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誘われて揺蕩う恋に惑う君

 いつもより劣等感がひどい昼 僕の生活を崩す天使

「ただいま」をいくら聞いても満足はできない鎖につなぐまでは

 下心は君の肉塊に触るため穢れた僕を受け入れてくれ

 屍のような生活だったから笑顔を致死量いただきました

 かわいそうな僕のためだよその愛は絶対あげない汚ねえ触るな

「……好きな人」その一言が僕の脳みそを破壊していく、さらさら

 手際よく料理洗濯こなしてく後ろ姿に過去の男が

 卒アルの君の写真と目があって 今の君が喘ぐ寝室

 薄暗く埃臭い部屋の中で醜く育った執着心

 この恋に延命とかがあるならばすぐに措置して苦しくていい

 居酒屋で知らない男に肩を抱かれている君を奪って逃げる

 恥じらって「優しくして」とほざかれてそれで勃ってる僕を殺して

 誘われて揺蕩う恋に惑う君 なびく心に口付けをする

 使い捨ての愛など得てどうしたい意味のない愛撫で身をよじる

 リビングで僕の亡骸を拾い上げカゴに集めて手洗いしてる

 爽やかな中に甘さのある香りを纏うと君は夜空に消え

 モニターの嘲る言葉を蹴散らして進む間違いでも受け止めて

 夕暮れに手を引かれて歩く道は昔と変わらず嫌な気持ちだ

 似合わない顎髭に触れている指 思ったよりも男の指だ

 明日には忘れてくれると思ってた執着を少し甘く見ていた
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