‐Great‐ 2012年の思い出







は~い♪あたしは「G」の研究者にして「想造」の芸術家の、パレッタだよ☆
この小説を読んでくれる君達に、一つ注意!
今回ちょっと出て来る人が多いから、台詞に名前を付けさせて貰いま~す!
分かった人だけ、先に進んでね~。
じゃっ、楽しいパーティーの始まりだよっ!






志真「それでは、マヤ文明の破滅の預言が外れた事を祝って・・・」
一同「「『「かんぱ~い!!」』」」



2012年、大晦日。
奈良県某所の喫茶店にて、黄龍事件に関わった者達が集まり、祝杯を上げていた。
喫茶店はGnosisの国家権力を使って貸し切り状態にされており、関係者と従業員以外の人物は誰1人いない。
ここにいるのは「結晶」使いの志真・瞬・遥に、巫子の紀子・穂野香・樹・ジュリア、及び関係者の憐太郎・隼薙・亨平・弦義、更に験司・蛍・首藤・蓮浦・岸田・引田・角兄弟のGnosisに加え、ファンロン改めパレッタ。
そして・・・



チェリィ『かんぱいデス~!』
一同「「『「・・・えっ!?」」』」



「反影」と「夢現」の爾落人・チェリィを入れた、総勢21名の人物が一同に会していた。
ちなみに、この場にいる人物でチェリィを知っているのは彼女をここに連れて来たパレッタと、黄龍事件時に福江島で彼女に助けられた亨平のみであり、それ以外の人物は多種多様な反応をしていた。



憐太郎「あの、君・・・誰?」
チェリィ『はい!ワタシはチェリィ、ほこりたかきロマのいちぞくデス!』
志真「チェリー?さくらんぼ?」
紀子「ロマ・・・?」
チェリィ『ちがうデス!「チェリー」じゃなくて「チェリィ」デスよ!』
志真「あぁ、発音の問題?最後伸ばさないのか。」
憐太郎「パレッタさんが言ってたゲストって、この子の事なんだね・・・」
紀子「見るからに外国人だけど、何処の子なんだろ?」
瞬「ロマ・・・インド周辺を拠点に古くから存在する移動民族の事か。」
蓮浦「今は特に呼ばれませんが、『ジプシー』と言う呼び方もあります。」
遥「民族衣装も着ていますしね。あの布、すごく良さそうな素材だなぁ・・・」
験司「ってかあいつ、猫耳付けてんぞ。民族衣装と不釣り合いじゃねぇか。」
蓮浦「アイドルがファッションで猫耳型の装飾を付けるようなものです。問題ありません。」
験司「えっ?おい蓮浦、そう言う問題か?」
瞬「世界も広いな・・・」
遥「初めまして、こんにちは。」
チェリィ『こんにちはデス!あっ、へんみサンもいるデス!おげんきデスか?』
亨平「おお、君か。久しぶりだな。あの時は本当に助かった。」
樹「父さんが前に言ってた、助けて貰った人ってこの子の事なんだ。」
ジュリア『わたしとおない年だ~!なかよくしようね!』
チェリィ『はい!』
弦義「しかし、見掛けに反して感じるこのただならない気配は何だ・・・?」
亨平「確かにそれは正しい。彼女は異端極まりない能力を持っていたし、出生も複雑なのだろう。しかし、それ以外は普通の子供だ。白眼視しないでやってくれ。」
弦義「あいにく、そこまで偏狭な人間ではありませんので。安心して下さい。」
樹「むしろボクの方が、複雑かもしれませんし。」
隼薙「見た目は女の子なのに、心は男か・・・あべこべだよな。」
穂野香「でも、樹は立派な男の子だからね!お兄ちゃん!そういえばあの子、ポニーテールにシュシュしてるわね。」
隼薙「それにカチューシャって・・・AKBの曲かよ。」
穂野香「だったら、ギンガムチェックとかも似合いそう!」
ジュリア『そのかみのむすび方、かわいい!わたしもしてみたいな~!』
チェリィ『ジュリアの「勾玉」がついたかんざしも、かわいいデス!』
角歩「・・・あずにゃん。」
岸田「絶対言うと思ったけど、抱き付くんは絶対アカンで?」
角歩「むしろこげにゃんか・・・ギター弾けたりするのかな?」
首藤「知らねぇよ。ってか、こげにゃんって何だよ。」
角歩「スキンシップが無理なら・・・」
引田「犯罪沙汰になるような事は駄目よ?」
角丈「愛って何だ!それはためらわない事さ!よろしく勇気だ、歩!」
蛍「ちょっと、丈!変な事入れ知恵しないで!」
角丈「いえ、俺は宇宙刑事ギャバンの教えを言っただけで・・・」
岸田「それでもタイミングがまず過ぎるやろ!何考えてんねん!」
引田「貴方も落ち着きなさい、岸田さん。もう最初から関西弁よ?」
首藤「しっかし、まさか歩がガチのアニメオタクだったとはなぁ・・・」



パレッタ『予想通りみんなびっくりしてたけど、チェリィが馴染めて良かった♪さぁて、宴はここからだよ☆』
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好釦