始めに
・ゴジラ人間体
黒いショートカットに、ラフなTシャツを着た青年。
外見年齢は17歳程。
しかし学力がまだ伴っていない為、難しい漢字や二文字続きの言葉、固有名詞は必ず平仮名になる特徴がある。
精神年齢も少々低めで、チャイルドとは友達親子のような関係。
常にのんびりとしており、あまり自分のペースを崩す事が無い。
だが平和を乱す悪、特にチャイルドに危害を加える存在に対しては怒りを露わにする。
また、自分が人間にとって迷惑が掛かる所があるのも分かっているので、基本的に鍵島からは出ない。
攻撃時は徒手空拳で闘い、両手の拳を合わせて熱線を放つ事も出来る。
同じ怪獣仲間のバランとはいつも気が合わずに喧嘩に発展しそうになっているが、ここぞの時は思いがシンクロする好敵手(ライバル)な関係。
モスラとはいい話相手であり、多彩な能力と人間界の知識を持つ彼女の事は凄いと思っている。
チャイルドに対しては、偉大な父親像を気取って寡黙なふりをする事もあるが、目に入れても痛くないくらいに思っている事はチャイルドにバレている。
パートナーの志真とは、強い「勇気」と切れない友情で繋がっている。
・バラン人間体
赤茶色のポニーテールを隠す程に大きい三度笠と、旅人風の格好をした男。
外見年齢は23程。
長い時間を生きていたからか、古臭い・堅苦しい喋り方をする。
固有名詞がカタカナ、やけに難しい漢字や言葉が会話に目立つのも、その影響。
本人曰わく「冷淡(クール)」な性格であり、口数は少ない。
が、ゴジラとの喧嘩の時や自分の故郷を語る時、意見を出す時や内心嬉しい時は自然と口数が多くなる。
人間に対してはまだ許していない部分があり、日本アルプスから出る事は全く無いが、一方で彼に助けられた遭難者も多いと言う。
戦闘時は念動力を応用した風の技を使い、その指一つで風を自在に操る。
ゴジラとはかつて彼の事を憎んでいた事もあってか、性格の不向きもあって喧嘩になりがち。
しかし、いざと言う時にはなんだかんだ言って意見の合う仲。
モスラともテンションの違いから苦手意識があるが、ゴジラと同じく自分を救ってくれた恩があるので、彼女の暇つぶしに付き合っている。
チャイルドにとって彼は、「おじさん」的ポジション。
パートナーの瞬とは、互いに「知識」を深め合った者同士と、運命の関係で繋がっている。
・モスラ人間体
濃い黄色の髪にハイビスカスが描かれたオレンジ色の着衣を、羽衣で止めた女性。
外見年齢は19歳程。
まるで王女のような物腰とは裏腹に、お転婆でかつ積極的な性格。
母より託された、インファント島の守護神の宿命を受け入れてはいるが、退屈からよく島を抜け出してはお目付役の小美人に叱られている。
人間界に関しては並々ならぬ興味があり、よくゴジラとバランを呼び出しては知識を披露しており、これは勿論暇つぶしが主な目的。
母親願望が強く、ゴジラとチャイルドの親子を羨ましく思っている。
戦闘時は両手に小型の弓を召還して攻撃し、状況に応じて形態変化も駆使可能。
ゴジラ、バランは自分の話を聞いてくれる貴重な仲間にして、この世界を守る為に共に戦う大切な存在。
だが、ゴジラに対しては勘違いから闘ってしまった事もあり、少しの罪悪感を秘めてはいる。
チャイルドにとっては、彼女は「お姉さん」的ポジション。
パートナーの遥とは溢れる「愛」を持つ仲だけで無く、いち早く意志疎通を行っていた都合もあって、女友達の関係も兼ねている。
・チャイルド人間体
左右に分かれた黒髪にフードが付いた服、そしてゴジラに似た雰囲気を持つ少年。
外見年齢は7歳程。
子供らしい天真爛漫な性格であり、厳密には父親では無いゴジラの事も父と慕っている。
ゴジラの影響か、チャイルドの会話にもゴジラと同じ法則が見られる。
いつも島に来るバラゴンとは親友で、彼の1日は兼ねバラゴンとの遊びと強くなる為の特訓に費やされている。
清く澄んだ子供ならではの純粋な感性を持っており、話しただけで相手の心情の大体は理解出来るが、子供の理解出来ない範囲の心情は当然理解不能。
早くゴジラのように強くなりたいと特訓を重ねており、その成果は着々と出つつある。
いつもは戦闘には非参加だが、一応年齢からは考えられない位の運動神経はあり、ゴジラと同じ要領で熱線も出せる。
ゴジラ達の他、ゴジラと並んで慕う存在に志真がおり、彼はチャイルドにとっての「兄」。
遥は母性を感じる友達、瞬は少々取っ付きずらい親戚。
しかし、その誰もがずっと一緒にいて欲しい、かけがえの無いチャイルドの大切な存在である。
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