言う事だ、分かったか。テラー。」
テラー『・・・へえっ!?バ、バレてる!?』
遥「次のお便りです。
ペンネーム『A,T,』さんから・・・
「突然ですが、ここでゴジラ誕生祭についてフューチャリングクイズ!
実は東京会場には現在発表されているゲスト以外にもう1人、穏やかじゃないシークレットゲスト的な人が来ます!さて、誰でしょうか?
ヒントは禁則事項なので言えませんが、ここにそのゲストが来ると文字が浮き出る未来性の紙を持って来てまーす!
『〇〇〇ト・〇〇〇ト・〇〇〇〇ド』
さんです!皆さんもこの番組が終わるまでに、考えといて下さーい!
それでは、未来の国からこんばんはでした♪』
志真「えっ、ロバート・スコット・フィールドさんだろ?あのM11でお馴染みの。」
遥「やっぱりそうですよね?キャストさんのブログの誕生祭物販の記事にそれらしき文があったので、もしかしたらと思ったのですが・・・」
瞬「ならばせめて『未来』の単語も出すべきではなかったな。秘密にこだわり過ぎて、墓穴を掘ったパターンだ。」
志真「と、言うわけで遠野なんとかさん、情報漏洩には気をつけて下さいね!」