ゴジラ8‐大神獣メギラ降臨‐
「・・・それで、ノアは何処へ行ったんだ!?」
『それが、光と共に一瞬で何処かへ消えてしまいまして・・・ごめんなさい、分かりません。』
「そっかぁ・・・徘徊系ポケモンみたいな奴だな?こりゃ偶然出会すのを待つしかないか・・・情報ありがとう、遥ちゃん。」
『いえ、こちらも突然お電話してすみませんでした。志真さんも気を付けて下さいね。』
「分かってるって。もしノアがまた会いに来たら、連絡してくれよ。じゃっ。」
大阪府・梅田の大阪駅内には、ノアの件とはまた別の取材の為に訪れた志真の姿があった。
遥からの電話を切り、志真は携帯電話でノアに関する事をネットで検索する。
「・・・うーん、俺も最近話題のスマートフォン、ってやつに切り替えてみるか?なんか指でタッチしたり引っ張ったりして自在に操作出来るみたいだし、PC向けのサイトにもアクセス出来るらしいし・・・」
ーーとりあえず、昨日調べた限りだと・・・
①石碑は日本だけでなく、世界中にも現れ始めている。
②石碑が現れた場所は、かつて怪獣が現れた所に近い場所ばかり。
③石碑に描かれた絵はどれも異なっていて、どれも恐らく太古の戦争か何かの出来事を示している。
①は昨日かつてレグチュアが現れたフィリピンのミンドロ島、今日マチュピチュで石碑が見付かったって情報が来た。
パソコン使って調べれば、もっと出て来るかもな・・・
②はオーストラリアだけじゃなく、浜さんから小笠原諸島の西之島に、二戸部さんから桜島にも石碑が現れた、って情報があったから間違いない。
西之島はゴジラが倒した事のあるラゴネーク、桜島は言わずもがなラドンが現れた場所だ。加えてレグチュアが現れたフィリピンの島・・・関連性や理由はよく分からないけど、これはきっと偶然じゃない。
③はミンドロ島の石碑には無数のティラノサウルスみたいな怪獣の絵、西乃島と桜島にはオレンジ色の光が漏れ出した街と海、そしてマチュピチュの石碑にはゴジラみたいな怪獣の絵が描いてあった・・・
戦争、と言うよりは人間とティラノサウルスみたいな怪獣達との戦いがあって、メカゴジラがそれを収めた感じか?
でもじゃあオレンジ色の光と、マチュピチュの石碑にいたゴジラみたいな怪獣は何なんだ?
まさか・・・太古の昔にもゴジラがいたのか?
志真が脳内で考察をしていた、その時。
背後の巨大なテレビ画面、通称「ビッグマン」に緊急ニュースが流れた。
『緊急ニュースです!大阪府堺市に、怪獣が出現しました!』
ディガアアアアアアオン・・・
その頃、鍵島の砂浜にゴジラの姿があった。
既に足を海に漬からせ、島を出ようとしている。
ギュウウウン・・・
不安気にゴジラを見送るチャイルドに、ゴジラは振り向き様にガッツポーズに近い手振りを見せ、チャイルドの不安を取り払ったゴジラは海中へ潜り、何処かへと向かって行った。