始めに




バラン
(VARAN)



身長80m
体重18500t
尾長94m
棘の長さ8~11m



東京湾より出現した、シリーズ最初の敵怪獣。
中世代の恐竜・バラノポーダの生き残りが、突然変異で怪獣化した。
かつて存在した東北の奥地の村で「婆羅陀巍山神(バラダギサンジン)」の異名で崇められており、1958年に東京へ向かった所を当時の自衛隊によって駆逐され、東京湾に没した。
だが、それから50年の間密かに海底で息長らえており、ちょうど半世紀が過ぎた2008年、海底調査艇の照明の影響で復活。
果たせなかった東京壊滅の為に行動する。
強い柔軟・弾力性を持つ皮膚は打撃による衝撃を半分にまで軽減し、陸だけでなく両生類の特徴で海を、両脇の皮膜を広げて念動力を駆使し、空をも行ける。
更に大地の力を取り込み進化する性質を持ち、身体の巨大化や念動力等の不可思議な能力はこれによるものとされる。
腹にはかつて自衛隊から受けた特殊火薬の爆発跡があり、これは月日を経てもなお消える事の無い、バランの憎しみの跡である。



主要技
・真空圧弾
周囲の空気を一気に吸い込み、口内で円形に凝縮して打ち出す技。
打ち出された真空の弾丸は秒速300キロで回転し、当たった物を粉々に粉砕する。
・針千本
背中の棘を一斉に発射し、念動力で動かし相手に直撃させる技。
・尾縛
長い尾で相手の全身を縛り、自由と体力を奪う技。
・岩流
力を込めて地面を叩き付け、地中の岩石や砂石を念動力で柱状に固めた物を複数、相手に向かって縦一列に突き出させる技。
・皮膜壁
柔軟性のある両脇の皮膜を広げ、相手の攻撃を防御する技。
・念動波
念動力で辺りの空気の流れをコントロールし、強風にして相手に浴びせる技。
・満月輪
自身を円陣とし、エネルギーの塊である光の輪を自身の周囲に出現させ、相手に当てる技。
炸裂すると強烈な光が瞬く為、目眩ましにもなる。



ブリザードバラン
(BLIZZARD VARAN)



身長155m
体重96000t
尾長188m



富士の裾野で倒れたバランがその体に落雷のエネルギーを吸収し、身体の性質をも変異させた「婆羅陀巍絶凍神」。
性質変化の影響を受けた白い体からは冷気が溢れており、常に氷点下250度を下回る体温を持つその身体は歩くだけで周囲の物を氷砕する。
真・ゴジラ同様、こちらも非常に危険な状態。



主要技
・極冷圧弾
真空圧弾に自身の冷気を絡め、絶対零度の弾丸を発する技。
・猛念吹雪
念動波を超える強風に、自身の冷気を加えた技。
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