呪術廻戦
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※なんか色々注意
それから宿儺が特級呪霊を嬲り遊ぶ時間が続いた。呪霊も負けじと攻撃しているけど、宿儺にはかすり傷ひとつ付いていない。
宿儺は呪術とは何たるかを教えてやる、と呟きちらりと私に視線を寄越した。
「そこから動くなよ...領域展開」
その瞬間リン...と鈴の音が響き、ズシリとした空気と心臓を握られている緊張感に襲われた。
言われたことも相まって全身がゾワリと栗立つ。
「伏魔御厨子」
"死"がすぐ傍まで近寄ってきている。
波模様を1つでも立てることが躊躇される雰囲気の中、特級呪霊は鏡張りのような水面に浮いていた。
私がいるのは宿儺の後ろで、鮮やかな朱色の神社?祠?の中に居るようだ。ついでに巨大な動物の頭蓋骨に囲まれている。
試しに骨に触ってみるとちゃんと硬い。それと同時にズキンと頭痛が走り、思わず顔を顰めた。何だこれ。
「やはり弱いな」
特級呪霊は心底驚いた顔のまま5枚におろされて絶命しているではないか。ちょっと目を離した隙に何が起こったのかさっぱり分からない。
私達にとって脅威だったあの呪霊が、いとも容易く処理されている。
宿儺と同じ特級なのにレベルがまるで違った。特級て括りじゃ宿儺は括りきれてないじゃないか。
呆然と座り込む私へ宿儺がパシャパシャと水音を立てながら近付いてきた。
底が知れない強さを持つ彼が恐ろしい。足がガタガタ震える。私は本当に前世でお嫁さんをしていたのだろうか。もしかしたら嫁とかいう大層な立ち位置とかじゃなくて、ペットなのでは... ...有り得る。
「お前、本当に俺のことが分からんのか」
宿儺は腰を下ろしてずいっと顔を近づけてきた。
嫁時代の記憶か?それなら前と変わらず1ミリたりとも思い出したりはしていない。
虎杖くんの顔でもあるのに印象が違うことも恐怖を感じる1つか、と頭は普通にフル回転している。
「わ、わかんない...です」
「...」
特に何をされる訳でもなくて、無言のまま彼は立ち上がった。
「おい小僧終わったぞ!不愉快だ!代わるのならさっさと代われ!」
あぁ、宿儺は交代しようとしているのか。虎杖くん早くカモン!と思ったもののいつまで経っても彼は出てこなかった。
これはマズイのでは?とんでもない不敵な笑みを浮かべた宿儺がこっちを向いたではないか。
「ケヒッ丁度良い」
また目の前にしゃがみ、顔を下から掴まれる。鋭い爪が輪郭をなぞってきてゾクゾクした。
元から逃げる気力なんて無かったが、その恐ろしい眼でさらに削がれたと思う。
「思い出させてやる」
上から顔が近づいてきた...!
これは少女漫画でありそうな展開!?いやこの設定(転生した嫁と1000年ぶりに目覚めた夫)が有り得なかった。特殊すぎだろ。
でも顔は近い、近すぎる!
反射的にぎゅっと目を閉じた。
...ガリッ
「ひっ!!?!?」
襲ってきたのはキスじゃなくて、首に走る鈍い痛み。
喉から引き攣った声が出る。
肉を抉られる勢いで首を噛まれた。食いちぎられそう。
「い、痛゙!?!」
制服の襟がグイッと下げられた。同じところをガジガジ齧られて舐められての繰り返し。
「ちょ!離してっ、痛いってば!」
肩を押してもビクともしない。それどころか上手いこと後ろに倒されて馬乗りされた。
首の皮がギリギリとちぎられそうで痛い。その上膝で脚の間をグリグリしてくる。涙がじわりと浮いた。
肩をどれだけ強く押しても胸を叩いても変わらない。宿儺の膝の感触や首元で聞こえる呼吸音と水音が気持ち悪くてたまらなかった。
「何!?何してんの!?ゔぁっ!」
「少し黙っていろ」
再びガリッと歯の鋭い所で噛まれて、宿儺が顔を上げた。私の顔を反対に向けさせて、反対側の首が曝け出される。咄嗟に両手で覆うと、面倒くさそうにため息をつかれて簡単に頭の上で拘束された。
制服の首元のボタンが乱暴に引きちぎられる。
「まってまって!ギブっ、あぁ゙!」
抵抗虚しく、また同じように噛まれて吸われて押し付けられての繰り返し。
やっぱり痛すぎるしヘンな感じがして涙が出てくる。
「まだ思い出さんのか」
「何もないよ...ぐすっ」
「チッ」
一瞬眉を歪ませて、宿儺は私を解放した。記憶が戻らないから諦めたのかな、私も思い出す気配は全くない。
そもそも私は虎杖くんのサポートをしに来たのに、これじゃあんまりだ。ただ痛みに翻弄されて恥辱を受けただけじゃないか。
...ていうか宿儺はお嫁さんにいつもこんな事してたってこと?不埒な思考が横切るが、頭を降って考えないようにする。
宿儺が起き上がる前に何とか胸ぐらを掴んで、精一杯睨みつけた。
「...虎杖くんを返して」
「それは無理な話だ」
「...どうして」
「契りも交わさず俺を使ったツケだろうな」
そう言って、掴んでいた存在はフッと消えた。また瞬間移動...。
宙に浮いた腕は重力に従って下に落ちた。
さっきの行為が何だったのか考えたくないのに、鮮明に思い出す。嫌だ、早く忘れよう。
「...跡ついてるよね流石に...はは」
それから宿儺が特級呪霊を嬲り遊ぶ時間が続いた。呪霊も負けじと攻撃しているけど、宿儺にはかすり傷ひとつ付いていない。
宿儺は呪術とは何たるかを教えてやる、と呟きちらりと私に視線を寄越した。
「そこから動くなよ...領域展開」
その瞬間リン...と鈴の音が響き、ズシリとした空気と心臓を握られている緊張感に襲われた。
言われたことも相まって全身がゾワリと栗立つ。
「伏魔御厨子」
"死"がすぐ傍まで近寄ってきている。
波模様を1つでも立てることが躊躇される雰囲気の中、特級呪霊は鏡張りのような水面に浮いていた。
私がいるのは宿儺の後ろで、鮮やかな朱色の神社?祠?の中に居るようだ。ついでに巨大な動物の頭蓋骨に囲まれている。
試しに骨に触ってみるとちゃんと硬い。それと同時にズキンと頭痛が走り、思わず顔を顰めた。何だこれ。
「やはり弱いな」
特級呪霊は心底驚いた顔のまま5枚におろされて絶命しているではないか。ちょっと目を離した隙に何が起こったのかさっぱり分からない。
私達にとって脅威だったあの呪霊が、いとも容易く処理されている。
宿儺と同じ特級なのにレベルがまるで違った。特級て括りじゃ宿儺は括りきれてないじゃないか。
呆然と座り込む私へ宿儺がパシャパシャと水音を立てながら近付いてきた。
底が知れない強さを持つ彼が恐ろしい。足がガタガタ震える。私は本当に前世でお嫁さんをしていたのだろうか。もしかしたら嫁とかいう大層な立ち位置とかじゃなくて、ペットなのでは... ...有り得る。
「お前、本当に俺のことが分からんのか」
宿儺は腰を下ろしてずいっと顔を近づけてきた。
嫁時代の記憶か?それなら前と変わらず1ミリたりとも思い出したりはしていない。
虎杖くんの顔でもあるのに印象が違うことも恐怖を感じる1つか、と頭は普通にフル回転している。
「わ、わかんない...です」
「...」
特に何をされる訳でもなくて、無言のまま彼は立ち上がった。
「おい小僧終わったぞ!不愉快だ!代わるのならさっさと代われ!」
あぁ、宿儺は交代しようとしているのか。虎杖くん早くカモン!と思ったもののいつまで経っても彼は出てこなかった。
これはマズイのでは?とんでもない不敵な笑みを浮かべた宿儺がこっちを向いたではないか。
「ケヒッ丁度良い」
また目の前にしゃがみ、顔を下から掴まれる。鋭い爪が輪郭をなぞってきてゾクゾクした。
元から逃げる気力なんて無かったが、その恐ろしい眼でさらに削がれたと思う。
「思い出させてやる」
上から顔が近づいてきた...!
これは少女漫画でありそうな展開!?いやこの設定(転生した嫁と1000年ぶりに目覚めた夫)が有り得なかった。特殊すぎだろ。
でも顔は近い、近すぎる!
反射的にぎゅっと目を閉じた。
...ガリッ
「ひっ!!?!?」
襲ってきたのはキスじゃなくて、首に走る鈍い痛み。
喉から引き攣った声が出る。
肉を抉られる勢いで首を噛まれた。食いちぎられそう。
「い、痛゙!?!」
制服の襟がグイッと下げられた。同じところをガジガジ齧られて舐められての繰り返し。
「ちょ!離してっ、痛いってば!」
肩を押してもビクともしない。それどころか上手いこと後ろに倒されて馬乗りされた。
首の皮がギリギリとちぎられそうで痛い。その上膝で脚の間をグリグリしてくる。涙がじわりと浮いた。
肩をどれだけ強く押しても胸を叩いても変わらない。宿儺の膝の感触や首元で聞こえる呼吸音と水音が気持ち悪くてたまらなかった。
「何!?何してんの!?ゔぁっ!」
「少し黙っていろ」
再びガリッと歯の鋭い所で噛まれて、宿儺が顔を上げた。私の顔を反対に向けさせて、反対側の首が曝け出される。咄嗟に両手で覆うと、面倒くさそうにため息をつかれて簡単に頭の上で拘束された。
制服の首元のボタンが乱暴に引きちぎられる。
「まってまって!ギブっ、あぁ゙!」
抵抗虚しく、また同じように噛まれて吸われて押し付けられての繰り返し。
やっぱり痛すぎるしヘンな感じがして涙が出てくる。
「まだ思い出さんのか」
「何もないよ...ぐすっ」
「チッ」
一瞬眉を歪ませて、宿儺は私を解放した。記憶が戻らないから諦めたのかな、私も思い出す気配は全くない。
そもそも私は虎杖くんのサポートをしに来たのに、これじゃあんまりだ。ただ痛みに翻弄されて恥辱を受けただけじゃないか。
...ていうか宿儺はお嫁さんにいつもこんな事してたってこと?不埒な思考が横切るが、頭を降って考えないようにする。
宿儺が起き上がる前に何とか胸ぐらを掴んで、精一杯睨みつけた。
「...虎杖くんを返して」
「それは無理な話だ」
「...どうして」
「契りも交わさず俺を使ったツケだろうな」
そう言って、掴んでいた存在はフッと消えた。また瞬間移動...。
宙に浮いた腕は重力に従って下に落ちた。
さっきの行為が何だったのか考えたくないのに、鮮明に思い出す。嫌だ、早く忘れよう。
「...跡ついてるよね流石に...はは」