その衣装、とりかえっこプリーズ!-Part2-







「アンバーも大変だね~?でも、アタシはずっと応援してるからね☆」



「ゴメンゴメン!まぁまぁとにかく、私の部屋にいらっしゃーい!」






フウナ「ほのかっちの服、カジュアルで可愛くて動きやすくて超イケてるじゃない☆さっすがー、アイドル好きは話がわかるっ!」
穂野香「フウナのコーデ、アイドルのステージ衣装みたいですっごくいいじゃない!ねぇ、それ何処で買ったの?」
フウナ「この服?近所のフツーの服屋で買ったやつだよ?」
穂野香「えっ、そうなの?お嬢様って聞いたから、どっかのブランドの店で買ったんだと思ってた・・・」
フウナ「まぁ、厳密にはトーカンが勧めてくれたんだけどねー?でも、これって値段だけでコーデの良し悪しは決まらないって事だよね!やっぱ、素材の良さを生かさないと☆」
穂野香「うんうん!そう言う考え、私も大好きっ!でも、素材の良さって言ったらフウナはほんとやばいわよねぇ・・・わがままボディの委員長ギャルって、最強過ぎでしょ!」
フウナ「そんな事言ったら、ほのかっちもトーカンと同じくらい背高くてサラサラの黒髪ロングがイカしてて全身超キレイで、何よりそのおみ足が超うらやま☆十分スゴいマテリアルガールだって、アタシ思うなー!」
穂野香「お、お兄ちゃんからも言われた事無いくらいのベタ褒めの応酬・・・でも不思議と、嫌味な感じが全く無い・・・」
フウナ「だって、アタシがほのかっちを見て思った事を正直に言っただけだし、ほのかっちはドルオタで美脚が一番の武器になるって思ったからスラスラボディになるように頑張って、アタシはあんまり身長高くないからせめてわがままボディになるように頑張った、その結果が出たって事だよね?ベクトルが違うだけで、アタシもほのかっちもなりたい女(ヒト)になれてるんだよ!『隣の芝は青く見える』、ってやつ?」
穂野香「フウナ・・・!うん、うん!私、何だか感動したしすっごい自信が付いた!またまたありがとっ!」
フウナ「イイって事よ☆」
穂野香「そうよね、1人1人違う種を持ってるんだからその花を咲かせる事に一生懸命になればいい、って昔言ってたしね!ナンバーワンよりオンリーワンよ!」
フウナ「『競うな、持ち味をイカせッッッ』、って地上最強の生物も言ってたしねー?でもでも、ヒロっちの花嫁になる事については誰にも譲らないよ!」
穂野香「そう言う競争なら、私はいいと思う!恋心は誰にも止められないし、抑えても駄目!ドロドロになっても駄目だけど、本当にいい恋の競争は勝っても負けても、女を強くしてくれるの・・・だから私も、フウナが勝つって信じてるわ!」
フウナ「だよねだよね☆アタシしか勝たん!!・・・なんちゃって♪でも心のファンファーレほんとありがとね、ほのかっち。これで、アタシとほのかっちはズッ友だよ☆よーし!じゃあ今から、ヒロっちをイチコロにする攻めコーデを一緒に探しに行くゾー!」
穂野香「お~っ!!」

[そうさ僕らは、世界に一つだけの花。]
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好釦